REGZAが来た
REGZAを購入してから配達されるまでの1ヶ月間の準備(に名を借りた道楽)については、準備編の「その1」と「その2」に書いてきたが、最後に残されたのがアンテナ工事だ。
我が家のアンテナは、2階の屋根の上にVHF(地上アナログ)が1本立っており、アンテナ線はマルティメディアポート内のブースター兼分配器経由で各居室に分配されている。従って、アンテナ工事としては、VHFアンテナの撤去とUHFアンテナ(地デジ)の設置だけということになる。(アンテナ線は既存のものを流用。)
エコポイント半減問題でアンテナ工事も需要が逼迫していると予想されるので、REGZA購入の直後から準備を始めた。
WEBで検索すると格安のアンテナ工事の宣伝が多数見つかるが、単なる物販ではないので、まずは顔が見える近所の「街の電器屋さん」に工事費用の概算を聞いてみた。しかし、・・・・
最初の1店目は、「ウチはテレビを買った人が優先なので、工事日を前もってお約束できない。」とのつれない回答。
2店目は、見積に来るのに2週間、見積を出すのに更に時間がかかるとの回答。一応、見積をお願いしたものの、ヘタをするとREGZA設置に間に合わない。
やむを得ず、WEBでも探してみた。
私の選択条件は、価格がそこそこ安いこと、会社の場所が比較的近いこと、自社施工であることである。(最後の条件は、HPの情報だけでは完全には判らないが「雰囲気」で判断した。 )
そして選んだのが、スラストさん。
価格も安い上に場所も三鷹にある。更に、この忙しい時期にもかかわらずブログをやっているというのも好印象だった。更に、トップページの
弊社は、宣伝コストを抑えお客様に少しでも安い価格でサービスをご提供できるよう、ホームページ制作は全て自社スタッフにより行っております。その為、多少見づらい点分かりづらい点などが御座いますが、ご容赦下さい。
という注意書きも泣かせる。
早速、メールで見積を依頼したが、HPに記載した通りのリーズナブルな価格であった。(ただし確定見積は、現地で既存の受信設備や電波の状況を見てからということになる。)
予想通り予約がかなり詰まっているようであったが、REGZA設置の当日ならギリギリ空きがあるとのことなので、早速、現地見積を予約した。(見積価格が折り合えば即日工事)
設置前日の夕方に、アンテナ工事は朝8時(早っ)、REGZA到着はお昼との連絡があった。
そして、いよいよ当日。幸いにも天気は良好。
朝8時過ぎに予定通りにスラストさんが2名で到着。すぐに1人は2階の屋根の上で既設のアンテナ確認、もう1人は屋内の受信設備の確認を行い、10分もしないうちに見積完了。電波状況も良好ということで一安心。アンテナの台(屋根馬)が錆びて交換が必要というのは予定外であったが、総額はメールでの見積どおり。
考えるまでもなく、即日工事をお願いしたが、さすがはプロ、手際がよい。
既存アンテナの撤去、新しいアンテナの設置、実際のテレビ(約4年前に買ったVictorのハイビジョン LT-26LC80)での受信確認まで、一通りの作業を1時間程度で終了。
その日は7軒周るとのこと。本当にご苦労様です。
新旧アンテナ(右が新しいアンテナで DXアンテナの USA-25D 20素子)
費用総額(消費税込み)
UHFアンテナ設置(含アンテナ代) 19,950
既存アンテナ撤去 (含 処分費用) 5,250
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合計 25,200
昼前にREGZAが到着。
こちらも作業員2人でアッと言う間に 古いテレビの搬出、新しいテレビの据付、今朝設置したばかりのアンテナでの受信確認まで行い、足早に次の配送先に向かって行った。とにかく忙しそうだ。
それからが、私の機器接続&操作修得タイム。
LANやUSBハードディスク、VHSビデオ(おい、まだ使うんかい )の接続に加え、テレビの初期設定などを行う。もう1台のVictorのテレビの接続や設定の見直しも行ったため、気付いたら夕方近くになっていた。
気になっていた、USBハードディスクの接続やメールによる録画予約設定も予想外にアッサリとできた。
ただ、取扱説明書を見ても判らなかったのが、メールで録画予約する際にメールの文面に記載する「録画チャンネル」の書き方。
説明書には、「放送の種類を表す略号とチャンネル番号」と書かれているのだが、放送の種類は地上デジタルだと TD というのはすぐにわかったが、チャンネル番号(地上デジタルだと3桁らしい)というのがわからない。
結局Webなどで調べて、以下と言うことがわかった。(東京の場合)
011:NHK
021:NHK教育
031テレビ神奈川
041:日本テレビ
051:テレビ朝日
061:TBS
071:テレビ東京
081:フジテレビ
091:東京MX
121:放送大学
それにしても、このメールで録画予約できる機能は便利だ。
それも、このための専用のサイトを使うのではなく、REGZA自身が一般のプロバイダのメールサーバに定期的にPOPでポーリングするという仕組みであり、予約が正しく受け付けられれば送信元に「予約完了」を返信してくるという芸の細かさ。
REGZAはウラでLinuxが動いているらしいが、それを感じさせる機能だ。(もちろん、ハードディスクのフォーマット形式がxfsというのもそうだが・・・)
さて、一服したところで、番組をじっくり鑑賞。地アナからの転換だけあって、画質が格段に向上。
家族の反応も、初日は「画面が大きく明るすぎて目がチカチカする」と言った声もあったが、数日もすると皆慣れてしまい、映像の綺麗さやUSBハードディスク録画の便利さなど、評判は非常に良好だ。
USBハードディスクへの録画も1週間で10本以上は試したが、幸いにも噂の「録画失敗」にはまだ出くわしてはいない。(「録画失敗」はいたる所で報告されているが、例えば「バジリコ風味 Oblivion」を参照)
ここ数年で買った家電の中でも「当り」の買い物であった。
PS その1
REGZA設置の数日後に、2店目の「街の電器屋さん」から見積が郵送されてきた。価格は、スラストさんの倍以上であった・・・
PS その2
今回、4年前に買ったVictorのLT-26LC80と同時に地デジ設定を行ったが、面白いことに、LT-26LC80にあってREGZAにない機能がいくつかあった。
その中でも一番面白い機能が、IrシステムによるアナログのVHSビデオ機との連動である。
REGZAにもアナログダビング機能があるのだが、一旦USBハードディスクに録画した後に、それを実際に画面で視聴しながらでしかダビングはできないという、ほとんど使い物にならない機能だ。(もちろん、外付けハードディスクへの録画機能があるので、アナログダビングのニーズがないと言ってしまえばそれまでだが・・・)
一方のLT-26LC80のIrシステムはすごい(というか仕組みが面白い)。
番組表で録画予約すると自動的にVHSビデオに録画されるのだ。まさに、REGZAのUSBハードディスクの感覚だ。
どうやってビデオ機と連携しているかと言うと、ビデオリモートコントローラーなるケーブルが標準で付属しており、予約時間になるとその先端からリモコンの赤外線が出てビデオ機の電源ON&録画開始操作をするのだ。どう考えても一世代前のトリッキーな仕掛けであるが、我が家のLG社製ビデオ機の赤外線信号までサポートしているので今後何回かはお世話になりそうだ。
では。
【2011年1月16日追記】
続編 ~写真と動画再生編~ をアップしました ==> ココ
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コメント
サイトを拝見させていただきました。
また、見させて頂きます。
投稿: アンテナ工事ランキング | 2010年12月15日 (水) 12時29分