携帯のデータ移行 ・・・ 水没の後始末
娘が携帯 P-01C を水没させてしまった
私が聞いたのは、数日経った後だったのだが、水没後の経緯を聞いてみると ・・・
- その日のうちに docomoショップに持っていったところ、店員がmicroSDカードにデータをバックアップした直後に液晶が乱れだし、まともに表示できなくなった。今、振り返って考えると、カードにバックアップできたのは超ラッキーと言える。
- その後、バッテリーをはずして数日乾燥させたが、液晶は復活せず。
仕方なく、1つ前に使っていた携帯 P704iμを使うことにした。(幸い、FOMAカードは無事だったようで、差し替えるだけでOKだった。) - データが保存されたmicroSDカードと P704iμを docomoショップに持ち込んだが、P704iμでカードの内容が読めず、P704iμのカード端子故障と宣告される。
ということで、ここで私にSOS。
まずは、水没した携帯をチェックしてみた。
こうなると、できることは、カードのデータを移行するくらいだ。
確かに、P704iμにカードを挿しても内容が全く読めない、と言うか、カード自体を認識していないようだ。我が家にあった別のカードを挿しても同様だ。
しかし、不思議なことにPCで確認してみると、ちゃんとカードのデータが読める。(すぐに、そのデータをPCにバックアップしたことは言うまでもない)
ここでやっとひらめいた
docomoのHPから P704iμの取扱説明書をダウンロードして確認してみたら、やっぱり ・・・・
P704iμはSDHCカード、すなわち 容量4GB以上のカードに対応していないのだ。
考えてみると、我が家にある microSDカードは全て 4GBだった。娘に聞いてみると、P704iμの時はカードは使っていなかったとのこと。
早速、2GBのカードを近所のノジマで購入。KINGMAXのカードが特価で390円なり。
ちゃんと、P704iμで認識できた。
ここからやっと、データ移行に着手。
バックアップしたカードのデータをPCで眺めてみると、BACKUPフォルダ以下に、アドレス帳、ブックマーク、メール、テキストメモ、スケジュールがそれぞれ個別のフォルダ別にバックアップされているようだ。(BACKUPフォルダは隠し属性が付いているので注意)
《BACKUP以下のフォルダ構造》
ROOT
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+--PRIVATE
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+--DOCOMO
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+--BACKUP
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+--SD_PIM
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| +--ADDRESS
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| | +--ADDRESS.VCF <== アドレス帳
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| +--BOOKMARK
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| | +--BOOKMARK.VBM <== ブックマーク
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| +--MAIL
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| | +--INBOX
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| | | +--INBOX.VMG <== 受信メール
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| | +--OUTBOX
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| | | +--OUTBOX.VMG <== 保存メール
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| | +--SENTBOX
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| | +--SENTBOX.VMG <== 送信メール
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| +--NOTE
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| | +--NOTE.VNT <== テキストメモ
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| +--SCHEDULE
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| +--SCHEDULE.VCS <== スケジュール
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+--SETTING
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+--SETTING.VNT
最初に、このフォルダ構造のまま 2GBの microSDカードにコピーし、P704iμの復元操作でデータを復元しようとしたが、復元対象として認識されない。
2機種の取扱説明書を比較してみて理由がわかった。
上記のBACKUPフォルダ以下には、ワンアクションで全種類のデータのバックアップをとる「一括バックアップ」機能を使用した場合に保存されるのだが(戻すときは「一括復元」を使用)、P704iμには一括の機能はなく、データ種類毎のバックアップ/復元機能しかないため、BACKUPフォルダは参照されないのだ。
データ種別毎のバックアップファイルは、SD_PIMフォルダの直下に、以下のファイル形式で保存されるとのこと。($$$$$は5桁の数字)
電話帳 PIM$$$$$.VCF
ブックマーク PIM$$$$$.VBM
メール PIM$$$$$.VMG
テキストメモ PIM$$$$$.VNT
スケジュール PIM$$$$$.VCS
そこで、BACUPフォルダ以下のファイルを、それぞれ以下のように名前を変えて SD_PIMフォルダの直下に置いてみた。(番号は、多分、この通りでなくても良いと思う。)
ADDRESS.VCF ==> PIM00001.VCF
INBOX.VMG ==> PIM00004.VMG
SENTBOX.VMG ==> PIM00005.VMG
OUTBOX.VMG ==> PIM00006.VMG
NOTE.VNT ==> PIM00007.VNT
SCHEDULE.VCS ==> PIM00008.VCS
BOOKMARK.VBM ==> PIM00009.VBM
予想通り、これで、P704iμでデータ種類毎に復元操作をすることで、上記のデータを復元対象として選択できるようになり無事復元に成功した。
ちなみに、SD_PIMフォルダ直下の PIM_DATA.PIM という管理ファイルは自動的に作成されるようだ。
では。
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コメント
この赤い点が見えるのは、水没していない証拠(少なくとも電池は)で、もし水没すると赤い点がなくなり、その赤いインクが解けて全体が赤く染まる仕掛けです。
投稿: | 2018年4月 8日 (日) 09時35分