右クリックで更新日時を変更する方法(インストール不要)
とある理由で、会社のWindows PCでファイルの更新日時を変更する必要が生じたのだが、標準機能ではできないようだ。フリーソフトを使えばできるのだが、会社の規則でそれはNGだ。
ということで、いろいろとググって自分なりに目的を達成したので共有しておく。
一言でいうと、powershellに更新日時を変更するコマンドがあるので、それをエクスプローラ上の右クリックで呼び出すように設定するという方法である。なお、powershellは WindowsXP SP2以降には標準で搭載されている。
以下に手順を列挙する。
- まず最初に、「拡張子を表示しない」設定にしている人は、「拡張子を表示」などでググって、表示されるようにしておく。
- 以下の3行のスクリプトをメモ帳などに貼り付け、任意の場所に「更新日時変更.bat」というファイル名で格納する。
- @echo off
- set /p datime="更新日時変更(YYYY/MM/DD hh:mm:ss):"
- powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Unrestricted -Command "& { Set-ItemProperty \"%~1\" -Name LastWriteTime -Value \"%datime%\" }"
-
エクスプローラ上部のパスが表示されるところに「shell:sendto」と入力して、sendto フォルダを表示する。
このフォルダは、エクスプローラ上で、フォルダやファイルの右クリックメニューの「送る」を選択した時に表示されるものを格納する場所である。 - 2.で作成した「更新日時変更.bat」というファイルのショートカットを sendoto フォルダに移動させ、ショートカットの名称を「更新日時変更」に変更する。
これで完成である。
実際に使ってみる。
更新日時を変更したいファイルを選択し、右クリックメニューから「更新日時変更」を選択する。
右クリックメニュー
なお、メニューの中に表示されている、「copy1_フォルダ名とファイル名をコピー」「copy2_Excel用ファイル情報をコピー」「copy3_tree情報をコピー」という機能については、以前の記事「エクスプローラでファイル名をクリップボードにコピーする」で紹介したので興味のある方はどうぞ。
コマンドウィンドウが表示されるので、そこで 変更したい日時を入力する。
なお、作成日時を変更する場合は、手順2のスクリプトで「LastWriteTime」を「CreationTime」に変えればよい。
では。
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