カテゴリー「学問・資格」の4件の記事

2017年2月25日 (土)

私の昔の計算機遍歴 特に CASIO FX-602PとFP1100

今回はすごく古い話である。かなり記憶が怪しいところもあるが、思いつくままに書いてみる。

私が大学に入ったのが 1978年で、それまではPCはおろか電卓すら家にはなかった。
そのため、私自身はバリバリの理系人間であったが、コンピュータに関する知識や興味は入学当初は皆無であった。ところが、ちょうど私が入学した年に、大学の教養部(最初の2年を当時はこう呼んでいた)に学生向けの大型計算機センタ(呼び名は情報処理教育センタ)が開設された。

当時の大型計算機センタはバッチ式(プログラムを投入すると順に処理され、しばらく待つとプリンタ室に計算結果が印字された用紙が出力されているタイプ)が主流であったが、教養部向けのものは最新式 sign02TSS(タイムシェアリングシステム)でキャラクタ端末を使って対話式で、プログラム編集、コンパイル、結果確認ができた。
開設1年目ということもあり、学生にはIDと課題が1つ与えられるだけで、あとは自分でプログラム言語を習得して課題の計算結果を提出すればよい、というざっくりとしたカリキュラムであった。使える言語は FORTRANのみであったが、すぐにハマり、自分の興味で使い倒したのは言うまでもない。

当時作ったのはオセロや立体四目並べなどのゲームであるが、コマを全てキャラクタで表し、人が1手入力するとちょうど1画面の行数分スクロールされて次の盤面が表示されるようにしていた。
その時はゲームプログラムの知識も経験もなかったので(というか今でもない)、2手先を全手(枝刈りもせず)試して評点の1番高い手を選択するという単純なものだったが、それでも初心者であれば暇つぶしの相手にはなるレベルであった。当時、プログラムを他のユーザにも公開していたのだが、結構自分の知らない学生が遊んでいるのを見かけることがあり、「これは俺が作ったんだァ sign03 」と言いたくても言えない小心者の自分であった。 coldsweats01

こんなことをしながら当分遊んでいたのだが、下宿には何もない状態。
当時プログラム電卓というものはあったが、比較的安いHP製のもので、はっきりした記憶はないが当時で5万円くらいしており貧乏学生には手がでなかった。 逆ポーランド式という、ちょっと癖のある入力方式で、「ステップ数が節約できる」というのが1つの売りだったと記憶している。
逆ポーランドやHP製プログラム電卓については、電卓博物館のページが詳しい。

そんな中、1979年3月に発売されたのが CASIOの 日本初のプログラム電卓 FX-502Pである。(説明や写真は、ウィキペディアや「とね日記/プログラム関数電卓ノスタルジア」を参照)
記憶できるステップ数は256で価格は 24,800円と決して安いわけではないが、速攻で大学生協に予約して(1ヶ月くらい待った記憶あり)買ってしまった。256ステップではせいぜい作れるゲームは3目並べ程度であるが、理系学生の日々のお供として愛用していた。

その2年後の1981年3月に発売されたのが上位機種の FX-602Pである。
基本機能は FX-502Pと同じだが、ステップ数が倍の 512になり、ドット表示になってアルファベットも表示可能というのが大きな違いであり、価格は 29,500円だった。私も速攻で、FX-502Pを友達に売り払い FX-602Pを購入した。
FX-602Pについては「FX-602P Page」が詳しい。

私が FX-602Pで作ったプログラムで一番の大作 sign01 がオセロである。
次に打てる手を全数探索し、その中で最も評点の高い手を選択するというプログラムだった。コマの配置は1列8コマを1つのメモリに記憶しており、1つのメモリは10桁の整数を記憶できるので、2~9桁目に 黒/白/空の場合評点 を1桁で表した数字、1, 10桁目に両端とわかる数字 を配置し、全部で10個のメモリで盤全体を表現していたと思う。
まあ、結構気合をいれてステップ数を節約しながら何とか512ステップに収めて作ったのだが・・・・
動かしてみると、次の1手が表示されるでに5分かかり、作ってはみたものの実は私も最後まで FX-602Pの相手をしたことがないという、とほほプログラムであった coldsweats02

一方、私が FX-502Pを買って浮かれていた年に NECが パーソナルコンピュータ PC-8001を発売し、それ以降私の友人仲間でも PC-8001AppleのAppleⅡ富士通のFM-8 を見かけるようになってきた。とは言え、メモリが16K(MでもGでもTでもなくキロバイト sign02 )しかない最安の PC-8001でも168,000円、加えてモニタが 10万以上で、プログラム電卓とは1桁違っておりとても手がでる代物ではなかった。
そんな状況の中、1982年にまたあの CASIOが発売したのが FP1100であり、64Kの広大な sign01 メモリ空間、640×200ドットの緻密な sign03 グラフィック表示で128,000円と当時としては衝撃価格であり、大学院に入り少し余裕がでてきたこともあり、またもや予約して買ってしまった。

 
 FP1100(webで拾った画像)
 
Fp1100_001
 

10進演算や複数プログラムの保持など、電卓メーカならではのアイデアを投入した CASIO渾身の機種であったが、数か月後に 富士通のFM-7がほぼ同額で発売されるなどの影響もあり、マイナーのまま終わってしまった。
私も 外付けフロッピディスクユニット(定価30万、購入価格10万)、ミニプロッタプリンタ(3万くらい?)などを追加購入したり、汎用OSの走りである CP/Mなどで、2年間は楽しませてもらったが、残念ながらその後就職して数年で廃棄してしまった。

実は FX-602Pは、私のお仕事用の電卓としてずっと利用しており、36年近くなる今でも現役・完動である。
途中で関数電卓を買ったこともあったが、何となくフィーリングが合わず、FX-602Pを使い続けている。私の仕事柄、使用頻度は数日に1度くらいであるが、完全に寝かせずに時々使うというのが、長持ちの秘訣かもしれない。

 
 愛機 FX-602P 近影
 
Fx602p

では
 

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2012年11月 4日 (日)

府中運転免許試験場で免許を更新した

先週の日曜日、府中運転免許試験場(以下、府中試験場)で免許を更新したので、自分の備忘録も兼ねて記録しておく。(5年前にも行ったはずだが全く憶えていない ・・・ coldsweats01

私は普通の会社員なので、免許更新の場所は日曜日でもやっている府中試験場の一択である。
府中試験場は、駅近でないのと、自宅から比較的近い(車で30分くらい)ということから、私にとっては車で行く以外は考えられない。ウィキペディアによると、府中試験場には本館を挟んで西と東の2個所の無料駐車場があり、開門時間は7時30分頃、駐車台数はそれぞれ最大160台と60台とのこと。が、当然ながら皆考えることは同じなので、日曜日に、受付開始の8時30分頃に行って易々と駐車できるとは到底思えない。ググっても、何時までに行けば駐車できるのか、という情報を見つけることができず、今回は、(ウィキ情報の)開門時間 7時30分くらいに着くことを目指して家を出た。

途中の道が意外にも空いていたので(良く考えれば日曜日の早朝なので当然か ・・・ )7時15分に試験場に到着。「これは、開門までどこかで時間を潰さねば」と考えていたところ、意外にも既に門は開いており、中で誘導も行われていた。私が停めたのは大きいほうの西駐車場。この時点では、まだ入口に最も近い60台くらいの区画が丁度満杯になるところで他の区画は空だったので、少なくとも7時30分に着けば停めれないということはなさそうだ。

さて、車から降りて、受付のある本館へ向かったが、その時点ではまだ入口のドアが開いておらず、人が外に列を作っていた。人数は、私が行った7時15分過ぎで 30人、7時30分頃で 60人くらいだろうか、その頃には職員の人も出てきて 3列に並ぶように指示していた。この後、7時50分にドア開いたときには、列は150人くらいにはなっていたと思う。

と言うことで、私のように早く行く場合は外で結構待つので、時間潰しのためのアイテム(今回、私の場合は、以前の記事で紹介した PND JM-434N が活躍)に加え、冬は防寒対策は必須である。また、私が行った日は曇りであったが、雨の日はよっぽど覚悟を決めていったほうが良いと思う。(逆に空いていて狙い目かもしれないが ・・・ rain

中に入ると、あとは、職員の指示に従って、流れ作業に加わるだけである。今回は、朝一番で行ったせいか、窓口での受付、免許証の暗証番号登録、視力検査など、どの工程もほとんど待つことがなかったのは良いが、逆に息をつく暇がなく、何をどういう順番でやったのかはあまり記憶がない coldsweats02 。 全て終って時計を見るとまだ8時で、何と10分で全工程が完了していた sign02

この後は講習を残すのみであるが、私の場合、講習区分が「優良」なので講習時間は30分、「思ったより随分早く帰れそう smile 」と思いながら講習会場の別館まで行ってみると ・・・  ガ~~ン sign03  何と1回目の講習は8時50分開始とのこと、ここでも時間潰しに JM-434N が活躍した。
予定通り、講習は 9時20分に終了し、その足で免許証交付窓口へ直行、免許証は最初の本館での受付順に作成されるので、ここでも5分ほどの待ち時間で無事新しい免許証を手にすることができた。

結局、駐車場から車を出したのは9時30分くらいだと思うが、私と同じタイミングで数台が出庫しており、入れ替わりで数台が入庫していた。私が停めた西駐車場の前の道路には、(多分、規制されている為だと思うが)入庫待ちの車列は出来ていなかったので、中途半端な時間に来るよりは、この1回目の出庫タイミングに合わせてくれば(運よくタイミングがバッチリ合えば)すんなり入庫できるかも知れない。

この後、私は10時前に帰宅し、サンデージャポンに間に合った tv

最後に ・・・
駐車場の開門時間がウィキの情報(7時30分)よりも早かったり、受付開始時間が更新お知らせハガキに書いてあった時間(8時30分)よりも早かったことから考えて、これらの公称時間は平日も含めた「最低保証値」であり、日曜日は柔軟に運用しているようだ。(何せ、この日に受講した講師の話だと、府中試験場での免許更新者は、平日は1000人、日曜日は3000人とのことである。)
ただ、全ての日曜日が、今回私が記載した時間で動いているかは定かではないので、そこは注意して戴きたい。(この記事を見て日曜の早朝に行った人は、経験談をヨロシク dog

なお、無料に拘らなければ、東側に武蔵野公園の駐車場があるので、こちらであれば 8時30分に着いてもで全然大丈夫のハズである。(私は利用したことはないが、そもそも駐車場の営業開始時間が8時30分なので ・・・ )

では。

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2009年7月18日 (土)

中学入試問題に挑む(その2 解答編)

今回は、前回出した中学入試問題の解答編だ。

まず、問題を再掲する。

【問題】
1辺が6cmの正六角形を下図のように直線でAとBの2つに領域に分けた場合、AとBの面積の比を求めよ

Nyuushiquestion1

解答は以下の通り。

【解答】
下図のように、Aの左側に補助線を引いて三角形Cを作る。Cは一辺6cmの正三角形で、元の正六角形の面積(A+B)の1/6である。

Nyuushianswer1a

Cの面積と(C+A)の面積の比は、(6×6):(6+2)×(6+5)=36:88 である。

何故、このような比になるのか私には直ぐにピンとこなかったが、受験生の常識(公式)らしい。確かに、以下のように図に書いてみると理解できる。

Nyuushianswer1b

上図で、C(三角形abc) と C+A2(三角形abe) の面積比は、底辺長の比と同じなので r:R である。
また、 C+A2(三角形abe) と C+A1+A2(三角形ade) の面積比は、同様に s:S となる。
従って、C(三角形abc) と C+A1+A2(三角形ade) の面積比は
(r+s):(R+S) となる。・・・・・ ナルホド

従って、Cの面積を36とすると、Aの面積は 88-36=52、Bの面積は 36×6-52=164 となり、求めるAとBの面積比は 52:164=13:41 が正解である。

別解として、以下の考え方もある。(もちろん、他にも色々あろうが・・・・)

【別解】
下図のように、Aの部分を2つの三角形 A1とA2に分けて考える。

Nyuushianswer1c

それぞれについて、以下の赤い三角形に対する面積比率を考えてみる。Nyuushianswer1d Nyuushianswer1e

左図でA2は赤い三角形の 2/6=1/3、 
右図でA1は、底辺が 5/6、高さが(6+2)/6=4/3 なので、面積は (5/6)×(4/3)=10/9 である。
従って、A=A1+A2 の面積は、赤い三角形の 1/3+10/9=13/9 となる。
一方、赤い三角形は一辺6cmの正三角形と同じ面積なので、正六角形の面積はその6倍である。
よって、求めるAとBの面積比は 13/9:(6-13/9)=13:41 となる。

どんな問題もわかってみれば簡単だ。 coldsweats01

では。

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2009年7月12日 (日)

中学入試問題に挑む

我が家の次女もあっという間に小六となり、現在中学入試に向けた受験勉強をしている。中学受験では、本人の頑張りももちろん必要であるが、それ以上に親のサポート・管理能力が重要だということらしい。(と、娘が通っている塾が言っていると妻から聞いた。)

ということで、娘とともに日夜妻も頑張っているのであるが、受験に関しては私はあまり役に立たないので、とりあえず邪魔をしないように、娘にちょっかいをかけるのは控えめにしている。

受験生の子を持っていない方は知らないと思うが、中学入試の問題レベルは結構高く、私も一般社会人の平均的な知識や能力はあると自負しているが、本気モードで挑んでも歯が立たない問題が結構多い。社会などの記憶系に至っては全滅である。

私は理系学部の出身なので、算数と理科の物理系を中心に、解答のない問題や解説がわかりにい問題について、時々説明することで何とか威厳を保っている。
大抵の問題は若干の冷や汗をかくことはあっても何とか解答にたどり着くのであるが、時々、全く解き方がわからない問題に出くわすことがある。(解答があればそれを解説すればよいのだが、ない場合は、「塾に行って聞け。そのための塾だ。」と言って退散するしかない ・・・ トホホ coldsweats01

私も以前は、「中学入試の算数の問題は方程式が使えないので難しい」という誤解をしていたが、実際は、ズバリ x , y を使った式は使わないものの、方程式同様の解き方で解くのも禁じ手ではない(結構、そのような解答例も多い)ので、「方程式使用の有無」が難しさの理由ではなく、単に問題のレベルが高いのだ。

と言うことで、今回は私の手の出なかった問題を1問載せる。
これは、娘の塾のテキストにあった問題だが、麻布中学の今年(2009年)の入試に類似問題がでたようだ。なお、問題は少しだけ数字を変えている。

【問題】
1辺が6cmの正六角形を下図のように直線でAとBの2つに領域に分けた場合、AとBの面積の比を求めよ

Nyuushiquestion1

正解は近いうちにアップ予定。

では。

fuji 祝! 1万アクセス 2009年7月12日 dog

【2009年7月18日追記】
正解をアップしました。(==>ココ

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