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2018年3月の記事

2018年3月28日 (水)

無線LANルーター(親機)の性能を比較してみた

我が家のネットワーク構成は、かなり以前の記事で「我が家のマルチメディアポート」で書いたように壁内にLANケーブルを通し、有線LANのポートを各部屋に配置している。16年前に家を建てたときに既に「これからは無線LANの時代なので有線LANは無用になる」との説が流れていたが、個人的に無線LANはイマイチ信用できかった ・・・・

今ではスマホをはじめ無線LAN機器が多くなってきたので、狭い家ながら、1階に1ヶ所、2階に2ヶ所無線LAN親機を設置している。内、2階の1つはNURO光のONUである ZTE社のZXHN F660Aの付加機能なので光ファイバの引き込み口(廊下)に設置しており、他の2つは、11ac対応としては安価な Buffalo WHR-1166DHP と IOデータ WN-AC1167GR を、1, 2階の部屋の有線LANポートに接続しAP(アクセスポイント)モードで動作させている。

今現在でも、「有線LAN+各部屋に安価な無線LAN親機設置」は最適な方法と思っているが、一方で、無線LANの規格も機器性能もどんどん進化しており、理系人間としては気になる存在である。

ということで、いくつかの無線LAN親機を手に入れて比較実験をしてみたので、その結果を報告する。

比較したのは以下の機種で、全て 11ac対応である。アンテナ数はメーカにより表記が異なるので、基本的にメーカーサイトの表記に従った。

【測定日】
 2018年 1月某日

【テストした無線LAN親機】
 1~6は同時ではなく、同じ環境に順次繋ぎ変えて測定した。

  1. Buffalo WHR-1166DHP
    866+300bps、発売年:2014年、アンテナ数:内部 2
  2. IOデータ WN-AC1167GR
    867+300Mbps、発売年:2014年、アンテナ数:内部 2.4G 2、5G 2
  3. エレコム WRC-1900GHBK-S
    1300+600Mbps、発売年:2016年、アンテナ数:内部 8、2.4G 3×4、5G 3×4
  4. Buffalo WSR-2533DHP
    1733+800Mbps、発売年:2016年、アンテナ数:内部 4
  5. Buffalo WXR-1900DHP3
    1300+600Mbps、発売年:2017年、アンテナ数:外付 3
  6. ASUS RT-AC65U
    1300+600Mbps、発売年:2017年、アンテナ数:内部 3
  7. ZTE ZXHN F660A
    1300+450Mbps、発売年:2015年、アンテナ数:内部 3×3
    ※F660Aは市販品ではなく、設置場所も他と異なるので参考値として記載

 Wifi_005

【子機】
 ASUS Zenfone3(ZE520KL、アンテナ数 2)

【テスト環境】
 自宅:木造2階建て 1階床上に親機、斜め上の2階の部屋の机上に子機
 外部アンテナは2階方向に向けたつもり

 ネットワークの構成は以下
  親機(APモード)-Gigaハブ-Gigaハブ-ONU(ZXHN F660A)-光ファイバ

【使用チャンネル】条件を揃えるため以下に固定
 2.4G チャンネル3 帯域40MHZ
 5G チャンネル40 帯域80MHZ

【測定サイト】
 speedtest
 現在 新しいサイトが立ち上がっているが、測定した時は上記旧バージョン
 使用サーバ:Tokyo OPEN project

【測定結果】各組合せで最低2回以上測定し平均値を記載

 2.4G
 Wifi_24g_001

 

 5G
 
Wifi_5g_002

 

結果はグラフ通りである。簡単にまとめると以下となる。

  1. 5Gでは上位機種(No4~6)と下位機種(No1, 2)では実力差が見られたが、上位、下位内での機種間には大きな差は見られなかった
  2. 2.4Gでは、アップロードは全機種同レベルであったが、ダウンロードではNo3(WRC-1900GHBK-S)は低調、逆にNo2(WN-AC1167GR)は健闘していた

 
別の日に、一部の機種だけを対象に、親機を2階の子機の隣の部屋に置いて測定したのが下のグラフであるが(親機子機間の直線距離は前回の1/4程度)、おおよその傾向としては上と同じだが、上位下位機種間の差は前回ほど顕著に現れなかった。

 2.4G
 Wifi_24g_003

  5G
 Wifi_5g_004

最後に
今回の測定結果は、あくまでもある1つの条件下で測定した結果であり、測定環境、子機の機種、親機の個体差など様々な要因で変わると思われるので、1つの参考値として見ていただきたい。

では。

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2018年3月25日 (日)

マウスの中ボタンが効かない ~Logicool OptionsとSetpointの共存~

以前の記事「ロジクールのマウス M505のマイクロスイッチを交換した」で書いたLogicoolのマウス M505の中ボタンが徐々に反応しなくなり終に全く効かなくなってしまった。中ボタンはブラウザでリンクを新しいタブで開くときに使うので、動作しないと、いちいち右クリックメニューを開かなければならず不便である。
Logicoolのボタンのカスタマイズソフト Setpoint でホイールの左チルトを中ボタンに割り当てて使い続けていたが結局買い替えることにした。あまりマウスに拘っているわけではないが、やはり過去の経験から今回も Logicoolの一択だ。キーボードも Logicoolのワイヤレスを使っているので Unifyingは必須で、コスパだけで見ると小型の M235となるが(実はノート用に既に1つ持っている)、今回はデスクトップ用なので少し大きめの M546を買ってみた。

購入後にわかったのだが、M546から(正確には M546の後期バージョンから)は、ソフトが Setpoint から Logicool Options というものに変わっていたので早速インストールしてみた。通常この手のソフトは過去機種もサポートするのが一般的と思うが、何故か Logiccol Options は M505やM525など旧機種はサポートしていないので、Setpoint も入れたままにしておいた。

 Logicool Options
 Logicool_options

M546を購入後、特に問題なく使っていたのだが、1ヶ月くらいして中ボタンが動作しないのに気付いた。(最初は使えていたと思うのだがあまり確たる記憶なし
Chrome だけでなく IEでも動作しないので、ブラウザ側でなくマウス側の問題のようだ。Logicool Options で中ボタンの再設定などをやってみたが変化なく、ググってみると以下の記事を発見した。

LogicoolマウスM545の仕様が変わっている・・・

この記事によると、Logicool Options と Setpoint が一緒にインストールされていると上手く動かない(設定が効かない)とのこと。そこで、Setpointをアンインストールしてみると、確かに中ボタンが動作するようになった!!

多分これは仕様ではなく不具合だと思うのだが、特に世間で騒がれている風でなないので、一部の環境だけで発生するものかも知れない。いずれにせよ、Logicoolさんには早く対応していただきたい、と言うか Logicool Options 1つで旧機種にも対応するようにしていただきたいのだが。

では。

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