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2010年7月11日 (日)

メガネあれこれ ~ 100均とクーレンズ

小さい頃から視力だけは良く、眼が悪い人の話を聞いても、「見えない」とはどういう状態なのかがずっと理解できずにいた。その私が、少しおかしいと感じてきたのは40歳を過ぎてからである。

まず、会社の定期健診の視力検査(遠くの視力検査表を見るタイプではなく、双眼鏡のようなものがついた装置を覗くタイプのもの)で、最初は調子がよいのであるが、後半「これはどうですか?」という検査員の合図を境にぼやけて見えない場面が起きてきたのだ。
その時は特に説明もなかったので、「色盲検査のように正常だと見えないパターンもあるのか」くらいに思っていたのだが、後に、それが「近見視力」、すなわち、近くのものに対する視力の検査ということが分かった。
そう言われてみると、かなり前から、小さな活字が見難いと感じることが時々あったし、会社の椅子の高さを何となく一番高い位置に設定していた(すなわち、机上面と眼の距離を長くとる)のも、多分その徴候が現れていたためだと思われる。
その後も数年は仕事や日常生活に支障をきたすレベルには至らなかったが、やはり歳をとるにつれ、メガネの助けを必要とする場面が少しづつでてきた。

そんな時、見つけたのが、100均のメガネ(老眼)である。
100均の老眼にもいくつか種類があるが、私を買う気にさせたのは 細いケースに入ったメガネである。私のような「1日に数回必要」というものにとって、この携帯性の良さは「安さ」以上の価値があると言える。

100均のメガネ ・・・ どちらもダイソー、右側は少し大きくて150円
100yenglasses

ということで、早速買ってみた。100円なので効果は半信半疑であったが、かけると近くがはっきりと見える。感動ものである。 私のような「短時間使用者」にとっては全く問題がない。
その後、この種の携帯メガネを5-6本は買った気がする。良く使うカバンに非常用に忍び込ませていたり、家の中のあちこちに置いておくと、いざという時に非常に便利である。

ただ、会社でこの100均の携帯メガネを使うのはさすがに気が引ける。ということで、5年前くらいに、意を決して某店(家電量販店のメガネ部門)でメガネを購入したのだが・・・・・ 
何と、1年くらいで、フレームもケースもほぼ同時に壊れてしまった(偶然にも、どちらもバネのような部品が外れてしまった。今、考えると、私のような度の軽い者にもオプションの薄型レンズを薦めるなど、信頼度もイマイチの店であった。) 値段は、2万円くらいのもので決して高い部類ではなかったが、1年で2万円は痛い。

そこで次に目をつけたのが、その頃、勢力を拡大しつつあった3プライスの格安メガネチェーンである。最初のメガネを購入する時にも、3プライスの先駆けとなった某格安店を覗いたのだが、何となくピンとこず(と言うか少し恥ずかしかったのかも )スルーしていた。が、次はやるしかない
そこで今度は近所にできた別の格安店クーレンズへ行ってみた。
クーレンズは、標準レンズ付きで 4,990、6,990、8,990 の3プライスで、ニコンレンズが標準、純チタンフレームも4,990から、などが売りのようだ。(なお、レンズ厚の薄いレンズに換えると、倍、3倍と高くなるので注意が必要である。)
お店では店員さんが寄ってくることはないのでじっくりフレームを選べるのは良いが、私のように単に老眼が欲しいオヤジにとっては種類が多すぎて迷ってしまう。結局、「純チタン」という響きに負け、6,990のオーソドックスなチタンフレームを選択した。
選んだフレームをそのまま受付へ持っていくと次は検眼となる。最初のメガネを作った時から1年くらい経つが、前回と変わらずまだ軽度ということで一安心。薄型レンズを薦められることもなく、最後に会計を済ませると小1時間で出来上がった。

このメガネは既に1年間以上使用しているが、軽くて丈夫でなかなかよい。
ただ、私のように手元の小さな活字を読むときだけメガネが必要な者にとっては、例えばホワイトボードと視線をやり取りする時など、メガネを額に上げたり下げたりしなければならず、きわめて面倒くさい。(そういえば、昔のお客さんでよく額にメガネをかけている人がいて「この人、カッコつけてやっているのか?」と当時思っていたのだが、やっと今その理由がわかった。

そしてつい最近、その不便さを解消する目的で遠近両用のメガネをクーレンズで新調した。今度は、4,990円のプラスチックフレーム(超弾性樹脂というらしい)を選択。でも遠近両用なので、4,200円追加。

クーレンズのメガネ ・・・ 左が最初に買ったチタンフレーム
Coolens

クーレンズのメガネ(手前)と100均のメガネのサイズ比較
   ・・・ 当たり前だが 携帯メガネはかなりコンパクト
100yenglasses2

レンズは、前回は Nikon(実際は ニコン・エシロール社) の VIDA SP というものだったが、今回は STSH150 というもの。どちらもタイ製であるが、後者は会社のHPには載っていない謎のレンズ。確かに袋も違う

クーレンズのレンズ袋 ・・・ 右が最初に買った老眼用、左が遠近両用(謎のSTSH150)
Lensenv11

Lensenv21

新しいメガネを使い始めて1ヶ月くらいになるが、遠近両用レンズは、近くを見るためのエリアがレンズ下方の1部だけなので視野が狭く結構見にくい。また、遠くを見るためのレンズ上半部分に度は入っていないのだが、レンズ越しなのでそちらも裸眼より見にくい。そのため、いつのまにかメガネが額の上に移動していることが多い。
また、かけ心地も前回のチタンフレームようにはしっくりこない。この辺り(バラつき)は、フレームの差というよりも、専門店と激安店では違うとされている「フィッティング技術の差」かもしれない。

いずれにしろ、使いこなす(慣れる)のには時間がかかりそうだ ・・・・

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コメント

私もクーレンズで眼鏡を作りました。

投稿: まるーべり | 2013年6月23日 (日) 03時00分

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