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2011年9月の記事

2011年9月 3日 (土)

我が家のマルチメディアポート ~ついに省エネタイプになった~

私の記事の中で最も多くのコメントを戴いたのが、2年前に書いた「我が家のマルチメディアポート」である。

マルチメディアポートというのは、パナソニック電工(以下、電工と記す)の製品で、宅内のLAN、TV、電話回線を集中的に管理して各部屋に配線する際の核となる製品群のことである。
記事の後半で、マルチメディアポートの製品群の1つであるスイッチングHUB(以下、ハブと記す)について

  • 熱対策が十分でなく、これまでに2回故障して取り替えた
  • 電工に電話すれば無償で交換対応してくれる

ということを書いたのだが、戴いたコメントのほとんどが「自分も壊れたが、無償で交換できた」という交換事例であった。

記事の中で、

さすがに今度故障した場合は、市販のHUBを買い、LAN端子台もはずしてHUBに直接接続しようかと思っている。

と書いたのだが、これらのコメントを戴くうちに、私も「次に故障したときにも、ダメ元で電工に連絡してみるか」という気になっていた。(最近の交換事例では、熱対策済みと思われる「省エネタイプ」に切り替わる場合が多いというのも魅力的だし ・・・・ )

前回交換してから3年近くたつので、そろそろ危ないかな、と思っていた矢先、ちょうどお盆くらいに電工から思いがけない封書が届いた。

電工から届いたレター(当記事で引用した個所に黄色の下線を入れた)
 Multimedia_letter

要点をまとめると、

ハブについて、ロットNO 080526(2008年5月26日製造)以前のものは、電解コンデンサが想定した寿命より早く劣化する場合があるので、無償で交換する

といった内容である。

本件の連絡先として「ハブプロジェクト」という部署名が(同梱されていた別の文書に)記載されていることからみて、やはり、このハブの故障・交換については、社内でも専用チームが作られるほど問題化していたようだ。
先の記事の中で「保証期間程度は乗り切れるとは言え、公表/リコールもののような気がする」と書いた通り、「要求のあった人に対してのみ無償交換に応じる」というこれまでの電工の対応には疑問を感じていただけに、このレターを受け取った時には「ついに全数交換に踏み切ったか」と一瞬感動したのだが ・・・・

よくレターを読んでみると、「先般交換させていただきました」とあるように、過去に電工に交換を要求した人だけが対象のようである。電工のホームページにも、このハブの交換に関する記載はないので、どうやら今回も一般告知はしないようである。

更に、本件に関連して興味深いブログの記事を見つけた。

マルチメディアポート HUB交換:kurizoの日記:So-netブログ

住宅メーカーであるミサワホームから「ロットNO 080526 以前のものは ハブ交換が必要」という、今回とほぼ同じ内容のレターもらって無償交換したという記事なのであるが、なんと、レターの日付は 平成22年9月吉日で、問合せ先にはあの「ハブプロジェクト」の名前が記載されている。
要は、大口相手には、1年以上前にきっちり対応していたということのようである。

レターをもらった時の感動がかなり半減したところで ・・・・
いずれにせよ、我が家のハブの交換の申し入れをしなければならない。念のため、我が家のハブのロットNOを見てみると ・・・・・  ガ~~ン   そこには、08052 の文字が。
数字がかすれていたので、よくよく見たが、やはり末尾は「6」ではなく「8」だ。
こうなると、レターの中の「080527(2008年5月27日)以降の商品は改善済みです。」の文面がうらめしい。

かなり意気消沈気味で、レターで指定されていた連絡先に、とりあえず電話してみた。
正直にロットNOのことを伝えてみると ・・・・
「近い番号なので交換いたします」と即答。「省エネタイプと交換ですか」という問いにも「そうなります」と即答2連発。

逆のケースなら「一体、どんなロット管理しとるんや 」と突っ込むところだが、もちろん、ここは何も言いますまい。
まあ、クレームに個別に対応するよりは交換したほうが手っ取り早いということかもしれないが ・・・

ということで、我が家のハブは、無事、省エネタイプに交換されましたとさ ・・・・ めでたし、めでたし (終)

交換前(ロットNO 080528  型番 WTJ8401K  消費電力 8W)
 Wtj8401k

交換後(ロットNO 101027  型番 WTJ84019  消費電力 3W)
 
Wtj84019

 
【2013年2月16日追記】
ギガネットワーク化に向けて事前検証を行ったので、興味のある方は「宅内LANギガ化計画 ~ その1 事前検証編」へどうぞ。

【2013年6月1日追記】
ついにマルチメディアポートの純正ハブを卒業し、市販のハブで宅内LANのギガ化を完了した。興味のある方は「宅内LANギガ化計画 ~ その2 実行編」へ。

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