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2020年2月の記事

2020年2月24日 (月)

ORICO 5.25インチベイ用 着脱式HDDケースの電源ボタンを交換した

今回は、以前の記事「余剰部品を活用した ~ Orico 1105SS と AREA TTH Quattro」でも書いた、Orico社の内蔵HDDケースの話である。
あれから4年間、バックアップ用のHDDを入れて使用してきた。バックアップを取るときだけ電源を入れるので地震などの不意の衝撃で壊れる可能性は少なく、外付けのUSB HDDと比べ場所をとらないのが気に入っていた。

 正面から見たところ
 Orico_hddcase_001


 本体(上面の丸印のネジは既に外してある)
 Orico_hddcase_002

  背面にはSATAのコネクタがある
 
Orico_hddcase_003

 

ところが、1年くらい前から正面左にある電源ボタンを押す時に引っかかるような感触がでてき始め、ついに押しても戻らなくなってしまった。しばらくは、内側側面の隙間から精密ドライバの先端を挿し込んで強制的に戻していたが、それも面倒くさくなり修理にチャレンジすることにした。

以下、そのメモである。

(手順は後述するが)分解してみたところ、押ボタンの部品を取り外すことができ、ググってみたところ秋葉原の秋月電子で、見かけ・サイズ・脚の数まで全てそっくりな部品を発見、早速購入してみた。


基板用押ボタンスイッチ(黒・オルタネート) PS-85S(1個 税込40円)


細長いボタン(下の写真左)が付属しているが、ボタンは挿し込み式になっており、Oricoに付いていた大きなボタン(写真中央)と交換可能。結論として、本体は全く同じ仕様のようである。

 Orico_hddcase_008

脚は6本あり、その回路図は上記リンクのデータシート参照。

 Orico_hddcase_009


ケースの前方上面と側面のネジ(写真内の黄色の丸)を外してフロントパネルを前方に引き出すとボタン部品が見え、後方に引き抜いて外すことができる。(下の写真中央のリード線が繋がっている部品をリード線側に引き抜く。)

 Orico_hddcase_011


2本のリード線のハンダを溶かして部品から外し、新しい部品にハンダ付けして(短絡防止のため)熱収縮チューブで覆う。

 Orico_hddcase_012

あとは、逆の手順で組み立てれば完成である。

では。

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