カテゴリー「ビデオカメラ」の8件の記事

2016年1月 4日 (月)

REGZA Z1とAV-LS500LEでWindows8.1のフォルダ共有をやってみた

我が家の主なDLNA/DTCP-IP機器を整理すると以下のようになる。

サーバ

  • Windows8.1+WMP12(自作PC)★
  • REGZA D-M430(全録機)

クライアント

 
DLNA対応なので、各サーバ機に録画(or 保存)した番組(or 動画)は各クライアント機で視聴できるということなのだが、実際にやってみるといろいろと制約がある。

1番大きなものが動画コーディックによる制約で、これについては結果を後半でまとめる。
また、D-M430のタイムシフト番組を AV-LS500LEから視ることもできなかった。低画質に圧縮しているのが問題かと思ったが、同じ番組でも、一旦保存領域にコピーすれば視聴できるので、何らかの制限があるようだ。

上記機器のうち★がついているものは、DLNAだけではなくフォルダ共有の機能も持っている。

以前、WindowsXP機を使っていた時は、★の機器同士で何の問題もなくファイル共有/動画視聴ができていたが、Windows8.1に変えてから一切できなくなっていた。(その時もネットで解決策を調べた記憶があるが、AV-LS500LEを軸に調べたためか見つからなかった。)

ところが、この正月にやっとわかった。
と言っても、自分で方法を見つけたわけではなく2chの情報である。

TS再生をREGZAのSMB共有で楽しむスレ Part10    No153

以下、手順をそのまま転載する。

他OS(XP・Vista)での作業
1.Win8.1のPC名・共有フォルダ名(例 Rec)と同一名称の環境を用意し、レグザで登録

以下、Win8.1での作業
2.共有フォルダ(例 Rec)のアクセス権・セキュリティにeveryoneを追加し、フルコントロールの権限を付与
3.コントロール パネル\ネットワークと共有センター\共有の詳細設定\すべてのネットワーク\
パスワード保護共有 … 無効に設定

[8.1Proの場合] ローカルセキュリティポリシー画面から以下を設定(DOS窓でsecpol.mscを起動)
ローカルポリシー→セキュリティオプション
4.ネットワークアクセス:Everyoneのアクセス許可を匿名ユーザーに適用する … 有効
5.ネットワークアクセス:匿名でアクセスできる共有 … 共有フォルダ名(例 Rec)を入力

[8.1無印の場合] 同画面は使えない為、レジストリを直接編集(DOS窓でregeditを起動)
4.HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Lsa
 everyoneincludesanonymousの値 … 0→1
5.HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters
 NullSessionShares エントリを新規作成(複数行文字列値:REG_MULTI_SZ)し、
 共有フォルダ名(例 Rec)を入力

6.OS再起動

 
私も上記の通りにやってみたところ、あっさりと、Z1、AV-LS500LEの双方からフォルダ共有ができた。
あえて補足すると、私のWin8.1は無印なので上記の[8.1無印の場合]になるのだが、手順5.の「共有フォルダ名(例 Rec)を入力」において、複数の共有名を設定は regedit ではできない。
以下に、"NameA"、"NameB"、"NameC"の3つの共有名を設定する場合の方法を記載する。(上記手順 5.の代わりに以下を行う。)

5.Windowsキー+x で表示されるメニューから「コマンドプロンプト(管理者)」を選択し、管理者権限のコマンドプロンプトを表示し、そこで以下のコマンドを実行する。(1行で実行)

REG ADD HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters  /v NullSessionShares /t REG_MULTI_SZ /d NameA\0NameB\0NameC

 
 
さて、これで、DLNA、フォルダ共有とも可能になったが、前述したように全てのコーディックの動画ファイルが視れるわけではなく、

  サーバ機 × 配信方式(DLNA or フォルダ共有) × クライアント機

の組合せによって視れるものが限られる。WMP12はトランスコード機能があるので、

  Windows8.1+WMP12(自作PC) ×  DLNA

の組合せであれば、クライアント機に依存せず、ほとんどの動画コーディックが視聴可能かと予想したのだが、実際にやってみるとそうではなかった。私のPCのCPUは i5-4440 でそれほど非力ではないと思うのだが ・・・ 理由はよくわらない。

 
実際に試した結果を整理したのが以下の表である。(〇が視聴可)
(私の限られた環境、サンプルファイルでのテスト結果であり、コンテナ、ビットレート、サイズ、音声コーデックなどの影響は考慮していない。)

No サーバ 配信方式 クライアント 動画コーディック 表示不可
拡張子
MPEG-2 Video AVC/H264 VP8 DV
1 D-M430 DLNA どれでも 対象外
2 Windows8.1
+WMP12
DLNA Z1 ×(一部例外) × × × flv
3 フォルダ共有 Z1 〇(一部例外) ×(一部例外) × × flv, mkv
4 DLNA AV-LS500LE × × flv
5 フォルダ共有 AV-LS500LE × × flv
6 DLNA DBP-S450 〇(一部例外) × × × flv

一言で傾向をまとめると

  • クライアント機としては AV-LS500LEが最も対応範囲が広い
  • Z1をクライアントとして使う場合、DLNAとフォルダ共有でほとんど違いがないが若干フォルダ共有の方が対応範囲が広い

という結果になった。

また、上表の「表示不可拡張子」の拡張子をもつファイルは、動画コーディックに関係なく一覧にすら表示されなかった。

参考までに、動画コーディックの説明は、以下のサイトが判りやすい。

私の場合、各コーディックの動画の入手元は以下であった。

  • MPEG-2 Video ・・・ DVD、地デジ
  • AVC/H264 ・・・ ビデオカメラ、動画サイト
  • VP8 ・・・ 動画サイト
  • DV ・・・ DVカメラ

 
では。

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2012年8月18日 (土)

ドライボックスを買ってみた

3年半前に書いた記事「ビデオテープのデジタル化(その1)」「ビデオテープのデジタル化(その2)」で、昔のビデオテープをデジタル化した話を書いた。

これで、テープの劣化や再生機器の消滅という問題については一段落なのだが、オリジナルテープやビデオカメラがただ劣化していくのを何もしないでいるのは少し悲しい。
我が家の場合、これらを2階のウォークインクローゼットの中の棚にそのまま置いて保管している。まあまあ通気はある場所なのと、東京は日本の中では比較的低湿度の地域なので、幸いにもこれまで10年近くカビなどは発生していないが、空調があるわけでもなく、決して保管環境としてよいわけではない。

そこで少しでも延命を考え、(本当は何万円もする電気式の専用の防湿庫が欲しいところではあるが大きくレベルを下げて ) ドライボックスを購入してみた。
ドライボックスといっても、要は大きなタッパーウェアみたいなもので、密閉容器の中に乾燥剤を入れて低湿度を保つシンプルな仕組みである。ハクバや東洋リビングなどが製造しているが、今回は価格が最もリーズナブルで amazonでの評価もまずまずの ナカバヤシの 「キャパティ ドライボックス 27L グレー DB-27L-N」を amazonでポチった。(8/6時点 2,136円)

また、合わせて以下のものを購入した。

1.中敷きクッション材

キャパティドライボックスは単なるプラスチックの容器なので、収納品同士や内壁が直接接触しないようにダイソーで購入。大きいので適当に切って使用した。

 ダイソーの梱包カバーシート
 Drybox_04

2.乾燥剤

キャパティドライボックスには小さい乾燥剤が1つしか付属していないので、ダイソーで「革製品・カメラ保存用 湿気取り」と書かれた乾燥剤を購入。15g × 5シート入り。
シートの中には B型シリカゲルの粒が入っており、電子レンジや天日干しで再生可能である。(お菓子の乾燥剤としておなじみのシリカゲルにはA型とB型の2種類あり、B型は調湿作用があるのが特徴のようだ → 参考) 記載はないが、付属の乾燥剤についても同様にB型と思われる。
また、吸湿すると青色からピンク色に変わるインジケータの粒も少量混入されており、取替え時期がわかるようになっている。

 ダイソーの防湿剤 ~ 裏面には「B型シリカゲル」の文字が
 Drybox_01 Drybox_02

3.カビ防止剤

乾燥剤だけでは少し心許ないので、念のため、カビ防止剤も購入。
フジカラーの製品は 5g × 5袋入りで 180円@ビックカメラと激安な上に1年間有効。思わず4年分買ってしまった。

 フジカラー カビ防止剤
 Drybox_03

4.収納棚

今回購入したドライボックスは、高さが内寸で 235mmもあるので、高さを有効活用するためには棚が必要である。そこで買ったのがコレで、サイズ的にもピッタリであった。

 ダイソーのキッチン用のプラスチック棚(カラーキッチンラックビッグ)
 Drybox_05 Drybox_06

用意が整ったところで、早速、収納開始。

まずはクッション剤を敷いて、カメラを収納。
Drybox_07 Drybox_08

その上に棚を置いて、テープ類を設置。
Drybox_09 Drybox_10

最後にフタをして完成。

乾燥剤は、最初は付属のものとダイソーの5シートを全て入れたところ、見る見る湿度が下がり過乾燥状態に。
慌てて乾燥剤を減らしたが、結局、付属のものとダイソーの1シートで、湿度40%程度で安定した。(外気の湿度は50-70%程度。フジカラーのカビ防止剤は5袋とも投入)
しばらくはこれで様子を見ることにした。

余ったダイソーの乾燥剤はジップロックで保管
Drybox_12

Drybox_11

これでどのくらい乾燥剤がもつのか ・・・ 気が向いたら、また報告する。

では。

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2011年6月18日 (土)

互換バッテリーを再購入した

2009年2月の記事「互換品を考える」で、キヤノンのビデオカメラのバッテリー BP-819 の互換品をロワ社から購入したことを書いた。(2008年11月にロワ社のサイトから バッテリーとチャージャーのセット BP-819-SET を購入)
既に下の娘も中学生になったので、以前に比べるとビデオカメラを使う機会は激減(数ヶ月に1回)したことで、バッテリーを塩漬けしておいたためか、最近久々に使用してみたところ、満充電しても30分ももたないくらいに劣化していた。
ビデオカメラに標準で付属していた純正バッテリー(BP-807)は目立つ劣化はしていないので、やはり、値段相応の品質の差はあるのだろう。

ただし、ロワ社の製品を購入した際にメールで送られてきた、以下の注意書きの内容は全く守っていないので、自業自得かも知れない。(と言っても守れている人はいないような気が ・・・

二週間に一度は取り出し、ご使用なさるのがベストです。
1ヶ月以上使用しない場合は、バッテリーの性能維持の為に、
30~40%程度の充電残量状態で本体から取り外し、
冷暗所に保管してください。

オリジナルとロワのバッテリーは順番で使用すること。
バッテリは長期間使用しないと、
バッテリの中の化学反応がなくなる可能性があります。

さて、使用頻度は少ないと言っても、イザ使うときには、BP-807(容量はBP-819の半分)だけでは心許ない。私の使用頻度で今さら純正バッテリーを購入する選択肢はないので、また互換品を探してみることにした。

amazon で 「BP-819」で検索する と色々な互換品がヒットする。
ロワ社の製品で最も不便に感じていた、バッテリーの残量表示に対応したものも2千円台ならある ・・・ と思いながら眺めていたところ、何とロワ社からも残量表示対応が発売されていた (→ココ)  それも、送料込みで 1,280円という驚きの価格

ロワ社のサイトで確認して見ると、BP-819の互換品は並行して3種類も発売されているようだ。

BP-819-T       950円
RA-BP-819     980円
RW-BP-819   1,280円

説明文によると、このうち、RW-BP-819だけが残量表示に対応しているようだ。他と比べ価格は少し高いが、純正と同じ方法(私のビデオカメラ iVIS HG21 の場合、本体に装着して充電)で充電できるので、新たに充電器を買う必要がなく、初めて買うのであれば最も安くつく。もちろん、他社の互換品に比べても激安である。

「BP-819-SET で購入したチャージャーで RW-BP-819 の充電が可能か」をロワ社に問い合わせたところ、「充電できます」との回答だった。
しかし、BP-819-SET の説明書きに「この専用充電器では、純正のバッテリの充電はできません。セット以外のバッテリーの充電はしないで下さい。」と書かれており、実際に純正バッテリーを充電したら残量表示が一時的にできなくなったという報告もある。
とりあえず、RW-BP-819 の充電はやめた方が無難のようだ。

早速 amazonで RW-BP-819 をポチってみた。(amazonのロワ製品には型番が表示されていないが、金額や説明分がロワ社のサイトのものと同一なので容易に対応付けできる。)

RW-BP-819の amazon,ロワの各サイトでの表示
 Rowa_hp_02  Rowa_hp_01

日曜日の深夜にポチって木曜日にヤマトのメール便で到着。封筒の中にプチプチ袋が入れられているだけの簡易包装。説明や送付状は一切なし。

到着したRW-BP-819。Made in China の文字が ・・・
 Rowa_bp819_03 Rowa_bp819_04

バッテリーの表示面の比較

  1. 純正品(型番:BP-807)
     Canon_bp819_01
     
  2. 約2年半前に購入したBP-819-T
     Rowa_bp819_old
     
  3. 今回の購入品(型番:RW-BP-819)
     Rowa_bp819_new
     

早速、本体に装着してみると残量表示は問題なし。満充電してみたところ、(再生モードで)残215分と表示され、実際に 液晶表示あり、MXPモードで 180分程度の再生ができた。

満充電直後の液晶表示
 Rowa_bp819_05

今後の経年劣化は気になるが、純正品(amazon価格で 1万円弱)との8倍の値段差を考えると、2年持ってくれれば 私としては満足である。

では。

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2011年1月16日 (日)

REGZAが来た ~写真と動画再生編~

REGZAが来て1ヶ月以上になるが、最近試したのが写真と動画の再生である。
取扱説明書を見ると、

  • 写真は、DLNA設定サーバー、SDメモリカード、USB機器の保存されているJPEGファイル
  • 動画は、SDメモリカードに保存されているAVCHD形式の動画

が対象と記されているが、webの書込みを見てみると WindowsPC標準の共有ディスク内の写真や動画も見れるらしい。
我が家の場合、PCとREGZAは有線LANで繋がっているので早速試してみた。

我が家のPCのOSは、XP Home と Vista Home Premium であり、どちらもDLNAなど特別なソフトは載せていないが、結果的にはそれらは全く不要だった。
REGZA側の事前設定は、取扱説明書(準備編) P51「LANハードディスクを登録する」に記載されている
レグザリンク設定 ==> LANハードディスク設定 ==> 機器の登録
のメニューから行う。

まず、事前準備として、以下の設定を行う。

  • PC側で対象フォルダを共有設定する
  • REGZA側で、ワークグループ名をPC側と同じ名称に設定する
  • Vistaの場合のみ、PC内の対象ファイルの参照権限があるログインIDとパスワードを、REGZA側で「ユーザ名」「パスワード」として登録する (XP Home の場合は不要だった。)

上記の設定完了後に、再度「機器の登録」を選択すればPCの共有名の一覧が表示されるので、今後利用したいフォルダを登録する。
これで全ての準備は完了である。

まずは、写真を見てみる。
取扱説明書(操作編) P66「写真を再生する」を参考に、
リモコンの「レグザリンク」ボタン ==> 写真を見る
で、先ほど登録した共有名が表示されるので、見たい共有名を選択すると、共有フォルダ下のフォルダまたはJPEGファイルの一覧が表示されるので、再生したいJPEGファイルを選択する。

レグザリンクメニューで「写真を見る」を選択
 Regza_1

機器名(共有名)を選択
 Regza_2

共有フォルダ下のフォルダやJPEGファイルが表示される
フォルダ一覧の表示

 Regza_3

画像ファイル一覧の表示
 Regza_4

画像の表示
 Regza_5

 
動画の場合は、取扱説明書(操作編) P64「動画を再生する」を参考に、
リモコンの「レグザリンク」ボタン ==> 動画を見る
で、写真の場合と同様に登録した共有名が表示されるので、見たい共有名を選択すると、共有フォルダ下のフォルダまたは動画ファイル(私が確認できたのは拡張子がmpg, mts, ts のみ)の一覧が表示されるので、再生したい動画ファイルを選択する。

共有フォルダ下のフォルダや動画ファイルが表示される
フォルダ一覧の表示

 Regza_6

動画ファイル一覧の表示
 
Regza_7_2

私が試した動画とその拡張子は以下の通りである。

  1. Hi-8で撮影したものをMPEG2キャプチャボード GV-MVP/RX2 でデジタル化して取り込んだ mpgファイル(記事「ビデオテープのデジタル化(その1)」参照)
  2. DVビデオで撮影したものを取り込んだ aviファイル(記事「ビデオテープのデジタル化(その2)」参照)
  3. DVDからDVD-Video形式でバックアップしたVOBファイル
  4. CANONのデジタルビデオ HG-21で撮影したAVCHD形式のmtsファイル
  5. 地デジチューナー KTV-FSUSB2 で作成した ts ファイル(記事「地デジチューナー KTV-FSUSB2 を買ってみた」を参照)

結論から言うと、このうち 1, 4, 5 は 一覧からファイルを選択するだけで regzaで再生することができた。
先にも書いたように、拡張子が mpg, mts, ts のファイルしか一覧に表示されないので、2と3は最低でも拡張子を変更する必要がある。

まず、2のaviファイルについては、単純に拡張子を mpg に書き換えただけでは再生できなかったので、変換ソフトを使って加工する必要があるようだ。今回フリーの Any Video Converter フリー を試してみたが、問題なく regzaで再生できた。

最後に 3のDVDの動画ファイル(拡張子 VOB)の再生である。なお、DVDから 動画ファイルを抜き出すリッピング方法については いろいろなサイトで説明されているのでここでは触れない。私の場合、IFO,VOBファイルの形式で保存しているので、それを前提に説明する。
最も単純なのは、VOBファイルの拡張子を単純に mpg にリネームする方法である。全ての VOBファイルでうまくいくわけはないようであるが、私の場合は問題は発生しなかった。
なお、VIDEO_TS.VOB や VTS_NN_0.VOB ファイルはメニュー情報なので再生対象ではなく、VTS_NN_M.VOB というファイルが対象となる。(ここで、Nは0以上の数字、Mは1以上の数字を表す。)
私は元のファイルをリネームするのが嫌だったので、対象のVOBファイルに対して 拡張子 mpgのハードリンクを一括作成するバッチファイルを2種類作成したので公開しておく。
行中のコメントに記載されているように、

  • 1つ目の mkmpg.batは、カレントフォルダ直下の VTS_NN_M.VOB に対してハードリンクを作成する
  • 2つ目の mkmpgr.batは、カレントフォルダ下の全ての VTS_NN_M.VOB に対してハードリンクを作成する

ところが異なる。
なお、ハードリンクとはファイルの別名のようなもので、このバッチファイルを実行すると、例えば VTS_01_1.VOB というファイルに対し同一フォルダに VTS_01_1.mpg が作成される。このファイルは別名であり同じ実体ファイルを指しているので、ディスク容量は消費しない。(記事「ジャンクションを使ってみる(その1) 」参照)

  mkmpg.batファイル

@echo off
REM mkmpg カレントフォルダ内の VTS_*.VOB のハードリンク VTS_*.mpg を作成する
setlocal enabledelayedexpansion

for %%f in (VTS_*.VOB) do (
  set X=%%~nf
  if not "!X:~-1!" == "0" (
    if not exist "%%~nf.mpg" (
      fsutil hardlink create "%%~nf.mpg" "%%f"
    )
  )
)
endlocal

  mkmpgr.batファイル

@echo off
REM mkmpgr カレントフォルダ以下の VTS_*.VOB のハードリンク VTS_*.mpg を作成する
setlocal enabledelayedexpansion

for /r %%f in (VTS_*.VOB) do (
  set X=%%~nf
  if not "!X:~-1!" == "0" (
    if not exist "%%~dpf%%~nf.mpg" (
      fsutil hardlink create "%%~dpf%%~nf.mpg" "%%f"
    )
  )
)
endlocal

余談ではあるが、Windowsのバッチファイルの作成経験がないにも関わらず軽い気持ちで着手したが、実際このバッチを完成させるのに半日くらい費やしてしまった。つまづいたのは「遅延環境変数の展開」で
setlocal enabledelayedexpansion
という行がポイントであった。いやぁ、今さらだが、Windowsのバッチファイルって痒いとこに手が届かない上に訳わかんないって感じだ。

さて、これでDVDの動画も見れるようなったが、DVDのメニューは操作できないのでデフォルト言語が英語のDVDは英語でしか再生できない。
私が試した限りでは、以下の2つの方法で副音声の日本語での再生が可能であった。詳細手順は、私も大いに参考にさせてもらった「デジ備忘」というサイトの「REGZAだけでDVDは見れるのか1 (日本語音声+字幕なし)」という記事に詳しいのでここでは割愛する。このサイトによると、日本語字幕による再生もできるようだ。

  1. DVD Shrink で日本語のみを選択して VOBファイルを作成後、VOB2MPG でそれらをまとめて1つの mpgを作成する。
  2. DVD オーサリングソフトで日本語音声だけのDVD-VIDEOに再構成し、できたVOBファイルの拡張子を mpgにリネームする。なお私が試したオーサリングソフトは、かなり以前に買った TMPGEnc DVD Author 2.0 Easy Edition である。

参考までに、以下の方法は、試してみたがダメであった。

  1. 1の方法で作成したVOBファイルの拡張子を mpgにリネーム ==> 再生すらできない
  2. 1の方法で作成したIFO,VOBファイルを VOB2DVDの IFOモードで読み込んで mpgファイルを作成 ==> 再生すらできない
  3. DVDから取り出した IFO,VOBファイルから、VOB2DVDの IFOモードで デフォルト言語を [81]Japanese にして mpgファイルを作成 ==> 再生できるが英語のまま

では。

【2011年8月20日追記】
再生が確認できたファイルとして ts ファイルを本文に追記した。

【2012年2月18日追記】
REGZAで録画した番組を別の部屋のTVで見れるようにした。興味のある方はココへ。

【2017年7月29日追記】
REGZAとは直接関係ないが、久々にバッチファイルを作成したので報告 ・・・・
Windowsのエクスプローラでの右クリップで、ファイル名の一覧などをクリップボードにコピーするバッチファイルを自作したのだが結構便利
興味のある方は ココへ。

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2009年2月13日 (金)

互換品を考える

今回は、私が利用している互換品を紹介する。
特に明記していない場合は、記載の価格は 2月13日深夜に調べた amazon の価格である。

【インクジェットプリンタの詰め替えインク】
我が家には2つのインクジェットプリンタがある。
HP psc 1210CANON IP4100 である。

HP psc 1210 は スキャナ機能も持ったオールインワン機で、我が家ではPCと接続しておらず、もっぱら お受験用の問題用紙のモノクロコピー機として使っている。(従って、カラーインクは装着してない。) 黒の顔料インクを搭載しているため、普通用紙にもクッキリ印刷できる。1万円しなかったと思うが、なかなかの働き者である。
が、HPはインクカートリッジとヘッドが一体化しているためか、純正インクカートリッジが高く、顔料黒 hp 56(C6656A) が \2,265、3色1体のカラー hp 57(C6657A) が \3,597 もする。
最初のうちは、純正インクカートリッジを買っていたが、やはり、毎回2000円を超える出費は痛い。それに、本体がカートリッジ込みで1万円しないのに、このカートリッジの値段はどう考えても納得がいかない。(「そういうビジネスモデルです」と言われれば、それまでだが・・・。)
というような不満はずっと抱いていたのだが、互換インクも結構高かったり、品質も何となく怪しい気がして、なかなか手を出せずにいた。が、ビックカメラで、たまたま、大きく「56」と書かれたエレコムの互換インクを見たとき、メーカーの知名度と980円という安さにも釣られてついに買ってしまった。
この1箱で4回まで詰め替えることができるのだが、現在2回まで詰め替えた。
結果は・・・良好である。というか、全く違いがわからない。詰め替え作業も最初は説明書を見ながら30分、慣れれば15分程度で終わる。

左がCANON用、右がHP用

Tumekaeink

これに気を良くして、早速、IP4100の互換インクも買ってしまった。当然、エレコムである。純正カートリッジは、カラーが4色独立の BCI-7eシリーズで 4色セットで amazonで \3,426、顔料黒が BCI-3eBK で同じく \917 である。

買ってみて判ったのであるが、同じエレコムでも、HP用 と CANON用 では インクの注入方法が違うのである、HP用は注射針のようなものをインク容器に装着して、それをカートリッジに差し込み、ネジを廻してピストンを徐々に押してインクを注入するのだが、CANON用は先の細くなった注入キャップをインク容器に装着して、容器の腹を押してインクをカートリッジ内に注入する形式である。どちらもインク容器とは別に、カートリッジを固定する専用の治具が付属しており難しくはないが、CANONの方が手間はかからない。

左がCANON用、右がHP用

Thcip4100set   Thr027_2
IP4100 の方も、各色、1回ずつ交換した程度であるが、これも今のところ全く違いが判らない。(自分が鈍感だという気もするが・・・。)

インク詰め替え時の注意点として、インクが漏れる可能性があるので、万が一のことを考え下に広めに新聞紙を敷いておいた方がよい。(私もHPの2回目の詰め替え時に注射針の先のキャップをはずした瞬間、インクが噴出した経験がある。) 
また、インク残量の警告が出た時点で早めに補充した方が、カートリッジ内のスポンジが乾燥せずインク出口への供給が途切れないので良いようだ。

最後にざっと金額試算をしてみよう。

【ビデオカメラのバッテリー】
私の保有している CANON iVIS HG21 には、付属品として BP-807 というバッテリーが付属しているが、これが公称でも実使用時間50分という、少し心許ない仕様である。私の場合、一度に長く撮ることはめったにないが、いざと言うときの用心として予備バッテリーが欲しいところである。予備の純正バッテリーとしては、BP-819(実使用時間 約1時間45分)があるが \11,000 もするし、チャージャー CG-800 を合わせると \17,450 もする。(チャージャーがないと、ビデオカメラ本体を占有して充電しなければならず、チャージャーは必須と言える。) カメラ量販店で買った人はポイントで買うというのが定番であるが、私の場合、キタムラの通販で買ったのでポイントはない。
そこで、互換バッテリーとしては有名な ロワ(ROWA)のバッテリーを買ってみた。BP-819 相当品+チャージャーで \1,880 なので 約10倍近くの値段差である。

手前がCANON純正BP-807 で 向こう側が ROWA BP-819 相当品
ROWAにはキャップ(一番奥側)が付属していた

Battery

ROWAのバッテリーとチャージャー
以前、ネットで言われていたチャージャー装着時のガタつきは解消されていた

Rowa
もう数回使ってみたが、特に問題なく使える。最初に、2~3回 「満充電-使いきり」を繰り返す慣らし運転が必要であったり、実使用時間が純正より短いという噂はあるものの、値段差を考えると予備としては十分である。(実際は、予備として眠らせておくのは良くないとのことなので、私は純正と交互に使用している。)

問題点も挙げておく。

  1. バッテリー残量がわからない
  2. 電源投入時に毎回「純正バッテリーでない」ことが表示され確認操作が必要
  3. 使用中は液晶やテレビの右上に常に赤いマークが表示される

1番目と2番目は仕方がない気がするが、3番目はCANONさんに何とかして欲しいものである。

以上、私のまだ数少ない経験では、デメリットを理解して利用すれば互換品も悪くないと言う印象である。今回、挙げたインクカートリッジやバッテリーは、互換品が1つの市場を築いているが、2倍以内の価格差ならまだしも 5倍や10倍の差はどうみても、純正品の値付けがおかしいような気がする。携帯電話がそうであったように、いずれ近いうちにビジネスモデルが見直され、受益者に正当に負担させるように変わっていくのではないだろうか。

【2011年6月18日追記】
バッテリーが劣化したため、残量表示に対応した ROWA社バッテリーを再購入した。興味のある方は、
コチラ

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2009年2月11日 (水)

HDMIケーブルとミニHDMI変換アダプタ

我が家には、HDMIを利用できる機器が3つしかない。購入順に挙げると

である。というわけで、たいしたニーズはないのではあるが、HG21を購入後、無性にHDMIなるものを試してみたくなった。HG21には、D端子ケーブルが付属していたので、それでテレビには接続可能なのであるが、やはりHDMIも試してみたい。HG21には、HDMIケーブルは付属していないので、まずHDMIケーブルの購入である。
webで見てみると、これが結構高い。生産数がまだ少ないからだと思うのだが、この程度のケーブルに数千円払う気はしない。秋葉原に行くと、ノーブランドのケーブルが1000円以下で売っていたので、買おうかなと思っていたらありました。激安品が。
ハンファ・ジャパン 楽天市場店で 1.5mが 驚きの 340円である。それにメール便OKである。とりあえず、即買いした。1週間くらいして送られてきたが、普通のHDMIケーブルで何の問題もない。

だが、これでOKとはいかない。なぜなら、HG21のHDMI端子はミニHDMI端子なのである。ミニ端子ケーブルというのが、さらに生産数が少ないためか、半端なく高い。さすがの、ハンファ・ジャパンでも売っていないし、秋葉原でも激安品はなさそうだ。そこで目をつけたのが、HDMI端子をミニ端子に変換するアダプタだ。これならケーブルよりは安いだろうし、実際にwebで1300円程度で売っている。と思っていたところ、秋葉原で980円で発見。

Henkanmeijinpackage   Hdmibmhdag

変換名人というブランドの

■変換プラグ HDMI(メス)→mini HDMI(オス)  型番 HDMIB-MHDAG

というもので、何店かで同じような価格で売っていた。少し怪しいが、とりあえず購入した。

早速、家に帰ってHG21に接続しようとして、衝撃を受けた。なんと、HG21のミニHDMI端子の差込口はカバーをあけた凹部の中にあるのであるが、変換名人のアダプタの幅が広すぎて、凹部のフチと干渉して差し込めないのである。これは、完全に事前調査不足であった。

Hg21_zentai Hg21_hdmi

しばらくはへこんでいたのであるが、どうせミニ端子はHG21しか使い道がないので、壊れてもやむなしという考えで、変換アダプタの干渉する部分を切断することにした。用意したのは金ノコである。(100均で調達) 

Kananoko

思いのほか作業は楽で、10分ほどでアダプタの端の部分を切り落とすことができた(干渉部分はプラスチックだけであった)。以前から持っていたヤスリで表面を滑らかにして完成である。

Hdmi

適当な目分量で切断したのであるが、一発でHG21に接続できた。テレビに接続してみたが問題なく映る。

でも、あまり使う機会はないかな・・・

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2009年2月 8日 (日)

ビデオテープのデジタル化(その2)

ビデオテープのデジタル化(その1)に引き続き、(その2)である。

Dj100_2  今回は、前回のHI8テープのデジタル化に続き、下の娘が生まれた時(11年前)に買った Panasonic NV-DJ100 で撮った DVテープのデジタル化である。「DVテープなので、既にデジタルじゃん」と思った人もいると思うが、「その通り」。要は、動画ファイル化のことだ。
この DJ100 もこの1~2年調子が悪く、デジタルノイズが目立つようになった。どうもヘッドが磨耗してきたのではないかと推定しているが、今さら大金をかけてヘッドを換える気にならず、昨年末に Canon HG21 を買ってしまった。DJ100 も今なら再生はあまり問題ないようなので、今のうちに、撮りためた DVテープ を動画ファイル化しておきたいと思う。

少し話は変わるが、今、NV-DJ100 について、調べて見ると、
松下、世界最小の3CCD搭載デジタルビデオカメラ 97/8/28 発表 
標準価格: 265,000円
とあるので、昔のビデオの何と高いこと。私の下の娘は同年10月下旬生まれで、生まれる前には手に入れていたので、発売すぐに買ったことになる。確か、愛知あたりの(結構安売り店として一部で有名だった)アイムコムズというwebショップで買ったのであるが、いわゆるインターネット通販はこれが初めてだったように覚えている。現在は普通にインターネット通販を利用しているが、それ以降20万円を超えたものを買った記憶がない。ちなみに、アイムコムズさんは今はやっていないようだ。

さて話を本題の動画ファイル化に戻すことにする、DJ100 にはDV端子が付いており(多分、DV端子のはしりだったような気がする)、私のPCにもDV端子が付いている。従って、後は、DVケーブルで繋ぐだけだ。DVケーブルも以前秋葉原で100円で投売りされたものを買っておいた。

取り込みソフトは Windows ムービーメーカーでも良いようであるが、webで見てみると、Area61 DVビデオキャプチャ や WinDV などが評判がよいようである。DVビデオキャプチャの特徴は 後で内容をチェックし易いサムネイル画像が同時に作成できること、WinDV の特徴は、バッファを持っておりコマ落ち(キャプチャ漏れ)しにくいことにあるようだ。
どちらも少し試してみて、WinDV を使うことにした。決め手は、動画(AVI)ファイルの作成単位のコントロールができることだ。(後述)

以下に簡単に WinDV の使い方を説明する。

WinDV メインウィンドウ

Windv_3

WinDV 設定ウィンドウ

Windv_config_2

使い方は簡単で、

  1. [Caputuring from DV device] タブを選ぶ。(通常、最初から選ばれている)
     
  2. [Config...] ボタンで、設定ウィンドウを表示する。
     
    [Discontinuity treshold(sec)] で「記録(撮影)日時の間隔が何秒開いている場合ファイルを分けるか」を指定する。ここに、600を指定すると、1つのテープにたくさんのシーン(ここでの「シーン」とは連続して撮影した1カットの意味)が記録されていても、その撮影間隔が10分以内であれば、それらは1つのファイルにまとめて格納される。0を設定すると、すべて1ファイルとして作成される。
     
    [2009/2/10追記]
    後で読んでみると少し説明がおかしいのに気付いたので補足説明追加。
    [Discontinuity treshold(sec)] の説明は上記の通りであるので、小さな数字を入れるほど、たくさんのファイルに分かれる。従って、1に設定すると、基本的にシーン単位でファイルが作成される。ただし、0は特別な意味を持ち、すべて1ファイルとして作成される。DVビデオキャプチャ は、この設定はできず、シーン単位でファイルが作成されるようである。
    なお、このように撮影時間でのファイル分割制御ができるのは、元のDV記録に、動画と一緒に撮影日時が記録されているためであるが、実は、これは、作成されたAVIファイルにも引き継がれている。(引き継がれているかどうかは、Area61 DVビデオタイマ を使えば確認できる。)
     
    先ほども書いたが、私が WinDV を使ったのもこの指定ができたからである。ちなみに、私は、18000=5時間 を指定した。こうすれば、ほぼ、撮影したイベント単位(通常は撮影日単位)にファイルが分かれてくれた。
    [Max AVI size(frames)] で、1ファイルに格納する最大のフレーム数、[Every N-th frame] でキャプチャするフレーム間隔を選択することができる。
     
    [2009/2/10追記]
    例えば[Every N-th frame]を2にすると、1フレームおきに間引いて記録されるので、再生時、2倍速になる。
     

    私は [Max AVI size] には充分大きい数字 1000000(基本的にフレーム数ではファイルは分割しない) 、[Max AVI size] には 1 (全フレームを記録)とした。
    [Date/Time] は作成するAVI ファイル名の書式である。私の場合は、「%Y-%m-%d_%H-%M」 とした。こうすると、例えば、2009年2月1日18時32分から撮影した内容は、XXX.21.2009-02-01_18-32.NN.avi という名前でファイルが作られる。
    ここで、XXX は、ファイル前頭詞(後述)、NN は連番である。連番の桁数は、[numering digits] で指定する。連番は普通、例えば2桁の場合は「00」であるが、全く同一日時分のファイルができる場合にのみ、01,02・・・・となる。
     
    設定ウィンドウの設定が終わったら、[OK]でメインウィンドウに戻る。
     
  3. [Capt. file:] の右側の[...]でファイルの保存ダイアログを開き、AVIファイルの格納フォルダと前頭詞を設定する。先の例では、ダイアログの「ファイル名」の欄に「XXX」だけ入力して [保存]ボタンを押せばよい。
     
  4. [Video source:] は私の場合、最初から、「Microsoft DV Camera and VCR」が
    選択されており、それで問題ない。
    [Capture]ボタンの左にチェックを入れておけば、後は、ビデオカメラ側で先頭テープ位置まで巻き戻してから[Capture]ボタンを押せば、自動的にビデオカメラと連動して記録が始まる。ちなみに、[Capture]ボタンの左のチェックをはずせばビデオカメラと連動しないので、それぞれ個別に操作する。テープが終了すれば、どちらも自動的に止まるが、途中で止めたいときは[Cancel]ボタンを押す。
    なお、メインウィンドウの右下隅の「Q0」という表示が、バッファの負荷らしい。これが最大の「Q100」になったら、バッファがあふれコマ落ちがおきるということだが、私の場合、「Q0」 以外は見たことがない。

作業自体は、Hi8の時よりも簡単である。1番うれしいのは、テープが終わったら勝手に止まってくれるので、終わりそうなタイミングで見張っておかなくてよいことである。
また、AVIファイルも分割されて作られるので、再生不良(不安定)箇所があった場合、そのシーン(イベント)の少し前から再度記録して、そのファイルの部分だけ再作成できる。私の場合、そのような場合、大体元のテープがヘタっているか記録自体の問題だったようで、再度記録しても改善しなかった。

まあ、24本中、2本ほど部分的に再生不良のテープがあったが、何とかその程度の劣化に留めて全テープの動画ファイル化が本日完了した。全部、SPモードで60分テープだったので、総ディスク容量は 13GB/時間 × 24時間= 300GB超 となった。

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2009年2月 6日 (金)

ビデオテープのデジタル化(その1)

今、過去のビデオテープのデジタル化に凝っている。
というよりも昔に撮ったテープの劣化や再生機の故障が
遅まきながら不安になってきた。そこで、早速デジタル化に着手した。

まずは、上の娘が生まれた時(約15年前)に買った SONY CCD-TR2 で撮ったHi8テープ。

CCD-TR2本体とドッキングステーション
昔のビデオは周辺機器も結構しっかりしている(たしか別売だったような・・・)

Ccdtr2

CCD-TR2 は、老体に鞭打ちながら、まだ一応は稼動するものの画質がいまいち。
実は2年前も同じように思いたって、CCD-TR2 から アナログケーブル(赤白のRCAピンとSビデオ)で I・OデータのTVチューナー&ハードウェアMPEG2キャプチャボード GV-MVP/RX2 でデジタル化しようとしたのだが、テープによっては、画面上部にスキュー(画像が斜めにゆがむ)がでたりするので、とりあえず一通りデジタル化したものの、スッキリしないままであった。

GV-MVP/RX2
TVチューナーにアナログビデオキャプチャ機能が付いた優れもの

Gvmvprx2

今回、CCD-TR2 での再生はあきらめて別の手を考えることにした。
今さら、新しいHi8機を買う選択肢はないのでオークションなどを探してみたが、安くすませようとするとノークレーム・ノーリターンのものがほとんどであまりにリスクが高すぎる。
そうこうWebで情報を集める内に、現時点では再生機としては、GV-D200 というビデオウォークマンが良さそうだという結論に至った。

GV-D200
Gvd200

決め手は、現行機なので最新の技術が(多分)投入されていることと、本体内にアナデジ変換回路を持っており、DV出力できること。とは言うものの、買えば5万円近くするし、
新宿などで借りると1泊5000円はする。さすがに1泊で撮りためていたテープをすべてデジタル化するのは辛い。
そうこうしているうちに、Yahoo オークションで1週間レンタル5000円以下でレンタルされているのを発見。(オークションって、こういう使い方も有りなのですね。)実は今までオークションを利用したことなかったので、早速、ID登録し一番安そうな1週間 \3,900 を落札。

使ってみると、(そもそもHi8テープなので)画質の違いはよくわからないが、すくなくとも画像がゆがむことなく安定している。ただ、残念なことに、DVケーブルからパソコンに取り込んで作成したAVIファイルは画像と音が少し(0.2秒くらい?)ずれてしまう。
これは、
a) GV-D200 → アナログケーブル → パソコン(GV-MVP/RX2経由) 
b) GV-D200 → DVケーブル → パソコン(DV端子) 
の2系統でパソコンに入力した画像をディスプレイ上で並べて表示すると良くわかる。
声は同時に聞こえるが、画像は b の方がほんの少し遅れている。(声は a と同期している。すなわち、bでは音声に対し少し遅れて画像が表示される。)

画質は、正直目で見てどちらが良いのかよくわからないくらいだが、ファイルの大きさは、
a は mpeg2 ファイルで1時間当たり 4GB(これはキャプチャのビットレート設定に拠るのだが私は max 12Mbps、平均 8Mbpsを使用 ==> もちろん、このビットレートでDVD化しても自宅の HDD/DVDプレーやで再生可能なのは確認済み)
b は dv-avi ファイルで1時間当たり 13GBなので、感覚的に b の方がよいのではないかという気がする。
デジタル化してしまえば、音づれは後でも修正できると思いながら、念のため、今回は、a,b 両方の方法でデジタル化することにした。(どうせ、同時に両方のデジタル化ができるので、かかる時間は変わらないし・・・)

これで、何とか、我が家の全Hi8テープ 13本/延べ1080分のデジタル化は完了した。
何と、ファイル総容量は 300GB超え。急いで、ハードディスクを追加購入したのは言うまでもない。

次は、下の娘が生まれた時(約11年前)に買った Panasonic NV-DJ100 で撮った DVテープなのだがこの話は次回

【2010年9月20日追記】
気まぐれで、CCD-TR2とGV-MVP/RX2の写真とコメントを追記した。

【2012年2月5日追記】
DVケーブルから取り込んだ avi ファイルを確認したところ、画像に対し音が進んでいることを確認したので、それに合わせて本文の表記を変更した

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