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2025年10月12日 (日)

ウォシュレットから茶色のネバネバの液体がでてきた

我が家のウォッシュレット(型番:TCF2011 J1)は20年以上前に家を新築した時から使っているもので、これまでの故障・修理記録のリンクを、記事「トイレの水漏れ観察記(笑) ~解決編~」の最後にまとめて記載している。

そして今回発生したトラブルは、茶色のネバネバした液体が垂れてくるというものである。
なお、かなり古くなったトイレの話で、写真もボカシなしで掲載しているので閲覧する際は注意いただきたい。

具体的には、以下のような茶色の物体が便器の中に現れたことから始まる。

Washlet_202510_001

私が最初にこれを見た時には嫁さんがトイレ掃除の際に見逃したのかな、と思っていたのだが、嫁さん曰く、

  • 汚れは便ではなくネバネバした液体で、通常のトイレ掃除のブラシなどでは取り除くのは難しい
  • 掃除しても定期的に垂れてくる

とのことであった。

そこで、「ウォッシュレット 茶色の液体」でググってみたところ、この液体はウォッシュレットの中の電子基盤を水気から保護するために塗布された薬剤が経年劣化で溶け出してきたもので、古くなったウォッシュレットではよくある事象のようである。
根本的な対処としては、ウォッシュレットの寿命なので本体を取り換えるしかないようである。

とは言え、まずは状況を確認するためウォッシュレットを取り外してみることにした。
取り外し方は以前の記事「ウォシュレットの水がでない ・・・ 着座センサーを交換した」で書いたので、それを参照いただきたい。

まず、本体を手前側に少しスライドさせてところ、ベースプレートの左側の赤丸部分に液体の付着が(スライドした際に広がったものも含め)が見られた。
 Washlet_202510_002


本体のウラ(底面)側
 Washlet_202510_003

写真のノズル部が左右の中心である。
あくまでも推測であるが、A、Bの2ヶ所から外に漏れ出しているのではないかと思われる。また、位置関係から、便器の汚れはAから垂れたものと思われる。なお、AとBの間にある「L字状の白い部品」は、脱臭フィルターを取り出すためのフタであり、脱臭機能が付いていない我が家の型番:J1 では意味のない部品である。

本体のカバーを取り外して内部をみたところ
 Washlet_202510_004

赤丸部分の下側(底面側)に大量の茶色の液体が溜まっているのが見えたので、恐らくここから底面の穴を伝って下部に漏れているものと思われる。ただし、それ以外の部品で覆われている個所の状態は不明である。

今回は応急処置として、本体の底面側に漏れた液体を掃除し、これ以上漏れ出さないように底面をテープで塞ぐこととした。
液体は粘着性のある松ヤニのような物質で、ブラシやウェットティッシュでは拭き取れない。そこで、

  1. まず、掃除用のヘラを使って大部分をこさぎ取る
  2. 取り切れずに残ったものは、有機溶剤(100均で買ったシールはがし液)を垂らしてからウェットティッシュで拭き取る

の2段階でほぼ完璧に取り除くことができた。

ベースプレート
 Washlet_202510_006

底面
 Washlet_202510_007

写真ではわかりにくいが、写真の青点線の範囲に透明のビニールテープを貼っている。(上側は8mm程度折り返し)
通常の梱包用のテープは裂けやすく時間とともに劣化するため、今回は屋外でも使える「コニシ 強力補修テープ」を使った。

 Washlet_202510_008

これで今回の応急処置は完了である。
しばらくこの状態で様子を見て、再発するようであればウォシュレット本体を交換するしかないと思っている。

では。

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