REGZAが来る ~準備編その2 LAN環境~
「準備編その1 外付けハードディスク」からの続きで、次は、REGZA Z1導入のためのLAN環境の構築の話である。
カタログを見ると、REGZA Z1は、LANに接続することによって、インターネット利用(アクトビラをはじめとしたコンテンツの利用)、LAN-HDDの利用、DLNAによる別の部屋のPCやBDレコーダー内の動画視聴などができるとのことである。
正直言って、BDレコーダーを持っていない私にとって、これらはそれほど魅力的とは感じないが、それ以外に、Eメールを利用した外出先からの録画予約ができるとのことで、これが使えるようになるだけでもLAN接続をする価値があると言える。
我が家の場合、以前の記事「我が家のマルチメディアポート」で書いた通り、パナソニック電工のマルチメディアポートを使って、各部屋にLAN回線(インターネット回線)を引いている。従って、単純にZ1と部屋のLANソケットの間をLANケーブルで繋ぐだけでよく、今回も早速100均でLANケーブル(1m)を調達した。
しかし・・・・・
先ほども触れた記事「我が家のマルチメディアポート」の中で、
さすがに今度故障した場合は、市販のHUBを買い、LAN端子台もはずしてHUBに直接接続しようかと思っている。(ちなみに、今であれば、HUBは サイズ・ポートの向き・価格面で PLANEX の FX-08Mini が良さげな気がする。)
いかん、早くもLAN用の圧着工具が欲しくなってきた・・・
と書いていたのだが、実は我慢できずに()、2009年10月に FX-08Miniと圧着工具をいずれも通販で購入していた。(価格は当時のもの)
- LANケーブル制作セット: 購入店 風見鶏 送料込み価格 ¥ 1,980
例によって、買ってしまったところで安心してしまい(一時の熱も冷めてしまい)今まで使わずに放っておいたのであるが、これを機会に活用することにした。
まずは、HUB。
Z1を設置するリビングでは、ノートパソコンなども使用するためHUBが必須である。FX-08Miniは、マルチメディアポート内の組込みHUBが壊れた時の代替品として買ったのであるが、(予想に反し?)まだ壊れていないので、それまではリビングで働いてもらうことにした。
今回、FX-08miniを久しぶりに手にとってみたが、非常にコンパクト、USB給電も可、筐体も金属性で放熱性が良さそう、といった点で未だに競合品はない逸品である。
次に、圧着工具。
先ほど、1mのLANケーブルを買ったと書いたが、壁のLANソケット~HUB 間には良くても、HUB~Z1 の間には少し長すぎる気がする。(いや、そう思いたい・・・・ )
そこで、もっと短いLANケーブルを作ってみることにした。
私が購入したLANケーブル制作セットというのは、変換名人シリーズを作っているTFTEC JAPANが販売している
圧着工具、皮むき工具、テスター、LANケーブル(5m)、RJ45プラグ100個
のセット商品である。
変換名人シリーズは、以前の記事「HDMIケーブルとミニHDMI変換アダプタ」でHDMIの変換プラグを紹介したが、安価で、かつ(スキマ的商品で)面白いものが多い。
その中でも、LANケーブル制作セットは、通常、それぞれが 2,000円近くする 圧着工具、テスター、RJ45プラグ100個が全て入って 2,000円という超お買い得セットである。
・構成品は安かろう悪かろうの安物中国製品なので過度の期待は禁物である
・秋葉原であればテクノハウス東映で 1,980円で店頭販売している(2010年11月に確認)
LANケーブルを自作するにあたって、LANケーブル(両端にプラグのないただのケーブル)と LANプラグの爪折れ防止カバーを購入した。
LANケーブルは、セットに付属していたLANケーブル(5m)を切断して利用してもよいのだが、貧乏性のせいか、ちゃんと両端がプラグ加工されたケーブルを切断するのは何となく気が引けるので、近くのホームセンターで測り売りを買うことにした。が、何と単価は100円/m。この単価では、5m以上は通常の(両端プラグ付きの)LANケーブルを買って切断した方が安いという、先ほどと同じジレンマに陥ってしまった。
幸い、そのお店に7m程度の切断済みの半端なケーブルがあり、それを安く譲ってもらうことができた。(高々数百円程度の小さな話なのだが、気分の問題です・・・ )
LANプラグの爪折れ防止カバーは、秋葉原の千石電商でばら売りのものを購入した。(20円/個)
LANケーブルの作成は今回初チャレンジであり、やり方については、LAN工事ドットコムの「LANケーブルの作り方」を参考にさせて戴いた。
実際自分でやってみるまでは、圧着(または「かしめ」)という行為の意味がよくわかっていなかったが、自分でやってみるとよく理解できた。
LANケーブルの中には8本の被覆線が入っているのであるが、それらをRJ45プラグに挿し込んで圧着することにより、プラグの先端の8本の金属端子に付けられた針が被覆を破って中の銅線に接触し、導通するようになっているのだ。被覆をいちいち剥かなくてよいのはすばらしいアイデアだ。
ただ、やってみて一番面倒くさく時間がかかるのが、被覆線を既定の順番どおりに並べてRJ45プラグに挿し込むところである。8本の被覆線はLANケーブルの中で2本づつ撚り合わされているので、既定の順番に並べてようとしても直ぐにバラバラになってしまう。
30分以上格闘して何とか2本のLANケーブルを完成させた。
自作したLANケーブル、右は爪折れ防止カバーを装着したところ
セットに付属のテスターで確認したところ、2本とも一発合格であった。
LANケーブル制作セット、それは意外に使えるヤツだった。
これで、REGZA導入に向けてのLAN環境は全て整った。
そしてついに REGZA がやって来た。(→ ココ )
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