おとなの自動車保険に切り替えた(決め手は運転者の範囲)
2013年に「自動車保険を更新 ~ チューリッヒ から おとなの階段を上った」という記事を書いた。
内容は、自動車保険を「おとなの自動車保険」に切り替えたという記事で、切り替えたポイントは保険料であった。その後、ずっと大人の自動車保険を更新していたのだが、2019年にSBI損保、2020年に三井ダイレクト、2021年に再度SBI損保に切り替えている。
恐らく、保険料を比較して切り替えたのだと思うが、比較した記録・記憶とも残っていない (笑)。(SBIは間違いなく保険料だと思うのだが、何故三井ダイレクトだったのかは謎である。)
そして今年(2022年)は久々に真面目に数社で比較してみた。
比較した保険会社は、以下の3つである。
- ソニー損保
- SBI損保
- おとなの自動車保険(セゾン自動車火災)
また、私の見積り条件は以下の通り。(保険会社によって呼称は多少差異あり)
- 対象車両:登録年度 2005年のレガシィアウトバック
- 等級など:過去に事故なし
- 対人対物:無制限
- 人身傷害補償:契約社内/社外対象 5000万
- 車両保険:なし
- 運転者の範囲:本人と配偶者(30才以上)
- 年間走行距離:3000km以内
- ゴールド免許割引:あり
これまで通り、最重要の選択基準は保険料であるが、今回の調査で会社間の補償条件の意外な違いも発見した。
まず、金額は以下となった。
保険会社 | 保険料(一括) |
ソニー | 16,930 |
SBI | 13,610 |
おとな | 13,540 |
見ての通り、「おとな」がSBIより僅差で安く、ソニーは2社に比べるとかなり高い。この時点でソニーは脱落である。
ここからは、会社間の条件の差異の話に移る。用語の差異はあっても、補償条件などはほぼ横並びだと思っていたので、これは意外であった。
◆ ゴールド免許割引の条件
実は、私はずっとゴールド免許だったのであるが、今年になって違反を起こしてしまい、次回更新でブルーに変わるのが決定していた。ただ、私の場合、免許証更新期間内(誕生日の前後1ヶ月)に保険の更新日があった。
この場合、私の調べた限りでは、SBIと「おとな」はゴールド免許割引適用であるが、ソニーにはその記載を見つけることはできなかった。(ただし、上の保険料の比較表ではソニーも「ゴールド免許割引あり」で計算している。)
参考までに、「ゴールド免許割引」については「おとな」では以下のように記載されている。==> 出典
免許証の更新手続きが可能な期間中に保険始期日があり、次のいずれかに該当する場合は、ゴールド免許証とみなします。
- 免許証を更新すれば、保険期間の開始日時点にゴールド免許証を所持できるが、保険期間の開始日時点で免許証を更新していない場合
- 免許証を更新しなければ、保険期間の開始日時点にゴールド免許証を所持した状態でいられるが、保険期間の開始日より前に免許証を更新していた場合
また、SBIの以下の図もわかりやすい。==> 出典
◆ 運転者の範囲
これは、ソニーとSBIが同一で、「おとな」だけが違っていた。
どの保険も、運転者の範囲は4段階(レベル)の中から選択するようになっており、それとは別に「補償対象の運転者の年齢」の指定がある。(指定した年齢以上の運転者だけが補償対象)
以下が、比較表である。
レベルというのが運転者の範囲で、数字が小さいほど限定的で保険料も安い。当然ながら各レベルはそれ以下のレベルの運転者を包含している。
また、「年齢制限の対象」欄は、指定した年齢がどの運転者に適用されるかを示している。逆に言うと、ここに記載されている者以外は、何歳でも補償対象となる。
なお、上の保険料の比較表ではどの保険もレベル2で計算している。
保険会社 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | レベル4 | 年齢制限の対象 |
ソニー SBI |
本人のみ | 配偶者 | 同居親族(子とその配偶者を含む)、別居未婚の子 | 限定なし | 本人、配偶者、同居親族 ※「別居の未婚の子」や「同居親族以外(知人など)」は年齢制限なし |
おとな | 本人のみ | 配偶者、別居未婚の子 | 「同居の子(既婚・未婚問わず)とその配偶者」以外すべて。 ※知人も対象 |
限定なし | 同居の子とその配偶者 ※本人、配偶者、知人など上記以外は年齢制限なし |
見ていただいたらわかるように、明らかに「おとな」が同じレベルでも運転者の範囲が広く、かつ年齢制限となる対象範囲が最も狭い、と言うか、「同居の子とその配偶者」以外は年齢制限がない。
これは、非常に不思議だったので念のためセゾン自動車火災に電話して確認したのだが、間違いないようで、Webページにも以下のような説明があった。==> 出典
おとなの自動車保険には、「●●才以上補償」という年齢条件はありません。
主に使用される方の保険開始日時点での年齢で決定する、1歳刻みの保険料体系を採用しています。
まあそれで一旦は納得なのだが、とは言え、「主に使用される方」の年齢だけで保険料が決まって、配偶者や知人の年齢に制限なしというのは何とも太っ腹である。
なお、「おとな」の運転者と年齢制限の範囲は以下の図が判りやすい。==> 出典
さて、私の場合、別居で未婚の子が近くに住んでいるので、この「運転者の範囲」の条件が決め手となって今年は「おとな」に切り替えた。
ただし、「おとな」がSBIとほぼ同額だったのは、おそらく初年度割引 13,000円が効いたものと思われる。2年目からは 10,000円に減額されるようなので、免許の色が変わる件と合わせ、また来年悩むこととする。
なお、本記事に記載した内容は、私が独自に保険会社のWebページなどを参考に調べたものであり、その内容に間違いがあったり、その後条件が変わったとしても、一切責任はとれないので、保険に契約する前に各自で確認していただきたい。
なお、記載事項に間違いがある場合は、コメントで指摘いただきたい。
では。
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