前記事の「ミュージカル編」に続き、「アムトラック・ワシントンD.C.編」である。
今回はニューヨーク5日間(3泊)のツアーなので時間的には非常に厳しいのだが、多分また行くことはないと思うと、ホワイトハウスを見にワシントンまで行きたくなってきた。
調べてみると、ニューヨーク-ワシントン間は結構遠く、距離的には東京-名古屋間に相当するらしい。アムトラックという列車で片道約3.5時間である。
前記事で挙げた日本人向けの旅行サイトでも、ニューヨークからの日帰旅行がラインナップされている。(アムトラックで約$300、バスでその半分)最初はそれにしようかと思ったが、
- アムトラックは自分でweb予約可能
- ワシントンで自分の見たいエリアは駅から徒歩圏内
- ツアーだと見学ポイントや時間を選べない
ことから、今回は自力で行くことにした。
ワシントン観光のために、日本で事前予約していったのは、アムトラックと国会議事堂内ツアーである。(どちらも1か月前に予約)
それでは、アムトラックの予約方法から ・・・・
まず最初にアムトラックのホームページの Timetablesというタブから時刻表をダウンロード(pdf形式)しておくことをお勧めする。

Route欄で
Northeast Corridor 1
New York - Washington Effective 月 日, 年
と記載されているのが、ニューヨーク-ワシントン間である。
実際にダウンロードしたものが以下である。(週末の往き方向の時刻表)

今回は、頑張って5時45分発で行くことにした。(図の赤線の列車)
なお、時刻表には右端のワシントンまで 11駅しか記載されていないが、省略されているわけではなく、実際にこれだけしか止まらない。
さて、実際のチケットの予約方法に移る。
アムトラックのホームページを表示。

左上の入力欄で予約したい列車の条件を指定する。

駅を指定する場合は、入力欄の右肩の「Find a Station」をクリックして開く子画面で、
出発駅は NYP(ニューヨーク Penn Station)
到着駅は WAS(ワシントン Union Station)
を選ぶ。
最後に「FIND TRAINS」をクリック。

まず往きの列車の一覧が表示されるので、予約する列車と運賃を選択し「ADD TO CART」をクリック。
運賃は、SAVER, VALUE, FLEXIBLE, PREMIUM の4種類あるが、最初の3つは実際に乗る車両や席は同じで、キャンセル時の返金可否・条件が違うだけである。詳細は、運賃説明のページを参照して欲しいが、このページによると、最安の SAVERは 14日前の早期予約限定で、列車や座席数も限られるようだ。
(私は行き帰りとも SAVER $52 を予約した。)

同様に、帰りの列車と運賃を選択し「ADD TO CART」をクリック。

レンタカーなどの予約ページになるが、ここは何もせず「Enter Passenger Information」をクリック。

自分の情報などを入力する。
切符の受取方法は以下の3種類。(詳細は説明ページを参照)
- eTicket: pdf化されたeチケットを電子メールで受け取る方法
- Quik-Trak: 駅の自動券売機で発券する方法
- Ticket agent: 駅の窓口で受け取る方法
普通は eTicket で問題なし。
最後に、ページ下の「Continue to payment」をクリック。

クレジットカードの情報を入力する。
最後に、「Purchase」をクリック。

確認画面がでて終了である。
その後、すぐに eチケットが添付された、件名「Amtrak: eTicket and Receipt for Your 02/28/2015 Trip」という確認メールが送られてきた。
eチケット

アムトラックには駅の改札はないので、これを事前に印刷して車内で車掌に見せれば良い。車掌はバーコードをスキャンするだけなので、印刷せずにスマホにバーコードを表示させるのでも良いようだ。
次に、国会議事堂のツアー予約方法であるが ・・・・
U.S.CAPITOL のHPから予約するのであるが、既に私が予約した時とページ構成が変わっていた
。 とりあえず参考までに、予約後に送られてくる予約票を掲載しておく(これを印刷して持っていく)。ちなみにツアーは無料である。

以上の事前準備を行った後、予定通り2月28日にニューヨークからワシントンに向かった。
ワシントンに行ったのは、ニューヨーク到着の翌日で、到着当日の夜はミュージカルという我ながら超ハードスケジュール
。
まずは、出発駅のニューヨーク ペンステーションを目指す。
朝5時45分出発という列車を選んだものの、こんな早朝にホテルのある 57th Streetからどうやって行くか、タクシーはあるのか、などと内心心配して5時前にホテルを出たのだが、1ブロックも歩かないうちに流しのタクシー発見、かなり余裕をもって駅に到着。
駅にはホームレスがかなり居たが、アムトラックの乗客専用の待合スペースがあり(チケットがないと入れない)、そこで軽食をとって出発を待った。
出発の15分前くらいにならないとホーム(Track)が決まらないので、掲示板やモニタでTrackが表示されるのを待つ。
モニタ表示(2行目の私の乗る列車はまだ Trackが決まらず)

Trackが表示されると、皆ぞろぞろと動き出すので、その人波に付いて行って列車に乗車。自由席なので「Coach class」と表示された車両であればどこに座ってもよい。
車内は、両側2列ずつの座席配置なのでゆったりしておりシートも清潔である。


時刻通りに列車は出発。(私の場合、幸運にも往復とも全て時刻通りの運行であった。)
社内では Wi-Fiも利用可能。

乗車中、2ヶ所で通信速度を測ったところ(数字はMbps)
ほぼ中間地点のWilmington辺りで DOWN 0.40/UP 0.26
少し先のBaltimore辺りで DOWN 2.41/UP 1.39
という結果だったので、波はあるものの十分使えるレベルである。(ただし、私が乗ったのは週末早朝便でガラガラだった。)
列車は時刻通り 9時10分にワシントン ユニオンステーションに到着。

まずはツアーを予約していた国会議事堂に行ってみた。
ドームを修復中

列車が遅れることも考慮してツアーの開始時間を10時10分としていたのだが 9時30分くらいに到着。受付には誰も並んでおらず、50人くらいが次のツアーを待っている状態だったので、そこに入れてもらった。このシーズンであれば予約は不要だったと思われる。
以下、その後に廻った場所を順に写真で紹介する。(全て徒歩で移動)
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(西館) ※東館は改装中で休館

すばらしいコレクションなのだが、とにかく広い。前日ニューヨーク入りしてから、時差ボケでほとんど寝ていないのに加え、空腹、更には館内が暑いこともあり、途中でフラフラに ・・・ 
止む無く鑑賞は途中で諦め、休憩がてら 前の公園(ナショナル・モール)にあるバーガー屋でチキンバーガーを注文したのだが ・・・ パテはベチョベチョ、味は超マズい、多数の小鳥は寄ってくるはで散々であったが、とりあえず体力は回復 
ワシントン記念塔

リンカーン記念館

ホワイトハウス(ウラ)

ホワイトハウス(表)

個人的にはワシントンで一番見たかったのがホワイトハウス。
思ったより、警備も観光客も少なかった。
スミソニアン航空宇宙博物館

博物館は17時30分に閉まるので、それからユニオンステーションに戻った。
19時20分の出発まで1時間30分もある ・・・・ 
1時間早い列車に変えてもらおうと思って窓口に行くと追加料金が必要とのこと。割安切符なので仕方がない。
ユニオンステーションの地下はフードコートになっているので、そこで夕食。
幸いにも帰りのアムトラックも時刻表通りで、無事ニューヨークに戻った。
これで、ワシントンの一日が終了。
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