ハードディスク交換のためクローンを作ってみた
私のPCのドライブ構成は以下のとおりである。
Cドライブ: 128GB SDD(OS用)
Eドライブ: 2TB HDD(メイン)
Uドライブ: 2TB HDD(バックアップ用)
Cドライブは極力OSのみとし、容量が大きくなりそうなフォルダはシンボリックリンクを使って、実体をEドライブ上に置いている。
Uドライブはバックアップ用で、定期的に(といっても手動だが)、BunBackupを使って Eドライブ内の指定フォルダの内容をUドライブに差分バックアップを取っている。
ところが、最近、EドライブおよびUドライブが満杯になってきた。
そこで、それぞれ 3TBのドライブに交換することにした。
まず、ハードディスクの選定であるが、Eドライブは速度優先で 7200rpmのドライブ、Uドライブは発熱・騒音・耐久性優先で 5000rpmクラスのドライブにすることにした。
7200rpmのドライブで普及しているのは 東芝かシーゲート社製である。ヤフオクなどでしばらく使用時間の少ない中古品をウォッチしていたが、あまりお買い得感がなかったので、結局 秋葉原のツクモで シーゲートの ST3000DM008 を新品購入した。
値段は税込 8,294円、RMA保証は 2年強であった。
一方、Uドライブの方は、以前ヤフオクで買っておいた ウェスタンデジタル社の定番品 WD30EZRX (使用時間 5000時間超)を使うことにした。バックアップ用と言えど都度接続するのは面倒くさいので今までと同様にケース内蔵とした。ただし、コントロールパネル - 電源オプションで アクセスが一定時間なければ電源を止める設定をすることで通常は回転させないようにしている。
参考までに、今回使う ST3000DM008 と WD30EZRX の速度比較を載せておく。(あくまでも私の所有する個体での比較である。)
これを見ると確かにシーケンシャルアクセスだと2割程度違うが、ランダムだと差は見られない。
さて、最後に、本記事の主題の Eドライブのクローンに話を移す。
ディスクのクローン作成については、以前にも
で紹介したが、今回は、EaseUS社のフリーソフト Todo Backup Free Ver10.0 を使ってみた。
実はこのソフトは普段から システムドライブ(Cドライブ)のバックアップに使用しているのだが、それ以外の用途に使うのは今回が初めてである。
以下が私のやった手順である。
アプリケーションを起動すると以下のメイン画面が表示される。
普段は「システムバックアップ」を使用しているが、今回は「クローン」を選択する。
ボタンの下に並んでいるのは過去にとったシステムバックアップの履歴である。
次に、クローン元のドライブを選択する。
今回は東芝の2TBのHDDを選択して「次へ」をクリック。
次にクローン先のドライブを選択する。
今回は新品の ST3000DM008 が対象である。
事前にGPTディスクにして全領域を1パーティションでフォーマットしていたのだが、何故か3つの領域が表示された。
今回は、ディスクサイズ(パーティションサイズ)も変更するので、まずは右の「編集」をクリック。すると以下の子ウィンドウが現れるので、マウスをドラッグして右端までサイズを広げる。
以下が広げた状態。
「OK」をクリックして子ウィンドウを閉じて「実行」をクリック。
以下のような進捗表示がでるのであとは待つだけである。
なお、ボリュームラベルもクローン元のドライブと同じにものになるので、クローン作成後に適当なものに変更する。
私の場合、その後、慌てて(新ドライブのドライブレターを変更をせずに)クローン元ドライブを外してOS(Windows10 home)を再起動したため、CドライブからEドライブにシンボリックリンクしている各種ファイルが読めないためか、いつもとは違った環境で立ち上がったが、ドライブレターをEドライブに変えて再起動することでいつもの環境に戻り、その後は何の問題も発生していない。
では。
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