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2016年7月18日 (月)

REGZA全録サーバ D-M430改造機が故障した

記事「REGZAサーバー D-M430改造計画」シリーズ3部作で、REGZA全録サーバ D-M430に対し、ハードディスク換装、騒音対策の改造をした話(その1完結編)を書いたが、その D-M430が故障してしまったので、その状況を報告する。

まず、現象としては、ある時から「B-CASカードを正しく挿入してください。」とのメッセージがでて全録が止まる現象がで始めた。(この状態の間、外付けハードディスクのアクセスランプが点滅から点灯に変わるので画面を見ていなくても気づく。)

Dm430_down_001

この現象は常に発生するわけではなく、全録開始時はOKだがしばらくすると発生する/正常に戻るを繰り返す状況である。

このメッセージから考えられるのは、B-CASカード自体の不良か、カードリーダとの接触不良だ。
カード不良を確認する方法としては別のカードと交換してみればよいが、D-M430はミニサイズのB-CASカードを使用しており、我が家には交換するカードはない。
仕方なく購入も視野に、B-CASカードの総元締めである「BS Conditional Access Systems」社のHPを覗いたところ、FAQの「B-CASカードが不具合のようなので交換してもらいたいのですがどうしたらよいですか?」の回答として

カードの故障による受信障害の場合は、新しいB-CASカードと交換いたします。
なお、お客様の不適切な取扱いに起因する故障の場合や、受信機器をお買い求め後、3年以上が経過している場合は、有償(2,050円)になります。
購入日が記載されたレシートや保証書は大切に保管してください。
新しいB-CASカードが届きましたら 返信用封筒により古いB-CASカードを必ずご返却願います。

とのこと。言い換えれば、3年以内であれば無償交換できるようだ。
そこで早速カスタマーセンターに電話してみたところ、HPに記載の通りであり、交換申請も電話で可とのこと。ただし、申請には、B-CASカード上に記載された20桁の番号が必要なのでメモっておく必要がある。
購入後3年以内というのも口頭でその旨を伝えただけで特にレシートのコピーなどは求められなかった。(もしかしてカードの番号から製造年を確認できたからかも知れない。)

申請後数日で新しいカードと旧カードの返送用封筒が速達 で送られてきた。

Dm430_down_002

新旧でデザインが少し変わっていた(右が新しいカード)

Dm430_down_003

早速、交換して全録開始 ・・・・ ガ~~ン 症状改善せず

となると、残すは、カードリーダとの接触不良しかない。
ググってみると、結構この障害も多いようで、以下のような対策があるようだ。

  1. カードのIC面を乾いた布で拭く
  2. カードのIC面に接点復活材を塗布する
  3. カードの背面(IC面の反対側)に紙類を貼って厚みを増しIC面に圧力をかける

1,2については、既に交換前に古いカードにも試していたが効果がなかった。
となると望みは 3のみ。
この方法はカードリーダにダメージを与える可能性があるので最後の手段なのだが仕方がない。

まず、カードのウラにあてるものを手近なものから探してみた。
候補は、付箋紙、小物雑貨のパッケージによく使われている薄いプラスチック素材(PET?)のシート。
厚みを測ってみると、カード本体は約0.8mm、付箋紙が0.1mm、プラが0.3mm。

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これをもとに、付箋紙1枚から始めて 付箋紙2枚、プラ1枚 ・・・ と徐々に厚くしていったが状況は変わらず。いつも開始時はうまくいくので「これで直ったか?」と期待を持たせて一晩持たない、ということの繰り返しで心を折られること半端ない
最後は物理的な限界のプラ2枚まで試したがそれでもダメであった。

この結果から想像するに、カードリーダの接触の問題ではなく、チューナなどの受信装置が故障しているものと思われる。これが改造による排熱不良が原因なのかは判らないが、確かに外から触って一番熱くなるのがチューナあたりなので、その可能性も否定できない。

ということで、結局このD-M430改造機の修復は諦めた。

とは言え、一度、全録生活を始めるともう録画予約生活には戻れず、結局新しい D-M430を調達した。
保証期間の間はハードディスク換装を含め、改造は「じっと我慢の子である」。(ちょっと古いか

・・・・ それにしても純正ファンは五月蠅い

では。

 

【参考:D-M430に関する記事一覧(2023年1月2日時点)】

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