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2023年5月 4日 (木)

OCNモバイルONE から IIJmio に乗り換えた

2020年8月の記事「OPPO Reno A を購入した」で、OPPO Reno Aを安く購入するために、通信会社を mineo から OCNモバイルONE(以下、OCN)に乗り換えた話を書いた。

あれから3年近く、OCN(通信量3G契約)と OPPO Reno A の組合せで使ってきた。
正直、私はスマホについてはライトユーザなので、OCNの通信速度やReno Aの性能には概ね問題を感じていなかったが、それでも Reno Aの以下の点がどうしても不満・懸念となっていた。(不満度が高い順)

  • 電車で移動中に使っていると、かなりの確率で通信ができなくなり、再起動が必要となる。
    参考情報:価格comのクチコミ「「通信事業者」が消えます。何故?(再起動で復活)

  • NFCがTypeFしか対応していないため SuicaやPasmoは使えるが、マイナンバーカードなど TypeA/B のカードの読み取りができない
    参考情報:価格comのクチコミ「接種証明アプリつかえませんねー

  • 中国メーカーであることの漠然とした不安
    OPPOが中国企業であることから、個人情報の漏洩は考え過ぎだとしても、将来的にHAUWEIのようにGoogleのサービスが受けられなくなるなどの制限がかけられるのではないかという懸念がある。
    後述の通り今回私が購入したスマホはモトローラ製であり、同社も中国のLenovoの子会社ではあるが、懸念の度合いは桁違いであると判断している。

上記の理由からスマホを買い替えることにし、1万円近くでコスパの良いミドルクラスのスマホを探していたのだが、やはり単体の購入では無理であり、電話番号を引き継いで通信会社を乗り換える「MNPキャンペーン」を使うしかないようである。

私の知る限り、MVNO(格安SIM会社)で割引率の高いMNPキャンペーンをやっているのは以下2社である。

残念ながらOCNでは既存契約者は「機種変更」扱いになり、MNPの割引率より大幅に下がるため、IIJmio の一択となる。

IIJmioの割引対象スマホで私の候補となったのは以下である。(金額は税込の一括払いの場合)

OPPO Reno 7A については、冒頭に記載した Reno A での不満・懸念点のうち最初の2つは解消されていると思うが、3つ目の懸念と モトローラを試してみたいという理由から、今回は moto g52j 5G を選択した。

以下が購入の流れである。(全て2023年)

  1. 3/20 OCNのサイトでMNP予約番号を取得
    参考情報:MNP転出の予約番号を申し込む
  2. 3/21 MNP予約番号をSMSで受信
  3. 3/24 IIJmioのサイトMNPでの新規契約申込みを実施
    IIJmio、moto g52j 5G ともに eSIMの選択が可能だが、今回はReno A でも使えるように物理SIMを選択。
    申込みにはクレジットカード、本人確認書類(運転免許証など)、MNP予約番号が必要。
    なお、通常税込3,300円の初期費用が、IIJmioの公式サイト上のキャンペーンリンクから申し込むと1,650円となるが、タイアップサイト上のリンクから申し込むと1,100円になる(2023年5月4日現在)ので、「iijmio タイアップサイト」でググって最初の方にヒットするいくつかのお得情報のまとめサイトの中を確認してみると良いかも。
  4. 3/25 本人確認完了のメール連絡あり
  5. 3/27 発送完了の連絡あり
  6. 3/28 スマホとSIMカードを受け取り
  7. 3/30 MNP乗り換え手続き実施(同時にOCNは手続き不要で自動解約)
    この後、新しいスマホのセットアップにかける時間がなかったので、しばらく新SIMは 旧スマホ(Reno A)で使用。
  8. 4/22 新スマホに移行

3年前に Reno A に移行した際は OPPOの移行アプリを使用したが、今回は、Youtube動画「Androidスマホのデータを移行する方法(完全版)」などを参考に標準機能と100均のUSBケーブルだけを使って実施。機種が違うので完全には動画通りではなかったと思うが、スマホ画面上の指示に従って実行すれば特に問題なく移行できた。

結局、今回の移行にかかった費用は、初期費用の1,100円、SIMカード発行手数料 433円、端末費用の 9,980円となる。

以下、1ヶ月近く使ってみての感想である。

  • moto g52j 5G
    サイズがでかいことが許容できるのであれば、癖のない、よくできたミドルレンジスマホである。
    Renoシリーズと異なり画面は有機ELではないが、実際に使ってみても特に気にはならない。
    指紋認証やSuicaの感度も今のところ問題を感じたことはない。
    なお、この機種では指紋センサーが使えなくなる不具合が発生する可能性があることが公開されている(⇒参考情報)ので、私は、念のため、画面ロックする時は電源ボタンを使わずにユーザー補助機能の「ロック画面」を使用している。

  • IIJmio (OCNとの比較を中心に。金額は2023年5月4日現在の税込)
    通信速度の実測比較サイトでは一般的にOCNの方が良好という評価であるが、これまで使った限りではそれほど大きな違いを感じたことはない。恐らく昼休みや夕方の時間帯では差がでるかも知れない。
    契約プランは、OCNの時は3GBコースを契約し、コロナ禍で週2回ほどの出勤ペースで少し余る程度の良い感じで使っていた。IIJmioは2GBの上は4GB (2023/4以降は5GB)となるので最初は2GBコースで契約したが、月末に不足気味になり、容量追加料金をケチって、時々低速モードに切り替えながら何とか乗り切ったが、さすがに翌月から5GBに変更した。
    IIJmio も OCN もコース変更手数料はかからず、コース変更の有無にかかわらず、その月の基本容量の残分は翌月まで繰り越されるので、せこいことを言えば、私の場合、1月毎に2GBと5GBを切り替えればそれが最もお得かも知れない。
    通信料の月額費用は、IIJmioの5GBはOCNの3GBと同じ990円、月内の1GBの容量追加料金は IIJmioの220円に対しOCNは550円なので、コスパは総じてIIJmioの方が良いと言える。(ただし、下表のように、追加分の有効期間は OCNの方が長い。)
    また、IIJmioは低速モードでも300kbpsなのでそれなりに使えることが判った。(OCNは200kbps)
    一方、私は使っていなかったが、OCNにはMUSICカウントフリーがあるので音楽好きには魅力かも知れない。


最後に、IIJmioとOCNの主要項目の比較表を載せる。(黄色は他より優れている項目である)

  IIJmio OCN
月額通信料
(円/月)
1GB 770
2GB 850
3GB 990
5GB 990
6GB 1320
10GB 1500 1760
低速モード時の速度 300kbps 200kbps
残容量繰越し 可否
有効期限 次月末 次月末
月中での容量追加 円/1GB 220 550
有効期間 当月末 3カ月後の月末
MUSICカウントフリー 無料
国内通話料(円) 30秒当たり 11 11
かけ放題オプション
(円)
5分以内 500  
10分以内 700 935
無制限 1400 1430
docomo回線
初期費用(円)
手数料 3300 3300
SIMカード 433 433


とりあえず、これで3年近くは利用することとし、3年後に再度通信会社とスマホの乗り換えを検討したいと思う。

では。

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