ビルトインコンロを交換した
1ヶ月くらい前になるが、嫁さんがガスコンロの掃除をするので手伝ってくれと言う。我が家のガスコンロは7年前に家を建てた時に設置したトステムのシステムキッチンに組み込まれていた、いわゆるビルトインコンロというタイプのものだ。上に3つ口あり、前面の真ん中に引き出し式の魚焼き用のレンジがついているごく一般の物である。
嫁さんは結構料理好きなのでレンジもよく使っており、引き出せる部分は毎回良く洗っていたのであるが、今日よく見ると、引き出しを取り出したあとの本体の方に汚れがこびり付いていているらしい。そこで、私に声がかかったのである。
汚れている部分を触ってみたところ、塩分と熱と水分で相当錆付いているようである。これはイカンと思い、金属たわしで力任せに擦ってみたのだが、これがいけなかった。何と穴が空いてしまったのだ。ガ~~ン
とりあえず、穴の空いた状態で使って支障はないか、またこのような部分的な修理・交換ができるのかをメーカーに聞いてみることにした。ちなみにシステムキッチンのメーカーはトステムであるが、ガスコンロのメーカーはハーマンである。
ハーマンはあまり聞かない名前なので外国のメーカーだと勘違いしている人もいるようだが、昔は多田金属やターダと言っていた、れっきとした日本のメーカーであり、今はノーリツのグループ会社の1つである。
まず、お客様センターに電話してみたのだが、全く要領を得ない女性が出てきた。(別に即答を要求しているわけではなく、後日回答でもよいと言っているのだが、それすらも回避しようとする。)
仕方なく、次に修理センターに電話してみた。
回答は、「引き出し部にプレートがあるので、穴の開いた本体の底の部分が熱くなることはないので熱の心配はないと思うが、水が下に漏れるなどは考えられる。本体の部分的な修理・交換はできない。」とのことであった。
ウ~~ン。 「心配ない」と言われても、よく魚を焼くだけにやはり少し心配だ。
結局、嫁さんと話し、買換えを検討することにした。面倒くさがりの嫁さんは私に全権委任である。全権委任しておいて、後で文句を言ういつものパターンだ。
早速、webで調べてみたのだが、最近のビルトインコンロは幅60cmと75cmの2種類に規格化されており、国内メーカーの製品であればどれでも交換可能らしい。我が家は60cmタイプであったので、通販サイトで安そうなところを探してみた。
この業界の定価はあってないようなもので、安いところだと50%引き前後が相場のようだ。ただ、残念ながら、商品代とは別に、それを設置しガス管を接続する作業代(約2万円)が必要である。(難易度的には素人でもできる作業のようであるが、テーブルコンロとは違い、金属可とう管という一般には手に入らないガス管を買ってきて接続する必要があるので、今回は素直に業者に頼むことにした。)
まずは、メーカーと商品選びであるが、ハーマンかリンナイがメジャーどころのようである。この2つは、商品のラインナップもほとんど似ている。上位クラスは定価が25万円超で、充実した自動調整機能やダッチオーブンなどが売りのようであるが、自分の感覚しか信じない嫁さんには余計な機能のようである。そこでその下の定価15万円程度の普及レベルをターゲットとした。それでも、ガラストップであったり、無水両面焼グリルであったりと、今よりもかなりよくなるハズだ。(今はホーロートップで有水片面焼)
お店の方は、なるべく売りっぱなしではなく、地理的にも比較的近くて、工事までを手配してくれるお店という条件で探してみた。近所に実店舗をもつガス工事店のサイトも見つけたのだがやはり価格が高く、どうしても通販ショップになってしまう。
その中でも、生活堂さんが良さげなようである。
理由は、最安ではないものの、先ほどの条件を全てクリアする上に、
・3~5年保証
・メーカー品と同一であるが、キッチンメーカーの型番で売られている安い商品を紹介
など、独自の工夫が見られ信用がおけそうだ。(あくまでも印象であるが。)
ただ、残念なことに、私の欲しい商品は強火力の向きが限定されていたり、キッチンメーカー型番がなかったりと、なかなかうまくいかない。
そうこうしているうちに、オークションで希望の商品が通販ショップの最安値以下(定価の61%引き)で「即決」で出品されているのを発見。もちろん新品である。出品者のプロフィールには詳しく書かれていないのだが、どうも個人経営レベルのガス器具店か工事店が出品しているようである。若干、怪しい気もしたが、過去の評価も悪くないので、思い切って落札してみた。
結局、商品はすぐに届けられ、商品も全く問題ないものであった。
なお、工事の方は、東京ガスのエリア別のサービス会社である「東京ガスライフバル○○」に電話してやってもらった。
料金(税込み)は、
出張費 2,100
本体設置工事費 12,600
ガス管接続費 3,150
既存撤去費 3,150
機器引取り費 1,890
合計 22,890円
であった。
なお、機器引取り費は取り外したコンロを処分してもらうだけの費用なので、自治体に頼めば数百円で済むはずである。(我が家には、置き場所がないので、引き取ってもらったが・・・・)
それ以外でも、出張費とガス管接続費以外は、やる気と時間さえあれば、自分でもできるような気がする。
新しいコンロを見た嫁さんの第一印象は、
・ゴトクが小さくてバーナーの横になべを仮置きできない(古いコンロのゴトクは上面一杯にあった)
・レンジがちゃちい
・前面パネルが安っぽい
と散々であった・・・・・
が、一週間後に聞いてみると、
「上面の掃除がすごくしやすいわ~、進化しているわね」だって。
勝手にせい!!
【2013年2月11日追記】
購入したビルトインコンロのガラストップが割れたので交換した。興味のある方は コチラ へ
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コメント
他店で買った機器を取り付けてもらうと
機器代で儲かるはずだったものも上乗せされて
ぼったくられます。
取り付け工事を見ていると分かると思いますが、
2万円も取れるほど高度な技術や手間がかかってるか
疑問に感じませんでしたか?
ビルトインコンロは規格品なので
加工不要でポン付けできます。
ガス管の接続だけ依頼すると3~5000円で済みますよ。
ちなみに我が家のガス台は3台目ですが、全て自分で交換しました。ガス管用のシール剤とモンキーレンチがあれば正直誰でも出来ます。資格が必要と言われてますが、ガス事業者の自主基準です。接続した後、石鹸水でガス漏れ検査をして異常がなければOKです。
ガス台は粗大ごみに出せば500円程度で引き取ってもらえます。
投稿: さすらいのメカニック | 2016年9月18日 (日) 08時52分
さすらいのメカニックさん
コメントありがとうございます。
記事に記載した通り、ほとんどの部分は自分でもできると思います。
ただし、私はガス管接続まではやる自信はありませんね。
投稿: Toshi | 2016年9月22日 (木) 11時12分