カテゴリー「映画・テレビ」の20件の記事

2022年8月14日 (日)

全録REGZA D-M430 故障 ~ 再生、録画、電源ランプが5回点滅

私は、東芝REGZAの全録サーバ D-M430を愛用している。
D-M430は、2014年に製造された地デジ6chの全録機であるが、これを導入以降、録画予約をする必要がなくなりTV生活が激変したと言っても過言ではない。
全録機は現在でも新型機が発売されているが、D-M430は、今ではフリマやオークションサイトで2万円以下で手に入るのでコスパは抜群である。

D-M430(メーカーサイトより)
 Dm430

D-M430の仕様は メーカーサイトを参照。
全録機としては、必要最低限の機能のみを搭載しており、主な仕様上の制約としては以下が挙げられる。

なお、私は現行機が壊れた時に備え、もう1台同型機を予備で保有している。


そしてこれからが本題であるが、そのD-M430の調子が突如おかしくなった。
全録を始めてから数時間で勝手に停止するのだ。(再現性あり)
その時、前面の「電源」「再生」「録画」の3つの表示ランプが同時に5回点滅、を繰り返しており、この状態になると、リモコンや電源ランプ長押しにも反応せず、電源コードを引き抜くしかない。

まず、マニュアルで「5回点滅」を探してみたが、そのような記述はない。
そこで、ダメ元で、東芝の「レグザAppsコネクト、ブルーレイディスク製品、DVD製品に関するお問い合わせ」の問合せフォームで、この「5回点滅」について問合わせてみた。

古い製品であるにもかかわらず、すぐにメールで連絡があった。その後、2,3回やりとりを行ったが、残念ながら、

  • この3つのランプの点滅は、本機または接続先の機器とHDMIケーブルの接続が正しく認識できていない場合もあるので、接続を確認して欲しい
  • 点滅回数等による症状詳細については情報が無い

とのことで、結局、解決には至らなかった。(当然ながら、指摘のあったHDMIケーブルの接続やケーブル自体に不良がないことは真っ先に確認した。)

 
その後、私が試した内容と結果を以下に記す。
なお、事前に、外付けHDDと内蔵HDDの健康状態を CrystalDiskInfo というツールで確認したが、いずれも「健康」であった。

  1. 外付けHDDの切離し
    問題個所切分けのため、外付けHDDを切離し、内蔵HDDだけで6ch全録に設定変更した。この操作を行うと、外付けHDDに録画された番組は全て消去されるが止む無し。
    ==>
    残念ながら、数時間で現象再発。

  2. D-M430の初期化
    D-M430の状態(ほとんどの場合は内蔵HDDの状態)に不整合が生じている場合の対処として、D-M430の初期化を実施した。この操作を行うと、内蔵HDDに録画された番組は全て消去される。
    ==>
    残念ながら、それでも数時間で現象再発。こうなると、ハードが壊れた可能性が高く、予備機の出番を覚悟したが、ダメ元で3.を実施。

  3. 内蔵HDDを交換
    内蔵HDDを たまたま持っていた中古のHDD(WesternDigital社のWD20EARX 2TB)に交換。
    ==>
    なんと、これで問題は発生しなくなった。前述のように、取り外した HDDも CrystalDiskInfo の診断では問題はなく、真の原因は不明であるが、とりあえず予備機の出動はなくなった。、めでたしめでたし。

では。

【参考:D-M430に関する記事一覧(2023年1月2日時点)】

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2022年5月 3日 (火)

HDMI切替器とAmaozn Fire TV Stickの相性問題

私はテレビ兼用のPCモニターとして、SHARP AQUOS LC-22K7 を使用している。

2016年にヤフオクで購入したものだが、解像度 1,920(水平)×1,080(垂直)で HDMI入力 3系統と、今でもお手頃価格のテレビでこのスペックのものはないのではないかと思う。

HDMIが3系統があるのでこれまで不足を感じたことはなかったのだが、最近になって接続機器が下記の4台に増えてしまい、やむなくHDMI切替器を購入することとなった。

  1. デスクトップPC
  2. HDDレコーダ
  3. 会社の在宅勤務用PC
  4. Amazon Fire TV Stick

最初に買ったのは、BUFFALO の3入力、リモコン付属の BSAK302。値段は、新品で買うと2300円、メルカリなどではその半額程度である。

Hdmi_switcher_003

4つの接続機器のうち2つをHDM切替器経由にしないといけないのであるが・・・
在宅勤務用PC(MS Surface)の本体にはHDMI出力がなくUSB-C端子に接続した変換アダプタ経由でHDMIを接続しているためか、HDMI切替器経由では正しい解像度で画面が表示されないことがあり、まずはこれはTV直結が必須となった。
残す1枠は利用頻度の高さからデスクトップPCに決定し、結局、PC系はTVに直結、映像系はHDMI切替器経由ということでうまく収まったと思ったのだが、ここで問題が発生。

Fire TV Stickが動作中に時々リブートするのだ。
ググってみると、外部電源なしのHDMI切替器だと電力不足でこのような現象が発生することがあるようだ。Fire TV Stick自身にはmicro USBケーブルで電源を供給しているので、何故電力不足になるのかわからないが仕方がない。
そこで止む無く、外部電源付きのHDMI切替器を購入することにした。

購入したのは サンワサプライの SW-HD31L。
Hdmi_switcher_002

同じ3入力であるがリモコンは付いていないので BSAK302 より少し安く、私はメルカリで 1,000円くらいで購入した。micro USBケーブル(別売、市販品で可)で電源が供給できることに加え、私としては、入出力端子が同一面にある点と、機器切替の手動/自動の設定が可能という点が決め手であった。
これに変えたところ、リブート現象は無事収まった。

ついでにもう1つ購入したのが、ON/OFFスイッチ付のUSB延長ケーブル。Fire TV Stick は電源スイッチがないので、強制的に電源OFFにするために使っている。

Hdmi_switcher_001


色々なショップでノーブランド品が売られているが、私は Amazon で300円台で購入した。

そして現在の使用状況は以下。100均の磁石を両面テープでHDMI切替器に張り付け、机の棚の下面に設置している。(右が SW-HD31L、左はIOデータのLANスイッチ)

Hdmi_switcher_004

では。

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2022年2月13日 (日)

RECBOXのハードディスクを換装した ~ 今度は HVL-A2.0

以前、RECBOX HVL-AV500(SP) のハードディスクを 1.5TBに換装した話を書いた。

RECBOXのハードディスクを換装した(その1)(その2)(その3)

今回、たまたま、HVL-A2.0 を手に入れ、ハードディスクを2TBから4TBに換装したので、その内容を記録に残しておく。
HVL-AV500(SP)の換装の際は(以下、前回と記載)、クローンハードディスクの作成(ハードディスクのイメージ取り出し/復元)には Clonezilla、パーティション操作には GParted という ツール(OSS)を使用したので、今回も同じツールで簡単にできるとたかをくくっていたのであるが、そうは問屋が卸さなかった。

この記事では、今回実施した流れを失敗も含め以下に記す。
なお、上記ツールの具体的操作方法については前回と同じなので今回は省略する。

1. ツールの最新版のダウンロード

各ツールのサイトのダウンロードページから、それぞれの以下のバージョンのisoファイルをダウンロードして CD/DVD に焼き起動メディアを作成した。

・Clonezilla live version: 2.8.1-12 amd64
・Clonezilla live version: 20220103-impish amd64

Clonezilla は 上記2バージョンを試したが後述のようにどちらもうまくいかなかった。

・gparted-live-1.3.1-1-amd64

2. HVL-A2.0 からハードディスクの抜き取り

以下の要領で行った。

  1. 底面の背面側の脚ゴムの2つを、先の細いドライバなどを挿し込んで外しネジ頭を露出させる。(粘着剤で付いているだけなので、再度押し付ければ粘着可能)
    4tb_hdd_012
     
  2. 現れたネジ2つと底面の前面側のネジ1つを外す。
  3. 薄いプラスティック板などを隙間に挿し込んで上蓋を外す。(背面側からやった方が楽に外せた。)
    4tb_hdd_013
    4tb_hdd_014

  4. ハードディスクの両側のネジを外す。
    右側面はハードディスクを直接留めているネジ2つ。(下の黄色部分)
    4tb_hdd_015

    左側面は上に向いているネジ1つ(下の黄色部分)を外せば、赤矢印で示したネジと金具は外さなくてもハードディスクは取り外せる。
    4tb_hdd_016_2

  5. ハードディスクを手前側(矢印方向)にずらして、SATAの接続口(黄色枠)から外した後、ハードディスクを上方に取り外す。
    4tb_hdd_017

3. オリジナルハードディスクのパーティション確認

HVL-A2.0 から取り出した ハードディスク(Seagate ST2000DM001)のパーティション構成を GParted を使って確認した。2TBだがGPTで構成されているので、2TB超のハードディスクにクローンして、そのまま拡張できる。
4tb_hdd_019_org

4. クローンハードディスクの作成

Clonezilla を使って オリジナルハードディスクのイメージを一旦別のハードディスク上に取り出した後、4TBのクローン用ハードディスク(WD WD40EZRZ)上に復元する。
なお、前回は、取り出し操作の途中で Cntl-C で強制終了させたが、今回は勝手に止まった。

復元後のクローンハードディスクのパーティションは以下となった。
4tb_hdd_018

5. HVL-A2.0 に組み込んで動作確認 ==> 失敗

この後、クローンハードディスクのパーティションを操作してから HVL-A2.0 に組み込んで完成、となるのであるが、今回は ここでパーティション操作をする/しないに関係なく、HVL-A2.0 が立ち上がらなかった。
具体的には、電源ON後、すぐに赤ランプが点灯して(下の写真の黄色矢印)ブザーが鳴って停止し、I/Oデータのツール MagicFinder でも見つからず、IPアドレスを直打ちしても反応しない、という全くのお手上げ状態となった。
4tb_hdd_011

原因はよくわからないが、オリジナルのハードディスクとクローンハードディスクのパーティション構成を比べると、1, 2, 5, 6番目のファイルシステムが、前者は 「linux-raid」 になっているのに対し、後者は「不明」となっており、明らかに異なっている。(完全な復元ができていない。)

前回の作業記録を見直してみると、そもそもオリジナルのハードディスクにファイルシステムが「不明」のパーティションが存在していたが、前回はそれを含め、クローンハードディスクに復元できている。

HVL-AV500(SP)のパーティション
 4tb_hdd_011

ということで、別のクローン手段を考えることにした。

6. クローンハードディスクの作成(リトライ)

そこで思いついたのが、数年前にメルカリで2,000円くらいで購入した WAVLINK HDDスタンドである。
 4tb_hdd_020

これまで、ほとんど使っていなかったのだが、クローン機能があることを思い出し、付属の簡易マニュアルを見てクローンに挑戦してみた。
最初はマニュアル通りに操作しても全くクローン処理が始まらず「不良品を掴まされたか」と焦ったのだが、「WAVLINKで HDDクローン作成のやり方」というブログ記事を見て、操作の「クセ」が判り無事クローンが完了した。(所要時間は2TBで4~5時間程度)
クローン後のパーティション(以下)を見てみると、ほぼ再現されていた。なかなかやるじゃないか、WavLink!!
 4tb_hdd_006

「ほぼ」と書いたのは、6番目のパーティションのファイルシステムが、オリジナルは linux-raid になっているのに対し、クローンの方は xfs となっている。しかし、前回も 6番目のファイルシステム(これが Gpartedでの拡張対象でもある)は xfs だったので、これで問題ないように思える。

7. パーティション容量の拡張

Gparted での操作を簡単に記載する。

  1. 6番目のパーティションを選択して、「パーティション」 → 「リサイズ/移動」 を選択
  2. 「リサイズ/移動」 画面で、マウスで領域を右端一杯まで引き伸ばし、「リサイズ/移動」ボタンを押下
    4tb_hdd_008

  3. 「編集」 → 「保留中の全ての操作を適用する」 で実際の拡張操作を実行して完了
    4tb_hdd_009

8. HVL-A2.0 に組み込んで動作確認(リトライ)

再度、HVL-A2.0 に組み込んで電源を投入。今度は先ほどと異なり、かなり時間がたってから赤ランプが点灯した。
この場合はMagicFinder で検出できるので、そこからシステム画面を開いてみる。
4tb_hdd_001

内蔵HDD も「未使用」と表示されるが、システム初期化を行えば無事に内蔵HDDが復活し4TBと認識された。
4tb_hdd_003
4tb_hdd_004


では。

 
【2022年11月12日追記】
最近、HVL-ATAシリーズのHVL-AT3.0Aを入手したが、分解の方法は本記事に記載したHVL-Aシリーズと全く同じである。恐らく、AVL-ATシリーズも同じと思われる。
これらは、中の基盤もほとんど同じであるが、HVL-AT や HVL-ATA シリーズには、動画をハードウェアで圧縮するためのトランスコーダが内蔵されている。

赤枠がトランスコーダ
Hvlat30a_002

では。

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2022年1月 4日 (火)

映画「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」を観た

以前はGWや正月などの長期休みの時には、近くのレンタル店で映画のblu-rayを借りて観るのが自分の定番だったが、最近はわざわざ借りに行ってまで観たいと思う作品がなくなってきたので(それは齢のせいかも)、Amazonプライムビデオで十分かと思っている。

そして、この正月に観たのが「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」。
プライムビデオで流れる予告が面白そうだったので以前から気になっていた作品だ。
2020年11月公開なので「何をいまさら」感が強いが、プライムビデオでは最新作はやっていないので仕方がない。

Doctor_death_001

内容は安楽死殺人を扱ったもので、病魔による苦痛から解放されるため、本人と家族の依頼を受け無報酬で(映画ではそれを思わせる発言があったが原作では違うらしい)安楽死を請け負う医師(実際は医師免許を持っているわけではない)とそれを追う刑事の話である。

原作は中山七里、監督は深川栄洋、メインキャストは綾野剛、北川景子、木村佳乃、柄本明。
原作者と監督は存じあげなかったが、キャストはなかなか豪華で、特に木村佳乃と柄本明の演技はさすがと思わせるものがあった。

 
さて、映画の感想であるが・・・・

重いテーマを扱っているだけに、よい意味で観た後に後味の悪い作品に仕上がっていることを期待していた。

映画の煽り文句も

本人の意思と家族の同意のもと実行される安楽死は殺人と言えるのか。被害者が存在しない殺人は罪に問われるのか。
事件の真相が明らかになるにつれて、捜査する側の正義は揺れ、モラルは崩れ、危険な錯覚に落ちていく──。

となっており、北川景子も刑事でありながら「この事件、被害者ってどこにいるんですか?」と言うなど、前半までは、一体、最後にどう締めくくるのか? と興味を持って観進めたのだが・・・・

 
悪い意味で裏切られた。

「犯人は意外な人物だった」までは良かったが、正体発覚後明らかに異常な猟奇的な行動を取り始めるのだ。
まあ、そうしてくれると何の気兼ねもなく犯人逮捕に向かって邁進でき、テレビのサスペンスドラマのノリに移行できるのであるが、だったらこのテーマでなくてもよくない? ということである。
書評サイトを流し読みしてみただけが、原作ではこのテーマを正面から捉えているようだ。まあ、テレビ局が関わったエンタメ作品だから仕方がないか。

最後に、綾野剛の娘の沙耶香(結構重要な役)を演じている子がどこかで見たことがあるような気がしていたが、NHK総合「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」で日直アシスタントを務めている田牧そらちゃんだった。
バラエティ番組で見る限り普通の素人かと思っていたが、本作では重要な役を演じ切っていた。みんなすごいね。

では。

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2016年8月16日 (火)

HDMI音声分離器を買ってみた

これまで、自作PCとREGZA全録サーバ D-M430の兼用モニタとして iiyamaのPCモニタ E2210HDS を使用していたのだが、E2210HDSにはHDMI入力端子が1つしかないため、2年前に amazonで 720円で購入した激安HDMI切替器で切り替えていた。

 HDMI切替器
 Hdmi_001

このHDMI切替器は、同じ見かけで表面の印字の違う激安品が数多く出回っており評価も様々であるが、少なくとも私が購入したものは、それなりに動作し画質の劣化などの問題もなかった。

この切替器の良いところは、値段が安いのに加え、オスのコネクタが直付けなのでHDMIケーブルが1本節約できる点である。
一方、使った上で感じた問題は「自動切替」である。信号が入っている入力に自動で切り替える機能であるが、D-M430の電源を切っているのにどうしてもD-M430側に接続されてしまう。(もちろん画面には何も表示されない。)切替機には一応ボタンが付いており、手動での切替も可能なハズなのだが、いくら押しても切り替わらない。

この場合、物理的に D-M430のケーブルを外す「強制手動切離」しか手がないのだが、そうすると自動的にPC側に切り替わるので、多分、入力有無の検知の仕組みと D-M430の出力の仕様が合っていないのが原因と思われる。
この「切替わらない/勝手に切り替わる」問題は、他のHDMI切替器のレビューでもよく見る「HDMI切替器あるある」のようで、自動切替機能なしを「売り」にしている機種もある。

もう1つの不満が音声である。
E2210HDSにはスピーカも内蔵されているが、これも「小型液晶テレビあるある」で音がこもってお世辞にも良いとは言えない。PCの音声出力ならまだ我慢できても、D-M430の音声出力としては耐え難いレベルである。外付けスピーカで音を改善しようにも E2210HDSにはヘッドホン出力がない ・・・・

この不便さを解消しようと思い立ち、まずはHDMI切替器を探してみた。

手動切替+音声出力で探してみると、サンワの 400-SW015が良さげであるが、リモコン付きとは言え 8,400円  中古のPCモニタが買えるレベルである。
そこで、次に、「HDMIから音声抽出」というキーワードで機器を探してみると、またまた怪しい「HDMI音声分離器」なるスキマ機器を発見。

HDMIの入出力端子 各1とステレオミニジャックが付いており、HDMI信号はそのままスルーしながら、アナログ音声が取り出せる単機能商品である。これまた、同じ見かけで表面の印字の違う激安品が数多く出回っているが、私は最も安かった マミーショップというところで購入した。

 パッケージ(電源用のUSBケーブルが付属しているが使用機会なし)
 
Hdmi_002

 本体外観
 
Hdmi_003

当初予定していたのは、これをHDMI切替器とPCモニタの間に装着して、モニタに繋がる音声信号を外部スピーカから出力する方法であったが、何とHDMI切替器とHDMI音声分離器を同時に使用すると、D-M430が立ち上がらない or 動作を停止してしまうという現象が発生
HDMI音声分離器を単独で使用すると問題なく動作するので、機器の不良ではなく、D-M430が著作権保護関連の不正(?)を検知しているからではないかと思われる。

仕方なく、HDMI切替器の使用は諦め

  • D-M430はHDMI接続とし、HDMI音声分離器を通して音声を外部スピーカへ、
  • PCはDVIケーブルと音声ケーブルで接続

とした。

この接続でも、何故か常に(D-M430の電源OFF時も)D-M430側が有効になってしまうのだが、格安のHDMI切替器とは違い、PCモニタ「E2210HDS」の入力切替ボタンは動作するので「強制手動切離」の必要はなくなった。とは言え、E2210HDSはデザイン優先でボタンが押しにくいので、面倒なことこの上ない。

そろそろ、リモコン、ヘッドホン端子付きのPCモニタまたはフルHD対応でPCモニタを兼用できる液晶テレビを買いたい気になっている今日この頃である。

では。

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2016年7月18日 (月)

REGZA全録サーバ D-M430改造機が故障した

記事「REGZAサーバー D-M430改造計画」シリーズ3部作で、REGZA全録サーバ D-M430に対し、ハードディスク換装、騒音対策の改造をした話(その1完結編)を書いたが、その D-M430が故障してしまったので、その状況を報告する。

まず、現象としては、ある時から「B-CASカードを正しく挿入してください。」とのメッセージがでて全録が止まる現象がで始めた。(この状態の間、外付けハードディスクのアクセスランプが点滅から点灯に変わるので画面を見ていなくても気づく。)

Dm430_down_001

この現象は常に発生するわけではなく、全録開始時はOKだがしばらくすると発生する/正常に戻るを繰り返す状況である。

このメッセージから考えられるのは、B-CASカード自体の不良か、カードリーダとの接触不良だ。
カード不良を確認する方法としては別のカードと交換してみればよいが、D-M430はミニサイズのB-CASカードを使用しており、我が家には交換するカードはない。
仕方なく購入も視野に、B-CASカードの総元締めである「BS Conditional Access Systems」社のHPを覗いたところ、FAQの「B-CASカードが不具合のようなので交換してもらいたいのですがどうしたらよいですか?」の回答として

カードの故障による受信障害の場合は、新しいB-CASカードと交換いたします。
なお、お客様の不適切な取扱いに起因する故障の場合や、受信機器をお買い求め後、3年以上が経過している場合は、有償(2,050円)になります。
購入日が記載されたレシートや保証書は大切に保管してください。
新しいB-CASカードが届きましたら 返信用封筒により古いB-CASカードを必ずご返却願います。

とのこと。言い換えれば、3年以内であれば無償交換できるようだ。
そこで早速カスタマーセンターに電話してみたところ、HPに記載の通りであり、交換申請も電話で可とのこと。ただし、申請には、B-CASカード上に記載された20桁の番号が必要なのでメモっておく必要がある。
購入後3年以内というのも口頭でその旨を伝えただけで特にレシートのコピーなどは求められなかった。(もしかしてカードの番号から製造年を確認できたからかも知れない。)

申請後数日で新しいカードと旧カードの返送用封筒が速達 で送られてきた。

Dm430_down_002

新旧でデザインが少し変わっていた(右が新しいカード)

Dm430_down_003

早速、交換して全録開始 ・・・・ ガ~~ン 症状改善せず

となると、残すは、カードリーダとの接触不良しかない。
ググってみると、結構この障害も多いようで、以下のような対策があるようだ。

  1. カードのIC面を乾いた布で拭く
  2. カードのIC面に接点復活材を塗布する
  3. カードの背面(IC面の反対側)に紙類を貼って厚みを増しIC面に圧力をかける

1,2については、既に交換前に古いカードにも試していたが効果がなかった。
となると望みは 3のみ。
この方法はカードリーダにダメージを与える可能性があるので最後の手段なのだが仕方がない。

まず、カードのウラにあてるものを手近なものから探してみた。
候補は、付箋紙、小物雑貨のパッケージによく使われている薄いプラスチック素材(PET?)のシート。
厚みを測ってみると、カード本体は約0.8mm、付箋紙が0.1mm、プラが0.3mm。

Dm430_down_004
 
Dm430_down_005
 

Dm430_down_006

これをもとに、付箋紙1枚から始めて 付箋紙2枚、プラ1枚 ・・・ と徐々に厚くしていったが状況は変わらず。いつも開始時はうまくいくので「これで直ったか?」と期待を持たせて一晩持たない、ということの繰り返しで心を折られること半端ない
最後は物理的な限界のプラ2枚まで試したがそれでもダメであった。

この結果から想像するに、カードリーダの接触の問題ではなく、チューナなどの受信装置が故障しているものと思われる。これが改造による排熱不良が原因なのかは判らないが、確かに外から触って一番熱くなるのがチューナあたりなので、その可能性も否定できない。

ということで、結局このD-M430改造機の修復は諦めた。

とは言え、一度、全録生活を始めるともう録画予約生活には戻れず、結局新しい D-M430を調達した。
保証期間の間はハードディスク換装を含め、改造は「じっと我慢の子である」。(ちょっと古いか

・・・・ それにしても純正ファンは五月蠅い

では。

 

【参考:D-M430に関する記事一覧(2023年1月2日時点)】

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2016年1月 4日 (月)

REGZA Z1とAV-LS500LEでWindows8.1のフォルダ共有をやってみた

我が家の主なDLNA/DTCP-IP機器を整理すると以下のようになる。

サーバ

  • Windows8.1+WMP12(自作PC)★
  • REGZA D-M430(全録機)

クライアント

 
DLNA対応なので、各サーバ機に録画(or 保存)した番組(or 動画)は各クライアント機で視聴できるということなのだが、実際にやってみるといろいろと制約がある。

1番大きなものが動画コーディックによる制約で、これについては結果を後半でまとめる。
また、D-M430のタイムシフト番組を AV-LS500LEから視ることもできなかった。低画質に圧縮しているのが問題かと思ったが、同じ番組でも、一旦保存領域にコピーすれば視聴できるので、何らかの制限があるようだ。

上記機器のうち★がついているものは、DLNAだけではなくフォルダ共有の機能も持っている。

以前、WindowsXP機を使っていた時は、★の機器同士で何の問題もなくファイル共有/動画視聴ができていたが、Windows8.1に変えてから一切できなくなっていた。(その時もネットで解決策を調べた記憶があるが、AV-LS500LEを軸に調べたためか見つからなかった。)

ところが、この正月にやっとわかった。
と言っても、自分で方法を見つけたわけではなく2chの情報である。

TS再生をREGZAのSMB共有で楽しむスレ Part10    No153

以下、手順をそのまま転載する。

他OS(XP・Vista)での作業
1.Win8.1のPC名・共有フォルダ名(例 Rec)と同一名称の環境を用意し、レグザで登録

以下、Win8.1での作業
2.共有フォルダ(例 Rec)のアクセス権・セキュリティにeveryoneを追加し、フルコントロールの権限を付与
3.コントロール パネル\ネットワークと共有センター\共有の詳細設定\すべてのネットワーク\
パスワード保護共有 … 無効に設定

[8.1Proの場合] ローカルセキュリティポリシー画面から以下を設定(DOS窓でsecpol.mscを起動)
ローカルポリシー→セキュリティオプション
4.ネットワークアクセス:Everyoneのアクセス許可を匿名ユーザーに適用する … 有効
5.ネットワークアクセス:匿名でアクセスできる共有 … 共有フォルダ名(例 Rec)を入力

[8.1無印の場合] 同画面は使えない為、レジストリを直接編集(DOS窓でregeditを起動)
4.HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Lsa
 everyoneincludesanonymousの値 … 0→1
5.HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters
 NullSessionShares エントリを新規作成(複数行文字列値:REG_MULTI_SZ)し、
 共有フォルダ名(例 Rec)を入力

6.OS再起動

 
私も上記の通りにやってみたところ、あっさりと、Z1、AV-LS500LEの双方からフォルダ共有ができた。
あえて補足すると、私のWin8.1は無印なので上記の[8.1無印の場合]になるのだが、手順5.の「共有フォルダ名(例 Rec)を入力」において、複数の共有名を設定は regedit ではできない。
以下に、"NameA"、"NameB"、"NameC"の3つの共有名を設定する場合の方法を記載する。(上記手順 5.の代わりに以下を行う。)

5.Windowsキー+x で表示されるメニューから「コマンドプロンプト(管理者)」を選択し、管理者権限のコマンドプロンプトを表示し、そこで以下のコマンドを実行する。(1行で実行)

REG ADD HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters  /v NullSessionShares /t REG_MULTI_SZ /d NameA\0NameB\0NameC

 
 
さて、これで、DLNA、フォルダ共有とも可能になったが、前述したように全てのコーディックの動画ファイルが視れるわけではなく、

  サーバ機 × 配信方式(DLNA or フォルダ共有) × クライアント機

の組合せによって視れるものが限られる。WMP12はトランスコード機能があるので、

  Windows8.1+WMP12(自作PC) ×  DLNA

の組合せであれば、クライアント機に依存せず、ほとんどの動画コーディックが視聴可能かと予想したのだが、実際にやってみるとそうではなかった。私のPCのCPUは i5-4440 でそれほど非力ではないと思うのだが ・・・ 理由はよくわらない。

 
実際に試した結果を整理したのが以下の表である。(〇が視聴可)
(私の限られた環境、サンプルファイルでのテスト結果であり、コンテナ、ビットレート、サイズ、音声コーデックなどの影響は考慮していない。)

No サーバ 配信方式 クライアント 動画コーディック 表示不可
拡張子
MPEG-2 Video AVC/H264 VP8 DV
1 D-M430 DLNA どれでも 対象外
2 Windows8.1
+WMP12
DLNA Z1 ×(一部例外) × × × flv
3 フォルダ共有 Z1 〇(一部例外) ×(一部例外) × × flv, mkv
4 DLNA AV-LS500LE × × flv
5 フォルダ共有 AV-LS500LE × × flv
6 DLNA DBP-S450 〇(一部例外) × × × flv

一言で傾向をまとめると

  • クライアント機としては AV-LS500LEが最も対応範囲が広い
  • Z1をクライアントとして使う場合、DLNAとフォルダ共有でほとんど違いがないが若干フォルダ共有の方が対応範囲が広い

という結果になった。

また、上表の「表示不可拡張子」の拡張子をもつファイルは、動画コーディックに関係なく一覧にすら表示されなかった。

参考までに、動画コーディックの説明は、以下のサイトが判りやすい。

私の場合、各コーディックの動画の入手元は以下であった。

  • MPEG-2 Video ・・・ DVD、地デジ
  • AVC/H264 ・・・ ビデオカメラ、動画サイト
  • VP8 ・・・ 動画サイト
  • DV ・・・ DVカメラ

 
では。

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2015年11月22日 (日)

REGZAサーバー D-M430改造計画 ~ファン騒音対策(完結編)~

前回の記事「REGZAサーバー D-M430改造計画 ~ファン騒音対策(その1)~」の続きである。

前回の記事で、「次は『更に良いファンを探す』のではなく違う手を考えることにした」と書いたが、私の考えた「次の手」は以下の2案である。

  1. 天板に穴を開けて、大きなファンを取り付ける
  2. 1番の熱源である内蔵ハードディスクを外出しにした上で、静音ファンに交換する

ファンの音がうるさいのは、4cmという小型ファンのため回転数を上げざるを得ないためであり、PCケースのファンでは標準の12cmであれば、より低回転でよく、また、天板にファンを付ければ、排熱効率も上がるハズである。
しかし、残念ながら、私には天板に穴を開ける技術も道具もなく、2番目の案でいくことにした。

前回同様、実際に実行する前に、現状の内部の温度を測定しておく。

前回は、ハードディスク表面の温度を測ったが、今回は、電源近くの温度を測っておくことにした。

 測定個所(前面と端から7cmの天板の辺り
 430fan_019

測定結果は以下となった。
意外にも、前回測ったハードディスク表面の温度より2℃ほど高い。多分、前回のハードディスクの温度測定部位が最高温部ではなかったからと思われる。

 

430fan_020

次に、改造に必要な部品を紹介する。

1.SATA延長ケーブル

SATAを本体の外まで延長するケーブルで、私の知る限り、アイネックスが長さ15cm、カモン変換名人が50cmを製造している。今回の目的では 15cmでは短いので、変換名人のケーブルを購入した。(必ず オス-メス ケーブルを購入すること)

 430fan_001

問題は、このケーブルをどこから本体の外に出すかであるが ・・・
D-M430の背面の両端の角には、プラスチックのカバーを取り付ける空間があるが、そこの金属部分を金ノコで切って穴を開ける方法が、一番簡単で外観への影響が少なそうと考えた。

 切断ヵ所
 
430fan_015

 作業前に、切り屑が回路に落ちないように養生
 
430fan_016

 100均の金ノコで切断後
 
430fan_017

 切断部を曲げてケーブルの通路を確保
 
430fan_018 

なお、切断面には錆止めとしてグリースを塗っておいた。
 

2.ファン

前回の件(前回の記事参照)に懲りたのと、今回は熱源は取り除いたという認識なので、風量には拘らず静音重視でいくことにした。40mm角での売れ筋は全て10mm厚で

などである。この中で騒音の公称値が一番低いのは CFZ-4010LA であるが、これらの値は必ずしもアテにならないので、今回は、最も回転数が低く、スリーブベアリングで静音が期待できる SY124010Lを購入した。

 430fan_004 430fan_005

まずは、単独での騒音を測ってみた。

 430fan_008

結果を前回のものと合わせて記載する。

取扱 型番 電流(mA) 音量(db)
ワイドワーク PAAD14020BL 30.5 31~32
標準付属 AUB0412HD 65 31~32
秋月電子 1608KL-04W-B59 107.6 37
サイズ SY124010L 32.6 30

db値ではあまり差がないようにみえるが、体感上は違いが明らかで SY124010L はほぼ無音である。
これならいけそうである。

なお、電源コネクタの形が合わず加工が必要なのは、どのファンでも同じである。(SY124010L は2pinであるがコネクタサイズが合わない。)
また、実際に装着しようとして判ったのだが、通常ファンは4隅をネジで固定するのであるが、D-M430の場合は、2隅のみネジで固定し、他の2隅の穴には筐体のウラの突起が挿さるようになっている。ところが、SY124010Lは10mm厚のためか、4隅の穴のサイズが標準ファンの AUB0412HD やワイドワークの PAAD14020BL に比べて小さいため、突起が奥まで入らず密着できない。

そこで、2隅の穴を電動ドリルで広げることにした。

 問題の突起
 
430fan_006

 加工後(千石で買ったコードの接続と穴径拡張)
 
430fan_007

 
3.外付けハードディスクケース

ハードディスクを裸で稼働させるわけにはいかないので何らかのケースが必要であるが、市販の外付けケースで、SATAのコネクタをそのまま挿せるものはない。
そこで私が候補として選んだのが、ORICO社のホットスワップ用ケース 1105SSである。

 430fan_009

 背面のSATAのコネクタ
 430fan_010

これは、本来はPCケースの5インチベイに取り付けるものなのだが、

  • SATAのコネクタで接続可能
  • 単独で使用しても問題ない外観
  • 電源ボタンやアクセスランプ付き
  • ファンはないが放熱も悪くなさそう

ということで、今回の目的にピッタリである。

早速、購入して接続してみたのだが ・・・
D-M430の電源を入れてもハードディスクを認識せず立ち上がらない。

どうも 1105SS はホットスワップできるように、何らかの回路が組み込まれており、それが阻害しているようだ。(後で、この1105SS をPCに組み込んで確認してみたが、ホットスワップを含め問題なく機能した。)


【2015年12月31日追記】
記事「余剰部品を活用した ~ Orico 1105SS と AREA TTH Quattro」にも書いたが、1105SS 自体がホットスワップ用の特別な機能を備えているわけではないのでは、と思い始めている。

こうなると、使えるケースの条件としては、ハードディスクに直接SATAコネクタが挿せることとなるが、そうなるとケースというよりも置台に近いものにならざるを得ない。

そこで次に購入したのが、グリーンハウスのシリコンハードディスクケース GH-CA-HD35K である。

 430fan_011

これは、柔らかいシリコン製で、ケースというよりもカバーに近いが、

  • SATAケーブルを直接挿せる
  • 完全ではないが、ほこり防止にはなる
  • 放熱はまずまず(ほとんど裸族だし)

ということで今回の目的には使えそうだ。

 ハードディスクを入れたところ
 430fan_012

 ウラ(下)面
 
430fan_013

 SATAコネクタ
 
430fan_014

これで全ての準備は完了である。

早速、ハードディスクの外出し作業を行う。

まず、ハードディスクを取り外し、ファンを交換する。ネジはホームセンターで購入したものを使用。

 430fan_021

なお、最初に、ファンを完全に止めて(電源を接続せずに)稼働した時の温度を測定しようとしたが、ファン用電源に電流が流れていないと、異常を検知しすぐに停止してしまった(電源などのLEDが4回点滅を繰り返す状態)。
これなら、今後、ファンが故障したまま気付かずに使用するといったことはなさそうだ。

延長ケーブルを本体のSATAのコネクタに接続し、反対側を外に引き出す。
本体のコネクタ部はグラグラする感じであるが仕方がない。

 430fan_022

切断面と接触するところは、保護のためケーブルにテープを巻いている。
また、ケーブルの動きが本体のSATAコネクタ部になるべく伝わらないように、出口のところでケーブルタイで固定した。(ある程度の自由度を残さないと、後で天板が取り付けられないので注意)

 430fan_023

外側のSATAコネクタにハードディスクを接続して完成。
(写真の白いケーブルは内部温度測定用の一時的なもの)

 430fan_024

電源を入れると何事もなかったように録画を開始した。

騒音は激減し、ハードディスクの音以外は、ファンの風切り音らしきものが少し聞こえる程度である。前回紹介したスマホのアプリ「騒音測定器」で、本体の前で騒音した結果(下記)もそれを裏付けるものとなった。

  • 標準ファン使用時: 3cm前 45db、 10cm前 42db
  • 今回の対策後:   3cm前 35db、 10cm前 34db

最も気になっていたのが、ケーブルを延長したことでノイズが発生し、動作が不安定になるのではないかということであったが、この記事をアップした時点で既に2週間使っているが、特に問題は発生していない。

さて、内部温度であるが、外気温 22℃で 42℃、外気温 20℃で 40℃ と、対策前と変わらないという結果になった。(下がると思ったが、そうはならなかった。ハードディスク以外にも熱源があるようだ。)

これで、とりあえず騒音対策は完了とする。
なお、自分でやる場合は全て自己責任でよろしく。

では。
 

【2016年7月18日追記】
このD-M430が故障した。
興味のある方は「REGZA全録サーバ D-M430改造機が故障した」へ。

 
【2023年1月2日追記】
上記の故障の原因であるが、最後から2枚目の写真でもわかるように、ケーブルが背面の通気口をふさいだことで、写真の手前に写っているチューナーの排熱が不十分となり壊れたのではないかと想像している。
良い子は真似をしないように(笑)

 

【参考:D-M430に関する記事一覧(2023年1月2日時点)】

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2015年10月18日 (日)

REGZAサーバー D-M430改造計画 ~ハードディスク換装~

2014年夏に買った REGZA全録サーバー D-M430
実売3万円という低価格にもかかわらず、

  • 地デジ6chのタイムシフト
  • USB3.0外付ハードディスク対応

と私には十分かつ無駄のないスペックで、購入して以来、常時稼働中である。

保証期間の1年が終わったこともあり、不満のあった以下の改造にトライしてみた。

  1. 内蔵ハードディスクの換装
  2. ファンの騒音対策

なお、当然ながら、改造するとメーカー保証は受けられないし故障する可能性もあるので、全て自己責任でお願いしたい。

まずは、ハードディスクを標準の1TBから2TBのものに変更してみる。
なお、ハードディスクを換装した場合は、外付ハードディスクに録画したものも含め全ての録画済みの番組は視聴不可となるので、消したくない番組は事前に退避させておくこと。

2TBまでの換装が可能なことは、早くから価格comのクチコミで報告されており、その具体的な方法も Okamotoさんのブログ「D-M430のHDD交換方法図解」で詳しく紹介されている。
私もこの記事を見て単に追随しただけだが、自分の作業記録も兼ねて記事にしてみる。

まず、準備するのは、換装用のハードディスク。
D-M430の場合は、AV用(ATAストリーミングコマンド対応)である必要はないらしいが、高温にならない5000rpm級のものが良いと思われる。私の場合は、無難に、標準の TOSHIBA DT01ABA100V と同型の DT01ABA200V の中古を入手した。

 DT01ABA200Vのベンチマーク 5700rpmにしては高速
 M430_01

それでは、早速、換装作業を始める。

背面の4ヶ所のネジをはずす。
 M430_02

側面のプラスチックの部品をはずし、中のネジ(矢印部分)をはずす。
 M430_03

天板を背面方向にスライドさせてはずす。
 M430_04

フレキシブル基板を引き抜く。特に抜け止めなどはない。
 M430_05

 M430_051

次に、前面のパネルをはずす。
そのためには、上面1ヶ所、側面2ヶ所、底面3ヶ所のツメをはずす必要がある。難しいわけではないが、今回の作業で最も気の遣うところである。車の内装パネルはずしなどがあるとやりやすい。(私はエーモン パネルはがし を使った。)

上面
M430_06

下面
M430_08

側面
M430_07

はずしたところ
 M430_09

次にハードディスクをとりはずす。
ハードディスクにはSATAのコネクタがささっているが、ウラでテープで留められいて抜けないので、先に台座をとりはずす。

SATAのコネクタ部分
M430_11

台座の4ヶ所のネジをはずす。
 M430_10

台座を持ち上げ、ウラのゴムシートのようなテープを剥いでからコネクタを抜く。
 M430_12

抜いたあと
 M430_13

両サイド2本ずつのネジをはずして台座の金具をはずす。
 M430_14

新旧のハードディスク(左が新)。たまたま製造年月が同じだった。
 M430_15

あとは、分解とは逆の手順で組み上げる。

最後に、初期化を行う。
本体設定で「個人情報初期化」を実行し、各種初期設定を全てやり直す。
 M430_16

その結果、内蔵ハードディスクに割り当てた3つのチャンネルは15日間記録可能となった。(低画質モードで全時間録画した場合)
 M430_17

東芝が提供している、録画可能日数のシミュレーションによると、2TBの場合は17日録画可能とのことだが、内蔵ハードディスクの場合は一部が保存エリア用に確保されるので、その分少なくなっている。

M430_18

保存エリアの容量は、内蔵ハードディスク容量の12.5%に自動設定されるので、標準の1TBの場合は125GB、2TBに換装した場合は250GBであり、録画時間では、今回、低画質で149時間と表示された。

なお、私は、REGZAサーバのタイムシフト番組表を表示できる、DTCP-IPクライアント機能を持ったブルーレイプレーヤー DBP-S450も持っているが、サーバのハードディスクを換装すると番組表のチャンネルと内容がずれた状態となったため、DBP-S450も初期化が必要であった。

では。

 

次回、 「ファンの騒音対策」編 その1 に続く。

 

【参考:D-M430に関する記事一覧(2023年1月2日時点)】

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2012年10月 8日 (月)

REGZA から RECBOX へのダビングができなくなった!!

ここ1ヶ月は仕事が忙しく、ブログを書いたり、ゆっくりテレビを見たりする時間がなかったのだが、この3連休でやっと一息つけた。そこで、REGAZA Z1 の外付けUSBハードディスクに録っておいた番組を、ゆっくり2階で見ようと RECBOX にダビングしようとしたのだが ・・・・・ エラーが発生

参考までに、
RECBOX とはアイ・オー・データ製のネットワークハードディスクで、私の導入経緯については記事「REGZAで録画した番組を他の部屋で見たい ~購入編~」参照。

ダビングの開始操作を行うと、RECBOXの録画ランプ(真ん中の赤ランプ)が一瞬点灯した後すぐに消えてダビングは開始されず、REGZAの側にはエラーのお知らせが表示される。

 REGZA側のエラー表示
 Simul

他の番組も試してみたが全滅である。
もちろん、HUBを含む関連機器の電源リセットやファームウェアの最新化を行ってみたが、症状は変わらない。

ただし、REGZA から RECBOX の共有ドライブエリア(LAN1)へのダビング(ムーブ)は問題なくできるし、過去にダビングしたLAN-S領域の番組はREGZAで再生できるので、ネットワークの問題ではないようだ。

となると、REGAZA と RECBOX のどちらかが故障ということになるが、我が家には DLNA/DTCP-IPの送受信機能を持った機器はこの2つしかないので、どちらの問題なのか切り分けは困難である。
信頼性から考えて、多分 RECBOX 側の問題ではないかと疑いながら(アイ・オー・データさん、失礼!) ネットで情報を探ってみると、価格コムの掲示板で気になる情報を発見した。

『RECBOX HVL-AV3.0へのダビング不可』

この情報に拠ると、『従来のB-CAS方式に加えて新しいコンテンツ権利保護専用方式に関連する情報を放送波に載せて伝送する』サイマルクリプトの試験運用が、関東では9月に開始されたことでこの現象が発生しているのではないかとのこと。しかし、これが原因で私のようにダビングが全滅になっているのであれば、もっと大問題になっているはずなのだが ・・・

半信半疑で、サイマルクリプト運用が始まる前の9月8日に録った番組をダビングしてみると ・・・ 何と、問題なくダビングできるではないか
これで、私の中では、サイマルクリプト運用が原因である疑いがかなり高まってきたが、それでも、前述の「もっと大問題になっているはず」という疑問も完全には拭いきれない。

とりあえず(故障ではなさそうと言うことで)一安心だが、このまま放っておいても埒が明かないので、両メーカーに問い合わせてみようと思う。

では。

【2012年10月8日追記】
今日、早速、休日でもやっている東芝の「テレビご相談センター」に電話してみた。
女性の方に症状を話して、「サイマルクリプトの影響のような気がするのだけど、他にも同様の問合せはない?」と聞いてみたところ、かなり待たされた後、

  • 他にも同様の問合せはある
  • 判り次第、連絡するが、2週間くらいかかる

との回答であった。
再現するのであれば技術的には解決は簡単なような気がするが、権利が絡むせいか、はたまた、アイオーデータなど他社が絡むせいか、思いのほか時間がかかるようだ。

なお、アイオーデータに対しては、電話ではなく「インターネットからのお問い合わせ」で聞くことにし、今日書き込んだ。さて、何と回答してくるだろうか。

【2012年10月16日追記】
今日(実は昨日も着信していたが取れなかった ・・・ )東芝のサポートから電話があり、11月リリースのファームウェアで対応する とのこと。少し、時間がかかり過ぎる気もするが、余裕を見ての期限だと思うので、きっと前倒しでリリースしてくれるでしょう。
なお、アイオーデータからは、「チャンネルや時間帯によって問題が発生する/しないということがあるか?」との質問が送られてきたので「ない」と回答した。
東芝サポートの話では、「東芝側の問題」とのことだったので、アイオーデータには「もういいよ」と回答しようかな ・・・・・

【2012年10月20日追記】
10月17日に東芝から正式にアナウンスがあった。ファームウェアリリースの具体的なスケジュールは10月22日に発表とのこと。引っ張りますね ・・・

「レグザ」ならびに「レグザブルーレイ」 ご愛用のお客様へのお知らせ

【2012年10月21日追記】
対策ファームウェアのリリーススケジュールが、ソフトウェアダウンロード情報 というページで公開されていた。我が家の機種 Z1用は 24日よりBS放送にて開始となっているが、地デジはしばらく予定がないようだ。
ネット経由であれば 22日からダウンロードできるようなので、やってみるか

【2012年11月4日追記】
自分的にはすっかり解決した気になっていたので更新が遅れてしまったが、10月22日夜にネット経由で対策ファームウェアをダウンロードし、その後に録画した番組については、問題なくダビングできるようになった。

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