カテゴリー「携帯・デジカメ」の15件の記事

2023年5月 4日 (木)

OCNモバイルONE から IIJmio に乗り換えた

2020年8月の記事「OPPO Reno A を購入した」で、OPPO Reno Aを安く購入するために、通信会社を mineo から OCNモバイルONE(以下、OCN)に乗り換えた話を書いた。

あれから3年近く、OCN(通信量3G契約)と OPPO Reno A の組合せで使ってきた。
正直、私はスマホについてはライトユーザなので、OCNの通信速度やReno Aの性能には概ね問題を感じていなかったが、それでも Reno Aの以下の点がどうしても不満・懸念となっていた。(不満度が高い順)

  • 電車で移動中に使っていると、かなりの確率で通信ができなくなり、再起動が必要となる。
    参考情報:価格comのクチコミ「「通信事業者」が消えます。何故?(再起動で復活)

  • NFCがTypeFしか対応していないため SuicaやPasmoは使えるが、マイナンバーカードなど TypeA/B のカードの読み取りができない
    参考情報:価格comのクチコミ「接種証明アプリつかえませんねー

  • 中国メーカーであることの漠然とした不安
    OPPOが中国企業であることから、個人情報の漏洩は考え過ぎだとしても、将来的にHAUWEIのようにGoogleのサービスが受けられなくなるなどの制限がかけられるのではないかという懸念がある。
    後述の通り今回私が購入したスマホはモトローラ製であり、同社も中国のLenovoの子会社ではあるが、懸念の度合いは桁違いであると判断している。

上記の理由からスマホを買い替えることにし、1万円近くでコスパの良いミドルクラスのスマホを探していたのだが、やはり単体の購入では無理であり、電話番号を引き継いで通信会社を乗り換える「MNPキャンペーン」を使うしかないようである。

私の知る限り、MVNO(格安SIM会社)で割引率の高いMNPキャンペーンをやっているのは以下2社である。

残念ながらOCNでは既存契約者は「機種変更」扱いになり、MNPの割引率より大幅に下がるため、IIJmio の一択となる。

IIJmioの割引対象スマホで私の候補となったのは以下である。(金額は税込の一括払いの場合)

OPPO Reno 7A については、冒頭に記載した Reno A での不満・懸念点のうち最初の2つは解消されていると思うが、3つ目の懸念と モトローラを試してみたいという理由から、今回は moto g52j 5G を選択した。

以下が購入の流れである。(全て2023年)

  1. 3/20 OCNのサイトでMNP予約番号を取得
    参考情報:MNP転出の予約番号を申し込む
  2. 3/21 MNP予約番号をSMSで受信
  3. 3/24 IIJmioのサイトMNPでの新規契約申込みを実施
    IIJmio、moto g52j 5G ともに eSIMの選択が可能だが、今回はReno A でも使えるように物理SIMを選択。
    申込みにはクレジットカード、本人確認書類(運転免許証など)、MNP予約番号が必要。
    なお、通常税込3,300円の初期費用が、IIJmioの公式サイト上のキャンペーンリンクから申し込むと1,650円となるが、タイアップサイト上のリンクから申し込むと1,100円になる(2023年5月4日現在)ので、「iijmio タイアップサイト」でググって最初の方にヒットするいくつかのお得情報のまとめサイトの中を確認してみると良いかも。
  4. 3/25 本人確認完了のメール連絡あり
  5. 3/27 発送完了の連絡あり
  6. 3/28 スマホとSIMカードを受け取り
  7. 3/30 MNP乗り換え手続き実施(同時にOCNは手続き不要で自動解約)
    この後、新しいスマホのセットアップにかける時間がなかったので、しばらく新SIMは 旧スマホ(Reno A)で使用。
  8. 4/22 新スマホに移行

3年前に Reno A に移行した際は OPPOの移行アプリを使用したが、今回は、Youtube動画「Androidスマホのデータを移行する方法(完全版)」などを参考に標準機能と100均のUSBケーブルだけを使って実施。機種が違うので完全には動画通りではなかったと思うが、スマホ画面上の指示に従って実行すれば特に問題なく移行できた。

結局、今回の移行にかかった費用は、初期費用の1,100円、SIMカード発行手数料 433円、端末費用の 9,980円となる。

以下、1ヶ月近く使ってみての感想である。

  • moto g52j 5G
    サイズがでかいことが許容できるのであれば、癖のない、よくできたミドルレンジスマホである。
    Renoシリーズと異なり画面は有機ELではないが、実際に使ってみても特に気にはならない。
    指紋認証やSuicaの感度も今のところ問題を感じたことはない。
    なお、この機種では指紋センサーが使えなくなる不具合が発生する可能性があることが公開されている(⇒参考情報)ので、私は、念のため、画面ロックする時は電源ボタンを使わずにユーザー補助機能の「ロック画面」を使用している。

  • IIJmio (OCNとの比較を中心に。金額は2023年5月4日現在の税込)
    通信速度の実測比較サイトでは一般的にOCNの方が良好という評価であるが、これまで使った限りではそれほど大きな違いを感じたことはない。恐らく昼休みや夕方の時間帯では差がでるかも知れない。
    契約プランは、OCNの時は3GBコースを契約し、コロナ禍で週2回ほどの出勤ペースで少し余る程度の良い感じで使っていた。IIJmioは2GBの上は4GB (2023/4以降は5GB)となるので最初は2GBコースで契約したが、月末に不足気味になり、容量追加料金をケチって、時々低速モードに切り替えながら何とか乗り切ったが、さすがに翌月から5GBに変更した。
    IIJmio も OCN もコース変更手数料はかからず、コース変更の有無にかかわらず、その月の基本容量の残分は翌月まで繰り越されるので、せこいことを言えば、私の場合、1月毎に2GBと5GBを切り替えればそれが最もお得かも知れない。
    通信料の月額費用は、IIJmioの5GBはOCNの3GBと同じ990円、月内の1GBの容量追加料金は IIJmioの220円に対しOCNは550円なので、コスパは総じてIIJmioの方が良いと言える。(ただし、下表のように、追加分の有効期間は OCNの方が長い。)
    また、IIJmioは低速モードでも300kbpsなのでそれなりに使えることが判った。(OCNは200kbps)
    一方、私は使っていなかったが、OCNにはMUSICカウントフリーがあるので音楽好きには魅力かも知れない。


最後に、IIJmioとOCNの主要項目の比較表を載せる。(黄色は他より優れている項目である)

  IIJmio OCN
月額通信料
(円/月)
1GB 770
2GB 850
3GB 990
5GB 990
6GB 1320
10GB 1500 1760
低速モード時の速度 300kbps 200kbps
残容量繰越し 可否
有効期限 次月末 次月末
月中での容量追加 円/1GB 220 550
有効期間 当月末 3カ月後の月末
MUSICカウントフリー 無料
国内通話料(円) 30秒当たり 11 11
かけ放題オプション
(円)
5分以内 500  
10分以内 700 935
無制限 1400 1430
docomo回線
初期費用(円)
手数料 3300 3300
SIMカード 433 433


とりあえず、これで3年近くは利用することとし、3年後に再度通信会社とスマホの乗り換えを検討したいと思う。

では。

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2018年1月 5日 (金)

普通に使える Androidのメールアプリ

以前の記事「昨年(2014年)後半のお買物 (D-M430 と Zenfone5)」で書いたように、スマホはASUSのSIMフリー機 Zenfone5を使ってきた。ゲームなど重いアプリは使わないので、今まで特に困ることはなかったのだが、さすがにバッテリの持ちが少し悪くなってきたのと、万が一ポックリ逝った時に代替機がないことから、3年経った昨年(2017年)11月に新しい機種を購入した。

機種選定の基準は、Androidの SIMフリー機で、サイズは片手でギリ使える 5.2inch、価格は3万程度でコスパの良いものとした。
この観点で見ると ASUS以外に Huaweiの機種も候補となるが、通信を行い、かつバージョンアップもある機器では、正直、大陸メーカーのものは使いたくない。(別に中国政府が欲しい情報を扱っている訳ではないが ・・・
と言うことで、Zenfone4も出て少し価格がこなれた感のある ASUS Zenfond3(型番 ZE520KL) をターゲットとした。

なるべく安く購入するためにヤフオクやメルカリも含めて探してみたのだが、結局、昨年(2017年)10月に、たまたま立ち寄った秋葉原の ソフマップ中古デジタル館で未開封品(中古)を 26,978円(税込)で見つけ購入した。ソフマップは比較的高いイメージがありこれまでスルーしていたが、新古品は開封/未開封に限らず全店舗統一価格のようで、未開封品で1ヶ月保証がついてこの価格は納得できるものであった。

購入前は、新機種への環境移行作業が面倒くさいのではないかと思っていたが、画面の指示に従うだけであっけなく終了し、Zenfone5に導入していたアプリもその時点の最新版が自動でインストールされた。

ただし、以下のものは自動で移行されなかった。

  1. ASUS純正のメールアプリ
    Asusemail
  2. ASUS純正のPCLink・・・PCからの遠隔操作(ミラーリング)アプリ
    Asuspclink
  3. TubeMate YouTube Downloader
    Tubemate

3は Google Playに置かれてないので、個別にインストールを行った。
1, 2 は何故かZenfone3ではサポートされなくなったので、代わりを探すことにした。

2は私のようなスマホ入力が苦手の者が、フリマアプリなどで比較的長い文を入力する時に非常に助かるアプリである。少々の画像の荒さや動きの鈍さは許容できるが、PCからテキストをコピペできることは必須である。(要は、入力するのではなく、PCで作成した文のコピペが基本である。)
いくつかのアプリを試用した中で、結局普通に使えたのは Vysorだけであった。
Vysor
Vysorは、PC側はChrome上で動作するというちょっと変わった作りで、インストール方法や使い方は以下のサイトが詳しい。特に、スマホのキーボードの設定を「Vysor」に変更することが肝である。
Androidスマホをパソコンで手軽に操作できるChromeアプリVysor

 
最後は 1のメールアプリである。
私の場合 SIMフリーなので3大通信キャリアのメールは使わないが、nifty、Yahoo、Google、(nuro光のプロバイダとして)So-net、(SIMのプロバイダとして)mineo のアカウントを持っており、それらが一括して扱えることが条件で、あとは使い勝手や見た目くらいが選考基準である。もちろんASUS純正のメールアプリでもこの条件を満たしていた。
メールアプリは、上記の2や3と違って誰もが必要とするものなので、「普通に使える」アプリがたくさんあるものと甘く見ていたのだが ・・・・

アプリ紹介サイトやGoogle Playを見て、なるべく癖がなさそうで評価の高いソフトから試してみた。

まずは、ド定番の Gmail
Gmail
各アカウントの設定まで問題なく終了し利用開始したのだが、使ってみると以下の問題があった。

  • アプリを開いた時に、全てのアカウントのメールがまとめて表示される「統合ビュー」で見たいのだが、いつも1つだけののアカウントの表示状態になっており、毎回「すべての受信トレイ」を選択しなおす必要がある
  • メールの本文中に記載されているURLがリンクにならない

後者は仕様とのことだが、前者については、どこかに設定があるのかと探してみたが見つけきれず、結局1ヶ月程度で次のアプリを探すこととなった。

次にトライしたのが「フリー電子メールアプリ日本 by Mail.Ru」というアプリ。
Freeemail
Google Playでの評価は高かったものの何故か Yahooメールのアカウントが登録できない。
本アプリや後述のmyMailやBlueMailなどの海外製のアプリでは、GmailやYAHOO!などの主要メールアカウントの設定が事前登録されており、それらから選択すれば最低限の入力だけでアカウントの初期登録が完了するお助け機能がついている。ただし、日本のYahooメールは米国の「YAHOO!」とは別物なので「その他(other)」を選択しなければならないというのは「あるある」なのだが、このアプリは自動設定のおせっかいの度が過ぎているためか「その他」から設定しても米国YAHOO!の設定になってしまいうまくいかない。
結局、実際に使うことなくアプリ削除となった。

次は myMail
Mymail
これも評価は高かったが、Gmailで言うところの統合ビュー(全アカウントの受信メールをまとめてみる画面)の機能がなく却下。また、アカウントの初期登録は一番簡単であったが、実際にどのように設定されたかを確認・修正する「詳細設定画面」がないのも私的には気持ち悪く減点ポイントであった。

結局、今使っているのは BlueMailである。
Bluemail
上に挙げた他のアプリの欠点はいずれもクリアされており、ストレスなく「普通に使える」というのが私の評価である。ちなみに、
TypeMail と BlueMail (1) (2)
によると、TypeApp というメールアプリも同じ開発元で機能もほとんど同じらしい。

 

最後になったが、Zenfone3自体について一言。
約3ヶ月使用してみたが、カメラ撮りやゲームをしない私にとっては、Zenfone5に比べ処理能力の差異はそれほど実感することはなく、指紋認証が使えて便利になったこと以外は特に変わった感はないが、バッテリの持ちもまずまずで毎日ストレスなく利用している。
結局、スマホでもアプリでも、この「普通に使える」ことが一番重要な気がする。

では。

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2015年4月11日 (土)

ニューヨークとワシントンDCへ行ってきた ~スマホ編~

今回は「ニューヨークとワシントンDCへ行ってきた」の最終回でスマホ編である。

私のスマホは以前の記事「昨年(2014年)後半のお買物 (D-M430 と Zenfone5)」で書いた ASUS Zenfone5 である。まだ、購入して5か月くらいであるが、通勤の暇つぶしに毎日愛用している。
当然、今回のニューヨーク旅行でも持っていくことにした。現地で通信できなくても、予め保存しておいたマップの表示など役には立つが(ガイドブックを持参するのであれば、それで十分かも知れないが)、私的にはそれでは面白くないので、現地で安く簡単に通信できる手段を調べてみた。

Zenfone5 は SIMフリーなので、アメリカで使えるSIMを挿せばよいはずである。アメリカで使える安価なSIMをネットで探した結果、READY SIM という使い捨てSIMカードが、

  • アクティベーション(開通手続き)などの使い始めの手続きが簡単(自動)
  • 短期間で安価な料金設定がある

ということから、私の利用目的(短期間の使い捨て利用)には最適と判った。

もう1つ確認すべき事項は、周波数帯が自分のスマホと合っているかだ。
READY SIM は T-Mobile のMVNOなので、周波数帯は T-Mobileと同じであり、「【アメリカ旅行者向け】Ready SIM使用マニュアル」によると、

通信方式 理論値最大ダウンロード速度 周波数帯
“4G” DC-HSDPA 42Mbps AWS Band 4
“4G” HSPA+ 21Mbps 1900MHz Band 2、AWS Band 4
3G UMTS(W-CDMA) 14.4Mbps 1900MHz Band 2、AWS Band 4
2G GSM/Edge 485Kbps 1900MHz Band 2

となっており、一方、Zenfone5(日本版)の周波数帯はカタログでは以下となっている。

LTE 2,100(1),1,800(3), 2,600(7), 900(8), 800(19)MHz
W-CDMA(HSPA+) 2,100(1), 1,900(2), 850(5), 800(6), 900(8), 800(19)MHz
GSM/EDGE 850/900/1,800/1,900MHz

これを見る限り、4Gはダメそうであるが、3Gが「1900MHz Band 2」で使えそうである。
ということで、次はどうやって購入するかである。

日本で READY SIM を購入するには以下の方法がある。

  1. アメリカ在住の購入代行業 Yoshidaさんの「アメリカより
  2. 日本の代理店 ジャパエモ
  3. 米国のREADY SIM本社または米国amazon

まず、3は何のメリットもないので却下。
2のジャパエモは、上記リンクの自社サイト以外、amazon、楽天、田町の実店舗で購入することができる。ネックは、通販では送料 550円がかかることと、私の今回の目的(500MB程度のデータ通信ができればOK)に適したカードが「通話付の500MB」しかなく、割高なことである。(この記事を書いている 3月11日時点で 3,180円+送料)
一方、1のサイトは、非常に有用な情報が満載で、「データ通信のみの500MB」のカードを $20.55 で扱っているのだが、他に送料や代行手数料が必要なのか、支払は PayPalとなるのだが手数料が必要なのか、サイトの説明を見ても私の理解力ではよく判らず躊躇していた。

結局、1で購入したのだが、支払額は $20.55ポッキリであった。(決済した2月のレートで 2,540円、送料も込みであった。)

実際、注文してみると、8時間後に Yoshidaさんから、「発送しました」という内容のメールが送られてきた。(実際に宛名が記載された封筒の写真も添付されており安心)

そして、10日後に到着。

封筒
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内容(READY SIMのパッケージと YOSHIDAさん謹製のマニュアル
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Sp_003 Sp_004_2

パッケージを開けるとカードがでてくる。

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Zenfone5のSIMサイズはMicroSIMなので、Normal/Micro兼用を購入したが、MicroSIMのサイズで切れ込みが入っているので簡単に切り離すことができる。

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Zenfone5の現地でのアクティベーション方法は、先ほど紹介した「【アメリカ旅行者向け】Ready SIM使用マニュアル」に記載の通りで、私も機内で READY SIMに入れ替え、アメリカ到着後に Zenfone5の電源を入れたところ、以下の SMSメッセージが送られてきた。

Sp_007

私の場合、マニュアルを見てAPN(Access Point Names)の設定を日本でやっておいたので(もちろん SIMは挿していない)、特に返信はせず、何度か電源を入り切りするうちに通信ができるようになった。

皆さんが気になるのは、実際にどれくらいの通信速度がでるかということだと思うが ・・・

実は今回、短期間の観光でバタバタしていたこともあり、あまり外でじっくりネットする機会はなく、一方、夜ホテルに戻ってからは翌日の計画を立てるのにネットを使ったのだが、今回宿泊したホテル Holiday Inn Midtown 57th St では、客室での Wi-Fiが無料であったため、結局その時も READY SIM は使用しなかった。

それでも何度か外で使用したが、3Gなりの実用速度はでていて特に遅いという印象はなかった。

以下に、RDB TODAY SPEED TEST で実際に通信速度を測った記録を載せておく。
参考までに、ホテルの場所は セントラルパークの南西方向、住所で言えば9番街と10番街の間で、56thに面した部屋であった。

測定場所 回線 下り(Mbps) 上り(Mbps) 電波(dBm)
ホテルの部屋(某日) 3G 2.69 0.41 -89
ホテルの部屋(某日) 3G 3.29 1.28 -89
ワシントン
ホワイトハウスの近く
3G 3.75 1.27 -83
(参考)ホテルの部屋(Wi-Fi) Wi-Fi 3.73 1.74 -42

結局、READY SIM はそれなりに使えるというのが私の結論である。

 

次に、ニューヨークに行く際に、スマホにいれておくべきお勧めアプリを紹介する。

City Maps 2Go Offline Maps
オフラインで使える地図で、スマホのGPSに連動して現在位置の確認が可能。
ニューヨーク、ワシントン、東京など世界の主要都市に対応しており、地図も詳細(東京はイマイチ)。
都市データのダウンロードにはそれなりに時間がかかるので、事前に旅行先の都市データをダウンロードしておくことをお勧めする。
以下は、自由の女神像がある リバティ島から エリス島に行く途中で表示したもの。(街中の例ではなく申し訳ない

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それ以外にも、ルックJTBのアプリ(ルックJTB利用者限定)もインストールしていったが、限定にするほどの価値はなく出番がなかった。

MyTrans.it - New York Subway
地下鉄のリアルタイムのサービス状況が判ったり、近くの駅までの行き方、路線図の表示などが可能。
私の場合、移動は地下鉄を利用したので、地下鉄の路線図は何度も見る機会があったが、サービス状況まで気にする場面はなく宝の持ち腐れであった。また、路線図も、このアプリを使うよりも、pdf をダウンロードしていった方が早く参照できて便利である。
  

最後に地下鉄に関する私の失敗談を。

ニュヨークの地下鉄は昨年10月で110周年ということで、私が最初に自販機で買ったメトロカードも記念カードだった。

110周年記念カード
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通常のメトロカード
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1回用の シングルライド メトロカード
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地下鉄に乗るときには、磁気読取機にカードをスライドさせて無人ゲート(3本のバーが回転する方式)を通ることはガイドブックで知っていたのだが、最初に乗ろうとしたとき、スライドさせる際のカードの向きが判らず ・・・  
磁気テープの部分を下にして何度か試したがダメだったので、上下裏表、色々な向きを試しても全く開く気配がない アセアセ
結局、どうもそのゲートの調子が悪かっただけのようだが、正直焦りまくってしまった。

カードのデザインを見てみると、110周年記念カードだけ、スライドの向きを示す「←←← Insert this way/This side facing you」という表示がない ・・・

皆さま、念のために、事前にスライドの向きは覚えていきましょう

あと、ゲートのバーの間隔が予想以上に狭いことに注意。
アメリカ人の太った面々は通れないのではないかと心配になるくらいだ。特に、キャリーバッグを引いているときは、バッグだけが取り残されてしまわないように、抱えて通過した方が無難だ。

まあ、私のように2回払えば済む話だが

では。

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2013年12月31日 (火)

壊れたSDカードからデータを復元した

昨日アップした、記事「ユニットバスの換気扇の異音に対処してみた」に書いた作業においてその事件は起こった。
作業が終わり、デジカメに撮り溜めた写真をPCに取り込もうとカードリーダに挿し込んだところ、何と「フォーマットしますか?」と聞いてくる。あれっと思って何度かやり直したが全く同じ反応だ。不安に駆られながらデジカメに挿しても、やっぱり「フォーマットしますか?」の反応が ・・・   ガ~~~ン  
4~50枚撮った写真が全て台無しだ、と一瞬頭が真っ白になってしまった。

その後、少し冷静さを取り戻し、webで「SDカード 復元」などでググったところ、フリーの復元ソフトもあるようだ。
なお、SDカードを挿し込んだときに「ディスクを挿入してください」ではなく、今回のように「フォーマットしますか?」と聞いてくるのは、まだカードが認識されているという意味で期待が持てるとのこと。

気を取り直し、早速、ソフトの紹介記事を見て復元能力が高そうなフリーソフトをいくつか試してみた。間違って削除したデータを復元するソフトは多いが、今回のように壊れた(管理情報がおかしくなった)媒体から復元できるソフトは多くないようだ。
その結果、以下の2つのソフトで全ての画像が復元できた  生きててよかった~~ 

  1. PhotoRec
    オープンソースで開発されているフリーソフト。コマンドベースなのでお世辞にも使いやすいと言えず日本語化もされていないため、紹介記事とにらめっこしながら復元する必要あり。ファイル名は復元できないが、更新日時は復元できた。
     
    紹介記事:GIGAZINEパソコントラブルと自己解決フロムスリー
     
  2. Zero Assumption Recovery(ZAR)
    有償のソフトであるが、イメージ画像の復元はフリーでできる。(制限付きだが、イメージ画像以外も復元できるとの報告もあり。) PhotoRecとは異なりウィンドウベースのツールであるが、日本語化されていないのと直感的なインターフェイスでないため、これも紹介記事を参考にしながら操作する必要がある。なお、ファイル名、更新日時とも復元されなかった。(更新日時は復旧日時となる)
    なお、私の今回の例では、画像の復元能力という意味では、PhotoRecと同じであった。
     
    紹介記事:フリーソフト,Windows PC活用情報局Way2Goイケてる、モノ・コトフリーソフト100

上記ソフトを作成・公開している皆様、また使い方を紹介している皆様に感謝です。

では。

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2012年4月 1日 (日)

携帯のメール着信音にまつわるあれこれ

私の携帯は PansonicのP-06Aという特にこれといった特長のない標準的な機種である。会社支給のものなので贅沢を言うつもりもないし、私自身は通常の通話とメール(それも長文は無理)しか使わないので、これで不便と思うことはあまりない。

 P-06A (NTT docomoのサイトより)
 P06a

それでも「これだけは何とかしてくれ 」と思う機能がある。

会社の規定で、万が一の紛失時に情報が漏洩するのを防ぐためパーソナルデータロックをかけることになっており、ロック中はメールの参照や電話帳の参照はできない。また、ロック中は電話の着信があっても発信者の名前が表示されないので、誰からかかってきたか判らないまま通話を始めるしかない。   
ただし、ここまでは「パーソナルデータロック」という特性上、仕方がないと納得できるのだが ・・・・・

納得できないのは、ロック中にメールを受信しても着信音が鳴らないことだ。この仕様は「パーソナルデータロック」の目的である「個人情報の保護」と関係があるとは思えない。最近の機種では、パーソナルデータロックにメール着信音を鳴らすか否かを選べるものもあるようだが、そもそもどういう考えでこういう仕様になっているのか教えて欲しいものだ。

さて、メールの着信音に関する不満はこれくらいにして、もう1つメール着信音ネタを ・・・・

これまでは、着信音はプリンストールされた音から選んでいたのであるが、さすがに飽きてきたので、自分の好きな音に入れ替えることを最近思い立った。音源のファイルさえあれば、メモリーカード経由で簡単に設定できるだろうと考えたのだが、それは甘かった。
どうも一般の携帯では、着信音を手持ちの音源に変更する手段は提供されていないようだ。

今回、自分の好きな音源を着信音にしてみたので、その方法について説明する。
「方法」と言っても、フリーソフトの「着もと」を使えば簡単である。
以下にその方法を記す。

  1. 着もとをインストールする。
  2. 好きな音源を捜す。着もとでは、waveファイル、mp3ファイルなどに対応している。
  3. 着もとを起動して、対象ファイルを選択し、上部のつんく♂に似た顔の「着もと化」ボタンをクリックする。

    Tyakumoto_01
     
    タイトルなどを入力するウィンドウが現れるので適当に入力すると、同じフォルダに拡張子 3gpのファイルができる。
     
    Tyakumoto_02  
     
  4. 拡張子 3gpのファイルを選択して、上部の右端の「メール送信」ボタンを押すと、選択されたファイルが添付された形でメーラが起動されるので、自分の携帯へメールを送る。(メーラが起動されない場合は、自分でメールソフトを使って 3gpファイルを添付して携帯へ送る)
     
    Tyakumoto_03
     
    以下、私の携帯の場合・・・・
  5. 携帯で受信したメールの添付ファイルを選択し、
    機能→ファイル操作→添付ファイル保存→「iモーションを保存しますか?」の質問にYES→iモーションとして保存する。
  6. 着信音の設定で、5で保存したiモーションファイルを指定する。

なお、着信音の鳴動時間はあらかじめ決まっているので、ピッタリと収めたい人は、3の前に音源を編集する必要がある。
編集ソフトとしては、SoundEngine がお勧めである。

では。

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2011年11月12日 (土)

携帯のデータ移行 ・・・ 水没の後始末

娘が携帯 P-01C を水没させてしまった

私が聞いたのは、数日経った後だったのだが、水没後の経緯を聞いてみると ・・・

  • その日のうちに docomoショップに持っていったところ、店員がmicroSDカードにデータをバックアップした直後に液晶が乱れだし、まともに表示できなくなった。今、振り返って考えると、カードにバックアップできたのは超ラッキーと言える。
  • その後、バッテリーをはずして数日乾燥させたが、液晶は復活せず。
    仕方なく、1つ前に使っていた携帯 P704iμを使うことにした。(幸い、FOMAカードは無事だったようで、差し替えるだけでOKだった。)
  • データが保存されたmicroSDカードと P704iμを docomoショップに持ち込んだが、P704iμでカードの内容が読めず、P704iμのカード端子故障と宣告される。

ということで、ここで私にSOS。

まずは、水没した携帯をチェックしてみた。

 バッテリーには水没マークが ・・・
 
Mobilephone01

 液晶はもうダメのようだ
 
Mobilephone02

こうなると、できることは、カードのデータを移行するくらいだ。

確かに、P704iμにカードを挿しても内容が全く読めない、と言うか、カード自体を認識していないようだ。我が家にあった別のカードを挿しても同様だ。
しかし、不思議なことにPCで確認してみると、ちゃんとカードのデータが読める。(すぐに、そのデータをPCにバックアップしたことは言うまでもない)

ここでやっとひらめいた
docomoのHPから P704iμの取扱説明書をダウンロードして確認してみたら、やっぱり ・・・・
P704iμはSDHCカード、すなわち 容量4GB以上のカードに対応していないのだ。
考えてみると、我が家にある microSDカードは全て 4GBだった。娘に聞いてみると、P704iμの時はカードは使っていなかったとのこと。

早速、2GBのカードを近所のノジマで購入。KINGMAXのカードが特価で390円なり。
ちゃんと、P704iμで認識できた。

ここからやっと、データ移行に着手。
バックアップしたカードのデータをPCで眺めてみると、BACKUPフォルダ以下に、アドレス帳、ブックマーク、メール、テキストメモ、スケジュールがそれぞれ個別のフォルダ別にバックアップされているようだ。(BACKUPフォルダは隠し属性が付いているので注意)

《BACKUP以下のフォルダ構造》

ROOT

+--PRIVATE
     | 
     +--DOCOMO
         | 
         +--BACKUP
             | 
             +--SD_PIM
             |   | 
             |   +--ADDRESS
             |   |   | 
             |   |   +--ADDRESS.VCF <== アドレス帳
             |   | 
             |   +--BOOKMARK
             |   |   | 
             |   |   +--BOOKMARK.VBM <== ブックマーク
             |   | 
             |   +--MAIL
             |   |   | 
             |   |   +--INBOX
             |   |   |   | 
             |   |   |   +--INBOX.VMG <== 受信メール
             |   |   | 
             |   |   +--OUTBOX
             |   |   |   | 
             |   |   |   +--OUTBOX.VMG <== 保存メール
             |   |   | 
             |   |   +--SENTBOX
             |   |       | 
             |   |       +--SENTBOX.VMG <== 送信メール
             |   | 
             |   +--NOTE
             |   |   | 
             |   |   +--NOTE.VNT <== テキストメモ
             |   | 
             |   +--SCHEDULE
             |       | 
             |       +--SCHEDULE.VCS <== スケジュール
             | 
             +--SETTING
                 | 
                 +--SETTING.VNT

 
最初に、このフォルダ構造のまま 2GBの microSDカードにコピーし、P704iμの復元操作でデータを復元しようとしたが、復元対象として認識されない。

2機種の取扱説明書を比較してみて理由がわかった。
上記のBACKUPフォルダ以下には、ワンアクションで全種類のデータのバックアップをとる「一括バックアップ」機能を使用した場合に保存されるのだが(戻すときは「一括復元」を使用)、P704iμには一括の機能はなく、データ種類毎のバックアップ/復元機能しかないため、BACKUPフォルダは参照されないのだ。
データ種別毎のバックアップファイルは、SD_PIMフォルダの直下に、以下のファイル形式で保存されるとのこと。($$$$$は5桁の数字)

電話帳    PIM$$$$$.VCF
ブックマーク PIM$$$$$.VBM
メール    PIM$$$$$.VMG
テキストメモ PIM$$$$$.VNT
スケジュール PIM$$$$$.VCS

そこで、BACUPフォルダ以下のファイルを、それぞれ以下のように名前を変えて SD_PIMフォルダの直下に置いてみた。(番号は、多分、この通りでなくても良いと思う。)

ADDRESS.VCF   ==>  PIM00001.VCF
INBOX.VMG     ==>  PIM00004.VMG
SENTBOX.VMG   ==>  PIM00005.VMG
OUTBOX.VMG    ==>  PIM00006.VMG
NOTE.VNT      ==>  PIM00007.VNT
SCHEDULE.VCS  ==>  PIM00008.VCS
BOOKMARK.VBM  ==>  PIM00009.VBM

予想通り、これで、P704iμでデータ種類毎に復元操作をすることで、上記のデータを復元対象として選択できるようになり無事復元に成功した。
ちなみに、SD_PIMフォルダ直下の PIM_DATA.PIM という管理ファイルは自動的に作成されるようだ。

では。

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2011年10月10日 (月)

フリーソフトの逸品たち(写真加工編)

私は、なるべくブログに画像(写真)を入れるように心掛けているが、そのために欠かせないのが写真加工ソフトだ。
と言ってもブログ用なので凝った編集は必要なく、私の場合は、

  • 四方のトリミング
  • リサイズ
  • 文字挿入
  • 丸で囲んだり矢印などの図形挿入
  • 個人情報を消すための「ぼかし」

ができれば十分であり、それらが素早く行えればベストである。

トリミングやリサイズができる写真加工ソフトはフリーでも多いが、それに加えて、文字挿入、図形挿入、ぼかしの全てができるものは意外に少ない。

文字挿入、図形挿入の操作性に関しての私の理想は、ExcelやWordの図形ツールである。(それもOffice2007より前のもの。それにしても、MSは毎度バージョンアップする度に、Ofiiceを重く使いにくくしているのだが、何か恨みでもあるのだろうか? ) 
具体的に言うと、各々の図形がオブジェクトとして存在し、属性で大きさや色が変えられるというものである。要は、文字や図形を写真上に一旦配置した後でも、大きさや色や位置を調整できるという点が重要である。

文字や図形を写真上に配置できるフリーソフトはあるにはあるが、後で変更できるものは非常に少ない。(ちなみに、ExcelやWordなどは、オブジェクトも個別に管理された独自のファイル形式で保存されるので、後日、ファイルを開いて作業を再開した時でも図形を変更できるが、私のニーズではそこまでは必要ない。)

私が2年前にブログをはじめた頃は、マルチメディアビューアーの IrfanView のレタッチ機能、その後は、レイヤー機能を持ったレタッチソフトを使ったりしてきたが、「ブログ用に定型的な写真加工を素早く行いたい」という私のニーズにはどれも「帯に短し、たすきに長し」といった感じであった。
そんななか、1年前くらいに見つけたのが PhotoScape である。

 PhotoScape のメニュー画面
 Photoscape.jpg

PhotoScape は、上の写真のメニューが示すように、画像閲覧をはじめ各種機能が盛りだくさんの写真加工の統合ソフトであるが、以下に、機能と操作性の紹介を兼ねて、私が定型的に使用している「画像編集」の流れを示す。

  1. トリミング
     
    「トリミング」タブを選択
    Photoscape_010_2
     
    縦横比を選択
    Photoscape_011_2
     
    縦横比をを統一しておけば、写真が複数あるときもきれいに並ぶ
     
    トリミング範囲を調整してから「トリミング」クリックで完了
    Photoscape_012_2
     
     
  2. リサイズ
     
    「ホーム」タブの「リサイズ」をクリックしてサイズ選択
    Photoscape_021_2
     
    あらかじめ代表サイズが登録されているので、素早く処理できる
     
    リサイズ完了
    Photoscape_022_01
     
     
  3. 文字挿入
     
    「オブジェクト」タブから「T」をクリック
    Photoscape_030_2
     
    「テキスト」ウィンドウで文字列を入力し、色・大きさなどを選択
    Photoscape_031_01
     
    マウスで位置を調整 ・・・ サイズや色も変更可能
    Photoscape_032_01
      
     
  4. 図形挿入
     
    直線を選択 ・・・ 直線以外にも四角や丸、星型など選択可能
    Photoscape_042_01

    マウスで矢印を描画
    Photoscape_043_01

    描画後も、位置、サイズ、色など全て変更可能。
    (ただし、矢印など線図形だけは、色や太さなどの属性は変更できない。)
     
     
  5. ぼかし (PhotoScapeでできるのは モザイクとジッター)
     
    「ツール」タブで「ジッター」を選択
    Photoscape_051_01
     
    ぼかす範囲を選択 ・・・ 右のマウスのLogicool の文字
    Photoscape_052_01  
     
    ぼかし完了
    Photoscape_053_01

PhotoScape を使い始めてから、ブログの写真加工の手間はかなり削減できたように思う。それでも更新間隔は開く一方であるが ・・・・

では。

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2011年1月16日 (日)

REGZAが来た ~写真と動画再生編~

REGZAが来て1ヶ月以上になるが、最近試したのが写真と動画の再生である。
取扱説明書を見ると、

  • 写真は、DLNA設定サーバー、SDメモリカード、USB機器の保存されているJPEGファイル
  • 動画は、SDメモリカードに保存されているAVCHD形式の動画

が対象と記されているが、webの書込みを見てみると WindowsPC標準の共有ディスク内の写真や動画も見れるらしい。
我が家の場合、PCとREGZAは有線LANで繋がっているので早速試してみた。

我が家のPCのOSは、XP Home と Vista Home Premium であり、どちらもDLNAなど特別なソフトは載せていないが、結果的にはそれらは全く不要だった。
REGZA側の事前設定は、取扱説明書(準備編) P51「LANハードディスクを登録する」に記載されている
レグザリンク設定 ==> LANハードディスク設定 ==> 機器の登録
のメニューから行う。

まず、事前準備として、以下の設定を行う。

  • PC側で対象フォルダを共有設定する
  • REGZA側で、ワークグループ名をPC側と同じ名称に設定する
  • Vistaの場合のみ、PC内の対象ファイルの参照権限があるログインIDとパスワードを、REGZA側で「ユーザ名」「パスワード」として登録する (XP Home の場合は不要だった。)

上記の設定完了後に、再度「機器の登録」を選択すればPCの共有名の一覧が表示されるので、今後利用したいフォルダを登録する。
これで全ての準備は完了である。

まずは、写真を見てみる。
取扱説明書(操作編) P66「写真を再生する」を参考に、
リモコンの「レグザリンク」ボタン ==> 写真を見る
で、先ほど登録した共有名が表示されるので、見たい共有名を選択すると、共有フォルダ下のフォルダまたはJPEGファイルの一覧が表示されるので、再生したいJPEGファイルを選択する。

レグザリンクメニューで「写真を見る」を選択
 Regza_1

機器名(共有名)を選択
 Regza_2

共有フォルダ下のフォルダやJPEGファイルが表示される
フォルダ一覧の表示

 Regza_3

画像ファイル一覧の表示
 Regza_4

画像の表示
 Regza_5

 
動画の場合は、取扱説明書(操作編) P64「動画を再生する」を参考に、
リモコンの「レグザリンク」ボタン ==> 動画を見る
で、写真の場合と同様に登録した共有名が表示されるので、見たい共有名を選択すると、共有フォルダ下のフォルダまたは動画ファイル(私が確認できたのは拡張子がmpg, mts, ts のみ)の一覧が表示されるので、再生したい動画ファイルを選択する。

共有フォルダ下のフォルダや動画ファイルが表示される
フォルダ一覧の表示

 Regza_6

動画ファイル一覧の表示
 
Regza_7_2

私が試した動画とその拡張子は以下の通りである。

  1. Hi-8で撮影したものをMPEG2キャプチャボード GV-MVP/RX2 でデジタル化して取り込んだ mpgファイル(記事「ビデオテープのデジタル化(その1)」参照)
  2. DVビデオで撮影したものを取り込んだ aviファイル(記事「ビデオテープのデジタル化(その2)」参照)
  3. DVDからDVD-Video形式でバックアップしたVOBファイル
  4. CANONのデジタルビデオ HG-21で撮影したAVCHD形式のmtsファイル
  5. 地デジチューナー KTV-FSUSB2 で作成した ts ファイル(記事「地デジチューナー KTV-FSUSB2 を買ってみた」を参照)

結論から言うと、このうち 1, 4, 5 は 一覧からファイルを選択するだけで regzaで再生することができた。
先にも書いたように、拡張子が mpg, mts, ts のファイルしか一覧に表示されないので、2と3は最低でも拡張子を変更する必要がある。

まず、2のaviファイルについては、単純に拡張子を mpg に書き換えただけでは再生できなかったので、変換ソフトを使って加工する必要があるようだ。今回フリーの Any Video Converter フリー を試してみたが、問題なく regzaで再生できた。

最後に 3のDVDの動画ファイル(拡張子 VOB)の再生である。なお、DVDから 動画ファイルを抜き出すリッピング方法については いろいろなサイトで説明されているのでここでは触れない。私の場合、IFO,VOBファイルの形式で保存しているので、それを前提に説明する。
最も単純なのは、VOBファイルの拡張子を単純に mpg にリネームする方法である。全ての VOBファイルでうまくいくわけはないようであるが、私の場合は問題は発生しなかった。
なお、VIDEO_TS.VOB や VTS_NN_0.VOB ファイルはメニュー情報なので再生対象ではなく、VTS_NN_M.VOB というファイルが対象となる。(ここで、Nは0以上の数字、Mは1以上の数字を表す。)
私は元のファイルをリネームするのが嫌だったので、対象のVOBファイルに対して 拡張子 mpgのハードリンクを一括作成するバッチファイルを2種類作成したので公開しておく。
行中のコメントに記載されているように、

  • 1つ目の mkmpg.batは、カレントフォルダ直下の VTS_NN_M.VOB に対してハードリンクを作成する
  • 2つ目の mkmpgr.batは、カレントフォルダ下の全ての VTS_NN_M.VOB に対してハードリンクを作成する

ところが異なる。
なお、ハードリンクとはファイルの別名のようなもので、このバッチファイルを実行すると、例えば VTS_01_1.VOB というファイルに対し同一フォルダに VTS_01_1.mpg が作成される。このファイルは別名であり同じ実体ファイルを指しているので、ディスク容量は消費しない。(記事「ジャンクションを使ってみる(その1) 」参照)

  mkmpg.batファイル

@echo off
REM mkmpg カレントフォルダ内の VTS_*.VOB のハードリンク VTS_*.mpg を作成する
setlocal enabledelayedexpansion

for %%f in (VTS_*.VOB) do (
  set X=%%~nf
  if not "!X:~-1!" == "0" (
    if not exist "%%~nf.mpg" (
      fsutil hardlink create "%%~nf.mpg" "%%f"
    )
  )
)
endlocal

  mkmpgr.batファイル

@echo off
REM mkmpgr カレントフォルダ以下の VTS_*.VOB のハードリンク VTS_*.mpg を作成する
setlocal enabledelayedexpansion

for /r %%f in (VTS_*.VOB) do (
  set X=%%~nf
  if not "!X:~-1!" == "0" (
    if not exist "%%~dpf%%~nf.mpg" (
      fsutil hardlink create "%%~dpf%%~nf.mpg" "%%f"
    )
  )
)
endlocal

余談ではあるが、Windowsのバッチファイルの作成経験がないにも関わらず軽い気持ちで着手したが、実際このバッチを完成させるのに半日くらい費やしてしまった。つまづいたのは「遅延環境変数の展開」で
setlocal enabledelayedexpansion
という行がポイントであった。いやぁ、今さらだが、Windowsのバッチファイルって痒いとこに手が届かない上に訳わかんないって感じだ。

さて、これでDVDの動画も見れるようなったが、DVDのメニューは操作できないのでデフォルト言語が英語のDVDは英語でしか再生できない。
私が試した限りでは、以下の2つの方法で副音声の日本語での再生が可能であった。詳細手順は、私も大いに参考にさせてもらった「デジ備忘」というサイトの「REGZAだけでDVDは見れるのか1 (日本語音声+字幕なし)」という記事に詳しいのでここでは割愛する。このサイトによると、日本語字幕による再生もできるようだ。

  1. DVD Shrink で日本語のみを選択して VOBファイルを作成後、VOB2MPG でそれらをまとめて1つの mpgを作成する。
  2. DVD オーサリングソフトで日本語音声だけのDVD-VIDEOに再構成し、できたVOBファイルの拡張子を mpgにリネームする。なお私が試したオーサリングソフトは、かなり以前に買った TMPGEnc DVD Author 2.0 Easy Edition である。

参考までに、以下の方法は、試してみたがダメであった。

  1. 1の方法で作成したVOBファイルの拡張子を mpgにリネーム ==> 再生すらできない
  2. 1の方法で作成したIFO,VOBファイルを VOB2DVDの IFOモードで読み込んで mpgファイルを作成 ==> 再生すらできない
  3. DVDから取り出した IFO,VOBファイルから、VOB2DVDの IFOモードで デフォルト言語を [81]Japanese にして mpgファイルを作成 ==> 再生できるが英語のまま

では。

【2011年8月20日追記】
再生が確認できたファイルとして ts ファイルを本文に追記した。

【2012年2月18日追記】
REGZAで録画した番組を別の部屋のTVで見れるようにした。興味のある方はココへ。

【2017年7月29日追記】
REGZAとは直接関係ないが、久々にバッチファイルを作成したので報告 ・・・・
Windowsのエクスプローラでの右クリップで、ファイル名の一覧などをクリップボードにコピーするバッチファイルを自作したのだが結構便利
興味のある方は ココへ。

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2010年8月 7日 (土)

携帯のイヤホンジャックはどこにいった?

私の携帯は約1年前から使用している P-06A(Docomo) であるが、通話以外ではあまり活用しておらず、簡単なメールとカメラを時々、それと以前の記事「携帯が知らせる電車情報(その5 iNextTrainに変えてみた)」で紹介した電車時刻表表示に利用するくらいであった。
最近、ふとワンセグも付いていることを思い出し、電車の待ち時間にテレビでも見てみようかと思い、記事「100均の掘り出し物」で書いた平型変換アダプタを久々に引出しから取り出し、カバンに入れておいた。
そして、ある時、電車の中で初めてワンセグを見ようとして慌ててしまった。どこを探しても平型プラグの差込口が見当たらない。もちろん、通常のミニプラグの差込口もない。これには面食らってしまった。
家に帰ってネットで検索してやっと謎が解けた。何と最近の携帯は外部接続端子といって、充電コードの差込口がイヤホンの差込口を兼ねているらしい。

docomoのHPから
  Gaibu

ただし、外部接続端子からイヤホンのジャックに変換するdocomo純正の「外部接続端子用イヤホン変換アダプタ」というのは amazonで 1,480円もする。ネットで見ると、100均でも売っているらしい、ということで、翌日、早速100均に寄ってみた。すると、確かにありました。ダイソーにもローソン100にも。
私が買ったのはローソン100の「ステレオ変換ケーブル」というもの。ご丁寧にも、平型端子用ではなく外部接続端子用であることを強調している。確かに形はどちらも平型なので間違えやすい。

ステレオ変換ケーブル@ローソン100
  
Keitai1  Keitai2

平型との比較 ・・・ 大きいほうが外部接続端子用
  Keitai5

携帯に接続したところ
  Keitai3 Keitai4

写真のイヤホンは多摩電子工業のS1501。巻取り式でリールにクリップが付属しているのがGood   音質もそこそこなので愛用している。ただ、コードが衣服に擦れたときにかなり大きなカサカサ音がするのが欠点。

早速使ってみたが、もちろん機能的には問題なし。
恐るべし100均パワー。

では。

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2009年6月20日 (土)

携帯が知らせる電車情報(その5 iNextTrainに変えてみた)

以前の記事「携帯が知らせる電車情報(その1 A-trainの紹介)」で、携帯用の NextTrain仕様の時刻表表示 iアプリ A-train を紹介した。

その記事でも

NextTrain シリーズの iアプリ版には、A-train 以外にも iNextTrain とかvNextTrain が存在するが、
・ iNextTrain は docomo 902シリーズ以降しか対応していない(私はまだ901シリーズ)
・ vNextTrain は 時刻表データをサーバ経由で送受信する必要がある
という理由で、私は A-train を利用している。

と書いたが、今回、めでたく携帯を P-06A に更新したので、早速 iNextTrain をインストールしてみた。

ちなみに、乗り換えた理由は、以下の2つである。
・ A-train の方はここ数年バージョンアップされていないので新しい携帯で動作するか不明であった
・ これまで機種制限で使えなかったので是非新しいものを試してみたかった
私自身、A-train でも基本機能しか使っていなかったので、正直なところ、A-train との機能比較をしたわけではない。

iNextTrain は みゅさんが開発し、すーさんが引き継いでいる iアプリだ。

iNextTrain のサイト
http://inexttrain.hp.infoseek.co.jp/index.html

ダウンロードサイト = アプリ★ゲットのiNextTrain紹介ページ
http://appget.com/im/pc/apview_043941.htm

画面サイズによって、ダウンロードするプログラムが異なるので、自分の携帯に合ったものを選ぶ必要がある。(種類については、上記「iNextTrain のサイト」の[ダウンロード] のページを参照。)
私の P-06A は画面サイズが 240×427 なので、「240x320(QVGA)版」を選んだ。

A-train や iNextTrain などの NextTrain仕様の時刻表表示アプリを使うためには、まず NextTrain形式の時刻表データを用意しなければならない。

NextTrain形式の時刻表データ作成ツールとしては、前回の記事で紹介した nTakさん作成の TrainConv5 が定番であり、私もこのソフトがなければ、A-train も iNextTrain も使っていなかったと言えるほど、NextTrainシリーズのソフトを使うにはなくてはならないツールである。

Welcome to nTak's Gadget Room(作者の nTak さんのブログ)
http://www.bzwind.com/ntak/

時刻表変換ツール「TrainConv5」のサイト
http://www.bzwind.com/users/ntak/tconv5.html

前回も書いたが、残念ながら現時点で「駅前探険倶楽部」や「JR東日本時刻表」からは時刻表を正しく取り込めないようで、「えきから時刻表」を利用するしかない。また、到着時刻表示も完全には動かないようだ。(私が試した限りでは、列車の種類が同じものは全て同じ所要時間になってしまった。)

【2010年5月3日追記】
実はかなり前から気付いて利用していたのだが、駅前探検倶楽部やJR東日本時刻表に対応できる修正スクリプトが RSTさんより公開されているので、遅ればせながら以下に掲載する。(RSTさん、ありがとう
この内容で、駅前探検倶楽部であれば T01ekitan.pss、JR東日本時刻表であれば T03JReast.pss を置き換えれば、到着時候表示も含め全て動作した。(ただし、私が確認したのは2010年春改変以前である。従って
2010年春改変対応版は未確認である。)
  (非公式)TrainConv5 駅前探険倶楽部 2009年春改変対応
  (非公式)TrainConv5 JR東日本 2009年春改変対応
  (非公式)TrainConv5 駅前探険倶楽部 2010年春改変対応

余談だが、この時刻表変換ツールのメンテというのは、私の乏しい想像力で考えても大変だと思う。通常のフリーソフトであれば、ニーズ(やりたいこと)とシーズ(開発に必要な技術や労力)の妥協点を自分で設定して開発仕様を決めることができるが、時刻表変換ツールの場合は、自分の興味とは無関係に、変換元の時刻表サイトの仕様が変わるたびにそれに追随しなければならない。
特に「到着時刻表示」というのは、全ての電車について、各駅の到着時間をweb上で追いかける必要があり、素人目で考えても大変さがわかる。
「TrainConv5」の場合は、時刻表サイト毎に処理がスクリプト化され公開されているのだが、それぞれが想像以上にコード量が少ないのには驚かされる。しかし、残念ながら、Basic や C くらいしか馴染みのない私には相当敷居の高そうな言語に感じた。

特定の種類の電車を色付きで表示するやり方も、前回の記事に書いた A-train の場合とほとんど同じである。以下に手順を示す。

  1. TrainConv5 をインストールしたフォルダの下の libs\ColorDef.txt というファイルに以下のような行を追加する。(その他の行は#でコメントアウトしてもよい)

    AQUA=*特別快速,*特快,通勤快速

    これは、『「通勤特別快速」「青梅特快」「通勤快速」などの時刻はAQUA(水色)で表示』 という意味である。ここで * はワイルドカードである。使える色は、「iNextTrain のサイト」の[制限事項、仕様]のページの最初の部分を参考のこと。
    ※ iNextTrain で指定できるのは文字色のみ(背景色は不可)で、既定の17色の中からしか選択できない。A-train では、1行の中で電車の種類と行先は別の色を指定できたが、iNextTrain では1行はすべて同じ文字色となる。
     
  2. ウィンドウ左下の[色拡張エクスポート]→[iNextTrain]を右クリック→[iNextTrain形式で保存]で 色情報つきのNextTrain形式のファイルを作成する。

NextTrain形式の時刻表データの取り込み方法や iNextTRain の使い方については、「iNextTrain のサイト」の[使い方]のページを見て欲しい。また、[制限事項、仕様]のページも一読することをお薦めする。

iNextTrain では、時刻表データを取り込む方法として SDカード経由で行う方法と 赤外線で取り込む方法の2通りがあるようだ。
私は、マイクロSDカード経由で取り込んだが、以下にその場合の手順を簡単に記す。(手順は、[使い方]のページに記載されているのだが、私も少し迷ったので念のため。)

  1. iNextTrain を起動し、[メニュー]→[データ取得方法選択画面]→[方法選択]→[SDファイル環境初期化]を選択すると、SDカード内に、時刻表リストファイル(INT.FLT)、時刻表データのテンプレートファイル(INT0nn.TBL、ここで nn は 01~20の連番)、祝日データファイル(iholiday.dat)が作成される。
    後はPCを使って、これらのファイルを上書き修正する。変更内容については以下の通りである。
    ・ 時刻表データファイル: NextTrain形式の時刻表データで上書きする。基本的に、TrainConv5 で作成したデータがそのまま使えるが、#で始まるタイトル行の「(平日)」などの曜日情報は不要なので削除する。(このタイトル行の文字列がタイトルとして iNextTrain の時刻表メニューに表示される。)
    ・ 時刻表リストファイル: 内容は時刻表データファイル(INT0nn.TBL)の名称の一覧となっているが、実際に時刻表データを設定したファイルのコメントマーク(先頭のセミコロン)を削除する。
    ・ 祝日データファイル: 2009年の祝日の一覧が最初から設定されているので特別な理由がない限り修正不要。
     
  2. データを設定したSDカードを携帯に戻しただけでは、まだ、それらのデータは有効とならず、iNextTrainへの「転送」作業が必要となる。(これが、私には分かりにくかった。)
    具体的には、iNextTrain で、[メニュー]→[時刻表データ取得]を選択すると、[取得データ保存先選択]画面になる。ここには、iNextTrain で管理する20番まで時刻表番号と、既に登録済みの番号の行には時刻表のタイトルが表示されるので、今回登録したい番号を選択する。すると、[取得データ読み出し元選択]画面になり、SDカードに設定した時刻表データのタイトル一覧が表示されるので、新しく登録したい時刻表を選択すると、先ほど選んだ時刻表番号にその時刻表が登録される。

手順は以上である。

そうして導入した、私の iNextTrain の画面が以下である。
(JR中央線 土曜日の 13:40 現在の東京駅発の時刻である。)

リストモード表示(左) と 時刻表表示モード(右)

 Inexttrain1_2  Inexttrain2

では。

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