カテゴリー「買い物・激安品」の147件の記事

2024年9月15日 (日)

AliExpressでいろいろと買ってみた

AliExpress
言うまでもなく、中国のアリババが運営している中国国外向けの通販サイトである。

以前から存在は知っていてユーザ登録はしていたが、日本の通販サイトと比べ格段に安いものの品質面やセキュリティ面で躊躇してしまい、実際に利用したことはなかった。
今年の6月になって、以前から買い替えようと思っていた大型デスクマットを探していた時に、ネットでたまたま AliExpress で安価なものを見つけてついに手を出してしまった。
結果、値段から考えて許容範囲内の品質であったし、配送その他の面でも特に問題を感じることはなかった。
その後も、USBの急速充電規格に興味を持ったこともあり、ガジェットを中心に立て続けに10品ほどを購入したので、本記事にまとめてみる。

私の AliExpressでの購入スタイルは、スマホアプリのホーム画面の中ほどにある「コイン」をタップして表示される以下の画面で、割引率(「さらにxx%オフ」の表示)の高いものを探して購入している。

Aliexpress_coin


ただし、その割引率が適用されるためには、その金額のコインを予め貯めておかなければならない。
コインを貯めるには、この画面の上部の「コインをかせぐ」のボタン(上の写真では「もっとコインを稼ぐ」という部分)を毎日タップすることで、70コインずつ貯めることができる。それ以外にゲームを行って貯める方法もあるが私はやったことはない。
なお、この画面で「さらにxx%オフ」と表示されていたとしても、必ずしもその割引率が適用されるとは限らないので、この画面で商品をタップ==>「今すぐ購入」をタップして表示される注文確認画面で、送料込みの最終金額を確認することは必須である。
なお、AliExpressで支払いにクレジットカードを使って不正使用されたといった話は聞いたことがないが、私は念のため Paypalで支払っている。

以下が、最近(2024年)の3ヶ月間で私が AliExpressで購入したものの一覧である。
Essager, FNIRSI, Toockiは、AliExpressではよく見かける中国メーカー名である。

No 品名 ショップ
USB 電力計(ワットメーター)
1 十字型 USB 電流/電圧/電力計 SJAMING Store
2 Essager USB C 電力計 USB2,0  240W ESSAGER Direct Sales Store
3 USB C 電流/電圧/電力計 40Gbps 240W Bkiyougo Flagship Store
USBマルチメーター
4 FNIRSI FNB38 USBマルチメーター FNIRSI Official Store
USB急速充電器
5 Essager 67W USB充電器 ESSAGER Direct Sales Store
USBケーブル
6 Toocki 100w USB Cケーブル 2m Toocki Direct Choice Store
7 Toocki 100w USB Cケーブル 3m Toocki Direct Choice Store
マウス
8 マウス(黒) READ Digital Store
9 マウス(白) Shop1103836226 Store
USB変換アダプタ
10 Essager USB変換アダプタ 3個組(メス=>オス)
USB C=>A, A=>C, micro=>C
ESSAGER Direct Sales Store
11 Rocoren USB変換アダプタ Cメス=>Aオス Rocoren Global Store
12 USB3.0 直角アダプター DarFong 3C Store
その他のガジェット
13 デスクマット 700x300cm Yobe Good Goods Store
14 ケーブルプロテクタ(どうぶつ) 3個組 Shop1103836521 Store
15 ノートPC 防塵プラグセット LMDAOO Good Store
16 スマホスタンド(白) AE Electronic Mall Store

 
以下に各商品の AliExpressでの表示画像や実物の写真、私のコメントを記載する。

No1 十字型 USB 電流/電圧/電力計

USB Type A,Cの両方で電流/電圧/電力を計測することができる機器である。その他、オシロスコープなどのようにグラフで表示する機能もある。欠点としては、操作がボタン1つしかなくマニュアルもないので、使い方がよくわからないということ。
Amazonでも恐らく同じ仕様のものが「電圧電流チェッカー」などの名前で販売されている。この商品の説明では「さまざまな急速充電プロトコルの検出」といった文言もあるが、どうも嘘っぽい。

AliExpressでの商品画像
016_usb_meter

ノートPCへの供給電力を測定(No5のUSBチャージャーとNo6のケーブルを使用)
Plus_meter_001


No2 Essager USB C 電力計 USB2,0 240W

USB-C 端子を通過する電力を測定する機器。
Amazon でも売られている ⇒ 「USB-C to USB-C 送電デジタル表示タイプc変換アダプタ

AliExpressでの商品画像
008_essager_usbc_meter
ノートPCへの供給電力を測定
Essager_001

No3 USB C 電流/電圧/電力計 40Gbps 240W

USB-C 端子を通過する電流、電圧、電力を測定する機器である。(3つの値を順に繰り返し表示する)

Amazon でも売られている ⇒ 「MUXER USB Type C 変換アダプタ

AliExpressでの商品画像
017_digital_meter

ノートPCへの供給電流(上)、電力(下)を表示
Avw_meter_002
Avw_meter_001


No4 FNIRSI FNB38 USBマルチメーター

USBの電流/電圧/電力測定、急速充電のプロトコル検出、ケーブルのPD規格のEマーカー検出、PDトリガー機能など、非常に多機能な製品。FNIRSI社の中では最も安価な機種であるが、趣味用途としては十分である。

Amazon でも売られている ⇒ 「FNB38 電流と電圧計 USB テスター
同様の機器としては、「WINGONEER TC66」「AVHzY C3」などが有名である。

AliExpressでの商品画像
009_usb_tester

大きな発泡スチロールの中に缶ケースに入れられて配送されてきた
Fnb38_001

ノートPCへの供給電力を測定
Fnb38_005

No5のUSBチャージャーの急速充電プロトコル検出 ==> PD 67Wまでサポートしていることがわかる
Fnb38_002

古いUSBチャージャー(Type-Aポート)の急速充電プロトコル検出 ==> 当然PDは対応せず
Fnb38_004

No6のUSBケーブルのEマーカー検出 ==> Eマーカーは搭載されているが最低限の情報のみ
なお、Eマーカーは搭載されていないケーブルでは緑部は何も表示されない
Fnb38_003

No5 Essager 67W USB充電器

Type C×2ポート、A×1ポートの最大67WのUSB充電器。
PSEマークはないのでお試し程度にしか使用していないが、正規の性能はあるようだ。

AliExpressでの商品画像(もちろん、日米用の電源プラグも選択可)
010_67w_charger

箱もちゃんとある
Charger_001


No6,7 Toocki 100w USB Cケーブル

USB充電器からノートPCに電力を供給する目的で購入。特に機能的には問題ないが、通信速度はUSB2.0(480Mbps)であることに注意。

AliExpressでの商品画像
003_usbc_cable_2m

実物
Usb_cable_001

No8, 9 マウス

マウスを2つ購入。
買ったショップは別だが、どちらも、電池不要の充電式、USB無線とBloutooth接続の両用、多色LEDライト内蔵という仕様は同じ。配送されてみて判ったが、違いとしては、No8は充電端子がUSB-Cで箱付きであるのに対し、No9はmicroUSB端子で箱無しであった。なお、白色の方がLED発光が透けて見えるため目立ちない人にはお勧め。

ダイソーでも「カチカチ音がしないワイヤレス静音マウス」としてmicroUSB端子のものが770円で売られている。参考までに、AliExpressで私が購入した金額は送料入れてその半分くらい。ただし、手間とリスクと入手まで時間がかかることは許容する必要がある。

AliExpressでの商品画像
002_black_mouse
004_white_mouse

実物(No8)
Mouse_001


No10 Essager USB変換アダプタ 3個組

USBのType変換アダプタが何と3個組。100均より安い。

AliExpressでの商品画像
013_usbc_adapter

No11 Rocoren USB変換アダプタ Cメス=>Aオス

No10と被っているが、安いので思わず買ってしまった。

AliExpressでの商品画像
014_usbc_adapter

No12 USB3.0 直角アダプター

上下方向の直角アダプターが欲しくて購入。
なお、横方向の直角アダプターは100均のセリアでUSB Type-A(左右有り) と Type-C とも売られている。

AliExpressでの商品画像
012_usb_elbow_adapter


No13 デスクマット 700x300mm

使っていたデスクマットが劣化したため購入。想像していたよりも薄かったが、使えないことはないので現在使用中。少し黄色っぽい色と思っていたが実際は白に近い。

AliExpressでの商品画像
001_deskmat_20240916085601

実物
Desktop_mat_001


No14 ケーブルプロテクタ(どうぶつ)

動物の口の部分の穴にケーブルのコネクタ部分をはめこんで使うのだが、穴の大きさ(特に幅)が小さく、私の使っているUSB-Cのケーブルにはフィットしなかった。(iPhone付属のLightningケーブルであれば良いかも)

AliExpressでの商品画像
005_usbcable_protector

実物
Pc_anti_dust_001

No15 ノートPC 防塵プラグセット

PCの各種端子の防塵用のダミープラグのセット。柔らかく薄手のゴムのような素材で作られている。

AliExpressでの商品画像
006_notepc_antidust_plugs


No16 スマホスタンド(白)

スマホ用のスタンド。
100均にも同様のものが多数あるが、折りたたんだ時に薄くなる、少し厚手の機器でも使用できる、が特長と言える。私は、ポケットWiFi用のスタンドとして使っている。

最近、ダイソーで同じものが110円で売られているのを発見したので AliExpressで購入する必要なし。

AliExpressでの商品画像
007_smartphone_stand

実物
Stand_001

AliExpressで購入すべき安価なガジェット類で欲しいものは一通り買ったので、現在は一休みといったところだが、それでも朝の日課としてコインはゲットしている。
どうも沼にハマってしまったようだ・・・・

では。

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2024年8月17日 (土)

PCを更新した その2 ~ Windows認証編

前回の記事「PCを更新した その1 ~ 部品購入・交換編」の続編で、今回はWindows認証編である。

私の場合、10年前に購入した Windows 8.1 64bit DSP版 から (時期は忘れたが)Windows10 に無償アップデートしており、ライセンスはMSアカウントに紐つけていた。
今回、マザーボード、CPU、Cドライブまで総入替となるなので再認証が求められるのは想定内であるが、問題は私の経緯を辿った場合、再認証は認められるのかと言うことである。
事前にネットで調べたのだが、この再認証問題は諸説流布されており、認証される条件は謎のままである。

以下に私の場合の再認証作業の流れと結果を記載する。

  1. 設定 - アカウント
    PC更新後、ライセンスの再認証が必要というメッセージ
    202408_pc_replace_003

  2. 設定 - 更新とセキュリティ - ライセンス認証
    ハードウェアが変更されたことでエラー表示
    トラブルシューティングをクリック
    202408_pc_replace_004

  3. 「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」をクリック
    202408_pc_replace_005

  4. 「Windowsをライセンス認証できません」と表示
    「ダメかぁ~」と一瞬思ったが、よく見ると「現在、弊社のサーバーが利用できないためです」の文字が。
    こんなこともあるのか、と思いながら、数分開けて繰り返しでみたたが毎回同じ結果になるので、数時間開けて試すことにした。
    202408_pc_replace_006

  5. 再度、トラブルシューティングをクリック
    今度はライセンス認証する画面がでてきた。これで安心と思いながら対象のデバイスを選択して「アクティブ化」をクリック。
    202408_pc_replace_007

  6. また、「Windowsをライセンス認証できません」と表示
    今度は「再度ライセンスを認証することができません」とのこと。「やっぱりダメかぁ~」と落胆。
    202408_pc_replace_008

  7. しかし、その後、ほとんど時間を開けずに何故か再認証に成功
    ライセンス認証の画面も以下のように元通り認証済みとなった。
    202408_pc_replace_009


以上である。めでたし、めでたし。


なお、現在、PC更新後数日使用したところだが、正直言ってPCの起動時間も通常操作の反応時間もほとんど変わらない気がする。
とりあえずしばらく使ってみて、気が向いたら Windows11 にアップしたいと思う。

では。

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2024年1月28日 (日)

レガシィアウトバック BP9 のウィンドウウォッシャーホース修理

半年か1年くらい前だったか忘れたが、愛車のレガシィアウトバック BP9 の前面ガラスのウィンドウウォッシャー液の勢いがよろしくない。「どぼどぼ」といった感じで、10cmくらいの高さまでしか上がらない。

まあ、あまり使う頻度はない機能なのでいつかノズルの清掃でもしようか、と放っておいたのだが、最近少し気になってきたのでネットで検索してみると以下のページが見つかった。

我が愛車は20年近く乗っているが、これらの記事を見るとウォッシャーホースの劣化が疑わしい。
そこで、ボンネットを開けた状態でウォッシャー液を出してみると、案の定、ホースからウォッシャーが盛大に噴き出していた。

 噴き出している個所(写真の赤印)
 Windowwasher_005

 拡大写真 - 矢印部分から全周に吹き出し
 
Windowwasher_007


写真のように、ウォッシャーホースを中継しているL字型の白いプラスチック部品があるのだが、そのウィンドウ側の差込口のところで黒いホースが劣化して外れかかっており、ここから漏れていた。
上記記事の wivern03 さんのように、ウィンドウ前面のホース全長を交換した方がよいとは思ったのだが、

  • ホース自体はそれほど劣化していないように見えた(触ってみてボロボロという感じではなくまだ弾力もあり)
  • 全長を変えるには、ボンネットのインシュレーター(ボンネットのウラのグレーの遮熱板)を取り外す必要がある

という理由から、プラスチック部品から10cm程度だけを、新しいホースに交換することにした。

調達・準備した部品は以下の通り。

  • シリコンホース(内径4mm)
    上記の記事から内径は4mmと判断し近くのホームセンターで探してみた。しかし、園芸コーナーで肉厚1mm(つまり外径が6mm)の透明のものが、1メートル単位で切り売り(約1,000円/メートル)されているのは見かけたが、肉厚が薄いのが気になる。そこで、ネットで肉厚2.5mm(外径9mm)の自動車用のシリコンチューブ 黒色 を40cm購入した。
    AUTOMAXizumi シリコンホース 内径4mm x 40cm 220円(送料込み)
    Windowwasher_008

  • タカギ 二方型ホース継手(4mm) QG429
    既存のホースとの接続部に使用。近くのホームセンター島忠で100円近くで購入。

    Windowwasher_001

  • タカギ ワイヤバンド高圧ドライバ 外径7.5-9 QG117FJ
    既存のホースが継手から抜けないようにする目的で、これも島忠で100円近くで購入。後述のように、既存ホースを補修テープで巻くため、一回り外径の大きなものを購入。

    Windowwasher_002

  • 強力補修テープ ボンドストームガード
    既存ホースが、継手を挿し込むことに耐えられるかが不安であったため、以前、別の目的で購入していたこのテープを既存ホースの端部に巻いた後に、継手を挿し込み、その上をワイヤバンドで締めた。

    Windowwasher_010


上記部品を買いそろえて、某日、作業を実施。
既存ホースをプラスチック部品から10cm程度のところで切断し、代わりにシリコンチューブを取り付け、継手でつないだだけであるが、残った既存ホースにあまり負荷がかからないように慎重に作業した。

そして無事に完了。

 修理部分
 Windowwasher_009

 横から見たところ
 Windowwasher_004


これにより、従来のようにウォッシャー液が勢いよく噴射されるようになった。とりあえず、めでたし、めでたし。

あくまでも経験皆無の素人作業なので、これがいつまで持つか不明であるし、ワイヤバンドと補修テープの必要性についても不明である。

では。

 

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2023年10月 9日 (月)

不良(容量偽装?)のMicroSDカードにあたってしまった

先日、雑誌の読み放題のサブスクである楽天マガジンに入会し、それに合わせて タブレット Lenovo Tab M10 Plus (3rd Gen)を購入した。
それらの使い勝手はもう少し使い込んでみて記事にしようと思うが、今回は、タブレット用に購入した MicroSDカードが不良だった話である。

購入した時に、ちょうど某大手ECショッピングモールで年4回開催の割引セールを実施していたので、128GBの MicroSDカードを探したところ、 以前から馴染みのあった Kingston の MicroSDが 20%引きのお手頃価格だったので、思わずポチってしまった。

そして届いたのが以下である。

パッケージ(破れは私が開封した跡である)
 Microsd_kington_001

本体
 Microsd_kington_003

メーカ名のないパッケージを見た瞬間、嫌な予感がしたが、本体を見て更に不安が倍増した、
なんと、Kingston ではなく、Kington であった。(ガ~~ン!!

確かに、購入したショップの商品画像も Kington であった。また商品名や説明には「スマホ用 マイクロ SDカード」と書いてあるだけで、どこにも kington や kingston とは書かれていない。これは私の確認不足と言われても仕方がない。
なお、Windows の エクスプローラのプロパティでは、容量は128GBと正しく表示された。

もしかしてちゃんとした商品かも知れない・・・
と淡い期待をもって容量偽装チェックソフト H2testw で確認してみた。

その結果が以下である。

 Microsd_kington_004

メッセージ全文

Warning: Only 127993 of 127994 MByte tested.
The media is likely to be defective.
29.2 GByte OK (61444662 sectors)
95.6 GByte DATA LOST (200685002 sectors)
Details:5.8 MByte overwritten (12032 sectors)
0 KByte slightly changed (< 8 bit/sector, 0 sectors)
95.6 GByte corrupted (200672970 sectors)
5.8 MByte aliased memory (12032 sectors)
First error at offset: 0x000000005f540000
Expected: 0x000000005f540000
Found: 0x000000005f540200
H2testw version 1.3
Writing speed: 16.2 MByte/s
Reading speed: 11.2 MByte/s
H2testw v1.4


結局、正常に読み書きできたのは、128GB中の29GBだけということである。読み書きの速度も10MB/s台とかなり遅い。

早速、この結果をショップに伝えたところ、不良品なので返金するとの回答があり、後日、全額返金された。
ただ、そのショップではこのやりとりから1か月後の現時点でもまだ Kington の MicroSDカードを販売中である。

もちろん、私は自分のケースしか知らないので、たまたまこの個体が不良だったのか、Kington自体が容量偽装なのかはわからない。

メルカリなどでも、本件と同じパッケージデザインの大容量カードが多数格安で販売されているが、容量偽装チェックは必須である。

では。

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2023年6月18日 (日)

東京電力 2023年値上げ後の従量電灯B・スタンダードSとアクアエナジー100の比較

2023年に東京電力の電気料金の値上げが実施された。
具体的には、従量電灯Bなどの規制料金は6月から、スタンダードSなどの自由料金は7月から値上げとなる。

東京電力の電気料金の計算式は以下の通りである。(東京電力のサイトから引用)

Aquaenergy_vs_table_202306

近年、ロシアのウクライナ侵攻などの影響で燃料費が高騰したことで燃料費調整額が高くなっていた。
規制料金は燃料費調整単価に上限が設定されており、近年は上限に張り付いていたため自由料金に比べ割安になっていたのだが、今回の値上げにより、燃料費調整単価の算出基準が見直されて規制料金でも上限に達しないレベルになったため、従量電灯BもスタンダードSも全く同じ電気料金となる。

一方、我が家の場合は、以前の記事「電力会社を切り替えた ~ ENEOSでんき から アクアエナジー100へ」で書いたように、2022年に東京電力の「アクアエナジー100」というプランに切替え、今に至っている。アクアエナジー100は水力発電所での発電した電力を供給するプランであるが、当然ながら発電された電力に色が付いているわけではないので、あくまでも建前であり、この建前から、基本料金や使用単価は割高であるが燃料費調整額がかからないのが特徴である。なお、アクアエナジー100は2023年1月11日を以って新規申込受付を一時停止している。

電気料金を計算する上での各プランの単価は以下の通りである。

  • 黄色部分のみ従来電灯BとスタンダードSで若干異なる。
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金や、2023年2月の検針分から適用されている国の激変緩和措置による値引き(7円/kWh)は、全てのプランで共通なので本記事では考慮していない。

 

    【値上げ前】
従量電灯B
スタンダードS
【値上げ後】
従量電灯B
スタンダードS
アクアエナジー100
基本料金
(A)
10 295.24 295.24 570.24
15 442.86 442.86 855.36
20 590.48 590.48 1140.48
30 885.72 885.72 1710.72
40 1180.96 1180.96 2280.96
50 1476.20 1476.20 2851.20
60 1771.44 1771.44 3421.44
電力量料金
(kWh単価)
~120kWh 19.91 30.00 23.86
~300kWh 26.51/26.49 36.60 23.86
300kWh超 30.60 40.69 30.60

我が家の関心事は、この値上げ後の料金形態において、従量電灯B・スタンダードSの電気料金とアクアエナジー100のどちらが安いのかということである。当然ながら、月間の電力使用量と燃費調整単価によって変わるので、その関係をグラフにしたのが以下である。

 

Aquaenergy_vs_graph_202306

グラフの線上がちょうど従量電灯B・スタンダードSとアクアエナジー100の電気料金が同額となる条件であり、その線より上であれば(燃料費調整単価が高ければ)アクアエナジー100の方が安くなる。
これを見れば、2023年7月の燃料費調整単価(-2.95円/kWh)で40A契約の場合、月間の使用量が193kWh以上であればアクアエナジー100の方が安価になることが判る。

我が家も今後このグラフと燃料調整費単価の推移に着目してプラン変更を検討していきたいと考える。

では。

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2023年5月 4日 (木)

OCNモバイルONE から IIJmio に乗り換えた

2020年8月の記事「OPPO Reno A を購入した」で、OPPO Reno Aを安く購入するために、通信会社を mineo から OCNモバイルONE(以下、OCN)に乗り換えた話を書いた。

あれから3年近く、OCN(通信量3G契約)と OPPO Reno A の組合せで使ってきた。
正直、私はスマホについてはライトユーザなので、OCNの通信速度やReno Aの性能には概ね問題を感じていなかったが、それでも Reno Aの以下の点がどうしても不満・懸念となっていた。(不満度が高い順)

  • 電車で移動中に使っていると、かなりの確率で通信ができなくなり、再起動が必要となる。
    参考情報:価格comのクチコミ「「通信事業者」が消えます。何故?(再起動で復活)

  • NFCがTypeFしか対応していないため SuicaやPasmoは使えるが、マイナンバーカードなど TypeA/B のカードの読み取りができない
    参考情報:価格comのクチコミ「接種証明アプリつかえませんねー

  • 中国メーカーであることの漠然とした不安
    OPPOが中国企業であることから、個人情報の漏洩は考え過ぎだとしても、将来的にHAUWEIのようにGoogleのサービスが受けられなくなるなどの制限がかけられるのではないかという懸念がある。
    後述の通り今回私が購入したスマホはモトローラ製であり、同社も中国のLenovoの子会社ではあるが、懸念の度合いは桁違いであると判断している。

上記の理由からスマホを買い替えることにし、1万円近くでコスパの良いミドルクラスのスマホを探していたのだが、やはり単体の購入では無理であり、電話番号を引き継いで通信会社を乗り換える「MNPキャンペーン」を使うしかないようである。

私の知る限り、MVNO(格安SIM会社)で割引率の高いMNPキャンペーンをやっているのは以下2社である。

残念ながらOCNでは既存契約者は「機種変更」扱いになり、MNPの割引率より大幅に下がるため、IIJmio の一択となる。

IIJmioの割引対象スマホで私の候補となったのは以下である。(金額は税込の一括払いの場合)

OPPO Reno 7A については、冒頭に記載した Reno A での不満・懸念点のうち最初の2つは解消されていると思うが、3つ目の懸念と モトローラを試してみたいという理由から、今回は moto g52j 5G を選択した。

以下が購入の流れである。(全て2023年)

  1. 3/20 OCNのサイトでMNP予約番号を取得
    参考情報:MNP転出の予約番号を申し込む
  2. 3/21 MNP予約番号をSMSで受信
  3. 3/24 IIJmioのサイトMNPでの新規契約申込みを実施
    IIJmio、moto g52j 5G ともに eSIMの選択が可能だが、今回はReno A でも使えるように物理SIMを選択。
    申込みにはクレジットカード、本人確認書類(運転免許証など)、MNP予約番号が必要。
    なお、通常税込3,300円の初期費用が、IIJmioの公式サイト上のキャンペーンリンクから申し込むと1,650円となるが、タイアップサイト上のリンクから申し込むと1,100円になる(2023年5月4日現在)ので、「iijmio タイアップサイト」でググって最初の方にヒットするいくつかのお得情報のまとめサイトの中を確認してみると良いかも。
  4. 3/25 本人確認完了のメール連絡あり
  5. 3/27 発送完了の連絡あり
  6. 3/28 スマホとSIMカードを受け取り
  7. 3/30 MNP乗り換え手続き実施(同時にOCNは手続き不要で自動解約)
    この後、新しいスマホのセットアップにかける時間がなかったので、しばらく新SIMは 旧スマホ(Reno A)で使用。
  8. 4/22 新スマホに移行

3年前に Reno A に移行した際は OPPOの移行アプリを使用したが、今回は、Youtube動画「Androidスマホのデータを移行する方法(完全版)」などを参考に標準機能と100均のUSBケーブルだけを使って実施。機種が違うので完全には動画通りではなかったと思うが、スマホ画面上の指示に従って実行すれば特に問題なく移行できた。

結局、今回の移行にかかった費用は、初期費用の1,100円、SIMカード発行手数料 433円、端末費用の 9,980円となる。

以下、1ヶ月近く使ってみての感想である。

  • moto g52j 5G
    サイズがでかいことが許容できるのであれば、癖のない、よくできたミドルレンジスマホである。
    Renoシリーズと異なり画面は有機ELではないが、実際に使ってみても特に気にはならない。
    指紋認証やSuicaの感度も今のところ問題を感じたことはない。
    なお、この機種では指紋センサーが使えなくなる不具合が発生する可能性があることが公開されている(⇒参考情報)ので、私は、念のため、画面ロックする時は電源ボタンを使わずにユーザー補助機能の「ロック画面」を使用している。

  • IIJmio (OCNとの比較を中心に。金額は2023年5月4日現在の税込)
    通信速度の実測比較サイトでは一般的にOCNの方が良好という評価であるが、これまで使った限りではそれほど大きな違いを感じたことはない。恐らく昼休みや夕方の時間帯では差がでるかも知れない。
    契約プランは、OCNの時は3GBコースを契約し、コロナ禍で週2回ほどの出勤ペースで少し余る程度の良い感じで使っていた。IIJmioは2GBの上は4GB (2023/4以降は5GB)となるので最初は2GBコースで契約したが、月末に不足気味になり、容量追加料金をケチって、時々低速モードに切り替えながら何とか乗り切ったが、さすがに翌月から5GBに変更した。
    IIJmio も OCN もコース変更手数料はかからず、コース変更の有無にかかわらず、その月の基本容量の残分は翌月まで繰り越されるので、せこいことを言えば、私の場合、1月毎に2GBと5GBを切り替えればそれが最もお得かも知れない。
    通信料の月額費用は、IIJmioの5GBはOCNの3GBと同じ990円、月内の1GBの容量追加料金は IIJmioの220円に対しOCNは550円なので、コスパは総じてIIJmioの方が良いと言える。(ただし、下表のように、追加分の有効期間は OCNの方が長い。)
    また、IIJmioは低速モードでも300kbpsなのでそれなりに使えることが判った。(OCNは200kbps)
    一方、私は使っていなかったが、OCNにはMUSICカウントフリーがあるので音楽好きには魅力かも知れない。


最後に、IIJmioとOCNの主要項目の比較表を載せる。(黄色は他より優れている項目である)

  IIJmio OCN
月額通信料
(円/月)
1GB 770
2GB 850
3GB 990
5GB 990
6GB 1320
10GB 1500 1760
低速モード時の速度 300kbps 200kbps
残容量繰越し 可否
有効期限 次月末 次月末
月中での容量追加 円/1GB 220 550
有効期間 当月末 3カ月後の月末
MUSICカウントフリー 無料
国内通話料(円) 30秒当たり 11 11
かけ放題オプション
(円)
5分以内 500  
10分以内 700 935
無制限 1400 1430
docomo回線
初期費用(円)
手数料 3300 3300
SIMカード 433 433


とりあえず、これで3年近くは利用することとし、3年後に再度通信会社とスマホの乗り換えを検討したいと思う。

では。

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2023年5月 3日 (水)

エアコンを買い替えた ~ その2 家電リサイクル編

今回は、前回の記事「エアコンを買い替えた ~ その1 くらしのマーケット編」の続編で、東京ゼロエミポイントの申請を行うため、自分で家電リサイクル券を買って処分場に持ち込んだ話を書く。

家電リサイクル事業は「家電製品協会」がやっており、家電リサイクル券センターのホームページ内に、自分で処分する場合を含め、手順が載っている。

これを参考にして私が行った「自分で処分する場合」の手順を以下に記載する。

手順1

まず「指定引取場所検索」で近くの処分場を探し営業日を確認する。
私の場合、「日通東京西運輸(株) 東京府中取扱所」が最も近く、記載の番号に電話したところ事前予約は不要とのこと。

手順2

自分で処分する場合は「料金郵便局振込方式」となり、上記サイト内の「料金郵便局振込方式」に手続きが記載されているが、以下に簡単に説明する。

まずは、郵便局で「家電リサイクル券」の用紙をもらう。
郵便局に行って用紙が見つからなくても、窓口で聞けば出してくれる。
用紙は無料でもらえるが、以下の通り9枚構成となっており、それなりに金がかかっていそうだ。

  • P1~4 処理手順書(先頭2枚の表とウラは手順の説明書になっている)
    _p01
    _p02
    _p03
    _p04

  • P5~6 郵便局用の払込取扱票(表とウラ)
    _p05a
    _p06

    P7 説明書き
    _p07

それ以降のページは、①~⑤の5枚の伝票で構成されている。

①指定引取場所控
 赤点線部分のテープを剥がすと粘着面となっている
_p08a

②小売業者等控兼受領書
_p09a

③小売業者等回付
_p10a

④排出者控
_p11a

⑤現品貼付用
ウラの剥離紙をはぐと全面シールなっている
_p12a


手順3

家電リサイクル券に必要事項を記入する。

具体的な記入内容を調べるには

などの方法があるが、私の場合(東芝のエアコン)は後者を利用して以下のように入力内容が表示されたのでその通りに記入した。

  _001_20230502181801


手順4

P3の説明に従い、払込取扱票を使って郵便局の窓口かATMでリサイクル料金を支払う。
私の場合はATMで990円を支払った。説明では「ご利用明細票を窓口に持って行って日付印をもらう」と記載されているが、「ご利用明細票」さえあればその後の手続きはできるので必ずしも窓口に行く必要はない。

手順5

P4の説明に従い、日付印のある「振替払込受付証明書」か「ご利用明細票」のコピーを①指定引取場所控に貼り付ける。
ここで原本を貼って提出してしまうと(コピーや画像イメージをとっていなければ)東京ゼロエミポイントの申請ができないので注意。


手順6

⑤現品貼付用を現品の家電に貼る。
貼りつける位置は「貼付時のお願い」を参照。エアコンの場合は、室外機にシール本体、室内機に「エアコン室内機・分離型TVチューナー等貼付用」シールをそれぞれ貼る。

手順7

手順1で調べた処分場に現品を持ち込む。
事前に営業日や予約の要否を確認しておくこと。

以下は、私が行った「日通東京西運輸(株) 東京府中取扱所」の入口(旧甲州街道側)の写真である。(入口には家電リサイクル指定取引所ののぼりがでている。)
入口には受付や守衛などはないので、そのまま正面の建物の右に沿って奥に進む。

 _002

Googleマップでみた敷地内の行き方(赤点線)
Googleマップ上は「家電リサイクル指定引取り場所」は、横長の建物になっているが、私の記憶では受付(引き取り場所)は縦長の建物の南側だったと思う。

 _004

家電リサイクル受付

 _003

平日に行ったせいか他に持込者はおらず、そこにいた作業員の指示で車をバックで入り口に付けると、あとは作業員の方(3名いたと思う)が荷下ろししてくれた。ただし、室外機の下に付いていたプラスチック製の置台は回収不可ということで持ち帰った。
その場で家電リサイクル券(①~④)を渡すと、「③小売業者等回付」の指定引取場所印欄・引取日に日付印を押印し②~④が返却された。
所要時間は10分程度で、これで家電リサイクルの全ての作業は終了である。


この後、東京ゼロエミポイントの申請となるが、申請方法や必要な書類については「申請ガイド」を参照いただきたい。

では。

 

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2023年5月 2日 (火)

エアコンを買い替えた ~ その1 くらしのマーケット編

我が家も築後20年近くなり、新築時に設置した設備や家電もそろそろ買い替える必要ができてきた。

今回2階のエアコンを買い替えたのだが、費用を抑えるため

  1. 本体は価格comで最安値のオンラインショップで購入
  2. 取り付け・取り外し工事は、「くらしのマーケット」で業者に依頼
  3. 取り外したエアコンは自分で家電リサイクルの引取所に持参

をやってみたので、それぞれの方法を自分の備忘録として残しておく。

1. 本体の購入

本体の購入は、価格comで最安値のショップで購入しただけで、特に備忘として書くことはないので省略する。

2. 取り付け・取り外し工事

エアコンは工事が伴うのでこれまでは量販店から購入していたが、ここ数年、くらしのマーケットのようなマッチングサイトはよく目にしていたので今回思い切ってチャレンジしてみた。

くらしのマーケットは単なるマッチングサイトなので費用は業者によってピンキリである。私の場合は以下の観点で業者を選定した。

  • 費用がリーズナブル
  • 利用者の評価が比較的高い(特に最近の評価は内容まで確認)
  • オンラインカード決済ができる(ちょうど2000円の割引キャンペーンをやっていたので)

費用については、私が候補にした業者は概ね以下の金額である。(消費税込み。基本工事のみの場合)

  • エアコン取り付け:12,000円
  • エアコン取り外し: 5,000円
  • 屋外化粧カバー取り付け:6,600円
  • 旧エアコンの引取り: 無料

量販店は本体価格が高い代わりに工事費は抑えているので、量販店の方がこれより少し安く設定されている場合が多いようである。一方、本体を購入するオンラインショップに工事も依頼した場合は、一般にこれより高額な場合が多い。

くらしのマーケットでの大まかなやりとりは以下の通りである。

  1. サイトで、自分の居住エリアを選択し、表示されたサイトから、価格や評価、条件などをよく読んで候補を選ぶ。
    不明点などあれば、業者にサイト上のチャットツールで質問をする。
  2. 依頼業者を決めたら、「予約日時を入力する」で工事日時を予約する。
  3. 業者と事前のやり取りを行う。(なお、原則、業者とのやりとりはサイト上のチャットツールで行うが、工事当日は私の携帯に直接電話もあったので、どこかのタイミングでサイトに登録した電話番号も開示されるようだ。)
    エアコンの取り付けの場合は、エアコンの型番や、設定場所の室内外の写真を送るように依頼される場合が多いようである。
    私の場合、第一候補の業者とこれらのやり取りを行うなかで、室内機の縦サイズが現在より3cm長くなるという理由で断られたため、第二候補の業者(以下、単に「業者」と記載)にお願いすることになった。この業者や量販店でも、これまで既存機種の型番を聞かれたこともなく、このような理由で断られたことはなかったので面食らったが、「全責任を持って工事ができるか」を事前確認したといいうことなので、ある意味信頼のおける業者なのかも知れない。
  4. やり取りの中で工事日時を決めたら後は待つだけである。
    くらしのマーケットを利用は初めてだったので、「素人に毛の生えた人が来るのでは」と若干警戒していたが、私が依頼した業者はちゃんとしたプロで、量販店で購入した場合と全く遜色のない丁寧な工事であった。


3. 家電リサイクル

今回依頼した業者は旧エアコンの引取りは無料であったが、私は「東京ゼロエミポイント」の申請をするため引き取りは依頼しなかった。(新エアコンの梱包材や旧エアコンで使用していたホースは業者に無料で回収してもらった。)

東京ゼロエミポイントというのは東京都が都民を対象にやっている制度で、エアコン、冷蔵庫、照明などを省エネルギー性能が高いものに交換した場合に、申請すれば3,000~20,000円の商品券がもらえる制度である。(2023年4月1日現在)
今回は2.5kWの(特に省エネ効率が高くない)エアコンに買い替えたので、商品券9,000円分とLED割引券1,000円分がもらえるハズである。

ただし、申請に必要な書類の1つに、「家電リサイクル券(排出者控え)」があり、これを提出しないと適用されない。
量販店で購入した場合はリサイクル料金と収集運搬料金を支払えば店が発行してくれるが、今回、くらしのマーケットのいくつかの業者に尋ねてみたが、発行には対応していないとのことであった。

また、市のホームページに家電リサイクルの業者がいくつか紹介されていたので問合せてみたが、処分場までの運搬料金だけで3,000円近くかかるとのこと。ただ、自分で処分場に持っていく手段がない場合は選択肢はこれしかない。ただし業者によっては「家電リサイクル券(排出者控え)は渡していない」とか「家電リサイクル券は依頼者が自分で用意する必要がある」というところもあったので、事前に確認することが必要である。

今回は業者に頼まず、自分で家電リサイクル券を買って処分場に持ち込むことにした。

長くなったので続きは次の記事「エアコンを買い替えた ~ その2 家電リサイクル編」に記載する。

では。

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2023年1月 7日 (土)

アクアエナジー100 に関する小ネタ

2022年11月に「電力会社を切り替えた ~ ENEOSでんき から アクアエナジー100へ」という記事を書いた。
内容は記事名の通りであるが、我が家の場合は、10月23日にWEBで申し込みを行い、実際に切り替わったのは11月10日の使用分からである。

この記事では、アクアエナジー100に関する話題(小ネタ)を2つ記載する。

1.初回の請求額の計算

12月10日に、12月度の請求額確定のお知らせがメールできた。毎月7日締めのようだ。
そこで請求明細を確認したところ、想定と違うものが2点あった。

  1. 基本料金
    アクアエナジー100 のサイト情報では、契約電力が40Aの場合 2,244円となっているが、実際の請求明細では2,094円となっている。

  2. 料金単価の切替境界値
    アクアエナジー100 のサイト情報では、使用量が300kWhを超えた分から2段階目の単価に切り替わると記載されているが、実際の請求明細では280kWhを超えたところで切り替わっている。(単価自体には相違なし。)

東京電力に電話で聞いたところ、初回の請求など使用日が1月に満たない場合は 1,2とも日割り計算されるとのこと。私の場合、12月度は28日にしか使用していないので、いずれも正規の値に対し 28÷30=0.9333倍された値となっている。
なるほど・・・・

2. 政府の電気代支援策の計算

政府が2023年1月から、電気代の支援を行うという。
ITmediaの記事「政府の電気代支援策、23年1月から 平均的な家庭で月1820円安く」によると、支援のやり方として以下のように記載されている。


2023年2月から10月に請求する電気料金(1~9月使用分)から使用量に応じて値引きする。電気料金の単価はそのままで、国からの補助金により「燃料費調整額」から差し引くかたち。

アクアエナジー100に切り替えたばかりの私としては「燃料費調整額から差し引く」という文言が非常に気になった。なぜなら、アクアエナジー100は、燃料費調整額が存在しない稀有な契約形態だからである。

上記記事には、「東京電力の発表資料」という以下の図も掲載されていたが、確かにそれを見ても「値引き単価を反映した燃料費調整単価にて算定いたします」とはっきりと記載されている。

 東京電力の発表資料
 _001

「そんなバカな」と思って。いろいろとググってみて、やっと安心できる情報に巡り合えた。

国による電気・ガス価格激変緩和対策事業について

これは東京電力の電気・ガス価格激変緩和対策事業(いわゆる政府の電気代支援策)に関する説明資料である。この中にも、先ほどの「東京電力の発表資料」と同じ図が掲載されているが、それとは別に、ちゃんと以下の記載があった。


(4)値引き方法
「(3)値引き単価」を反映した燃料費調整単価および原料費調整単価により、料金を算定いたします。
※「再エネおあずかりプラン」ならびに燃料費調整制度が適用されていない「アクアエナジー100」および「市場ハイブリッドプラン」のお客さまは、ご請求金額より、ご使用量に応じた値引きを行います。


この※の但し書きが重要である。つまり、アクアエナジー100も毎月の電気料金から使用量(kWh)x7円 が割り引かれるということだ。

では。

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2023年1月 4日 (水)

日立の冷蔵庫が故障(その2:冷えない、14回点滅)

前回の記事「日立の冷蔵庫が故障(その1:庫内灯が点かない)」の続きである。
参考までに我が家の冷蔵庫は2008年製の日立 R-SF54YM である。

大みそかの31日に気付いた「致命的な不具合」とは、庫内が冷えなくなっていたということだ。
恐らく、庫内灯が点かなくなったのと同タイミングで故障していたと推測されるが、扉の前面の「真空チルド」の表示ランプは通常通り点灯していたのと、冷却されなくなっても庫内温度が急に上がるわけではないので、気付くまで1日以上かかってしまった。
確かに冷蔵庫の側面を触ってみると、本来であれば少し温かいのだが全く室温と同じだ。

「庫内灯が点かない」と「冷えない」とでは緊急度が全く異なる。

「1月1日から量販店廻りをするしかないか」と覚悟を決め、2023年に切り替わって数時間しか経っていないうちから市場価格調査のため価格ドットコムを覗いてみた。(我が家は種々の事情で、メーカーは日立、色はホワイト系限定である。)
容量が500Lクラスになると、ネット専用の激安店の方が大手家電量販店に比べると3~6万くらい安いようだが、今回は以下の理由から家電量販店で購入することに決めていた。

  • 冷蔵庫のように設置や旧品のリサイクル引取りがある場合は何かあった時に家電量販店の方が安心である。(これは単に私の持つ偏見かも知れない)
  • 激安店の中には設置や引取りには対応していないところもある。または対応していたとしても、通常、設置や引取りにかかる追加費用は家電量販店の方が安く設定されている。
  • 今回のように新年すぐに設置したい場合は、家電量販店の方が融通が利きやすい。(配送・設置業者とのパイプが太い。)

すると運がいいことに、現行と同容量の日立の型落ち(2021年販売)の冷蔵庫 R-HW54R が 某家電量販店のサイトで新年在庫特価で 18万円弱で販売されているのを発見。最新型の R-HW54S (こちらは激安店で19万、家電量販店で25万)と機能的に大差がないようなので思わずポチってしまった。配送・設置も1月4日指定が可能であった。

これで、新年早々の量販店廻りからは解放されたが、残された問題は1月4日まで冷蔵庫内の食材をどうするかである。

そこで、再度、冷蔵庫の様子を見てみる。
すると、庫内の左側面にある、自動製氷機の氷の大きさを示す「通常」というランプが点滅していることに気付いた。

「通常」ランプ
 Refrigerator_004

実はこれには前日に気付いていて取扱説明書を読んでみたのだが、1回点滅と3回点滅のケースしか書かれておらず、今回のようにずっと点滅を繰り返すケースの記載はなかった。
しかし、よくよく観察してみると、14回点滅毎に少し間があり、「14回点滅」のケースであることが判明。早速、「日立 冷蔵庫 14回点滅」でググってみたところ結構ヒットする。以下にヒットした情報のリンクと、記載されている故障個所・対応内容を記載する。ただし、どれもインジケータの「鍵マーク」の点滅である。

これらの記事を参考に、コンセントの抜き差しをやってみたがやはりダメであった。

そしてついに Youtube で以下の神動画を発見した。

日立 冷蔵庫 R-S42CM 鍵マークが14回点滅 @CUBE0319さん

この動画によると、冷蔵庫のインジケータの鍵マークが14回点滅している場合、制御基板のカバーを外して、基板上のリレー部品をドライバーの柄などでトントン叩いて振動を与えると直る可能性があるとのこと。

にわかには信じ難い内容であるが、驚くべきことに「私も直った」というコメントが80件近く投稿されている。

R-SF54YM には鍵マークのインジケータはないが、「14回点滅」が一致していることから期待値は高い。
早速自分でも試してみた。以下がその手順である。(神動画の内容と同じである。)

  1. コンセントを外す、
  2. 冷蔵庫上面の制御基板のカバーを外す。R-SF54YMの場合、ネジは上面に2個、背面に2個あった。

    背面上部から見たところ(黄色の丸がネジ頭)
    Refrigerator_002
     
  3. コンセントを挿した後、制御基板上のリレー部品を軽くたたいて衝撃を与える。
    点滅が止まるか、モーターが動き出せば成功。
     
    制御基板
    手前の黄色の丸がリレー部品、向こうにも似た形状の少し小さな部品があったので念のためこれもコンコンしておいた(笑)
    Refrigerator_003
     
  4. 制御基板のカバーを取り付けて終了。

 
なんと我が家の冷蔵庫もこれで点滅が止まり生き返った(歓喜!)

 
この神動画のおかげで、新しい冷蔵庫の到着を余裕を持って待つことができた。感謝である。

なお、新しい冷蔵庫は予定通り1月4日に設置を完了した。
業者が設置したので冷蔵庫の背面はよくみていないが、少なくとも上面(天板)には制御基板のカバーらしきものはない。そういえば、鍵マークもない。神動画の対応が、この冷蔵庫にも通用するのか不明である。

では。

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