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2011年8月の記事

2011年8月21日 (日)

地デジチューナー KTV-FSUSB2 をまた買ってしまった

以前の記事「地デジチューナー KTV-FSUSB2 を買ってみた」の最後で

あまりの快適さに、壊れた時の予備に FSUSB2をもう1つ買っておこうかと真剣に考えている。あの7pinカットにも もう一度チャレンジして完全勝利したいし ・・・

と冗談半分に書いたのであるが ・・・・
先日、ぶらっとソフマップ秋葉原店を覘いたら、そこにまた FSUSB2 3,980円 の姿がァ~~
気が付いたときには、それを手にしている自分があった。
それも、ダブルチューナー化に必要な、カモン(comon)の2分配器 FB-2V(200円  )と 変換名人の 30cmのアンテナケーブル(2本組で380円)も一緒だった!(千石通商のシールあり)

FB-2V
 
Fb2v Fb2v_02

変換名人のアンテナケーブル
 
F430

接続したところ
 
Fb2v_01 Fb2v_03

 
家に帰って FSUSB2 のS/Nを確認したところ、前回より更に上がって K1107 になっていた。

KTV-FSUSBのS/N
 
Fsusb2_k1107_01

K1107の情報はネットにもほとんどないが、とりあえず K1102以降と同様と考えて作業を開始した。

まずは、ハードウェアに初期不良がないことを確認するため、標準のドライバ&アプリで動作させてみる。
しかし、前回、改造版FSUSB2 を導入したWinXP機から 改造済みのFSUSB2を取り外し、標準ドライバ&アプリをインストールした後に 未改造FSUSB2を接続したところ、「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」(改造後に認識されるデバイス名)と認識されてしまい標準アプリも動作しない。
仕方なく、別のPC(Vistaのノートブック機)で確認を行った。(結果はOK)

さて、次が最大の難関である 7pinカットである。

まず、ネジをはずして基盤をとりだす。

K1107の基盤 ・・・ K1106と全く同じように見える
 
Fsusb2_k1107_02

目指す7pin
 
Fsusb2_k1107_03
 

前回は、精密ドライバの先端を使って 7pinを地道に削って力尽きたが、今回は、ネットの情報を参考にして、爪切りと100均(ローソン100)で買ったミニニッパを用意して臨んだ。
その結果、爪切りは刃先が鋭角でないため隣のpinと干渉して役に立たなかったが、ミニニッパは一発で7pinカットに成功した。

前回の記事で

100均で買っておいたミニニッパで挑戦したが、それでも大きすぎてうまく7pinを挟めない。

と書いたのだが、7pinの足先部分(基盤との接触部分)を切ろうとしていたのが問題だったようだ。今回は、基盤と垂直にニッパの刃先を立て、7pinの根元部分(IC側の部分)を狙うことで、ギリギリ刃先が7pinを挟むことができたようだ。
カチッという手ごたえはあった後、切れた7pinの足が基盤と接触しないように、念のため精密ドライバの先端で7pinの足元あたりをグリグリしておいた。

カット後の写真
 Fsusb2_k1107_04

活躍した100均のミニニッパ
 
Fsusb2_k1107_06
 

この後は、前回同様に、「書き換え用ツール詰め合わせ」の readme.txt に従い ファームウェア書き換え作業を行ったが、間違い防止のため、作業中は、前回改造した FSUSB2 は外しておいた。
この作業で、readme.txt と動きが異なっていた点を以下に挙げる。なお、この差異の要因は、K1107 だからではなく、2回目のインストールだからである。

  • 【2】本体をUSBに取り付ける作業
    readme.txt では、「新しいハードウェアの検出ウィザード」が現れることになっているが、今回は何もしなくても「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」として認識された。
  • 【5】【6】の「EEPROM Writer (KTV-FSUSB2N)」ドライバをインストールする作業
    readme.txt では、USBヒューマンインターフェイスデバイス」のドライバを更新することになっているが、今回は何もしなくても「EEPROM Writer (KTV-FSUSB2N)」として認識された。

上記以外は、readme.txt 通りで順調に作業完了。
ちゃんと、視聴ソフト tvtestで視聴できることも確認できた。

最後に、ダブルチューナー環境を構築するために、2つの FSUSB2 を接続したが、新しい K1107 の方が デバイスマネージャーで「ISDB-T Full Segment Device」と認識されて正常に動作しない。
少し慌てたが、プロパティ → ドライバの更新で、「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」を指定することで解決した。

その後、アプリ側のダブルチューナー対応も、予約録画ソフト tvtock の DTune.bat を再実行するだけでアッサリと完了。

しかし、最後に少し問題が ・・・・
ダブルチューナー化でアンテナ線を2分配したいことにより、信号強度が下がったのだ。
具体的には、

 TOKYO MX が 22 → 17 db
 チバテレビ が 19 → 17 db
 テレビ埼玉 が 17 → 14 db

となり、視聴できなくなってしまった。(テレビ埼玉は1チューナー時から厳しかったが ・・・ )

キー局は全て問題なく視聴できるので、東京西部の多摩地区に住んでいる我が家で上記局の番組が見れないのが問題か?という疑問はあるものの、本来見れるものが見れないというのは気になる。(ただし過去に見たことはない キッパリ
結局、我が家のPCではダブルチューナーのニーズはない(おいおい ・・・ ということで、とりあえず FSUSB2(K1107版)は故障時の予備機としてしばらく眠ってもらうことにした。

では。

【2011年9月3日追記】
当初、東芝の液晶TV REGZA Z1 の方が受信性能が高いとの記載をしていたが、それらを削除した。その後の比較で、日によっては FSUSB2 の方が高いこともあり、明確な性能差は見られないようだ。(REGZA Z1 がトリプルチューナー機というハンデは考慮していない。)

なお、以前、秋葉原の某店の店頭で投売りされていた フェライトクランプ をUSBケーブルのPC側につけたところ信号強度が 1db程度上がった。
怪しい商品と思っていたが、あながち「おまじない」だけではないようだ。

フェライトクランプ ・・・ 2個 50円
 
Ferrite_cramp

【2011年12月7日追記】
実はこの後、録画失敗に悩まされていた。
この顛末は「地デジチューナー KTV-FSUSB2 録画失敗の顛末記」に記載した。

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2011年8月20日 (土)

LED電球 を買ってみた

震災以降、ますます節電ムードが高まり、電球も蛍光灯型から一気にLEDへシフトしてきている。
私も早いもの好きなので、最近はホームセンターに行くとLED電球をチェックしているが、一時よりは値段が下がってきてはいるものの、自宅の電球を総取替えするにはまだまだ高価だ。
特に、以前の記事「我が家の灯り(その2 ミニクリプトン球) 」に書いたように、我が家では電球型照明では60Wのクリプトン球の数が一番多く、これに代わるE17口径の明るいLED電球は種類も少なく値段も更に高い。

そうこうしているうちに、ちょうど上記の記事を書いた時にまとめ買いをしておいた、東芝の長寿命タイプのミニクリプトン球「ミニクリX」が残1になったので、今回買い増す時に、E17口径のLED電球も試しに1つ買ってみることにした。

買ったのは、東芝の「光が広がるタイプ」LDA5N-WE17
東芝のE17口径のLED電球のうち 明るさが 500lm(ルーメン)超えをしているものには、550lmの「明るさ重視タイプ」と510lmの「光が広がるタイプ」の2種類があるが、我が家では斜め挿しのダウンライトに装着するので、とりあえず「光が広がるタイプ」を選択した。

買ったのは、Webby 楽天市場店。メルマが会員限定セールで 2,480円であった。

届いた商品 ・・・ LDA5N-WE17 と ミニクリX
 Lda5nwe17 Minix

 
LDA5N-WE17の箱の記載を見ると「小型電球40W形相当」とのこと。
我が家のダウンライトは全て60Wだが、とりあえずウォークインクローゼットの電球と交換してみた。LDA5N-WE17 は大きさや形は ミニクリプトン球に近いので、一部で聞かれる「LED電球の口金周りが太くて完全に挿し込めない」といった問題はなかった。

LED電球(左) と 60Wミニクリプトン球(右)の明るさ比較
 
Led_01 Kr_01
 
 Led_02 Kr_02
 
 Led_03 Kr_03
 
 Led_04 
Kr_04
 

色は明らかに異なり白色に近いが、これは好みの問題であり、私としては全く気にならない。
明るさは、上の比較写真でもわかるように、60Wのミニクリプトン球に比べると若干暗く感じるが、ウォークインクローゼットやトイレなどの照明では問題にならないレベルだと思う。光の広がりについても、斜め挿しで懸念される偏りなどは全くと言ってよいほど感じられない。

今回、買った後、唯一気になったのが断熱材施工との関係だ。
ダウンライトの場合、断熱材の下にも施行できる器具として、SB形、SG形、SGI形などの規格(マーク)が存在する(Wikipediaの「ダウンライト」参照)が、ほとんどのLED電球はそれらの器具での使用は不可としている。このことは購入前から知識としては知っていたのだが、LDA5N-WE17 は対応済みだと勝手に勘違いしていた。(LDA5N-WE17 は密閉型器具には対応しているので、これと混同していたみたいだ。

我が家のダウンライトも全てSG型である。
これには少し参ったが、調光機能つき器具での使用を禁止している理由(過大入力電流による発熱、発煙)とは異なり、断熱材施工器具での使用を禁止しているのは熱による電子回路の寿命短縮が理由のようである。

とりあえず、我が家では、長時間連続点灯させることはないウォークインクローゼットでしばらく試用してみることにする。

では。

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2011年8月14日 (日)

地デジチューナー KTV-FSUSB2 を買ってみた

前回の記事「PND JM-434N を買ってみた」で

アナログ停波以降は GV-MVP/RX2 が使えないことの方がイタイ。 代替として、液晶テレビ REGZA Z1でワンセグ録画した番組が見れるのではないかと淡い期待をして試してみたのだが、これもダメのようである。

と書いた。
要は、アナログ時代は、TV番組をキャプチャーして(暗号化されていない)通常の動画ファイルとして記録したり他の形式への加工も自由にできていたが、地デジになって、媒体への記録は必ず暗号化されるようになったため、加工や他の機種での再利用が制限されるようになったのだ。(これらの仕組みについては、Wikipedia の「フリーオ」を参照)

これらの暗号化を回避して録画できる機器としては、今では、フリーオ以外にも、アースソフトのPT2PLEXのPX-W3PE などが販売されている。私も半年前くらいから興味を持ち、PX-W3PEについて調べていたのだが、

  • 別途入手が必要なB-CASカードも入れると 2万円を超えること
  • 私のPCが6年前に買った Pentium4 機で、PX-W3PEの推奨条件(Core2 Duo)を満たしいていない上、モニターもアナログ接続であり、そもそもこれらのデジタル前提の処理や視聴ができるのか確信が持てなかったこと

などの理由から購入には躊躇していた。

そんな折り、偶然ネットで 恵安の地デジチューナー KTV-FSUSB2 を発見。
これは普通のUSB接続のPC用地デジチューナーなのであるが、少し改造すれば 暗号化抜きで録画(いわゆるTS抜き)できるらしい。それも値段は、B-CASカード付きで 4000円台。PX-W3PEは、地デジ×2+BS/CS×2 なのに対し、FSUSB2 は地デジ×1 という違いはあるものの、私のニーズには FSUSB2 で十分であるし、4,000円であれば仮に失敗しても 2~3日で立ち直れそうだ。

念のため、自分のPC環境を再チェック。
恵安のHPの記載されている稼動条件(これが非常に見難いのだが・・・)の中で気になったのはグラフィックに関する以下の記述である。

チップセット内蔵(COPP対応が必要) intel GMA 3100(G31) Intel 3シリーズ以上

私のPCのマザーボードは intelの D945GNTLKR でチップセットは 945といわれるものなのだが、Wikipediaの「Intel GMA」によると、内蔵グラフィックは GMA 950世代なので上記を満たしていない。
一方、ASCII.jp の記事「発売中の地デジチューナー、買いは一体どれだっ!!【前編】」によると、(Windows XP環境なら) intel 945 チップセットより COPPに対応しているということなのでギリギリOKだ。
と言うことで、今ひとつスッキリしないので、バッファローの地デジ環境確認ツール「PCastTV for 地デジ Lite」で確認したところ、一応「COPP対応」とのこと。

 PCastTV for 地デジ Lite の結果
 Pcasttv

これで踏ん切りをつけて、早速、最安のソフマップ秋葉原店で 3,980円で購入した。

 本体の表とウラ ・・・ サイズは 8cmくらいと小さい
 Fsusb2_01 Fsusb2_02

はやる気持ちを抑えて、まずは、標準のドライバと視聴ソフトで動作確認。
ネットでは感度が悪いとの噂があったが、どのチャンネルも綺麗に視聴できる。唯一問題なのがCPU負荷で、視聴するだけで常に 70~80%になっており ファンがうるさくて長時間使用は正直キツイ。

ここまで確認したところで早速改造開始。
改造手順は、「KTV-FSUSB2/FSPCIEの改造まとめWiki」(リンク禁止のようなので、見たい人は左記タイトルでググってほしい)の左のメニューを順に参照してその通りにすればよい。なお、私が買った FSUSB2のS/Nは K1106 で K1102やK1103と全く同手順でOKであった。

 改造のため中をオープン
 Fsusb2_03

 取り出した基盤 ・・・ アンテナが取れやすいのでテープで固定
 Fsusb2_05

 これが噂の7pin
 
Fsusb2_06

全ての手順の中で最も大変だったのが最初の「7pinカット」の改造だ。事前に写真を見て簡単だと思っていたのだが、実物を見て少し引いた。予想していたよりもメチャクチャ小さいのだ。昔ならまだしも、老眼が必要となった今では、拡大鏡の助けを借りても厳しいレベルだ。

まずは、100均で買っておいたミニニッパで挑戦したが、それでも大きすぎてうまく7pinを挟めない。仕方なく、一番小さな精密ドライバの先端で少しずつ削っていったが、拡大鏡片手の作業では、精度も効率も悪く遅々として作業は進まない、というか、小さすぎてカットできているのかさえわからない。
結局、20分程度やったところで力尽き、とりあえず次のファームウェア書き換え作業に移行した。

ファームウェアの書き換え作業は、「書き換え用ツール詰め合わせ」を使えば、全く考えることなく、添付の readme.txt に書かれている手順通りに作業すればよい。
唯一、書かれている手順と異なったのが、最後の

【12】ファーム書き換え済み本体をUSBに取り付ける
デバイスマネージャの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」に「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」として認識

の部分で、私の場合、一瞬「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」となるが、すぐに「ISDB-T Full Segment Device」になってしまう。
少しあせったが、デバイスマネージャから、「ISDB-T Full Segment Device」のプロパティを開き、ドライバの更新で「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」を入れ直すことで解決した。書き換えがうまく行ったということは、意外にも 7pinカットは成功していたようだ。

最後に、定番のフリーの視聴ソフト TVTest、予約録画ソフト TvRock などをインストールして、地デジTV視聴/録画環境の構築が完了した。
恵安の標準ソフトに比べ、使い勝手の向上もさることながら、CPU負荷が20%くらいに下がったのも大きなメリットだ。
これらのすばらしいフリーソフトを作成・提供下さっている皆様、本当にありがとう ・・・

あまりの快適さに、壊れた時の予備に FSUSB2をもう1つ買っておこうかと真剣に考えている。あの7pinカットにも もう一度チャレンジして完全勝利したいし ・・・

では。

【2011年8月21日追記】
早くも、FSUSB2 をもう1つ買ってしまった。(S/N は K1107)
興味のある方は、「地デジチューナー KTV-FSUSB2 をまた買ってしまった」へ。

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