キッチンのコーキングをやってみた
嫁さんから、キッチンの端の目地が黒ずんでいるので掃除して欲しいとの依頼が・・・・・
確かに、17年前の新築時のままなので、特にキッチンの両サイド隅部分の黒ずみは "かなり" のもの。
最初は、強力な目地用の塩素系カビ取り剤で掃除しようと思ったのだが、ググってみると、素人でも比較的簡単にコーキングを打ち直せるようなので、その方法をやってみることにした。
コーキング方法については、「コーキング方法 キッチン」などでググると多数ヒットするので、それらに任せることとし、本記事では実際にやってみた結果と感想などを備忘録として記載する。
まず、事前に購入したものを順に紹介する。
- セメダイン バスコークN(近くのホームセンターで700円くらい)
代表的な素人向けコーキング剤で、一通りの付属品が付いているので、最低限、これだけ買えば作業可能である。
付属品(左から、ヘラ、絞り器、ノズル、マスキングテープ)
バスコークNは用途別・色別・容量別に数十種類あるが(何故か台所用というのはない)、最も一般的な「浴室・タイル」用の白色の100mlを購入した。量は、私の場合4mの施工長で100mlの約7~8割を使ってしまった。慣れればもう少し効率よくできると思われるが、最初の内は余裕をもって購入することをお勧めする。
今回、やってみてわかったのは、チューブから絞り出すのにかなり力が必要であること。
もし、施工長がもっとある場合は、1,000円くらいで330mlのカートリッジ入りとコーキングガンが買えるので、そちらの方が作業も楽かも知れない。(ただし、使用後の保管場所を悩む気がするが)
- カートリッジとコーキングガン(今回私は購入していない)
- セメダイン バスコークカッター(左が外装、右が本体)
バスコークカッターは、古いコーキングを剥がすための道具で必ずしも必要ではないが、amazonのレビューを見ると「気持ち良いほどスルスルっと剥がせます」といった肯定的な評価が多かったので購入。しかし、私の場合、後述するようにあまり役に立たなかった。
- マスキングテープ
バスコークNに付属のものだけでは足りないのではないかと思い、念のためもう1巻購入しておいた。(青の巾21mm×長さ18mで、近くのホームセンターで100円強。) 今回、付属品と混在して使用したが、結果的には付属品は使い切ったので、買っておいて正解であった。
- マスカーフィルム(養生テープとフィルムが一体となったもの)
実は、私はマスカーフィルムなるものを知らなかったのだが、施工前に立ち寄ったダイソーでたまたま見かけ、養生用として使えるのではいかと思い購入。これも、結果的には買って正解であった。
さて、準備が整ったところで、某日の15時くらいから作業開始。本当は早い時間から着手したかったが、いろいろと別件があったためこの時間になってしまった。が、説明サイトを見ると簡単そうに見えたので、早ければ1時間程度で終わるのではと甘い考えをもって作業を開始した ・・・・・
まず、ごみや削りカスが流し台やコンロに落ちないように新聞紙で養生し、早速古いコーキングの除去に着手。
説明サイトでは、カッターナイフで切り込みを入れ、端から引っ張るとスルスルと古いコーキングが剥がれてくるように記載されていたが、全くそうはならず大苦戦。
バスコークカッターの先端部分(バスコークカッターの写真の上側)で古いコーキングを削り落そうとするものの、力を入れても表面の一部だけが削れる(ボロボロとれる)感じであった。仕方がなく、カッター刃の背面やバスコークカッターのヘラ部分(写真の下側)を使って、地道に少しずつ削る作業を結局2時間近く行った。
引き続き、施工部分の両側にマスキングテープを貼り、コーキング開始。
私の場合、施工部分(溝)の幅が結構広かったので、意識的に多めに(厚目に)コーキング剤を使った。
想像していたより、コーキング剤が硬めで、後半はチューブから絞り出すのに一苦労。途中で2回ほど、ノズルの先端の穴を大きく切りなおしたが、それでも最後の方は女性では無理かと思えるほどの硬さであった。(実は私は付属の絞り器を使わなかったので、それを使えば違ったのかも知れない。)
握力の限界を感じながらようやく全長にコーキング完了、すぐに付属のヘラで表面をならし、マスキングテープを撤去することで施工作業自体は無事完了。
後作業として、施工部分に触れたり水がかかったりしないようマスカーフィルムで養生を行って本日の作業は全て終了した。(マスカーフィルムは24時間経ってから除去)
今回の出来を総括すると・・・・
初めてということで、ヘラの使い方やマスキングテープの位置決めなどが安定せず、近くから見ると表面に凹凸があったり巾にばらつきがあるものの、遠くから見るとほとんど目立たず、自分的には "なかなかよい感じ" である。
では。
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