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2009年3月の記事

2009年3月29日 (日)

激安品を求めて(三鷹編)

前回3月25日の立川編に続き、今回は三鷹編である。

三鷹編

実は、立川と違い、私は買い物目的で三鷹には行ったことがない。(ヨドバシやヤマダのある お隣の吉祥寺は何度か行ったことがある。)
今回、目的としている ジョーシン アウトレット三鷹店 は、三鷹と言っても東八道路沿いにあり、JR三鷹駅から歩ける距離ではない。(私も車で行った。)
土曜日の午後だったせいか、東八道路に駐車場待ちの車の列ができているくらいの盛況ぶりだ。私は仕方がなく、隣のドンキホーテ東八三鷹店の駐車場に停めた。(でも、ドンキーの駐車場もあまり大きくはなく、この後すぐに満車になっていた。)

左側の赤い看板がジョーシンの入口、右端が隣のドンキーの駐車場入口

Joshin_outlet2

さて、ジョーシン アウトレット三鷹店だが、ここは、展示処分品というよりも、型落ち品や二流ブランド商品に加えて、セール品があるという感じだ。一応、電器店としての、ひと通りの品揃えもされている。私が市場価格を把握している SONYやCANONのビデオカメラなども置いているが、(セール品でなければ)明らかに通販や池袋の方が安い。
この日、唯一私の目に留まったのが、(小物で申し訳ないが) ナショナル(パナソニック)のミニクリプトン電球である。
Minicrypton 60W×2個で300円というのは初めて見た。普段であれば、即買いするところであるが、次のミニクリプトン球は、長寿命タイプを試すことに決めていたので、結局買わなかった。(長寿命タイプのミニクリプトン球の話題については、いずれまたアップしたいと思う。)
私の感覚としては、ここは、HPでチラシを確認できるので、目当てのものがある時か、秋葉原感覚で掘出物を探しに来るのに適しているように思う。
結局、この日はドンキーで食料品を買って帰った。

実は、三鷹に行く前に、ニトリ府中店に寄って娘の勉強用の椅子(普通の事務椅子)を買ったのだが、流石はニトリ、2,980円だ。

これまで使っていたのは、小学校入学時に妻の両親に買ってもらった学習机とペアの木製のものなのだが、値段がこの10倍以上もする上に、重くて使いづらいという、今考えると、入学シーズンの舞い上がっていた時期ならではの最悪の代物だ。

組み立て式なので、家に帰って早速1人で組み立ててみた。(組立説明書には、「2人での作業をおすすめします」と書かれているが・・・・)

取扱い説明書 と 組立て説明書
Chair_diy1_2  Chair_diy2

結果としては、箱の開梱から30分くらいで完成した。ただし、1つ1つの部品が重く、ネジ止めにも力が要るので、か弱い老人や女の子には難しいかもしれない。

組みあがった椅子
Chair_front Chair_side_2 Chair_back

事務椅子の組立ては初めてであったが、以下の点は少し気になった。

  • 思ったよりネジ止め箇所は少なく、椅子の脚(シリンダー)などは上下を座面とベース(土台部)に差し込むだけだ。(使用中の力は押し込む方向にかかるので、問題はないのだろうが・・・・。)
  • 背当ての裏など、金具で隠れる部分が雑にできているのが見えてしまうのは、あまり気持ちの良いものではない。(完成品の形で売っているものも、結局舞台裏はこれと同じなのだろうが・・・)
  • 椅子の脚(シリンダー)を覆うカバーは、プラスチックの安物のメガホンのような感じでかなり安っぽい

個人的な総合評価としては、確かにシンプルな作りではあるが、実用的には問題なさそううだし、2,980円というのは激安だ。
(実際の使用感や耐久性の評価はこれからだが・・・・) 

結局、アウトレットよりも、ニトリに感心させられた1日であった。

【2010年5月3日追記】
先日、同じ椅子をもう1脚購入したのであるが、記事内で「気になった」点の2つ目「背当ての裏」は取り付け済みの状態であった。別にこのブログを見て改良されたのではないと思うが、日々進歩・改良しているのだと、またまた感心させられてしまった。

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2009年3月28日 (土)

携帯が知らせる電車情報(その3 NiftyとYahooの運行情報メールサービス比較 続報)

前回 3月21日の記事「その2」では、3月11日~17日の期間に、防災@ニフティ と Yahoo!路線情報 の運行情報メールサービスで送られてきたメール情報の比較を行ったが、(比較数が十分でなかったため)それ以降も引き続き同様の調査を行ったので、その結果について続報として報告する。
前回の記事を見ていない人はまずそちらを参照して欲しい。

以下が、3月22日~3月27日に両サービスより送られてきたメール情報である。

Traininfo

【注】

  • 3月22日は日曜日なので Yahoo からのメールはきていない。(週末はこないように設定しているため。)
  • 「元情報の発信時刻と内容」欄については、前回の記事を参照
  • 「?」となっているのは、nifty からメールが送られてきたのだが、それに該当する元情報がなかったものである。メールがきた直後に nifty の指定サイトを見ておけば疑問が解決したのだろうが、今となっては謎だ。

この1週間の結果を見ても、前回の記事で推定した

  1. Yahoo は初報だけをメール配信するのみだが、Nifty は続報も全て配信する。
  2. 初報の時刻はほぼ同時だが、若干 Yahoo の方が早い。(この差は情報提供元の配信時刻の差ではなく、メール発信までの仕組みの差か?)

については、その通りになっている。

ちなみに、1.については、Yahoo!路線情報 ヘルプページに「メールは遅延、事故などの第一報のみ送信されます。復旧時には送信されません。」との説明があった。

2.については、比較できる対象数が前回分も含め6ケースになったので、それをグラフにしてみた。

Traininfo2_4

ピンク色の棒グラフは「JR東日本企画 と レスキューナウが元情報を発信した時刻の差」で、JR東日本企画が早かった場合 +としている。この6回では、Yahoo の情報提供元であるJR東日本企画の方が 平均して1.5分早かった。
青色の棒グラフは「Yahoo と Nifty が運行情報メールを配信した時刻の差」で、Yahoo が早かった場合 +としている。この6回では、Yahoo の方が 平均して7分早かった。
つまり、「情報提供元からの発信」から「メール配信」まで、平均して 7 - 1.5 = 5.5 分、Nifty の方が時間がかかっているといえる。具体的に、その時間をグラフにしてみた。 (Nifty は、初報以外を含む 32件全ての配信を対象とした。)

Traininfo3_2

Yahoo は JR東日本企画 が元情報を発信してから 2分以内でメールを配信しているが、Nifty は 何故か、レスキューナウ が元情報を発信してから メールを配信まで 2分~20分超と非常にバラつきが大きい。

まさか、人手でやっているってことはないですよね? Niftyさん。

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2009年3月25日 (水)

激安品を求めて(立川編)

私は、結構「激安」という言葉に弱い。「激安」と聞けば、必要もないのについ買ってしまう性質である。
激安という点では、どうしても通販が強い。実際、私のここ数年の大物(PC関連やビデオなど)の購入履歴を考えると、秋葉原や池袋などの店舗は一応チェックはしたものの、結局はほとんどネットで買っている。

秋葉原はメモリカードとかバッタ系の掘出物を探すために時々行っている。
池袋はヤマダを中心に家電がヤバイほど安く思わず買ってしまいそうになるが、20-30%がポイントになってしまうため、結局は思いとどまっている。私はポイントはあまり好きではなく、例えば、10,000円の売値に30%ポイントの場合「実質7,000円」という言い方には非常に違和感がある。自分的には 10,000 ÷ (1 + 0.3) = \7,692 として換算している。

ところが、最近テレビで、私の住んでいるエリア(立川~三鷹)で、家電のアウトレット店の紹介を目にするようになった。具体的には、ビックカメラ立川店アウトレットコーナージョーシンのアウトレット三鷹店である。
ここまで挑発されると、私も行かざるをえず、早速(と言ってもかなり出遅れたが)行ってみた。

正直に言うと、今、電化製品で欲しいものがなく、ほとんど眺める程度だったので、具体的な激安価格のレポートになっていないことをあらかじめお断りしておく。

立川編

立川には普段からよく買い物に行っている。当然、ビックカメラも必ず覘いてはいるが、実際に買うのは、妻のコンタクトとかおもちゃ(子供のゲームソフト)とか、電化製品以外の方が多い。
アウトレットコーナーは6階フロアの片隅にあり、あまり広くはない。テレビやPCが多い印象だ。展示処分品が多く、それぞれ個別に、箱や保証書の有無などの説明書きが付いている。上記ホームページによると、ビック特価より20~40%引きということなので、買いたい商品が決まっていて、展示品でも気にならない方は、一度覘いてみる価値があると思う。

PC関連や電化製品系ではないが、激安という意味で、立川でお気に入りの店を他に3店紹介したい。

サンドラッグ立川北口店 と OSドラッグ立川店

この2店は、立川駅北口に並んでいて日夜安値競争をしている。(この2店の値付けを見ると、本当にドラッグストアというのは大変だなと思う。)

2店を望む(向こう側の建物がJR立川駅)

Tachikawa_05_2_2

Lucido 私は、ドラッグ系は基本的にこの2店から買っているが、例えば長年定番で使っている『ルシード ヘアフォーム(スーパーハード)』なんか、両店とも常時 596円である。(ちなみに 3月21日現在、amazon では 880円、楽天の最安値で 730円であった。) その他、店頭に日替りの激安品が並んでおり、これらも見逃せない。
昨今ドラッグ店はどの駅前にも必ずあり、いつも安売りをやっている印象があるが、価格の点では立川のこの2店は1つ2つ抜けているように思う。

ハンバーグ&ステーキ 紅矢

これは、立川北口の高島屋デパートの向かい側のビルの2階にあるハンバーグ&ステーキのお店である。(お店のホームページはないので、コチラで)

このビルの2階(正面奥の小さいエレベータで上がる)

  Beniya_02  Beniya

東京多摩地区を中心に今は9店あるようだが、たしか、この立川北口店が最初ではないかと思う。
売りはもちろん安さ。ハンバーグが 500円、サーロインステーキ(180g)が 850円(当初は750円だったが値上がりした)で、ライス付きである。(普通(180g)、中盛(250g)、大盛(300g)がどれでも追加料金なしで選べる) 
あと、ヘルシーなニュージーランド産牛肉100%というのも特徴と言える。

ニュージーランド産牛肉が如何にヘルシーかという説明は 「ミート&ウール ニュージーランド」=「ニュージーランドの食肉・羊毛の振興を目的とした団体」のホームページにいろいろと書いてある。
ここに、紅矢も紹介されている。

私はどちらかと言うと味オンチなので、味についてあまり能書きを垂れるつもりはないが、脂身が少なく、他の1000円程度の激安店と比べると明らかにおいしいと感じる。私としてはこの値段であれば大満足だ。
特に、多目のバターを載せてくるあたりは、私の好みにビンゴである。(確か和風ソースも選べる。) また、ソース(醤油?)、マスタード、にんにくチップ、生にんにくなどがテーブル上に置いてあるので自由に味付けすることもできる。
私は、毎回にんにくチップを大量にかけて食べている。

にんにくチップをかけた紅矢のステーキと中盛ライス (ピンボケ失礼)

Beniya_steak

これだけ にんにくチップをかけると後が大変だ・・・・・

三鷹編に続く・・・・

【2009年11月23日追記】
先日、紅矢(国立店)へ行ったところ、ステーキの値段が750円に戻っていた。貼りだしていた広告によると、当初期間限定だったが、限定解除したとのこと。
ますますお薦め

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2009年3月21日 (土)

携帯が知らせる電車情報(その2 NiftyとYahooの運行情報メールサービス比較)

前回、携帯のリアルタイム時刻表表示ソフト A-train を紹介したが、いくら電車の時刻が判っていても、電車が時刻どおりに動いていなくては意味がない。
そこで、何かトラブルがあった時に携帯にメールで知らせてくれる無料サービスを 2件紹介する。

有料であれば、NAVITIMEの鉄道運行情報メール をはじめいくつかあるようなので、お金持ちの方はそちらを見て欲しい。

防災@ニフティ(詳細はここ

まずは、私が2007年12月から利用している Nifty の 防災@ニフティ無料サービス。対象路線を3線まで登録できるが、曜日や時間帯を限定することはできない。
対象路線でトラブルがあったときは、以下のようなシンプルなメールが送られてくる。

中央線(快速)[東京~高尾]の情報をキャッチしました。最新情報は防災@niftyでcheck!
http://bousai.nifty.com/・・・・ <== URLは略

これを見ればわかるように、メールだけでは「何かが起こった」ことしかわからず、具体的な情報は指定のサイトに見に行かなくてはならず、それが最大の欠点だ。

最近まで、同様の無料サービスはなかった(少なくとも、私は知らなかった)が、今年になって Yahoo もサービスを開始した。

モバイル版Yahoo!路線情報(詳細はここ

これは、モバイル専用のサービスではなく、Yahoo!路線情報 の1つのサービスなので、利用するには Yahoo! JAPAN ID の登録(無料)が必要である。ログインした後は、Yahoo!路線情報 TOP から、対象路線(数に制限はないようだ)と送信先メールアドレスを設定すればよい。なお、対象時間帯(「終日」か「6:00~22:00」)と曜日の設定もできる。(ただし、路線やメールアドレス毎ではなく一律のみ)

対象路線でトラブルがあったときは以下のようなメールが送られてくる。

XXXXXさん <== 自分のYahoo! JAPAN ID

路線名:中央線快速電車

07:41ごろ  <== この情報の提供元(後述)から発信された時刻
中央線快速電車は、7時37分頃 八王子~西八王子駅間での人身事故の影響で、上下線で運転を見合わせています。
(3月17日7時43分現在)  <== この時刻にメールが送られる

最新の情報はこちらでご確認ください。
http://transit.yahoo.co.jp/・・・・ <== URLは略
配信停止・設定変更
http://transit.yahoo.co.jp/・・・・ <== URLは略

(C)ジェイアール東日本企画
(C)Yahoo Japan

何と、Nifty とは異なり、トラブル内容まで書かれている  

これだけを見ると、全てについて Yahoo が Nifty を上回っているように見える。基本的にはそうであるが、上記以外にも違いがあった。

以下は、私が上記の Yahoo のサービスを使い始めた3月8日から今日までの両サービスのメール受信履歴である。(対象はどちらも 中央線快速 のみ。さすが、中央線だけあって、平穏な週はない・・・)

Transitmail3 
【注】 この2週間では3回トラブルがあったが、そのうち3月14日は土曜日のため Yahoo のメールはこなかった。(週末はこないように設定していた。)

「元情報の発信時刻と内容」欄については、以下の情報を元に記載している。

  • Yahoo については、送られてきたメールの内容のままであるが、この元情報は ジェイアール東日本企画 が提供しており、実際、JR東日本のHP の 列車運行情報サービス で表示される内容と同一である。
  • Nifty については、先に記したように、メール本文にはトラブル内容が記載されておらず、私も毎回指定サイトで確認したわけではない。が、この情報の提供元は、Niftyも出資している レスキューナウ社 であり、Nifty以外にも NAVITIME や livedoor 他多数に情報提供しているようである。私は今日時点で、livedoorニュース の履歴に残っていた livedoor路線情報より情報を拾った。(意外にも、少し前のトラブルでも、その内容を調べるのは結構大変で、livedoor 以外で過去の履歴を見れるサイトは見つからなかった。また、その livedoor でも 3月11日分は既に履歴から消去されていたが、Googleのキャッシュから何とか拾えた。)

さて、この表を見れば、2つのサービスに以下の特徴があることがわかる。(あくまでもこの2回からの推定ではあるが・・・・)

  1. Yahoo は初報だけをメール配信するのみだが、Nifty は続報も全て配信する。
  2. 初報の時刻はほぼ同時だが、若干 Yahoo の方が早い。(この差は情報提供元の配信時刻の差ではなく、メール発信までの仕組みの差か?)

2番目の特徴は大した差ではないが、1番目は大きな違いだ。

Yahoo は「続報は指定サイトで都度確認せよ」とのスタンスだ。JR東日本の列車運行情報サービスには続報も掲載されているので、それらを敢えてはずしているようだ。
一方、Nifty の方は、情報提供元から何らかの情報があれば全て連絡するというスタンスだ。(トラブル内容が書かれていないメールが何度も送られてくるのはかなりウザいが。)

どちらが良いか?・・・・・・   それは、あなた次第だ。

【2009年3月28日追記】
本件の続報を「その3」としてアップしたので、興味のある方はそちらも参照ください。

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2009年3月20日 (金)

携帯が知らせる電車情報(その1 A-trainの紹介)

私は携帯を持ってはいるものの、「電話」としての利用が主で、あまり使いこなしている方ではない。メールを入力するのも滅茶苦茶遅いので、余程の急用でない限りは、メールはPCから送っている。

ただ、そんな私でも、通勤の電車に関する情報については、携帯を大いに利用している。具体的には、リアルタイム時刻表表示ソフト と 運行情報の連絡メールサービスだ。
今日はその2つについて紹介する。

・リアルタイム時刻表表示ソフト

時刻表はnet経由でも見れると思うが、電波状態に左右されずにどこでもすぐに利用できるという利点から、私はもっぱら、iアプリの A-train を使っている。(説明やダウンロードはここ
A-train は、H.TOYOさん を中心に始まったリアルタイム時刻表表示ソフトプロジェクトの産物である NextTrain シリーズの iアプリ版である。
NextTrain シリーズの iアプリ版には、A-train 以外にも iNextTrain とか vNextTrain が存在するが、

  • iNextTrain は docomo 902シリーズ以降しか対応していない(私はまだ901シリーズ)
  • vNextTrain は 時刻表データをサーバ経由で送受信する必要がある

という理由で、私は A-train を利用している。
他の機種や携帯以外で利用する方は、NextTrain on the Web(H.TOYOさんのNextTrainご本家サイト) で自分の機種用を探して欲しい。

リアルタイム時刻表表示ソフトというのは、現時点以降の電車の情報が表示されるというものである。

私の A-train の表示例

Atrain2

netに繋がっているわけではないので、時刻表の情報は自分で用意しなければならないが、その時刻表情報のフォーマットを標準化(NextTrain形式)して、色々なソフト、機種で使えるようにしようというのが、NextTrainプロジェクトである。更にうれしいことに、時刻表サイトの情報をNextTrain形式に変換してくれるソフトも存在するので、自分で一から作成する必要もない。

私が利用しているのは、nTakさん作成の TrainConv5 である。
TrainConv5 は、大手の時刻表サイトとしては、駅前探検倶楽部えきから時刻表JR東日本時刻表に対応しいているが、私が試したところでは、現時点では、えきから時刻表 しか正しく動作しないようである。

【2010年5月3日追記】
実はかなり前から気付いていたのだが、駅前探検倶楽部やJR東日本時刻表に対応できるパッチが RSTさんより公開されている。詳しくは、以下の記事の追記コメントを参照。

携帯が知らせる電車情報(その5 iNextTrainに変えてみた)

サイト側がwebページの表示形式を変えると、TrainConv5のような時刻表変換ソフトもそれに合わせた対応をする必要があるので、どうしてもこのような「未対応期間」が発生してしまう。
nTakさんは、変換プログラムをスクリプト化し、更にデバッガも用意して、誰でも対応サイトを追加したり既存スクリプトを修正できる環境を公開されているようだが、実際はnTakさん以外で対応したと言う話は聞かない。

えっ、お前がやれって?     ・・・・ できません 

Trainconv1_2

TrainConv5 は上のような直感的なインターフェイスでHELPファイルも同梱されているので説明は不要と思うが、要は、左のエクスプローラみたいなところで、サイト→地域→路線 の順に対象を選んでいき、最後に上のフレームで対象駅をダブルクリックすれば下に NextTrain形式 の時刻表が表示され、[ファイル]→[テーブルを保存]でファイルを作成できる。
上に載せた写真の表示例のように、特別快速などに色をつける場合は、以下のようにする。

  1. TrainConv5 をインストールしたフォルダ下の libs\ColorDef.txt というファイルに以下のような行を追加する。(その他の行は#でコメントアウトしてもよい)

    WHITE:RED=*特別快速,*特快,通勤快速

    これは、『「通勤特別快速」「青梅特快」「通勤快速」などは赤地に白文字で表示』 という意味である。ここで * はワイルドカードである。使える色はインストールしたフォルダ下の colortable.def ファイルを参照のこと。
     
  2. ウィンドウ左下の[色拡張エクスポート]→[aTrain]を右クリック→[aTrain形式で保存]で 色情報つきのNextTrain形式のファイルを作成する。(下の画面ハードコピー参照)

Trainconv2_2

A-train の場合、作った時刻表ファイルは、QRコード経由/赤外線経由/SDカード経由のいずれかで取り込めるとのことであるが、私はいつも赤外線経由でPCから取り込んでいる。(取り込み方法は A-train のHP参照)
時刻表ファイルは単なるテキストファイルなので自分でエディタで作成/修正してもよい。書式も簡単で、例えば2つ上の画面ハードコピーを例に説明すると、6: で始まる行に rg38 という記述があるが、これが 6:38 の電車を表しており、r と g の意味は最初の定義部より、それぞれ、快速、青梅であり、その結果

6:38  快速青梅

という表示になる。従って、6:38 の快速に、何か特別な理由で印を付け加えたければ、例えば、定義部に

w:重要;重
;::w:0:0:0:0:255:255

という2行を追加し(2行目は色情報(R:G:B)で、背景色にBLACK(0:0:0)、文字色にAQUA(0:255:255)を指定)

rg38 を rgw38

に修正すれば、

6:38  快速青梅重要

と表示される。私の場合、某駅の時刻表で、『その駅始発』 の列車を識別したいのであるが、残念ながら えきから時刻表 にはその情報はない。仕方なく、別の時刻表サイトで始発電車を調べて、この方法で「始発」情報を手で追記している。

最初に予告した「運行情報の連絡メールサービス」については、また次回ということで。

【2009年6月20日追記】
A-train から iNextTrain に変えてみた。その記事は以下。
携帯が知らせる電車情報(その5 iNextTrainに変えてみた)

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2009年3月12日 (木)

Excelの荒技(その3)

3月1日の記事「Excelの荒技(その2)とお奨めのPDF作成ソフト」にて「複数シートでできたブックを1つの文書としてまとめて、割付印刷したり両面印刷する方法」を書いたが、内容に一部間違いがあったので早速元記事を訂正した。
今日は、そのお詫びという訳ではないが、元記事で挙げた方法1と3を組み合わせた新たな方法を発見したので、それについて書く。(奇策なので実用性は?だが・・・)

なお、元記事でも書いた通り、ここに記した方法は、私が web で見つけた情報を参考にして、限られた環境・時間・条件で試してみた結果を記載しているものなので、環境によって異なることもあるかもしれないし、抜けや間違いがあるかもしれないことを、あらかじめ断っておく。なお、操作手順は全て Windows XP の場合である。

さて、本題だ。

方法4・・・pdfを作成せず、かつ「印刷品質」も揃えなくてよい方法

  1. 方法1の手順2と同じ。以下に再掲する。
    「スタートメニュー」→「設定」→「プリンタとFAX」 で現れる画面で、「プリンタの追加」を行い、新しいプリンタ(今回印刷に使うプリンタ)を新規に登録する。
    追加したプリンタのアイコンを右クリック→「印刷設定」で、今回印刷したい割付や両面などの設定を行う。
    以前にも書いた通り、新規にプリンタを登録せずに、既存のプリンタに対して設定変更してもよい。が、その場合は、手順2を実行する前に、「印刷」ダイアログでそのプリンタを再度指定しなおした方が良い。
  2. 方法3の手順1と2に類似した方法で 対象文書の 印刷イメージファイル(prnファイル = 詳しくは知らないがプリンタが解釈できる形式のファイルらしい)を作成する。
    やり方は、通常の印刷と同様に、「印刷」ダイアログで、 印刷対象を「ブック全体」、 プリンタを 手順1で作成したプリンタ、 「ファイルへ出力」にチェックを入れて「OK」ボタンを押す。
    すると「出力先ファイル名」ウィンドウが開くので、そこに、作成するprnファイル名をフルパスで指定して「OK」ボタンを押す。

    入力例: c:\Document\文書.prn

    これで、割付や両面などの印刷設定が反映された印刷イメージファイルができた。理由はわからないが、通常の印刷と異なり、「印刷品質」が揃っていなくても、印刷イメージファイルではページが分かれたりはしていないはずだ。

    あとは、印刷イメージファイルをプリンタに送ればよい。
    方法は、キートン増田さんの作った Prnout というフリーソフトを使うのが簡単そうだが、実は私は試していない。(なぜなら、setup.exe でインストールする必要があったから。)
    少し面倒であるが、私は以下の方法で行った。
  3. 「スタートメニュー」→「設定」→「プリンタとFAX」で、実際に印刷するプリンタの右クリックメニュー → 「プロパティ」→「共有」タブ  で「このプリンタを共有する」をチェックし、共有名に適当な名称を設定する。

    Print_window

    DOSプロンプトから、以下のコマンドを実行する。

    copy  /B prnファイル名   \\コンピュータ名\共有名

    入力例: copy  /B  c:\Document\文書.prn  \\MyPC\testprinter

以上である。

なお、手順3で共有設定するプリンタは、必ずしも手順1で印刷設定したプリンタと同一である必要はないが、機種は同じ(プリンタドライバは同じ)でなければならない。
また、割付や両面などの印刷設定は、手順1と2の段階で印刷イメージファイルに書き込まれているので、手順3で共有するプリンタの印刷設定には影響されない。

では。

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2009年3月 8日 (日)

フリーソフトの逸品たち(画像キャプチャとバックアップ)

私の愛用しているフリーソフト、今回は、画面キャプチャとファイルバックアップソフトを紹介したい。いずれも、掘出物というよりは定番であるが、まあ、それでも、日頃お世話になっているので、その感謝の意味を込めて取り上げさせていただく。

私の場合、何かソフトが欲しいと思ったときは、まずはフリーソフトで良いものがないかを探してみる。通常は、機能説明などを見て、いくつかを実際にインストールして試してみて自分なりの定番を決めている。私の「定番」を選ぶ基準(好み)は以下である。(優先順)

  1. 自分の欲しい機能が備わっている。
  2. ユーザインターフェイスがシンプルで直感的に操作できる。
  3. インストールの形式がシンプルで実行ファイルだけを配布する形式である。(レジストリを使わずインストーラもない方が好み)
  4. (これはソフトの種類にも依るが)起動しても邪魔にならない。
    実行してもあまり存在を主張せず、例えば通知領域(タスクバーの右端)でひっそりと出番を待っているような控えめなソフトが良い。

さて、まずは、画面キャプチャソフト。

これは、以前から WoodyBellsさんの WinShot を使っている。理由は、上に書いた4つの基準の全てを満たしているからである。

機能については、

  • キャプチャ対象をアクティブウィンドウ、デスクトップ、任意の矩形指定、コントロール/クライアント領域から指定可能
  • あらゆる操作にホットキーの指定が可能
  • マウスカーソル取込や指定時間後のキャプチャが可能

など、凡そ必要と思われるものは全て可能だ。このブログでも画面イメージをいくつか貼っているが、全部 WinShot で取ったものだ。

私が、WinShot を使い始めたのは相当昔のような気がする(ソフトに附属する WinShot.txt によれば初回リリースは1998年のようだ)が、最初から、ほぼ現状と同等レベルの高い完成度だったように記憶している。

最近は、2005年に Version 1.53、2007年に Version 1.53a といった具合で、ほとんどバージョンアップが止まっているが、まさに「キャプチャソフトとしてやれることは全部やった」ということではないかと思う。

と、私も思っていたのだが、「あるものをキャプチャ」しようとしてできないのに気付いた。それが、「スクロールしないと全部が見えないweb画面の完全キャプチャ」である。もちろん、自分でスクロールしながら何度かに分けてキャプチャすることは可能だが、できれば1つの画像として取りたい。そう思って、他のソフトを探したところ、チャッピーのパパさんのキャプラならそれができるようなので、早速インストールしてみた。ちなみに、このソフトも上の4つの基準を満たしている。(4は設定の変更が必要)

まず、「web画面の完全キャプチャ」を試してみたが、この動きがなかなかユーモラスだ。自動で指定画面を少しずつスクロールしながらキャプチャを続け、最後に全部つながった1つの画像ファイルにしてくれる。また、画面キャプチャの機能も豊富で、WinShot と詳細に機能比較をしたわけではないが、「任意の矩形指定」以外は上に挙げた機能は全て持っているようだ。ということで、私的には、今後もこの2つのソフトにお世話になろうかと思っている。

次は、ファイルのバックアップソフト。

私は、結構心配性なので、こまめにファイルのバックアップを外付ハードディスク(「外付けハードディスクと Seagate騒動」参照)に取っているが、それなりにファイル容量が大きいので、全部バックアップを取ると数時間のオーダーになってしまう。そこで活躍するのが、新しく更新したファイルだけを自動検出してバックアップしてくれるソフトだ。

私は、ここ数年、Nagatsukiさんの BunBackup を愛用している。このソフトも上に上げた4つの基準のうち、1~3を満たしている。(4番目はこの種のソフトは対象外。インターフェイスには少し慣れが必要かも。)

BunBackup のすごいところは高速性である。全体のファイル数が増えてくると、コピー自体の時間よりも更新ファイルの検出の方に時間がかかるのであるが、私が以前(4年くらい前?)使用していた同種のソフトに比べ数段早かったため、今では BunBackup だけを使用している。

高速性以外にも、私が便利と思う機能を挙げてみる。

  • コマンドラインでも使用できるので、Windows に タスク登録して、夜間の自動実行も可能である。 と思ってよく見たら、「自動バックアップ」という機能で、BunBackupの設定画面からこれらの一連の登録ができるようだ。知らなかった・・・。
  • 「世代管理」機能。私の場合、バックアップのモードは「ミラーリング」、すなわち「コピー先はコピー元と完全に一致するようにする」を使用しているので、もしコピー元で誤ってファイルを削除した後にバックアップを取ると、コピー先の当該ファイルも消してしまい、完全にそのファイルはなくなってしまう。その場合、「世代管理」機能を設定しておくと、削除されるファイルは指定されたフォルダに自動的に保存しておいてくれるので、万が一の時に復活が可能だ。
    今は、自分のPCのファイルのバックアップに使用しているので、コマンドラインや世代管理機能は使っていないが、以前、会社でプログラムのソースをバックアップしていた時には、両機能にお世話になった。
  • その他、「圧縮」「暗号化」というのも気になる機能だ。両機能とも私は使用していなかったが、今日、試してみた。
    「圧縮」というのは、コピー元ファイルをまとめて、1つの LZH や ZIP ファイルに圧縮バックアップしてくれる機能で、ちゃんと、更新したファイルだけを差し替えてくれた。
    「暗号化」は、それぞれのファイルを「Blowfish」というアルゴリズムで暗号化してバックアップしてくれる。暗号化されたファイルの更新日時は元のファイルと同じ値になっているので、この後も、「更新したファイルだけ」をバックアップしてくれる。
    もちろん、「圧縮」「暗号化」の組み合わせも可能で、その場合は、圧縮後に暗号化を行い、結果、暗号化されたファイルが1つ作られる。この方が、速度的にもセキュリティ的にも良いと思われる。

では、それぞれのソフトの作者の皆様に感謝しながら、この辺で・・・。

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2009年3月 1日 (日)

Excelの荒技(その2)とお奨めのPDF作成ソフト

今日は、Excelの荒技(その2)である。
前回予告したとおり、「複数シートでできたブックを1つの文書としてまとめて、割付印刷したり両面印刷する方法」について説明する。

これについては、この問題で困ったことのない人には何のことを言っているかわからないと思うので、最初に、問題の背景を簡単に説明する。
ご存知のように、Excelは何枚でもシートを作ることができるので、1つの文書を作成するのに、
表紙を1シート目、第一章を2シート目、・・・ 
といったように複数シートに分けて作成することがある。このような文書を印刷する時に、それぞれのシートを別々の用紙に印刷するのであれば問題ないのであるが、全てのシートをつなげて、割付印刷(これはプリンタによって 2in1 とか 集約印刷 とか名称が異なるが、要は1枚の用紙に複数ページ印刷する機能)や両面印刷しようとした場合に、単純に、

  • 複数シートを選択して印刷、または、印刷ダイアログで「ブック全体」を指定
  • 印刷ドライバの方で割付や両面指定

を設定しただけでは、

  • シートが分かれているところで、強制的に用紙も分かれる
  • 2シート目以降、割付や両面指定が全く無視され、1枚に片面1ページずつ印刷される

となり、ブックのページ数が多い場合に涙目になることがある。

この現象については、思い通りに印刷できるExcelファイルもあるので、やる方からしてみれば非常に不思議であるし、たまにwebの Q&Aサイトで同じような質問を見ることがあるが、「私の方ではできます。プリンタの設定は確認しましたか?」みたいな、質問した方から見れば「初心者扱いするな~」と叫びたくなるような回答をされていることも多い。

答えから先に言うと、要は、印刷しようとしている Excelファイルに依るのである。(後で説明する 方法1 のように、全シートのページ設定の「印刷品質」の内容を同一に揃えればこの問題は発生しない・・・多分。)

以下、「割付印刷したり両面印刷する方法」について、3つ説明する。それぞれ長所短所があるので、自分のニーズに合わせてうまく使い分けて欲しい。

以下に書いた方法は、web で見つけた情報を参考にして、限られた環境・時間・条件で自分で試してみた結果を記載している。従って、環境によって異なることもあるかもしれないし、抜けや間違いがあるかもしれないので、あらかじめ断っておく。なお、操作方法は WindowsXP を対象に書いている。

本来、これらの情報は、Microsoft がもっと提供しても良いと思うのだが、あまり見たことがない。
Microsoft については、「inside Windows」のような 書籍が出版され売れること自体が、会社として非常に恥ずべきことであると私は思うのであるが、そのような感性はないのだろうか?
また、Windows や Office についても、バージョンアップに投入している開発リソースが、おせっかい機能や単なる見栄えを良くするための機能に費やされ(その結果、全世界のPCのCPU/メモリリソースも費やされる)、肝心の「使い勝手を良くする」という方向とは真逆に向かっているような気がしてならない。
まあ、この点は、また機会があれば、1つの独立した話題として取り上げたいと思う。

方法1・・・Excel だけで済ませる(pdfを作成しない)方法

  1. 全シートで、「ページ設定」の「印刷品質」を同一の値に揃える。
    全シートの「印刷品質」の値をワンアクションで揃える方法はなく、各シートを個別に確認・設定するしかないが、通常「印刷品質」は同一の値になっているのでこのハードルは低いと思う。
  2. 「スタートメニュー」→「設定」→「プリンタとFAX」 で現れる画面で、「プリンタの追加」を行い、新しいプリンタ(今回印刷に使うプリンタ)を新規に登録する。
    追加したプリンタのアイコンを右クリック→「印刷設定」で、今回印刷したい割付や両面などの設定を行う。

    新規にプリンタを登録せずに既存のプリンタに対し、プリンタのアイコンを右クリック→「印刷設定」 で割付や両面などの設定をしてもよい。(ただし、印刷後に戻すのを忘れないように。) ただし、この方法を使う場合は、Excel文書を印刷する前に「印刷」ダイアログでそのプリンタを(一旦別のプリンタに変えてから)指定し直した方が良いようだ。(そうしないと、「印刷設定」が反映されない場合がある。)
    また、別の手として、新規にプリンタを登録せずに、「ファイル」→「ページ設定」→「オプション」 で 割付や両面などの設定を全シートに対して実施しても良いと推測されるが、私は試していない。この場合、シートの枚数だけ個別に実施する必要があり、全てのシートを選択してから1回だけ実施してもダメである。
      
  3. 通常の方法で印刷する。この時、プリンタを 2で作成したプリンタとする。

以下に述べる方法2と3は、一旦pdfファイルを作成しそれを印刷する方法なので、方法1に比べ、1つ余計に手間がかかる。
方法1も2も「印刷品質」を揃える手間は同じなので、方法1の手順2のプリンタ操作ができない場合や pdfを作る必要性がある場合を除けば、方法2を選ぶ理由はないように思う。

方法2・・・一旦、pdfを作成する方法(その1)

  1. 全シートで、「ページ設定」の「印刷品質」を同一の値に揃える。
    これは、方法1と同じである。
  2. 対象文書の pdfファイルを作成する。やり方は、通常の印刷と同様であるが、「印刷」ダイアログで、プリンタを pdf作成用仮想プリンタ(後述)とする。
  3. 2でできた pdfファイルを印刷する。通常のファイルなので、割付や両面など好みの設定が可能である。

方法1や2の欠点は、手順1で全シートの「印刷品質」を確認して揃える必要があることである。先に記述したように、実際上は大した手間ではないと思うが、そうでない場合は方法3となる。

方法3・・・一旦、pdfを作成する方法(その2)

この方法は、ひりさんのblog 「h8b 日記と雑記と Excelブックの印刷 [メモ]」 を大いに参考にさせていただいた。

  1. 対象文書の pdfファイルを作成する。やり方は、通常の印刷と同様であるが、「印刷」ダイアログで、プリンタを 「クセロPDF2」(クセロ社のフリーのpdf作成用仮想プリンタ(後述))とし、「ファイルへ出力」にチェックを入れて 「OK」ボタンを押す。

    Print_2

  2. 「出力先ファイル名」ウィンドウが開くので、そこに、作成するPDFファイル名をフルパスで指定して 「OK」ボタンを押す。

    入力例: c:\Document\文書.pdf

    Print2_2

    少し脱線するが、このウィンドウは、通常の「ファイルの保存ウィンドウ」と異なり、フォルダを選んだりすることができず、どのように入力すればよいのか非常にわかりにくい。Excelに何故こんなウィンドウが残っているのか理解に苦しむ。
    Microsoft については、・・・・(上で述べたので以下省略)

  3. 「名前をつけて保存」のウィンドウが開くので、適当なファイル名を入れて 「保存」ボタンを押す。これで、2で指定したファイル名で pdfファイルが作成される。3で指定したファイルは作成されないので無視する。

  4. 3でできた pdfファイルを印刷する。通常のファイルなので、割付や両面など好みの設定が可能である。

方法3の欠点は、私が試した限り「クセロPDF2」しか動作しないということである。Bullzip PDF Printer もダメである。(ファイルはできるが、PDF書式ではないようだ。) 
理由はよくわからないが、そもそも「ファイルへ出力」のチェックボックスの意味自体が、あまり公になっていないような気がするので、「クセロPDF2」でうまくいくことの方が例外的なのかも知れない。または、Bullzip PDF Printer はファイルの作成に Ghostscript を利用しているようなので、その辺りが関係しているのかも知れない。

【2009年3月12日修正】
なお、奇策っぽくはあるが、方法1と3を組み合わせて、pdfを介さず、かつ「印刷品質」も揃えなくてよい方法を見つけたので、「Excelの荒技(その3)」にアップした。

最後に、pdf作成用仮想プリンタ と pdf作成ソフトについて説明する。

pdfを作成するためのフリーソフトはたくさんあるが、ほとんどどれも、インストールすると専用のプリンタ が作成される。
対象ドキュメントを その「pdf作成用仮想プリンタ」を指定して印刷すると、pdfファイルが作成される仕組みだ。

私の今お奨めのソフトは、クセロPDF2Bullzip PDF Printer だ。
これらの詳しい紹介は、いつか別の機会で行いたいと思うが(多分、気が向けば・・・)、簡単に特長(私の印象)などを説明する。

【2010年1月10日追記】
残念ながら、クセロ社は2009年4月にアンテナハウス社に吸収されたので、現在では「クセロPDF2」のような pdfソフトはフリーでは提供されていない。

クセロPDF2 は、国産で安心感の高いソフトというイメージがある。
クセロ社は PDF 関連のソフトを数多く開発しており、一部は無料で配布しているので非常にありがたい。瞬間PDF ZERO という多機能のPDF加工ソフトも無料配布しており、これもなかなか便利である。私は、複数のpdfファイルを1つのファイルに結合する機能しか使ったことがないが、操作がシンプルで処理も速い。他の機能は、使ったことがないので説明できないが、イメージを掴んでもらうために画面をアップする。

Xelo_skpdf_3

なお、瞬間PDF ZERO をインストールすると自動的に クセロPDF2 もインストールされる。そのため、クセロPDF2 がインストール済みの場合、先にアンインストールしなければならないので、両方試すのであれば最初から 瞬間PDF ZERO だけをインストールすればよい。
なお、クセロ社のフリーソフト を動作させるためには、名前やメールアドレスをクセロ社のHPに登録してシリアル番号(ライセンスキーのようなもの)を取得する必要がある。また、使用中もWebブラウザに製品のご案内ページ(広告ページ)が表示される。そのためインターネットにつながる環境でないと動作しないので注意が必要だ。

Bullzip PDF Printer は私も最近インストールしたソフトだが、私的にはかなり気にいっている。そのポイントとしては、

  • PDFだけでなく、JPEGなどの画像ファイルとしての出力も可能
  • 既存PDFファイルの後ろに結合することが可能
  • 「スタートメニュー」→「Bullzip」→「PDF Printer」→「オプション」で各種設定のデフォルト値を設定できるので、PDF作成時に毎回設定しなおす必要がない

である。もちろん、インターネットにつながっている必要はない。
詳しい説明は以下の Gigazine のサイトを参照いただきたい。

PDFファイルを作成可能なフリーソフト「BullZip PDF Printer」

それでは、また。

【2010年1月10日追記】

  1. 修正や追記で読みにくくなったので、それらを本文に取り込んだ
  2. Bullzip PDF Printer の オプション画面の表示項目が文字化けする場合は、以下の記事が参考になる。
    札幌 パソコン サポート データ復旧 修理 フリースカイブログ: Bullzip PDF Printerの文字化けについて 
  3. 気付いている人も多いと思うが念のため。
    Bullzip PDF Printer の「既存PDFファイルの後ろに結合することが可能」という機能は重要で、これを使えば、複数のファイルを1つの pdfファイルにまとめることができる。すなわち、複数のファイルをつなげて 2in1 や 両面で印刷できるということである。

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