Aliexpressで返金をしてみた
2024年9月の記事「AliExpressでいろいろと買ってみた」で書いたように、私はしばしば Aliexpress で主にPC系のガジェットを購入している。このジャンルの商品は仕様が明快なので、少なくとも機能や性能面で思っていたものと違った、というようなことはほぼなかった。(思っていたものよりチャチいと思うことは稀だがある。)
従って、幸いにもこれまで返品や返金手続きをしたことはなかったのであるが、今回発生してしまったので、自分の備忘録も兼ねて記事にしておく。
問題となった商品は、PCガジェットの1つと言える電子機器である。わけあって販売者や商品名は開示しないが、ザクっというと以下のようなものである。
- iPhone用が元祖であるが最近Androidスマホ用も出始めており、正規品は5,000円くらいと高額
- Aliexpress では中国製の互換品(機能劣化版)を多数のバイヤーが安価で販売
- 私が購入したのは販売時実績からみて、小規模の販売者
私はAndroidスマホ用(1つ800円くらい)を2つ購入し、価格はコインやクーポンの割引を使って、2つで600円くらいであった。
それで、受け取ってみてビックリ、外箱に堂々と iPhone用を示すマークが印刷されているではないか。説明書を見てもiPhoneの設定に関する説明しかない。念のため、自分の Androidスマホに接続しようとしたが全く無反応、続いて、嫁さんの iPhoneに接続したところ問題なく動作することが判った。
これで、商品説明と実物が異なっていることが確定、返金・返品をすることにした。
返金・返品の方法については、まずググってみたのだが、Aliexpressのサイト構成も少しづつ変わっているためか記載通りの画面や項目がでないことも多かった。
以下が私が実際に行った手順である。私はPCで行ったが、スマホでもほぼ同様と思う。
- 自分のアカウントのページで(過去に自分が注文した)注文一覧を表示する。
- 販売者の名称の右側に、以下のようなアイコンまたは「販売者に連絡」というリンクがあるのでそれをクリックする。

- メッセージセンターと呼ばれる、その販売者とのチャット画面が表示されるので、私は以下の事項を送った。(念のため、文章はChatGPTで英語に翻訳して送ったためか、その後のやり取りは全て英語となった)。
- 商品説明と実物が異なっていること(もちろん内容も具体的に)
- 第一希望は説明通りの商品の再送、第二希望は返品、であること
- 証拠として箱の「iPhone用を示すマーク」の写真
- 約1時間後、販売者から以下の返信があった
「アフターサービスを申請することができ、プラットフォームが返金手続きを行います。」 - 私より以下の質問を返信
「Aliexpress の返金・返品の仕組みを使えということか?」 - すぐに「はい、そうです」という日本語の返信がきて、チャット画面での会話は終了
参考までに以下が、上記の4.の返信がきた時のチャット画面(スマホ)である。
「製品写真」は、上記の3.で私が送った証拠写真である。

ここからが返金・返品操作である。
- 注文一覧の画面から、返品したい商品の注文詳細を表示する。そこに「返金と返品」というボタンがあるのでそれをクリック
- 返金・返品の画面になるので、そこで、理由(プルダウンから選択)や理由の詳細を文章で記入
(その後の画面でもいくつか必要事項を記入した記憶があるが詳細は記憶していない。) - 最後に、「返品すると1,5xx円返金されるが、返品なしで306円返金でも可」といった選択が表示されたので、私は返品の面倒くささを嫌って 306円返金を選択
これで全ての返金操作は拍子抜けするほど簡単に終了した。
以下、補足である。
- 今回、返金・返品できたのは、この商品が「90日以内返品無料 」の対象だったからと思われる。ただし、これは特別なことではなく、私が過去に購入したPCガジェットはほとんどこの対象だったと思う。
- 「Aliexpressの返品」でググってみると、佐川急便が何の前触れもなく返品に現れる、といったことが書かれているが、本当か否かはよく判らない。
- 私は 商品の購入代金をPaypalで支払ったのだが、上記操作の翌日にはPaypalからクレジットカードへ306円が返品された
以上が私の Aliexpressでの返金の一部始終である。
大きく分けて、前半が販売者とのチャット、後半がAliexpressでの返金・返品手続き操作になるが、前半を行わずに後半だけ行っても良かったのかも知れない。
やってみて何よりも驚いたのが、その手続きの簡単さと処理のスピード感である。激安サイトにもかかわらず(と言うか激安サイトだからこそ)割り切って極力シンプルにしてプロセスのほとんどを自動化している。
日本の通販サイトだとこうはいかないだろう。恐るべし中国企業である。
では
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