RECBOXのハードディスクを換装した(その2)
前回の記事「RECBOXのハードディスクを換装した(その1)」の続きである。
前回、オリジナルのハードディスクのイメージを取り出したので、次は、そのイメージをコピー先ハードディスク上に復元する。
3.イメージをコピー先ハードディスクへ復元
コピー先ハードディスクはフォーマットしておく必要はないが、現在の内容は全て消去されるので注意。
まず、PCに必要なハードディスクのみを接続する。(オリジナルのハードディスクはもう使用しないので外してよい)
今回、必要なのは以下の2つ。
- コピー先のハードディスク(Seagate ST31500341AS 1.5TB)
- イメージを格納したハードディスク(Samsung HD204UI 2TB)
Clonezilla の live CD から起動する。
「初心者モード」を選ぶまでは「2.オリジナルハードディスクのイメージ取り出し」と同じ。
コピー先のハードディスクを選択。私の場合 sdf = 「Seagate ST31500341AS」
/dev/sd○1 から /dev/sd○6 まで順にイメージの復元が行われる。
下の写真は 最初の区画の sdf1。最後の sdf6以外はどれも所要時間は30秒くらい。
1分くらいで強制終了しようと思っていたところ、そのタイミングで勝手に終了した
イメージファイルを読み尽くしたためと思われるので、これでOK(多分)。
あとは、指示に従って Enter などを入力して shutdown する。
4.コピー先ハードディスクの領域拡張
次は、コピー先ハードディスクのデータ格納領域 sd○6 を拡張する。
まず、PCに必要なハードディスクのみを接続する。
今回、必要なのは以下の1つだけである。
- コピー先のハードディスク(Seagate ST31500341AS 1.5TB)
GParted の live CD から起動する。
「GParted live」を選択
キーマップを指定は Clonezilla と同じなので省略。
ハードディスクのパーティション構成を確認する。
最後に 931GBの未割り当て領域がある以外は、オリジナルのハードディスクと全く同じ構成が復元できている
領域拡張手順としては、以下となる。
- sda4 をディスク容量一杯まで拡張
- sda6 を削除
- sda6 をディスク容量一杯で作成
なお、GPartedに限らずパーティション操作ソフトは一般的に、パーティション変更操作を行った時点では実際の変更は行われず、最後に実行操作(GParted の場合は「Apply」押下)をしたタイミングで一気に行われる。
それでは行ってみよう。
一旦、画面上では sda4 が拡張され 1.36TB となった。
ただし、実際の変更は行われておらず、「Apply」までは保留されている状況
以上で sda4 の拡張まで完了した。
最大サイズであることを確認した上で、ファイルシステムで「xfs」を選択
以上で 領域拡張作業は全て完了。
実は、私の場合、sda6 の削除で以下のようなエラーが発生した
メッセージを読むと「指定領域は使用中だからリブートしてやり直せ」とのこと。
この原因は不明だが、多分、最初に、sda6 を削除せずに直接拡張を試みて(途中で心変わりして ) 強制終了したので、それが影響したのかも知れない。
いずれにせよ、メッセージに従いリブートしてやり直せばうまくいった。
その3へ続く ・・・
| 固定リンク
コメント
大変参考になりました。
HVL-AV1.0→2TBに換装できました。
しかしながら、Clonezillaの2つのVERを試しましたが
「イメージをローカルディスクにリストア」がリストに表示されませんでした。
上の2つと終了の3つのみです。
clonezilla-live-20121217-quantal.iso
stable releases (.iso/.zip) - 2.0.1-15
途方に暮れましたが
「ディスク/パーティション⇔ディスク/パーティション」
を選択することで無事換装完了しました。
sda6をコピー開始後にCTRL+Cでアボートしました。
イメージを残さないでよいならこの方法も使えそうです。
投稿: くまさん | 2013年2月 2日 (土) 09時34分
くまさん様
Toshiです。
リストアオプションが表示されないとのこと。
確かに、私の場合も、保存する時には リストアのオプションは表示されていないので、Clonezillaは 保存イメージを検知した場合にのみ、リストアオプションを表示しているものと想像します。
という事は、くまさん様の場合は、保存イメージが検知されていないと思われます。
ここまでは推測ですが・・・・
残念ながら、私も Clonezilla を触ったのは、今回が初めてでマニュアルも読んでいません
ということで、大してお力にはなれないのですが、少しググってみました。
Yahooの知恵袋にズバリの質問があったのですが(残念ながら現時点で回答なし)、もしかして くまさん様が出されたものかも知れませんね。
海外のサイト(SourceForge の Clonezilla のフォーラム)で似た質問を見つけました。
http://sourceforge.net/p/clonezilla/discussion/Help/thread/e2a28010/
ざっと見たところ、イメージの保存先は、デバイスのルートにした方が確実とのことですが、くまさん様の場合は如何でしょう?
あと、イメージ名も英字で空白なしとしてみてください。
うまくいくことを祈っています。
では。
投稿: Toshi | 2013年2月 3日 (日) 14時17分
Toshi様
2011年に購入したHVL-AV1.5を使用中のkou12123と申します。内臓HDDの年数が経っており、いつ壊れるかとびくびくしながら使っていましたがToshi様のおかげで換装する勇気が湧いてきました。おかげで1.5から2.0TBに無事換装できました。本当にありがとうございました。
わたしの場合 Clonezillaではなく、家にすでにあったMARSHALのMAL-5135SBKU3のHDDクローンを使いました。それが原因かどうかわかりませんが、GParted live CDを起動し、GPartedの画面を出すといくつかのパーテーションにカギのかかっているマークが出現し、sda4の拡張ができませんでした。色々調べてみるとアンマウントしないと変更できないという意味のようです。しかし、GPartedのアンマウントは選択できない状態になっていて右クリックしても「フラグを編集」しか選択できませんでした。
困り果ててさらに調べてみたところGPartedfはUbuntuの中にも含まれている(14.04)ということでこちらを試してみたところ、GPartedとは少しGUIが違いましたが、sda5をアンマウントすることができ、あとはToshi様の通りに行うことができました。わたしだけかもしれませんが、もしもこのようなところでつまずいている方がいらっしゃったらと思い投稿しました。(^^)
投稿: kou12123 | 2017年5月 9日 (火) 22時31分
kou12123 さん
まずは、換装成功、おめでとうございます。
私も、GParted live CDで対応できなかった理由が、HDDクローン機を使ったせいかは分かりませんが、他にもHDDクローン機で試される方がいると思いますので、貴重なノウハウだと思います。
ありがとうございました。
投稿: Toshi | 2017年5月20日 (土) 09時27分