カテゴリー「電化製品」の52件の記事

2018年1月 3日 (水)

冷蔵庫の扉のバネ交換

ある日、嫁さんから、冷蔵庫の扉が閉まらないとのクレームが ・・・
見てみると、観音扉のうち左側の扉の先端(右扉と接触する面)のドアポケットの側面辺りに、90度回転して開閉する回転しきり(本記事ではフラップと記載)がついているのだが、これが開いたままのため左扉を閉めようとする時に右扉に干渉していた。本来は、フラップの下に付いているバネの力で通常フラップは閉じており、扉を閉めた時だけ強制的に開いて両扉の間の隙間を埋める仕掛けになっているのだが、バネが破損して通常時でも閉じなくなっていた。

 庫内側から見たフラップ(左が開、右が閉の状態で赤丸内がバネ)
 Refrigerator_008 Refrigerator_009

 正常なバネ(左)と破損したバネ(右)
 Refrigerator_003

黄色い丸印の個所で完全に破断していた。
右の「破損したバネ」は、一巻き分をほどいてペンチでフック状に加工した後のものである。これでも一時しのぎにはなったが、やはり目分量で加工したためかフラップの開閉がスムースでなく、時々閉じない状況であった。

この冷蔵庫は2008年製の日立製で、型番と「バネ」でググってみると、このバネは補修部品として「日立冷蔵庫のバネ(Rドアシキリシタ) R-SF40VPAM 216」という名前で税抜300円で販売されていた。ちなみにバネの交換は工具も不要で素人でも簡単にできる。

 【販売サイト】
  ヨドバシ
  日立家電部品のカデンの救急社

ここで少し脱線・・・
ヨドバシのサイトでは東芝と日立のバネが販売されている。
他メーカーがないのは、バネを使っていないのか、または一般に流通させていないのかはわからない。
ヨドバシのユーザレビューを見ると、これらのバネが金属疲労で破損することは多いようなので、もし前者だとすると素晴らしいのだが、多分この辺りはメーカー横並びの設計だと思われるので、後者の可能性が高い気がする。(今度、量販店に行ったら覘いてみます ・・・ bleah
いずれせよ、全く儲かりそうにないこれらの補修部品を送料無料で配送するヨドバシはありがたい。
 
【2018年1月8日追記】
量販店で確認したところ、シャープ以外のメーカは全てフラップが付いていた。シャープは「フラップがない」ことを「センターピラーレス」と称して、節電のための独自機能として「ウリ」にしていた。(→
参考サイト

想像よりも安いので早速注文しようかと思ったのだが、念のため購入時の書類を探してみると某大手量販店の10年長期保証が付いており、まだ保証期間内であった sign03

消耗品なので保証対象外と言われるかも、と思いながらダメ元で保証書に記載の番号に電話してみた。
こちらから、「バネが破損している」「バネを郵送してくれるだけでよい」旨を伝えたのだが、
「郵送だけというのは不可で、必ず現物確認が必要」との回答。

「わざわざ出張してもらうのは申し訳ない」「出張して確認してもらった後に『消耗品で保証対象外なので出張費をいただきます』と言われても困る」とくいさがったのだが、
「現物確認は必須」「出張費の請求の有無については約束はできない」との一辺倒で、「約束はできない」というのは譲れないようなので、とりあえず来てもらうことにした。

後日実際に来たのは、メーカーの人ではなく量販店のサービスマン1名であった。
現物を数分確認した後、「フラップ自体も壊れているのでフラップごと交換する」と言って、持ってきた新品のフラップに交換。ネジ留めするだけなので全部で15分程度で作業が終了した。

フラップは、中に(多分結露防止のための)電熱線が通った電気部品で長期保証対象であり、これがたまたま壊れていたので無償対応になったらしい。

とりあえず結果オーライである coldsweats01
ちなみに、今回量販店名を記載しなかったのは、いろいろと忖度した結果である。

では。

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2017年11月25日 (土)

エレコム 無線LANルータ WRC-1900GHBK-SのAPモード設定

最近、家の無線LANルータをより高性能なものに買い替えようと思い立ち、結局 エレコムの「1300+600Mbps 無線LANギガビットルーター」WRC-1900GHBK-S を購入した。
 

Wrc1900ghbks_001

無線LANルータとしては Buffaloがメジャーであるが、現在、Buffalo と IOデータの無線LANルータを使用中なので、それ以外を試してみたかったことと、仕様に対するコスパの高さからこの機種(以下、本機)を選んだ。

Amazon や 価格comでは、

  1. 通信が途切れる
  2. 設定が難しい

などの評価も見られるが、1については多かれ少なかれどの無線LANルータでも見かけるし、本機は他のエレコムのルータよりはネガティブな評価は少ないように見える。

2については、本機は「かんたんセットアップ」が1つの売りになっているので、「電子機器オンチの人には難しいのか?」くらいにしか思っていなかったのだが ・・・・ coldsweats01

我が家のLANは、プロバイダから貸与されたルータ(以下、センタールータ)が、LANに接続されている各機器に 192.168.1.* のIPアドレスを振るDHCP構成になっているので、既設の無線LANルータ同様、本機もデフォルトのルータモードではなく、AP(アクセスポイント)モードで使うことが前提である。
通常、無線LANルータのモード切替は物理スイッチで行うのだが、本機にはそれがない上にマニュアルにもAPモードに関する記載が詳しくないので、「もしかしてモードは自動認識かも」と期待(誤解)したこともあり、設定には予想以上に時間を要してしまった。

そこで本記事では、本機をAPモードで使用する場合の初期設定手順について説明する。(弟分の WRC-1467GHBK-Sも同様と思われる。)

  1. LANケーブルを接続しない状態で、本機をリセットする。
    新品を購入した直後は不要であるが、中古を購入した場合や、初期設置中にわけがわからなくなった場合は、リセットで工場出荷状態に戻すのが基本である。
    具体的には、下図の(6)のボタンを長押しする。マニュアルには「WPSランプが点滅し、本製品の設定値が初期化されます」と書かれているが、実際は点滅ではなく「ゆっくり 1, 2回点灯する」だけである。

    ユーザーズマニュアルより

    Wrc1900ghbks_002

     
    初期化後に、本機の INTERNETポートをLANに接続してみたところ、本機にも 192.168.1.X が振られた(Xはその時に空いていた数字)。 ちなみに、センタールータで検知された MACアドレスは本機に添付されていたシールに記載のものと同じで、ホスト名は 6CL で始まる文字列と MACアドレスを組み合わせた20文字もある名称であった。
    これを見て、「なんだ、簡単に認識できたじゃん」と思い、LAN上のPCから 192.168.1.X にアクセスしたのだが何故か反応はなく pingにも無応答。
    どうも 本機は、モードを明示的に変えるまでは IPアドレスは 192.168.2.1 に固定されるため、PCを現在のLANから切り離して 192.168.2.* のアドレス体系に一時的に変更してから 2台だけのLANを構成してアクセスするか、スマホで無線LAN接続して 192.168.2.1 にアクセスするしか手がないようだ。
    前者は面倒くさいので、以下、後者の方法で実行した。
     

  2. スマホから本機のSSID/セキュリティキーを入力してアクセスすると、自動的に管理用アカウント設定画面が現れるので、管理画面に入るためのパスワードを決めて設定し「適用」を選択。(IDは admin 固定)

    管理用アカウント設定画面
    Wrc1900ghbks_003 Wrc1900ghbks_004
       

  3. ルーター設定(回線識別)画面が現れるので、1番下の「詳細設定」を押下。

    Wrc1900ghbks_005 Wrc1900ghbks_006
      

  4. パスワード設定画面が現れるので、先ほど設定したパスワードを再度入力。

    Wrc1900ghbks_007


    「設定を反映しています」と表示されるので、カウントダウンが終わるまで待つ。

    Wrc1900ghbks_008
       

  5. 再度、スマホから本機の SSIDを選択して接続。
    スマホのブラウザに 192.168.2.1 を入力すると、「認証が必要です」の画面が表示されるので、IDとパスワードを入力してログインする。

    Wrc1900ghbks_009
      

  6. 詳細設定画面が表示されるので「モード変更」を選択。

    Wrc1900ghbks_010
       

  7. モード変更画面で「APモード」をチェックし「適用」、最後に「再起動」を選択する。

    Wrc1900ghbks_011 Wrc1900ghbks_012
       

  8. 再起動が終了するとAPモードに切り替わっている。
    具体的には、INTERNETポートにLANケーブルを接続すると、新しい IPアドレス 192.168.1.Y が振られ(Yはその時に空いていた数字)、ホスト名は wrc で始まる10文字の名称、MACアドレスは添付シールに記載のものから末尾の数字が1つ繰り上がったものに変わる。
    この状態になれば、無線LANも正しく動作するし、LAN内のPCから 192.168.1.Y にアクセスすれば本機の設定画面が表示される。
     

めでたし、めでたし。happy01

では。

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2017年5月 7日 (日)

ブルーレイプレーヤのトレイが出てこないので修理した

以前の記事「REGZAサーバー D-M430改造計画」でも書いたように、私は東芝の全録サーバ機 D-M430を愛用しているのだがこれにはブルーレイドライブは搭載されていない。そのため、ブルーレイ視聴用に 東芝のブルーレイプレーヤ DBP-S450も持っている。

DBP-S450は 東芝の全録サーバ機に録画された過去番組をネットワーク越しに番組表形式で選択し視聴できるというのが1番の売りで、私もわざわざ DBP-S300からこの機種に買い替えたのであるが、結局この機能はほとんど使っていない。(過去番組を視る時は番組も決まっているので、別に番組表形式である必要はない ・・・・ coldsweats01
しかし、ブルーレイプレーヤとしてはコンパクトで持ち運びが楽なので、各部屋のTVに接続して利用している。

ところが、GWにたくさん借りてきたブルーレイディスクを視ようと本機を使っていたのだが、突然トレイが出てこなくなった。開閉ボタンを押すと、中でモータが回る音はしているのだが トレイは1mmも出てこない。
保証期間も終わっているので、分解修理にチャレンジしてみた。

本記事はその記録である。
なお、CDなどのディスクドライブの分解は初めてで試行錯誤だったので、やらなくても良い部品まで分解してしまったが、折角なのでその余分な情報も最後にまとめて紹介する。

 
写真1) 作業前の状態(前面にはビニルシートが貼ったままで白く反射しているが気にせずに)
S450_001

 
側面の各1ヶ所、背面の2ヶ所のネジを外して金属のカバーを外す。

写真2) 側面
S450_004

写真3) 背面
S450_003

 
写真4) カバーをはずしたところ
S450_006

BのネジをはずしてT字形の上面パーツを外す。

写真5) 上面パーツをはずしたところ
S450_007

真ん中の黄色の丸の部分がピックアップレンズなので、以降の作業で触って汚さないように注意する。
その少し上の丸い部分がディスクを回す回転軸(スピンドル)である。

 
写真6) 取りはずした上面パーツのウラ
S450_008

 
真ん中の凹状の丸い部分は自由に回転するようになっており、スピンドルとこの部分との間にディスクを挟んで回す仕組みである。なお、がっちり挟めるよう、スピンドルの外周は磁石になっており上面パーツの上面の金属板(写真4で白く見える部分)を引き付けている。

この状態で電源を入れてトレイの開閉操作をしてみる。
私の場合は、ここで正常に開閉ができたが、再び上面パーツを装着して試してみると開閉しない。happy02
トレイを開く際には、まず、トレイと干渉しないようにスピンドル部分を下方に逃がす(下げる)アクションをするのだが、それを動かす力が弱くなってしまって磁石から離すことができないため、次の、トレイを開く動作に行かないようだ。

 
ここで、少し横道に逸れてトレイの開閉動作に伴う各部品の動きについて説明する。

写真7
S450_019

まず、スピンドルの上下の動きであるが、上の赤丸の部分が支点となって、黄色で囲った部分(以下、「スピンドル一体部品」と呼ぶ)の向こう側、すなわちスピンドルのある方(本体の前面側)が上下するようになっている。

写真8) スピンドル周辺の機構(トレイを完全に引き抜いた状態)
S450_015

トレイの開閉操作をすると、写真8のモーターがベルトを介して①のプーリーを回し、更にプーリーの下に付いたギヤを介して②の白いギヤを回転させる。

写真9) トレイのウラ側(本体も上下逆さまの状態)
S450_009

写真9はトレイのウラ側であるが、写真8の白いギヤはトレイのウラのギザギザ状のラックにはまってトレイを前後に開閉させている。

再度写真8に戻って、緑色の記号で記した、横長の白いプラスチック部品を見てほしいのだが、この部品は、トレイの開閉に合わせて左右にスライドするようになっている。(トレイが開くときは左に、閉じる時には右にスライドする。以下、「スライド部品」と記す。)
これをスライドさせるのに、、写真8の③の短いラックと左側の緑の丸で示したピンが関与しており、このピンは写真9の「L字ガイド」の溝にはまっている。※L字のコーナー部分が完全な直角ではなく、斜めの部分が少しあることに注意。

それでは、トレイが全開状態から締まるまでのスライド部品の動きを脳内シミュレーションしてみるので、写真8と9を見ながら確認して欲しい。(両写真の左右方向は合っている)

まず、全開の時は、スライド部品はガイドの溝の位置に従い、左端にスライドした状態である。この状態は、トレイが閉まりかけるまでは変わらない。

トレイが閉まりかけた時、ピンはL字ガイドの斜め部分に到達し、更に閉まるにつれ、L字ガイドに誘導されスライド部品は右にスライドし始める。そしてトレイが完全に閉まった時(ガイドの方向が90度変わった時)、トレイのウラのラックのギザギザ部分はちょうどなくなってそれ以上閉まらなくなり、一方で、写真8の③の短いラックが②のギヤに到達し、スライド部品を右端へとスライドさせる。(ピンはL字ガイドの水平部を移動する。)

これが、スライド部品がスライドする仕組みである。

写真10) スピンドル一体部品の突起
S450_016

写真10は、無理やりスピンドル一体部品をスライド部品の上まで持ち上げたものであるが、ピン状の突起が付いているのが分かる。(白い付着物はグリスのようである。)

写真11) スライド部品の溝
S450_017

写真12
S450_018

写真11、12はスライド部品を元の状態に戻し別のアングルから見たものであるが、黄色の枠の中に黒い溝が見えているが、先ほどの写真10の突起はこの溝にはまっているので、スライド部品が右にスライドすると溝に沿ってスピンドル一体部品が持ち上がり、左にスライドすると下がる。(写真12の赤丸はスライド部品のピンである)
結局、トレイの開閉に同期してスピンドルが上がったり下がったりするように設計されているということである。

 
今回の故障の推定メカニズムは以下である。
トレイを開こうとした際に、写真8の③のラックを介してスライド部品が左に移動し、

  • スピンドル一体部品の突起が、スライド部品の溝の斜め部分に到達
  • スライド部品のピンが、L字ガイドの水平部分から斜めの部分に到達

がほぼ同時に発生し、本来は、更にスライド部品が左に行ってそれぞれの斜め部分を通過する勢いで

  • スピンドル一体部品が下がり始める
  • トレイが開き始める

のであるが、何らかの原因でそこで停止してしまっている。どうも、磁石の力が強すぎてスピンドルを磁石から離すことができず、そこで止まっているようである。

その原因として考えられるのは以下の3つである。

  1. 写真8のベルトの劣化や汚れによる伝達力不足
  2. スライド部品の溝を滑る抵抗が大きい
  3. トレイのウラのL字ガイドを滑る抵抗が大きい

そこで、それぞれに対して対策をとった。

1のベルトについては、手で触ってみても劣化したようには見えなかったので、とりあえずベルトの内側とプーリーの外周を無水アルコールで拭いた。
2、3の対策としては、それぞれの摺動部(2は写真11の溝と写真10の突起、3は写真9のL字ガイドの溝と写真8のスライド部品のピン)をいったん無水アルコールで古いグリスを取り除いてから、新たにグリス(タミヤのセラグリス)を塗った。

その結果、また無事にトレイが開閉するようになった。happy01   めでたしめでたし。sun

 
修理の内容は以上であるが、最後に、上では触れなかった分解のための参考情報を付記しておく。
私と同じ原因・対策の場合は、「トレイの完全引き抜き」以外は行う必要はない。

 
■トレイのフロントパネルはずし

トレイの先端にはフロントパネル(写真9の赤矢印より手前)が付いておりはずすことができる。はずしたものが写真13(表)、写真14(ウラ)である。

写真13) トレイのフロントパネル(表)
S450_010

写真14) トレイのフロントパネル(ウラ)
S450_011

フロントパネルの両端にはガイド(写真14の両端の黄色の丸)が付いており、それがトレイ先端の溝にははまって固定されている。従って、はずす時はフロントパネルを上にスライドすれば良いのだが、下面にはツメ(写真14の真ん中の2つの黄色の丸、写真9の赤丸)がはまっているので、下方を手前に引っ張りながら上方へ引き抜く必要がある。

 
■本体のフロントパネルはずし

写真15) 本体のフロントパネル
S450_012

本体のフロントパネルは、上面2ヶ所(写真4のA)、下面3ヵ所(写真16)のツメで固定されているので、それらを先の薄いヘラなどで開いてはずす。その際、本体の基盤と繋がっているコードは事前にはずしておく必要がある。(写真15の黄色の丸)

写真16) 本体下面のツメ
S450_002

なお、トレイが閉まった状態では、トレイのフロントパネルが干渉して本体のフロントパネルははずれない。トレイを開くことができない場合は、ドライブを本体に固定している写真4のCのネジを先にはずして写真17のようにドライブの背面側を持ち上げることによって、本体のフロントパネルが付いたままでも強引にトレイのフロントパネルをはずすことが可能である。

写真17
S450_013

 
■トレイの完全引き抜き

トレイを最も開いた状態では、トレイの突起(写真18の黄矢印)がドライブのツメに当たり、それ以上出てこないようになっているので、ツメを赤矢印の方向へ開いてトレイを引き抜く。(ツメはトレイの両側にある。)

写真18
S450_014

 
では。

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2017年2月25日 (土)

私の昔の計算機遍歴 特に CASIO FX-602PとFP1100

今回はすごく古い話である。かなり記憶が怪しいところもあるが、思いつくままに書いてみる。

私が大学に入ったのが 1978年で、それまではPCはおろか電卓すら家にはなかった。
そのため、私自身はバリバリの理系人間であったが、コンピュータに関する知識や興味は入学当初は皆無であった。ところが、ちょうど私が入学した年に、大学の教養部(最初の2年を当時はこう呼んでいた)に学生向けの大型計算機センタ(呼び名は情報処理教育センタ)が開設された。

当時の大型計算機センタはバッチ式(プログラムを投入すると順に処理され、しばらく待つとプリンタ室に計算結果が印字された用紙が出力されているタイプ)が主流であったが、教養部向けのものは最新式 sign02TSS(タイムシェアリングシステム)でキャラクタ端末を使って対話式で、プログラム編集、コンパイル、結果確認ができた。
開設1年目ということもあり、学生にはIDと課題が1つ与えられるだけで、あとは自分でプログラム言語を習得して課題の計算結果を提出すればよい、というざっくりとしたカリキュラムであった。使える言語は FORTRANのみであったが、すぐにハマり、自分の興味で使い倒したのは言うまでもない。

当時作ったのはオセロや立体四目並べなどのゲームであるが、コマを全てキャラクタで表し、人が1手入力するとちょうど1画面の行数分スクロールされて次の盤面が表示されるようにしていた。
その時はゲームプログラムの知識も経験もなかったので(というか今でもない)、2手先を全手(枝刈りもせず)試して評点の1番高い手を選択するという単純なものだったが、それでも初心者であれば暇つぶしの相手にはなるレベルであった。当時、プログラムを他のユーザにも公開していたのだが、結構自分の知らない学生が遊んでいるのを見かけることがあり、「これは俺が作ったんだァ sign03 」と言いたくても言えない小心者の自分であった。 coldsweats01

こんなことをしながら当分遊んでいたのだが、下宿には何もない状態。
当時プログラム電卓というものはあったが、比較的安いHP製のもので、はっきりした記憶はないが当時で5万円くらいしており貧乏学生には手がでなかった。 逆ポーランド式という、ちょっと癖のある入力方式で、「ステップ数が節約できる」というのが1つの売りだったと記憶している。
逆ポーランドやHP製プログラム電卓については、電卓博物館のページが詳しい。

そんな中、1979年3月に発売されたのが CASIOの 日本初のプログラム電卓 FX-502Pである。(説明や写真は、ウィキペディアや「とね日記/プログラム関数電卓ノスタルジア」を参照)
記憶できるステップ数は256で価格は 24,800円と決して安いわけではないが、速攻で大学生協に予約して(1ヶ月くらい待った記憶あり)買ってしまった。256ステップではせいぜい作れるゲームは3目並べ程度であるが、理系学生の日々のお供として愛用していた。

その2年後の1981年3月に発売されたのが上位機種の FX-602Pである。
基本機能は FX-502Pと同じだが、ステップ数が倍の 512になり、ドット表示になってアルファベットも表示可能というのが大きな違いであり、価格は 29,500円だった。私も速攻で、FX-502Pを友達に売り払い FX-602Pを購入した。
FX-602Pについては「FX-602P Page」が詳しい。

私が FX-602Pで作ったプログラムで一番の大作 sign01 がオセロである。
次に打てる手を全数探索し、その中で最も評点の高い手を選択するというプログラムだった。コマの配置は1列8コマを1つのメモリに記憶しており、1つのメモリは10桁の整数を記憶できるので、2~9桁目に 黒/白/空の場合評点 を1桁で表した数字、1, 10桁目に両端とわかる数字 を配置し、全部で10個のメモリで盤全体を表現していたと思う。
まあ、結構気合をいれてステップ数を節約しながら何とか512ステップに収めて作ったのだが・・・・
動かしてみると、次の1手が表示されるでに5分かかり、作ってはみたものの実は私も最後まで FX-602Pの相手をしたことがないという、とほほプログラムであった coldsweats02

一方、私が FX-502Pを買って浮かれていた年に NECが パーソナルコンピュータ PC-8001を発売し、それ以降私の友人仲間でも PC-8001AppleのAppleⅡ富士通のFM-8 を見かけるようになってきた。とは言え、メモリが16K(MでもGでもTでもなくキロバイト sign02 )しかない最安の PC-8001でも168,000円、加えてモニタが 10万以上で、プログラム電卓とは1桁違っておりとても手がでる代物ではなかった。
そんな状況の中、1982年にまたあの CASIOが発売したのが FP1100であり、64Kの広大な sign01 メモリ空間、640×200ドットの緻密な sign03 グラフィック表示で128,000円と当時としては衝撃価格であり、大学院に入り少し余裕がでてきたこともあり、またもや予約して買ってしまった。

 
 FP1100(webで拾った画像)
 
Fp1100_001
 

10進演算や複数プログラムの保持など、電卓メーカならではのアイデアを投入した CASIO渾身の機種であったが、数か月後に 富士通のFM-7がほぼ同額で発売されるなどの影響もあり、マイナーのまま終わってしまった。
私も 外付けフロッピディスクユニット(定価30万、購入価格10万)、ミニプロッタプリンタ(3万くらい?)などを追加購入したり、汎用OSの走りである CP/Mなどで、2年間は楽しませてもらったが、残念ながらその後就職して数年で廃棄してしまった。

実は FX-602Pは、私のお仕事用の電卓としてずっと利用しており、36年近くなる今でも現役・完動である。
途中で関数電卓を買ったこともあったが、何となくフィーリングが合わず、FX-602Pを使い続けている。私の仕事柄、使用頻度は数日に1度くらいであるが、完全に寝かせずに時々使うというのが、長持ちの秘訣かもしれない。

 
 愛機 FX-602P 近影
 
Fx602p

では
 

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2016年8月16日 (火)

HDMI音声分離器を買ってみた

これまで、自作PCとREGZA全録サーバ D-M430の兼用モニタとして iiyamaのPCモニタ E2210HDS を使用していたのだが、E2210HDSにはHDMI入力端子が1つしかないため、2年前に amazonで 720円で購入した激安HDMI切替器で切り替えていた。

 HDMI切替器
 Hdmi_001

このHDMI切替器は、同じ見かけで表面の印字の違う激安品が数多く出回っており評価も様々であるが、少なくとも私が購入したものは、それなりに動作し画質の劣化などの問題もなかった。

この切替器の良いところは、値段が安いのに加え、オスのコネクタが直付けなのでHDMIケーブルが1本節約できる点である。
一方、使った上で感じた問題は「自動切替」である。信号が入っている入力に自動で切り替える機能であるが、D-M430の電源を切っているのにどうしてもD-M430側に接続されてしまう。(もちろん画面には何も表示されない。)切替機には一応ボタンが付いており、手動での切替も可能なハズなのだが、いくら押しても切り替わらない。

この場合、物理的に D-M430のケーブルを外す「強制手動切離」しか手がないのだが、そうすると自動的にPC側に切り替わるので、多分、入力有無の検知の仕組みと D-M430の出力の仕様が合っていないのが原因と思われる。
この「切替わらない/勝手に切り替わる」問題は、他のHDMI切替器のレビューでもよく見る「HDMI切替器あるある」のようで、自動切替機能なしを「売り」にしている機種もある。

もう1つの不満が音声である。
E2210HDSにはスピーカも内蔵されているが、これも「小型液晶テレビあるある」で音がこもってお世辞にも良いとは言えない。PCの音声出力ならまだ我慢できても、D-M430の音声出力としては耐え難いレベルである。外付けスピーカで音を改善しようにも E2210HDSにはヘッドホン出力がない ・・・・ weep

この不便さを解消しようと思い立ち、まずはHDMI切替器を探してみた。

手動切替+音声出力で探してみると、サンワの 400-SW015が良さげであるが、リモコン付きとは言え 8,400円 sign03  中古のPCモニタが買えるレベルである。
そこで、次に、「HDMIから音声抽出」というキーワードで機器を探してみると、またまた怪しい「HDMI音声分離器」なるスキマ機器を発見。

HDMIの入出力端子 各1とステレオミニジャックが付いており、HDMI信号はそのままスルーしながら、アナログ音声が取り出せる単機能商品である。これまた、同じ見かけで表面の印字の違う激安品が数多く出回っているが、私は最も安かった マミーショップというところで購入した。

 パッケージ(電源用のUSBケーブルが付属しているが使用機会なし)
 
Hdmi_002

 本体外観
 
Hdmi_003

当初予定していたのは、これをHDMI切替器とPCモニタの間に装着して、モニタに繋がる音声信号を外部スピーカから出力する方法であったが、何とHDMI切替器とHDMI音声分離器を同時に使用すると、D-M430が立ち上がらない or 動作を停止してしまうという現象が発生 sign02
HDMI音声分離器を単独で使用すると問題なく動作するので、機器の不良ではなく、D-M430が著作権保護関連の不正(?)を検知しているからではないかと思われる。

仕方なく、HDMI切替器の使用は諦め

  • D-M430はHDMI接続とし、HDMI音声分離器を通して音声を外部スピーカへ、
  • PCはDVIケーブルと音声ケーブルで接続

とした。

この接続でも、何故か常に(D-M430の電源OFF時も)D-M430側が有効になってしまうのだが、格安のHDMI切替器とは違い、PCモニタ「E2210HDS」の入力切替ボタンは動作するので「強制手動切離」の必要はなくなった。とは言え、E2210HDSはデザイン優先でボタンが押しにくいので、面倒なことこの上ない。

そろそろ、リモコン、ヘッドホン端子付きのPCモニタまたはフルHD対応でPCモニタを兼用できる液晶テレビを買いたい気になっている今日この頃である。

では。

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2016年7月18日 (月)

REGZA全録サーバ D-M430改造機が故障した

記事「REGZAサーバー D-M430改造計画」シリーズ3部作で、REGZA全録サーバ D-M430に対し、ハードディスク換装、騒音対策の改造をした話(その1完結編)を書いたが、その D-M430が故障してしまったので、その状況を報告する。

まず、現象としては、ある時から「B-CASカードを正しく挿入してください。」とのメッセージがでて全録が止まる現象がで始めた。(この状態の間、外付けハードディスクのアクセスランプが点滅から点灯に変わるので画面を見ていなくても気づく。)

Dm430_down_001

この現象は常に発生するわけではなく、全録開始時はOKだがしばらくすると発生する/正常に戻るを繰り返す状況である。

このメッセージから考えられるのは、B-CASカード自体の不良か、カードリーダとの接触不良だ。
カード不良を確認する方法としては別のカードと交換してみればよいが、D-M430はミニサイズのB-CASカードを使用しており、我が家には交換するカードはない。
仕方なく購入も視野に、B-CASカードの総元締めである「BS Conditional Access Systems」社のHPを覗いたところ、FAQの「B-CASカードが不具合のようなので交換してもらいたいのですがどうしたらよいですか?」の回答として

カードの故障による受信障害の場合は、新しいB-CASカードと交換いたします。
なお、お客様の不適切な取扱いに起因する故障の場合や、受信機器をお買い求め後、3年以上が経過している場合は、有償(2,050円)になります。
購入日が記載されたレシートや保証書は大切に保管してください。
新しいB-CASカードが届きましたら 返信用封筒により古いB-CASカードを必ずご返却願います。

とのこと。言い換えれば、3年以内であれば無償交換できるようだ。
そこで早速カスタマーセンターに電話してみたところ、HPに記載の通りであり、交換申請も電話で可とのこと。ただし、申請には、B-CASカード上に記載された20桁の番号が必要なのでメモっておく必要がある。
購入後3年以内というのも口頭でその旨を伝えただけで特にレシートのコピーなどは求められなかった。(もしかしてカードの番号から製造年を確認できたからかも知れない。)

申請後数日で新しいカードと旧カードの返送用封筒が速達 postoffice で送られてきた。

Dm430_down_002

新旧でデザインが少し変わっていた(右が新しいカード)

Dm430_down_003

早速、交換して全録開始 heart02 ・・・・ ガ~~ン 症状改善せず sign03 weep

となると、残すは、カードリーダとの接触不良しかない。
ググってみると、結構この障害も多いようで、以下のような対策があるようだ。

  1. カードのIC面を乾いた布で拭く
  2. カードのIC面に接点復活材を塗布する
  3. カードの背面(IC面の反対側)に紙類を貼って厚みを増しIC面に圧力をかける

1,2については、既に交換前に古いカードにも試していたが効果がなかった。
となると望みは 3のみ。
この方法はカードリーダにダメージを与える可能性があるので最後の手段なのだが仕方がない。

まず、カードのウラにあてるものを手近なものから探してみた。
候補は、付箋紙、小物雑貨のパッケージによく使われている薄いプラスチック素材(PET?)のシート。
厚みを測ってみると、カード本体は約0.8mm、付箋紙が0.1mm、プラが0.3mm。

Dm430_down_004
 
Dm430_down_005
 

Dm430_down_006

これをもとに、付箋紙1枚から始めて 付箋紙2枚、プラ1枚 ・・・ と徐々に厚くしていったが状況は変わらず。いつも開始時はうまくいくので「これで直ったか?」と期待を持たせて一晩持たない、ということの繰り返しで心を折られること半端ない sad
最後は物理的な限界のプラ2枚まで試したがそれでもダメであった。

この結果から想像するに、カードリーダの接触の問題ではなく、チューナなどの受信装置が故障しているものと思われる。これが改造による排熱不良が原因なのかは判らないが、確かに外から触って一番熱くなるのがチューナあたりなので、その可能性も否定できない。

ということで、結局このD-M430改造機の修復は諦めた。

とは言え、一度、全録生活を始めるともう録画予約生活には戻れず、結局新しい D-M430を調達した。
保証期間の間はハードディスク換装を含め、改造は「じっと我慢の子である」。(ちょっと古いか smile

・・・・ それにしても純正ファンは五月蠅い music wobbly

では。

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2016年1月 4日 (月)

REGZA Z1とAV-LS500LEでWindows8.1のフォルダ共有をやってみた

我が家の主なDLNA/DTCP-IP機器を整理すると以下のようになる。

サーバ

  • Windows8.1+WMP12(自作PC)★
  • REGZA D-M430(全録機)

クライアント

 
DLNA対応なので、各サーバ機に録画(or 保存)した番組(or 動画)は各クライアント機で視聴できるということなのだが、実際にやってみるといろいろと制約がある。

1番大きなものが動画コーディックによる制約で、これについては結果を後半でまとめる。
また、D-M430のタイムシフト番組を AV-LS500LEから視ることもできなかった。低画質に圧縮しているのが問題かと思ったが、同じ番組でも、一旦保存領域にコピーすれば視聴できるので、何らかの制限があるようだ。

上記機器のうち★がついているものは、DLNAだけではなくフォルダ共有の機能も持っている。

以前、WindowsXP機を使っていた時は、★の機器同士で何の問題もなくファイル共有/動画視聴ができていたが、Windows8.1に変えてから一切できなくなっていた。(その時もネットで解決策を調べた記憶があるが、AV-LS500LEを軸に調べたためか見つからなかった。)

ところが、この正月にやっとわかった。
と言っても、自分で方法を見つけたわけではなく2chの情報である。

TS再生をREGZAのSMB共有で楽しむスレ Part10    No153

以下、手順をそのまま転載する。

他OS(XP・Vista)での作業
1.Win8.1のPC名・共有フォルダ名(例 Rec)と同一名称の環境を用意し、レグザで登録

以下、Win8.1での作業
2.共有フォルダ(例 Rec)のアクセス権・セキュリティにeveryoneを追加し、フルコントロールの権限を付与
3.コントロール パネル\ネットワークと共有センター\共有の詳細設定\すべてのネットワーク\
パスワード保護共有 … 無効に設定

[8.1Proの場合] ローカルセキュリティポリシー画面から以下を設定(DOS窓でsecpol.mscを起動)
ローカルポリシー→セキュリティオプション
4.ネットワークアクセス:Everyoneのアクセス許可を匿名ユーザーに適用する … 有効
5.ネットワークアクセス:匿名でアクセスできる共有 … 共有フォルダ名(例 Rec)を入力

[8.1無印の場合] 同画面は使えない為、レジストリを直接編集(DOS窓でregeditを起動)
4.HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Lsa
 everyoneincludesanonymousの値 … 0→1
5.HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters
 NullSessionShares エントリを新規作成(複数行文字列値:REG_MULTI_SZ)し、
 共有フォルダ名(例 Rec)を入力

6.OS再起動

 
私も上記の通りにやってみたところ、あっさりと、Z1、AV-LS500LEの双方からフォルダ共有ができた。
あえて補足すると、私のWin8.1は無印なので上記の[8.1無印の場合]になるのだが、手順5.の「共有フォルダ名(例 Rec)を入力」において、複数の共有名を設定は regedit ではできない。
以下に、"NameA"、"NameB"、"NameC"の3つの共有名を設定する場合の方法を記載する。(上記手順 5.の代わりに以下を行う。)

5.Windowsキー+x で表示されるメニューから「コマンドプロンプト(管理者)」を選択し、管理者権限のコマンドプロンプトを表示し、そこで以下のコマンドを実行する。(1行で実行)

REG ADD HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters  /v NullSessionShares /t REG_MULTI_SZ /d NameA\0NameB\0NameC

 
 
さて、これで、DLNA、フォルダ共有とも可能になったが、前述したように全てのコーディックの動画ファイルが視れるわけではなく、

  サーバ機 × 配信方式(DLNA or フォルダ共有) × クライアント機

の組合せによって視れるものが限られる。WMP12はトランスコード機能があるので、

  Windows8.1+WMP12(自作PC) ×  DLNA

の組合せであれば、クライアント機に依存せず、ほとんどの動画コーディックが視聴可能かと予想したのだが、実際にやってみるとそうではなかった。私のPCのCPUは i5-4440 でそれほど非力ではないと思うのだが ・・・ 理由はよくわらない。

 
実際に試した結果を整理したのが以下の表である。(〇が視聴可)
(私の限られた環境、サンプルファイルでのテスト結果であり、コンテナ、ビットレート、サイズ、音声コーデックなどの影響は考慮していない。)

No サーバ 配信方式 クライアント 動画コーディック 表示不可
拡張子
MPEG-2 Video AVC/H264 VP8 DV
1 D-M430 DLNA どれでも 対象外
2 Windows8.1
+WMP12
DLNA Z1 ×(一部例外) × × × flv
3 フォルダ共有 Z1 〇(一部例外) ×(一部例外) × × flv, mkv
4 DLNA AV-LS500LE × × flv
5 フォルダ共有 AV-LS500LE × × flv
6 DLNA DBP-S450 〇(一部例外) × × × flv

一言で傾向をまとめると

  • クライアント機としては AV-LS500LEが最も対応範囲が広い
  • Z1をクライアントとして使う場合、DLNAとフォルダ共有でほとんど違いがないが若干フォルダ共有の方が対応範囲が広い

という結果になった。

また、上表の「表示不可拡張子」の拡張子をもつファイルは、動画コーディックに関係なく一覧にすら表示されなかった。

参考までに、動画コーディックの説明は、以下のサイトが判りやすい。

私の場合、各コーディックの動画の入手元は以下であった。

  • MPEG-2 Video ・・・ DVD、地デジ
  • AVC/H264 ・・・ ビデオカメラ、動画サイト
  • VP8 ・・・ 動画サイト
  • DV ・・・ DVカメラ

 
では。

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2015年11月22日 (日)

REGZAサーバー D-M430改造計画 ~ファン騒音対策(完結編)~

前回の記事「REGZAサーバー D-M430改造計画 ~ファン騒音対策(その1)~」の続きである。

前回の記事で、「次は『更に良いファンを探す』のではなく違う手を考えることにした」と書いたが、私の考えた「次の手」は以下の2案である。

  1. 天板に穴を開けて、大きなファンを取り付ける
  2. 1番の熱源である内蔵ハードディスクを外出しにした上で、静音ファンに交換する

ファンの音がうるさいのは、4cmという小型ファンのため回転数を上げざるを得ないためであり、PCケースのファンでは標準の12cmであれば、より低回転でよく、また、天板にファンを付ければ、排熱効率も上がるハズである。
しかし、残念ながら、私には天板に穴を開ける技術も道具もなく、2番目の案でいくことにした。

前回同様、実際に実行する前に、現状の内部の温度を測定しておく。

前回は、ハードディスク表面の温度を測ったが、今回は、電源近くの温度を測っておくことにした。

 測定個所(前面と端から7cmの天板の辺り
 430fan_019

測定結果は以下となった。
意外にも、前回測ったハードディスク表面の温度より2℃ほど高い。多分、前回のハードディスクの温度測定部位が最高温部ではなかったからと思われる。

430fan_020

 
次に、改造に必要な部品を紹介する。

1.SATA延長ケーブル

SATAを本体の外まで延長するケーブルで、私の知る限り、アイネックスが長さ15cm、カモン変換名人が50cmを製造している。今回の目的では 15cmでは短いので、変換名人のケーブルを購入した。(必ず オス-メス ケーブルを購入すること)

 430fan_001

問題は、このケーブルをどこから本体の外に出すかであるが ・・・
D-M430の背面の両端の角には、プラスチックのカバーを取り付ける空間があるが、そこの金属部分を金ノコで切って穴を開ける方法が、一番簡単で外観への影響が少なそうと考えた。

 切断ヵ所
 
430fan_015

 作業前に、切り屑が回路に落ちないように養生
 
430fan_016

 100均の金ノコで切断後
 
430fan_017

 切断部を曲げてケーブルの通路を確保
 
430fan_018 

なお、切断面には錆止めとしてグリースを塗っておいた。
 

2.ファン

前回の件(前回の記事参照)に懲りたのと、今回は熱源は取り除いたという認識なので、風量には拘らず静音重視でいくことにした。40mm角での売れ筋は全て10mm厚で

などである。この中で騒音の公称値が一番低いのは CFZ-4010LA であるが、これらの値は必ずしもアテにならないので、今回は、最も回転数が低く、スリーブベアリングで静音が期待できる SY124010Lを購入した。

 430fan_004 430fan_005

まずは、単独での騒音を測ってみた。

 430fan_008

結果を前回のものと合わせて記載する。

取扱 型番 電流(mA) 音量(db)
ワイドワーク PAAD14020BL 30.5 31~32
標準付属 AUB0412HD 65 31~32
秋月電子 1608KL-04W-B59 107.6 37
サイズ SY124010L 32.6 30

db値ではあまり差がないようにみえるが、体感上は違いが明らかで SY124010L はほぼ無音である。
これならいけそうである。happy01

なお、電源コネクタの形が合わず加工が必要なのは、どのファンでも同じである。(SY124010L は2pinであるがコネクタサイズが合わない。)
また、実際に装着しようとして判ったのだが、通常ファンは4隅をネジで固定するのであるが、D-M430の場合は、2隅のみネジで固定し、他の2隅の穴には筐体のウラの突起が挿さるようになっている。ところが、SY124010Lは10mm厚のためか、4隅の穴のサイズが標準ファンの AUB0412HD やワイドワークの PAAD14020BL に比べて小さいため、突起が奥まで入らず密着できない。

そこで、2隅の穴を電動ドリルで広げることにした。

 問題の突起
 
430fan_006

 加工後(千石で買ったコードの接続と穴径拡張)
 
430fan_007

3.外付けハードディスクケース

ハードディスクを裸で稼働させるわけにはいかないので何らかのケースが必要であるが、市販の外付けケースで、SATAのコネクタをそのまま挿せるものはない。
そこで私が候補として選んだのが、ORICO社のホットスワップ用ケース 1105SSである。

 430fan_009

 背面のSATAのコネクタ
 430fan_010

これは、本来はPCケースの5インチベイに取り付けるものなのだが、

  • SATAのコネクタで接続可能
  • 単独で使用しても問題ない外観
  • 電源ボタンやアクセスランプ付き
  • ファンはないが放熱も悪くなさそう

ということで、今回の目的にピッタリである。

早速、購入して接続してみたのだが ・・・
D-M430の電源を入れてもハードディスクを認識せず立ち上がらない。crying

どうも 1105SS はホットスワップできるように、何らかの回路が組み込まれており、それが阻害しているようだ。(後で、この1105SS をPCに組み込んで確認してみたが、ホットスワップを含め問題なく機能した。)

【2015年12月31日追記】
記事「余剰部品を活用した ~ Orico 1105SS と AREA TTH Quattro」にも書いたが、1105SS 自体がホットスワップ用の特別な機能を備えているわけではないのでは、と思い始めている。

こうなると、使えるケースの条件としては、ハードディスクに直接SATAコネクタが挿せることとなるが、そうなるとケースというよりも置台に近いものにならざるを得ない。

そこで次に購入したのが、グリーンハウスのシリコンハードディスクケース GH-CA-HD35K である。

 430fan_011

これは、柔らかいシリコン製で、ケースというよりもカバーに近いが、

  • SATAケーブルを直接挿せる
  • 完全ではないが、ほこり防止にはなる
  • 放熱はまずまず(ほとんど裸族だし)

ということで今回の目的には使えそうだ。

 ハードディスクを入れたところ
 430fan_012

 ウラ(下)面
 
430fan_013

 SATAコネクタ
 
430fan_014

これで全ての準備は完了である。

 

早速、ハードディスクの外出し作業を行う。

まず、ハードディスクを取り外し、ファンを交換する。ネジはホームセンターで購入したものを使用。

 430fan_021

なお、最初に、ファンを完全に止めて(電源を接続せずに)稼働した時の温度を測定しようとしたが、ファン用電源に電流が流れていないと、異常を検知しすぐに停止してしまった(電源などのLEDが4回点滅を繰り返す状態)。
これなら、今後、ファンが故障したまま気付かずに使用するといったことはなさそうだ。

延長ケーブルを本体のSATAのコネクタに接続し、反対側を外に引き出す。
本体のコネクタ部はグラグラする感じであるが仕方がない。

 430fan_022

切断面と接触するところは、保護のためケーブルにテープを巻いている。
また、ケーブルの動きが本体のSATAコネクタ部になるべく伝わらないように、出口のところでケーブルタイで固定した。(ある程度の自由度を残さないと、後で天板が取り付けられないので注意)

 430fan_023

外側のSATAコネクタにハードディスクを接続して完成。
(写真の白いケーブルは内部温度測定用の一時的なもの)

 430fan_024

電源を入れると何事もなかったように録画を開始した。

騒音は激減し、ハードディスクの音以外は、ファンの風切り音らしきものが少し聞こえる程度である。前回紹介したスマホのアプリ「騒音測定器」で、本体の前で騒音した結果(下記)もそれを裏付けるものとなった。

  • 標準ファン使用時: 3cm前 45db、 10cm前 42db
  • 今回の対策後:   3cm前 35db、 10cm前 34db

最も気になっていたのが、ケーブルを延長したことでノイズが発生し、動作が不安定になるのではないかということであったが、この記事をアップした時点で既に2週間使っているが、特に問題は発生していない。

さて、内部温度であるが、外気温 22℃で 42℃、外気温 20℃で 40℃ と、対策前と変わらないという結果になった。(下がると思ったが、そうはならなかった。ハードディスク以外にも熱源があるようだ。)

これで、とりあえず騒音対策は完了とする。
なお、自分でやる場合は全て自己責任でよろしく。coldsweats01

では。
 

【2016年7月18日追記】
このD-M430が故障した。
興味のある方は「REGZA全録サーバ D-M430改造機が故障した」へ。

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2015年11月 3日 (火)

REGZAサーバー D-M430改造計画 ~ファン騒音対策(その1)~

前回の記事「REGZAサーバー D-M430改造計画 ~ハードディスク換装~」に引き続き、ファン騒音対策編である。

D-M430はコストパフォーマンスに優れた製品だと思うのだが、私にとって最大の誤算がファンがうるさいことである。そのおかげで、いまだにリビングには置けずに、テレビのない部屋で稼働させており、ざんまいプレイをはじめとしたほとんどの便利機能が使えていない。

そこでファンの交換にトライしてみた。

2ヶ所のネジをはずして取り外す。

M430_101

電源ケーブルは2芯で、基板のコネクタに接続されているので上方に引き抜く。

M430_102

M430_103

 
ファンは DELTA社の AUB0412HD という型番で、サイズは40×40×厚20mm、本体に「DC12V 0.16A」と記載されている。

M430_104

DELTA社の軸流ファンの製品ページによると、「AUB」シリーズはプラスチック製の普及型DC軸流ファンで advanced Superflo ベアリングを使っていて 5万時間の長寿命が特徴らしい。詳細の仕様を調べようと、そのリンクの先から サイズが 40×40×厚20mmの唯一の製品「EUB0405MD」を見たのだが、電圧は 5V となっており別物だ。仕方がないので、DELTA社のサイトで サイズと電圧が同じものを検索してみたところ、ヒットするのは「EFB0412」シリーズだけで、その中で電流が 0.12Aと1番近い「EFB0412VHD」の仕様は

 回転数: 9000rpm、
 風量: 10.1CFM
 静圧: 10.57mmH2O
 寿命: 7万時間

とかなり高い値となっている。
これで、0.12Aなのだから、0.16AのAUB0412HDはもっと高出力ということなのだろうか?

今回は静音化が目的なので、冷却能力は現行より下げざるを得ないが、静音が売りの低回転のファンに替えて故障したのでは元も子もない。
そこで、まず現状の温度と騒音を測定しておくことにした。(ハードディスクは既に2TBに換装済みである。)

1.温度

5年くらい前に買った、激安デジタルマルチメーター DT860Cに温度測定機能があるのでこれを使って測ることにした。
厳密な精度は期待できないが、常温では正しい温度を表示しているし、温度の高いものを測ればそれなりの数字は示しているので、目安としては使えそうだ。

まず、測定個所を決める。
D-M430がほぼ1日稼働した後に天板を開け、指先で中の部品の温度を確認してみる。極端に高温になっている部品はなく、強いて言えばハードディスクの温度が一番高い。
そこで、ハードディスクの表面に温度測定用のプローブを貼り付けて元通りに組み立て、何日か温度を測ってみることにした。

M430_105

M430_106

 
数日間測った結果をグラフにしてみた。

M430_107

外気温30℃でもハードディスク温度は45℃くらいなので、もう少し冷却能力は下げてもよいと判断した。(絶対的な温度は当てにならないと言いながら、いつの間にか当てにしてしまっている ・・・・ coldsweats01 。 ただし、手で触っても全然熱くは感じない程度である。)

 
2.騒音

これは、スマホのアプリ「騒音測定器 : Sound Meter」で測定した。(これもキャリブレーションはしていないので、あくまでも参考程度)

M430_108

測定結果は以下の通り。

本体からの距離が 3cmの場合(左)と 10cmの場合(右)

M430_109 M430_110

 
さて、次に換装するファン選びである。

まずサイズは40×40で決まりだが、このサイズのファンは10mm厚が多い。しかし、10mmの場合は、どうしても静圧(抵抗がある場合に空気を送り出す力)が弱くなるので今回は20mmとした。

ベアリングの種類にはスリーブ式とボール式があり、一般に前者は静音性、後者は耐久性で有利と言われているが、一般のスリーブ式の寿命は3万時間程度で24時間稼働で考えると3年程度しか持たない。気付かないうちに止まっていたということになれば泣くに泣けないので、今回はボール式を条件とした。
なお、電源ケーブルは、市販のファンはほとんど3芯なので、これは諦める(自分で2芯に加工する)しかない。

40×40×20で、入手しやすくボールベアリングのものと言うと、ほとんど選択肢がない。
ワイドワークさんが販売している AAVID社の LOWスピード(5000rpm)のPAAD14020BL か MIDDLEスピード(6000rpm)の PAAD14020BM で最後まで迷ったが、当初目的の静音化を優先して PAAD14020BL を買ってみた。(NTTぷららの通販サイトで 1,290円)

また、秋月電子の通販で、ミネベア松下の「1608KL-04W-B59」という、上記条件にも合致するファンを 150円 sign02  で発見。ググってみると、8500rpmとかなり高回転で静音性は期待できそうにないが、店頭でも同価格で売っていたので、あまりの安さにつられて、これも買ってみた。

PAAD14020BL
M430_113

M430_114

同梱されているネジの長さは35mm、電源ケーブルの長さは約32cmであった。


1608KL-04W-B59
M430_115

こちらは電源コード長25cmでネジは別売り。

 
ファンは揃ったので、とりあえず単独で回して騒音や風量を確認してみる。
12Vの直流電源が必要だが、今回は家にあった外付ハードディスクケースのACアダプタを活用することとし、そのためにDCコネクタ部品(ジャック)を購入した。
DCコネクタはサイズや極性が規格化されていないので、自分の持っているACアダプタに合うサイズのものを買う必要がある。通常よく使われているのが、外径/内径が、5.5/2.1mm と 3.5/1.3mmで、それぞれ秋葉原の秋月電子マルツで購入した。
それにリード線をハンダ付けして、熱収縮チューブで被膜して完成である。

左が5.5/2.1mm(40円)、右が3.5/1.3mm(66円)
M430_116

M430_117

そして実際にファンを回して電流と音量を測定。
風量を可視化するためにティッシュで吹き流しを作ってファン上部に貼ってみたが、これでは違いがよく判らず意味がなかった happy02
騒音は横方向に10cm離れた地点で測定。ただし、スマホの置く向きを間違えて逆にしたので、小さめにでている。coldsweats01

M430_118

M430_119

なお、ファンの電源プラグに直接ワイヤジャンパを挿せばコネクタは不要である。

ワイヤジャンパ(秋月で100円くらいから。下の写真のものは 350円)
M430_120

 
さて肝心の測定結果は以下となった。

取扱 型番 電流(mA) 音量(db)
ワイドワーク PAAD14020BL 30.5 31~32
標準付属 AUB0412HD 65 31~32
秋月電子 1608KL-04W-B59 107.6 37

まさかの、ワイドワーク PAAD14020BLは、標準付属のものと音量が変わらない結果に。
確かに、実際に聞いた感じでも違いがわからないレベルである。風量は標準の方が大きく感じるが、正直、この測定方法ではあまり差はわからない。
一方、秋月のは、明らかに風量、音量とも大きい。

ダメそうな予感がしてきたが、とりあえずワイドワークを実際に D-M430に装着してみることにした。

まずは、電源ケーブルの加工である。
上にも記したが、ファンの電源ケーブルのプラグ(凸側)は3芯、基板上のジャック(凹側)は2芯なので、ケーブルを2芯に加工する必要がある。と言っても、回転数検知用の黄色のケーブルを除いた2本の線を接続するだけなので、極性さえ間違わなければ難しいことはない。
問題は2芯のプラグをどうするかである。標準付属ファンのケーブルを切断して利用するのが確実だが、標準ファンに戻す可能性も高いのでそれはできない。
幸い、この形のプラグを千石電商で見つけたのでそれを使った。

千石の2階で発見(50円)
M430_111

M430_112

赤と黒、それぞれ同じ色のケーブルをハンダ付けして熱収縮チューブで被膜して完成。

M430_121

M430_122

D-M430に装着。
ネジはM3/30mmをホームセンタで購入して使用した。

M430_123

実際に電源を入れてみると、ファンも回りだし、特に何事もなくスタート。
ただし、事前に測定した方法で騒音を測ってみると、やはり標準ファンの場合と変わらない。これでは意味がない crying

排気口に手を当ててみると、標準よりも排気の勢いが弱く感じる。とりあえず、数時間使ってみたところで温度を測定してみると、外気温 27℃で、ハードディスクの温度が50~51℃に。これは、標準ファンより7℃も高い rain coldsweats02
仕方なくここで諦め、ファンを標準に戻した。

ということで、今回の1回目のトライは失敗に終わった。

標準ファンが優れものなのか、ワードワークのファンがダメなのか、はたまた、たまたま軸音の大きいハズレ品を引いたのかよく判らないが、これに懲りて、次は「更に良いファンを探す」のではなく違う手を考えることにした。

アイデアはあるので、また、試したら報告する予定である。

では。

【2015年11月22日追記】
ファン騒音対策を完了したので興味のある方はココ

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2015年10月18日 (日)

REGZAサーバー D-M430改造計画 ~ハードディスク換装~

2014年夏に買った REGZA全録サーバー D-M430
実売3万円という低価格にもかかわらず、

  • 地デジ6chのタイムシフト
  • USB3.0外付ハードディスク対応

と私には十分かつ無駄のないスペックで、購入して以来、常時稼働中である。

保証期間の1年が終わったこともあり、不満のあった以下の改造にトライしてみた。

  1. 内蔵ハードディスクの換装
  2. ファンの騒音対策

なお、当然ながら、改造するとメーカー保証は受けられないし故障する可能性もあるので、全て自己責任でお願いしたい。

まずは、ハードディスクを標準の1TBから2TBのものに変更してみる。
なお、ハードディスクを換装した場合は、外付ハードディスクに録画したものも含め全ての録画済みの番組は視聴不可となるので、消したくない番組は事前に退避させておくこと。

2TBまでの換装が可能なことは、早くから価格comのクチコミで報告されており、その具体的な方法も Okamotoさんのブログ「D-M430のHDD交換方法図解」で詳しく紹介されている。
私もこの記事を見て単に追随しただけだが、自分の作業記録も兼ねて記事にしてみる。

まず、準備するのは、換装用のハードディスク。
D-M430の場合は、AV用(ATAストリーミングコマンド対応)である必要はないらしいが、高温にならない5000rpm級のものが良いと思われる。私の場合は、無難に、標準の TOSHIBA DT01ABA100V と同型の DT01ABA200V の中古を入手した。

 DT01ABA200Vのベンチマーク 5700rpmにしては高速
 M430_01

それでは、早速、換装作業を始める。

背面の5ヶ所のネジをはずす。

M430_02

側面のプラスチックの部品をはずし、中のネジ(矢印部分)をはずす。

M430_03

天板を背面方向にスライドさせてはずす。

M430_04

フレキシブル基板を引き抜く。特に抜け止めなどはない。

M430_05

M430_051

次に、前面のパネルをはずす。
そのためには、上面1ヶ所、側面2ヶ所、底面3ヶ所のツメをはずす必要がある。難しいわけではないが、今回の作業で最も気の遣うところである。車の内装パネルはずしなどがあるとやりやすい。(私はエーモン パネルはがし を使った。)

上面
M430_06

下面
M430_08

側面
M430_07

はずしたところ

M430_09

次にハードディスクをとりはずす。
ハードディスクにはSATAのコネクタがささっているが、ウラでテープで留められいて抜けないので、先に台座をとりはずす。

SATAのコネクタ部分
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台座の4ヶ所のネジをはずす。

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台座を持ち上げ、ウラのゴムシートのようなテープを剥いでからコネクタを抜く。

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抜いたあと
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両サイド2本ずつのネジをはずして台座の金具をはずす。

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新旧のハードディスク(左が新)。たまたま製造年月が同じだった。

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あとは、分解とは逆の手順で組み上げる。

最後に、初期化を行う。
本体設定で「個人情報初期化」を実行し、各種初期設定を全てやり直す。

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その結果、内蔵ハードディスクに割り当てた3つのチャンネルは15日間記録可能となった。(低画質モードで全時間録画した場合)

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東芝が提供している、録画可能日数のシミュレーションによると、2TBの場合は17日録画可能とのことだが、内蔵ハードディスクの場合は一部が保存エリア用に確保されるので、その分少なくなっている。

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保存エリアの容量は、内蔵ハードディスク容量の12.5%に自動設定されるので、標準の1TBの場合は125GB、2TBに換装した場合は250GBであり、録画時間では、今回、低画質で149時間と表示された。

なお、私は、REGZAサーバのタイムシフト番組表を表示できる、DTCP-IPクライアント機能を持ったブルーレイプレーヤー DBP-S450も持っているが、サーバのハードディスクを換装すると番組表のチャンネルと内容がずれた状態となったため、DBP-S450も初期化が必要であった。

では。

次回、 「ファンの騒音対策」編 その1 に続く。

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