REGZA全録サーバー D-M430 システムメンテナンスの長時間化
私は全録機として、REGZA D-M430を愛用している。
D-M430に関する過去記事は、以下を参照。
REGZAサーバー D-M430改造計画 ~ハードディスク換装~
REGZAサーバー D-M430改造計画 ~ファン騒音対策(その1)~
REGZAサーバー D-M430改造計画 ~ファン騒音対策(完結編)~
REGZA全録サーバ D-M430改造機が故障した
全録REGZA D-M430 故障 ~ 再生、録画、電源ランプが5回点滅
最後の記事は、2022年8月のもので、全録開始後、数時間で勝手に停止するという不具合に関するものであった。
今回もその3ヶ月後に、同じ個体で発生した別の不具合に関する報告となる。
症状は、記事の件名の通り、システムメンテナンス(以下、「メンテナンス」と記載)が1時間で終わらないというものである。
D-M430は全録機とは言うものの、1日24時間すべてでの録画はできず、24時間中の予めメンテンナンス時間として指定した1時間は一切の録画ができない仕様となっている。(私の場合はAM6~7時を指定)
この時間になると、D-M430は自動でメンテナンス作業を開始し、その間はハードディスク(以下、「HDD」と記載)がアクセスしっぱなしとなる。(当然、録画時間帯もHDDにアクセスしっぱなしとなるが、外付けHDDのアクセスランプで見る限り、録画時間帯は点滅となるが、メンテナンス時間帯は点灯状態となる。)
ある程度HDD内に過去の録画番組が溜まると約30分~45分程度を要するため、恐らく古い番組の削除の他に、HDDのデフラグをやっているのではないかと推測する。
さて、不具合に話を戻す。
最近、メンテナンスが既定枠の1時間どころか、いつまでたっても終わらない現象がでてきた。毎回発生するので、このままでは通常使用できない状態である。)
現象を以下に整理する。
- 中断させようとして、リモコンで電源をOFFにすると電源ランプは消えるが外付けHDDはアクセスしっぱなしの状態。
- 本体の電源ボタン長押しで強制シャットダウンすると外付けHDDのアクセスも停止し、以降は正常な状態になる。
- 中断させないまま全録の予約時間帯になると全録動作に切り替わり録画は行われる。ただし、録画中にタイムシフトの番組表を表示しようとすると異常に時間がかかる。(数分待てば表示されるが、実用的なレベルではない。)
- 全録中に本体の電源ボタン長押しで強制シャットダウンすると、以降は正常な状態になる。
- 電源長押しをしない場合は、録画終了時間で通常通り終了(電源OFF状態になる)。ただし、通常の電源ON操作をやっても「起動中」のまま進まず。電源長押しで強制シャットダウンすると通常に戻る。ただし、この後、1度手動で電源ON/OFFしておかないと、全録時間帯になっても録画は始まらない。
何とも不可解でやっかいな現象である。
ググってみると、同様の事象として、唯一以下の記事を見つけた。
この方は、ファームウェアをバージョンアップしたところ「不具合が解消されたっぽい」とのことだが、私の場合は既に最新バージョンが当たっている状態だ。
仕方なく、いろいろと試してみた。
- 内蔵HDDの番組全消去
「はじめての設定」でシステム全体の初期化を行うと、内蔵/外付けHDDの全ての録画番組が消去されるので、まずは内蔵HDDの不調を疑い録画済み番組を削除してみる。
【保存番組の削除】
HDD管理メニューで内蔵HDDの番組消去を実施。これで個別に保存した番組は消去される。(タイムマシンでの録画番組は消去されない)
【タイムマシン録画番組の削除】
タイムマシン録画チャンネルメニューで、タイムマシン録画するチャンネルの設定を変更する。
「設定完了」ボタンを押す前に、6つの録画チャンネルの設定を変更(一旦解除し再登録を含む)しても、チャンネル番号と録画先が以前と同じであればそのチャンネルの録画番組は削除されないので、一旦、011==>012などにチャンネルを変換して「設定完了」ボタンを押して削除する。(必要であれば、再度元の設定に戻して「設定完了」ボタンを押す。)
==> 残念ながら問題は解消ぜす。 - 外付けHDDの登録解除(その1)
HDD管理メニューより、外付けHDDの登録を一旦解除した後、再登録を実施。(外付けHDDの録画番組は消えてしまう。)
==> 残念ながら問題は解消ぜす。 - 外付けHDDの登録解除(その2)
HDD管理メニューより、外付けHDDの登録を一旦解除した後、メンテナンスを実施したところ20分程度で終了。その後に再登録を実施。
==> 正常な状態に戻った。と、喜んでいたところ、数日後に再発。(涙) - 外付けHDDのローレベルフォーマット
外付けHDDが怪しそうなのでWindows PCに接続して調査。
CrystalDiskInfoでは「正常」であったが、NTFSでフォーマットしようとするとエラーで失敗してしまう。不良セクタが発生しているのかも知れない。
それを解消するため、ローレベルフォーマット(全セクタへのゼロフィル)を試みる。具体的には、このHDDは WesternDigital社の製品だったので、Data Lifeguard Diagnostic で Erase を実施してみた。結果は特にエラーもなく終了。
==> その後、D-M430に接続して2ヶ月程度使用しているが、特に問題は発生していない。 めでたし、めでたし。
では。
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