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2012年2月の記事

2012年2月18日 (土)

REGZAで録画した番組を他の部屋で見たい ~購入編~

前回の記事「REGZAで録画した番組を他の部屋で見たい ~調査編~」の続きである。

前回、以下の1と2の機器を買うことになった経緯を書いた。

  1. Z1から送信(2c)された番組を受信(2s)する機器
    (前回の記事では触れなかったが、この機器には 2の機器に配信(1s)する機能も必要である)
  2. 再生機能(1c)を持つ機器

今回は、その購入編である。

まず、1の機器としては、アイオーデータの DTCP-IP対応のNAS(ネットワーク対応ハードディスク)RECBOXシリーズが有名である。
私の場合、たまたま昨年10月にアイオーデータの直販サイトであるアイオープラザのプレミアムアウトレットで 500GBの内蔵ハードディスク搭載のHVL-AV500(SP) が 4,980円で売られているのを発見し購入した。
1GB以上の一般市販品とは異なり、スカパー!の商流で売られていたものなので、化粧箱ではなくダンボール箱に直接配送伝票が貼られていた。

 届いたHVL-AV500(SP)
 Recbox_01

 本体はスリムでアイオーの製品にしてはカッコいい!!
 
Recbox_02

RECBOXシリーズは、DTCP-IPの機能では、再生(1c)以外の3つの機能を備えている。従って、単に Z1から受信するだけでなく、将来 DIGAを購入した場合 DIGAへ送信する(番組をムーブする)ことも可能である。500GBは容量的には不安であるが、ネット上には大容量ディスクへの換装事例(例えば「RECBOX「HVL-AV500(SP)」を換装しよう!」など)も多数あるので、私も必要になれば挑戦してみようと思う。

次に2の機器であるが、市場で最安なのは、これもアイオーデータの メディアプレーヤー AV-LS500LE である。これも 2011年の年初にアイオープラザのプレミアムアウトレットで 5,980円で売られていたらしいが、(その時は見逃してしまったので)今は 7,000円以上となる。
オークションでは 5,000円前後(送料別)で落札されているようであるが、たまたま ソフマップドットコムで 中古が 5,280円(送料込み)ででていたのでポチった。

 私が買ったので完売御礼
 Avls500le_00

 元の化粧箱はなくプチプチに包まれていた
 Avls500le_01

 内容物 ・・・ 謎のコードが!!
 Avls500le_02

本体やリモコンは少しのスリキズ程度で比較的きれいであったが、付属しているハズのLANケーブルがなく、代わりに謎のコードが同梱されていた。明らかにLANケーブルではなかったので、メールでソフマップに伝えたところ、速攻で返品・返金との返事が ・・・ sad
本体はちゃんと動作したので、今回はLANケーブル欠品のまま諦めることにした。

我が家での使い方は、以下の通りである。

  • 機器配置としては、有線LANに Z1、HVL-AV500(SP)、AV-LS500LEを接続し、AV-LS500LEに LT-26LC80をHDMIケーブルで接続
  • 利用形態は、Z1のUSBハードディスク内の番組を HVL-AV500(SP)へコピーし、それを AV-LS500LE経由でLT-26LC80で視る。

今回購入した両機種とも機能はシンプルであり、どちらも想定していた通り動作してくれたので、その意味では期待通りと言える。

以下に、使ってみてはじめて判ったことを列記する。

  • Z1からHVL-AV500(SP)へのコピーは結構時間がかかるという情報は聞いていたが(私の環境では録画時間の約半分かかる)、その間 Z1側では録画や録画番組の視聴は一切できないというのは知らなかった。今は、深夜にまとめてコピーするようにしている。
  • 肝心のAV-LS500LEでの再生については、通常はスムーズで問題ないが、巻き戻しや早送りをするとその後しばらくはデジタルノイズが発生したり、何もしなくても時々ではあるが再生が途切れることがある。この原因が、どこにあるのかは色々と比較実験をしてみないと判らないが、後述する「KTV-FSUSB2 で作成した(暗号化されていない) ts ファイル」ではそのような現象は発生しないようので、暗号化・復号化の負荷が影響しているのではないかと推測している。

さて、AV-LS500LEは、RECBOX内の番組以外にも、Windowsの共有ディスク内の写真や動画も認識・再生できる。その意味では、記事「REGZAが来た ~写真と動画再生編~」で書いたZ1の機能と同等である。(と言うか、Z1がメディアプレーヤーの機能を一通り備えているということである。)
その記事では、

  1. Hi-8で撮影したものをMPEG2キャプチャボード GV-MVP/RX2 でデジタル化して取り込んだ mpgファイル(記事「ビデオテープのデジタル化(その1)」参照)
  2. DVビデオで撮影したものを取り込んだ aviファイル(記事「ビデオテープのデジタル化(その2)」参照)
  3. DVDからDVD-Video形式でバックアップしたVOBファイル
  4. CANONのデジタルビデオ HG-21で撮影したAVCHD形式のmtsファイル
  5. 地デジチューナー KTV-FSUSB2 で作成した ts ファイル(記事「地デジチューナー KTV-FSUSB2 を買ってみた」を参照)

の5つの種類の動画について Z1で再生を試した結果を書いたが、同じ調査を AV-LS500LE について行ってみた。

Z1の場合は、何も手を加えることなく再生できたのは、1, 4, 5のみであったが、AV-LS500LEはそれらに加え 3も再生可能であった。もちろん、音声や字幕の切り替えも可能である。ただ、上位機種のAV-LS700のように、DVDのメニューを表示したり、チャプターを指定しての再生はできない。
また、VOBファイルは1つのDVD内に特典映像を含め複数存在するが、面白いことにそのどれを指定して再生しても、全て本編の先頭から再生される。つまり、VOBファイル毎に指定する必要はない代わりに、指定しても当該VOBファイルの位置からの再生にはならない。その結果、特典映像など本編でない映像は視ることはできないようだ。また、4話収録の某外国連続ドラマのDVDでは、どのVOBを指定しても 2話分しか再生できなかった ・・・ そんなもん sign02

では。

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2012年2月12日 (日)

REGZAで録画した番組を他の部屋で見たい ~調査編~

以前の記事「REGZAが来た」で書いたとおり我が家のメインTVは REGZA 42Z1 である。
この機種で一番便利なのが 外付けのUSBハードディスクに手軽に録画できることであり、おかげで 1.5TBのハードディスクはいつも満杯状態である。購入当初は、「TVのおまけ機能的なUSBハードディスク録画で物足りなくなればハードディスクレコーダーを買えばよい」と思っていたが、1年以上たった今でも1点を除き、特に不満を感じたことはない。
その1点とは、Z1で録画した番組を 2階のTV(ビクター LT-26LC80)で視れないことである。

 LT-26LC80 ・・・ 2006年発売(当時約10万円) フルではないハイビジョン機
 
Lt26lc80

 背面 ・・・ HDMI入力を1系統装備
 Lt26lc80_2

 
まず、その問題解決を検討する上で欠かせない「録画したTV番組を他の機器でLAN経由で視る」ための基礎知識に触れておく。
日本の不幸な特殊事情として、TV番組を録画する場合、必ずその録画した機器(機種ではなく個体識別)でしか視れないような暗号化が行われるようになっている。(過去の記事「地デジチューナー KTV-FSUSB2 を買ってみた」で、その暗号化の回避方法について書いているが、グレーゾーンなのでお勧めするものではない。)
そのため、その機器が壊れて機器自体、または内部の基板を交換した場合、録画しておいた内容は二度と視れなくなってしまう。また、録画・視聴などの操作において暗号化・復号化という処理が必要となり、更に、LAN経由で他の機器にコピーまたは視聴する場合は二重、三重の暗号化・復号化が必要となるので、処理時間がかかる上にハードの処理が追いつかない場合はデジタルノイズの原因となる。この「LAN経由で他の機器にコピーまたは視聴する」ための規格が DTCP-IPである。

DTCP-IPについては、shigeorg さんの「DTCP-IP のお話」に詳しいが、それによるとDTCP-IPの機能(DTCP-IPでできること)には以下の4種類がある。

 1s) 配信機能: 他の機器へ番組を配信する(番組自体のデータは移動しない)
 1c) 再生機能: 配信された番組をリアルタイムで再生する
 2c) 送信機能: 他の機器へ番組データをムーブ(コピーも含む)するために送り出す
 2s) 受信機能: 送信された番組データを受け取り格納する

Z1は、上記 1c と 2c の機能を持っているが、LT-26LC80 にはどの機能もない。

さて、上記の基礎知識を踏まえて、我が家の問題を解決する方法を整理してみる。
ただし、新しい機器を購入することが前提となるので、やり方はたくさん存在するが、現状あまり不便を感じているわけではないということを踏まえ、今回は支出最小限で考えることにした。従って、LT-26LC80の買い替えなどは検討対象外である。

  1. Z1のUSBハードディスクの内容を LT-26LC80で視聴するには、Z1から送信(2c)されたものを受信(2s)する機器が必要である。
  2. LT-26LC80には DTCP-IPの機能は一切ないので、LT-26LC80の側には、再生機能(1c)を持つ機器を置く必要がある。
  3. 上記1と2の合体案として、1の受信機器が、受信・格納した番組を後で再生してHDMI出力できるものであれば、1と2を合わせて1台の機器で済む。

上記3に相当するのは、shigeorgさんの整理された「各製品の DTCP-IP 対応状況一覧 (その1)」によると、 Panasonicや東芝のハードディスクレコーダー(今買うとしたらブルーレイレコーダー)かアイオーデータの地デジチューナー HVT-BCT300L となるが、前者は

  • 最近安くなったとは言え、私の欲しいPanasonic の DIGAでは最低4万円近くの出費となる
  • LT-26LC80の側に置いてしまうと、ブルーレイディスクを Z1で視聴することができない

後者は

  • 価格が1.5万円超なのは良いとしても、価格コムの掲示板では不安定という意見が目白押し

という問題がある。が、最大かつ根本の問題は、DTCP-IPについては各社間の互換性が完全には保証されていないという大人の事情から、上記機種では(多分)Z1から直接受信できないということである。なんじゃ、それ sign03

ということで、結局、1と2の機器を個別に購入することになった。

長くなったので続きは次回 購入編で。

では。

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