« アーム式スタンドあれこれ ~ Zライトを買ってみた | トップページ | コバックの車検を試してみた »

2010年5月 5日 (水)

電動ドリルの出番です ~ Zライトを取り付けてみた

前回の記事「アーム式スタンドあれこれ ~ Zライトを買ってみた」の続きである。

さっそく、Zライトの取付け開始。
3箇所をネジ止めするだけであるが、ここは久しぶりに電動ドリル/ドライバ(以下、電動ドライバと記す)の出番である。

我が家の電動ドライバは2年くらい前に近くのホームセンターで衝動買いした EARTH MAN CC-500 (価格は\3,000程度)である。

EARTH MAN CC-500
 Cc500 Cc500_2

中国製「なんちゃって」電動工具であるが、無段変速、キーレスチャック、6段クラッチ、逆回転など多機能な上に、一通りのビット(先端工具)が付属しているので、たまの日曜大工用途にはこのセットだけで十分である(と、思っていたが、この記事の後半で少し訂正)。また、バッテリーが劣化する充電式ではなくコード式というのも、たまにしか使用しない私の使い方には適している。

以前、イケアのBILLYという書棚を買ってきて組み立てたのだが、結構ネジ止めの数が多く、この電動ドライバのおかげで組立てに要する時間と労力を大いに節約できた。この時は、電動ドライバのありがたみを十分感じることができたのだが・・・

イケアのケースを含め、買ってからこれまで数回使用したが、結構思うようにはいかないことも多い。私の場合、木製の板に(せいぜい5cm程度の)小さいネジを取り付ける作業が主なのであるが、よくやってしまうのがネジの頭を潰してしまう(俗に言う「舐める」)失敗である。自分の手でドライバを使って取り付けるのと違い、回転速度が速いのと力のかかり具合が判らないのでアッという間に舐めてしまう。特に、固めの板に取り付ける場合は失敗の確率はかなり大きくなる。
その防止のために、速度調整やクラッチの機構がついているのだが、工具が悪いせいか腕が悪いせいか判らない(多分、両方だと思う)が、未だにうまく使いこなせていない。腕の悪さを棚に上げて希望を言えば、もう少しパワーが大きく、クラッチにメリハリがあると良いと思うのだが・・・・

今回のZライトの取付けでも、机の材質が結構固かったため、過去の失敗の経験を活かしつつ試行錯誤しながら作業を進めた。以下にそのポイントを挙げる。

最初のポイントは、下穴をちゃんと開けること。もちろん以前も下穴は開けるようにしていたのであるが、CC-500に付属しているドリルビットはチャックにつける部分も先端と同じ太さのため、固い板に細い穴を開けようとすると、チャックが締め切れずすぐに空回りをしていた。そこで、今回は下穴用ビットを新たに購入して臨んだ。
BIGMANの下穴テーパードリルという3本組みの商品で、近所のホームセンターで980円だった。このビットは写真のように根元が太い六角軸になっているので、付属ビットのように空回りすることはない。(なお、このような六角軸のビットは他にも多数売っている。今回は、手頃な価格と「下穴」という用語に釣られてこの商品を選択した。) このドリルのおかげで下穴あけまでは順調に終わった。

BIGMANの下穴テーパードリル   BIGMAN(左)と付属ビット(右)
 Bigman_0       Bigman_1

残るはネジ締めだ。「下穴を空けたのだから簡単だろう」と皆は思うかも知れない。私も思っていた。しかし、下穴の深さが適当でなかったためか、やっぱり3本中1本を舐めてしまった。(爆 
こうなると、締めるのも緩めるのも一苦労。何とか緩めて外すことに成功したのだが、予備のネジは同梱されてなかったので、同じサイズのネジを購入するために近所のホームセンターに直行した。が、そこで気になるものを発見。
ベッセル社のギザビットという十字ドライバのビットである(価格は2本組みで550円)。パッケージには「ビットの浮き上がり・ネジの頭のつぶれを防止」という魅力的なうたい文句が。
さっそく購入して使ってみたのだが、先ほど舐めたネジでもガンガン締めたり緩めたりできるのだ。その手品のタネは、下の写真でわかるようにネジの先端に切られたスジにあるようなのだが、それにしてもその効果は絶大だった。

 ギザビット     ギザビット(右)と付属ビット(左)
 Vessel_0    Vessel_1

ギザビット(右)と付属ビット(左)の先端の違い
 Vessel_3

これで無事、Zライトの取付けが完了した。

取付けが完了した Z999-GY
 Z999_2

取付け部分
 Z999

今回の教訓は、ビットにも気を使う必要がある ということ。
冷静になって考えて見れば、ネジに接触しているのはビットであり、その良し悪しが重要なのは当たり前かも知れない。そういう意味では、CC-500など安物の電動ドライバに付属しているビット類は「まともに使えれば儲けもの」程度に考えておいた方が良さそうだ。

最後にこぼれ話

  • 今回活躍したギザビットも、プロである Gas-papa さんのブログ(ドライバービット比較(6) ベッセル ギザビット)によると、耐久性などでイマイチの評価なので、この世界もなかなか奥が深いようだ。
  • 記事の最初に触れたイケアであるが、イケアの家具に付属している十字ネジの規格は、日本で一般的に用いられている「フィリップス」とは異なる「ポジドライブ」であることが多いとのこと。(地底さんのブログの記事「ニュー地底 IKEAのネジ」などに詳しい。) 従って、ポジドライブのビットを買ってきて使うのが間違いのない方法のようだ。幸い私の場合は、電動ドライバに付属のビットで問題なく取り付けることができたのだが、これは単に材質が軟らかかったせいと思われる。

|

« アーム式スタンドあれこれ ~ Zライトを買ってみた | トップページ | コバックの車検を試してみた »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 電動ドリルの出番です ~ Zライトを取り付けてみた:

« アーム式スタンドあれこれ ~ Zライトを買ってみた | トップページ | コバックの車検を試してみた »