火災保険を更新した ~ セコムからソニー損保の10年へ
我が家もはや築20年となり、火災保険の更新時期となった。
10年前にセコム損保に入った記事は「我が家の火災保険を見直した」に書いた。
その時は5年契約だったが、その後、再度同条件で5年更新し、現在に至っている。
今回もこのまま5年更新にするか、と思っていたのだが、受領した見積りは以下の通り、全体で32%アップ!!
地震は全損保で共通なので仕方がないが、火災の51%アップは受け入れ難い。
セコム損保の見積り
5年間保険料(千円) | |||
火災 | 地震 | 合計 | |
現在 | 72 | 140 | 212 |
今回更新 | 109 | 170 | 279 |
アップ率 | 51% | 21% | 32% |
ちなみに主な見積条件は以下の通り。
- 建物: 1520万円
- 家財: 400万円
- 免責金額: 0円
- 建物: 木造建築戸建て、H構造
- 築年数: 20年
- 場所: 東京
- 地震保険: あり、保証金額は火災の半額
補償対象(黄色部分については後述)
項目 | 建物 | 家財 |
火災、落雷、破裂・爆発 | 〇 | 〇 |
風災、雹(ひょう)災、雪災 | 〇 | 〇 |
盗難 | 〇 | 〇 |
外部からの物体の落下、飛来、衝突など | 〇 | 〇 |
給排水設備の自己等による水漏れ | 〇 | 〇 |
騒擾、労働争議に伴う暴力、破壊行為 | 〇 | 〇 |
水災 | × | × |
【特約】破損、汚損 | × | × |
【特約】失火見舞金、類焼損害補償 | × | × |
【特約】個人賠償責任補償 | × | × |
ということで、10年ぶりに他社への乗り換えを検討することにした。
更に、2022年10月より火災保険の保険料が値上げされ、かつ5年を超える長期契約が不可となることから、今回は10年契約で検討することにした。
まずは、最大10社の比較が可能と謳う、価格コムの一括見積サイトで見積りをお願いした。
それで見積りが返ってきたのが、以下の2社のみ。(数字は地震込みの5年間保険金額:千円)
- 東京海上日動: 445
- 損保ジャパン: 407
いずれもセコム損保を大きく上回っており、即予選落ち。
仕方なく、自分で、ダイレクト保険会社の数社のサイトで見積りをしてみた。
そこで、衝撃的な事実が発覚!! いくつかの保険会社では、築年数が20年を超えると、10年どころか複数年契約自体が不可であった。価格コムから2社しか回答がなかったのは、そのせいかも知れない。
結局、自分で探して候補に残ったのは以下の2社。
- ソニー損保
- SBI損保
どちらも、補償の対象を自由に選べる上に、何より、我が家でも10年契約が可能である。
正直、2社はほとんど同じ金額であったが、私の条件で若干安かったソニー損保で契約することにした。
2社の保険料
- 5年、10年とも、5年の地震保険料込み(火災保険期間が10年でも地震保険は最大5年しか契約できない。)
- 条件は、原則上記の「補償対象」と同じだが、黄色の部分は変更(○×反転)している。1つ1つを見ると大した金額ではないので、ついつい色々な補償を付けたくなってしまう・・・(笑)
- 結局、セコム損保と近い金額になったが、黄色の部分の条件を合わせるとセコムは更に高くなると思われる。
保険会社 | 保険料(千円) | |
5年 | 10年 | |
ソニー損保 | 260 | 347 |
SBI損保 | 261 | 349 |
差額(SBI-ソニー) | 1 | 2 |
なお、10年契約のお得感であるが、地震保険を除いた火災保険料だけでみると、2社とも、5年契約に対し10年契約の方が約2%お得である。
ただし、お得といっても、実は保険期間が5年超の場合は「物価変動等による保険金額の調整に関する特約」が自動的にセットされる。
以下、ソニー損保のサイトからの引用である。
ソニー損保の新ネット火災保険では、保険期間が5年超の場合、「物価変動等による保険金額の調整に関する特約」が自動セットされます。物価変動等によって保険金額の調整が必要になった場合は、この特約に基づき、ソニー損保より保険金額の増額または減額の案内をしますので、保険金額を調整いただけます。(※)
なお、保険金額の増額に伴い請求した保険料のお支払いがない場合には、十分な補償が受けられなくなるほか、保険金が削減して支払われることがありますのでご注意ください。
要は、「5年超の長期契約の場合、保険金を見直すことがあるので、その場合は追加請求しますよ」とのこと。
恐らく、各社にも同様の特約があると思われる。SBI損保の場合は「保険金額の調整に関する特約」というらしい。
さすがに抜け目ないな。
では。
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