トレインチャンネルと愉快な中吊り広告たち
私は通勤に中央線(東京駅から真西に向かっているJR線です)を使っているが、最近の車両にはドアの上に液晶テレビが2ついている。(トレインチャンネルと言うらしい。)
右側は、今走っている場所、次の駅の案内、ドアの開く側の案内など、
左側は、一般の情報を流している。
一般の情報と言っても、私の感覚的には、7割くらいがテレビと全く同じCM(ただし、音がでないのでせりふの吹出しがついたものもあり)で、他の3割がトレインチャンネルオリジナルの情報番組だ。
その中でも、多分、誰もが認める人気番組が「ダーリンは外国人」だろう。
これは、小栗左多里さんの漫画で、トレインチャンネルに現れる以前から私でも名前だけは知っていたので、そこそこ人気があったのだと思う。特に、最近は本屋で平積みされているところを見るので、トレインチャンネルがかなり宣伝効果になっているように思う。
内容は、ほのぼの系で、私のようなおやじが見ても結構おもしろい。(恥かしくてあまり露骨にはできないが、) 内容が入れ替わる月曜日には、画面が気になってちょくちょく横目で見ている。(なにせ音がでないので、少し目を離している隙に始まってしまうのだ。まあ、見逃しても20~30分くらいで繰り返すので、だいたい月曜日に見てしまうのだが・・・。)
周りを見渡してみると、月曜日の「ダーリンは外国人」の時は、他のおやじを含め結構全員見ている。(皆、楽しみにしているのだ・・・。)
JRさん、頑張って漫画を増やしましょう。
ニュース、天気予報は別として、他に気になりチェックしている番組としては、任天堂提供の「大人の60秒講座」がある。これは、マナーを中心としたクイズ形式の情報番組といったところで、まあ、「見逃せない」感は低いが、それなりに役に立つ。
逆に「イケテない」ものもある。純粋なCMの類であれば、何とも思わないのであるが、少しヒネっていたり、情報番組っぽい作りにしているがために、「イケテなさ」が気になってしまうのだ。
まずは、NAVITIME。携帯電話を中心にナビゲーション(経路情報)サービスを提供している会社なのだが、そこが「ナビタイムの法則」という番組をやっている。そう、気付いた方もいるかも知れないが、「マーフィーの法則」風の作りなのだ。 だが・・・・・、 例えば、このような内容だ。
「受験会場に早めに行って勉強しようと思い、早く家を出たが、道に迷ってぎりぎりになってしまった」・・・・ そのまんまである。 ひねりも何もない。このような「法則」を週代わりで提供しているのだ。(何と、ホームページでも公開していました ==> コチラ)
その他には、私的にはサッポロビールさんかな。(私の故郷の町にはサッポロの工場があったこともあり、どちらかというと個人的には好感を持っているのだが。最近特にビール業界の負け組み的な気配が・・・)
サッポロさんは、トレインチャンネル歴は長く、私が記憶しているだけでも
- Quiz One ==> その名の通りクイズ番組
- cook★one ==> 料理のレシピ紹介
- 繁盛店の逸品 ==> 今やっている番組でお店の名物メニュー紹介
があった。が、どれも決して出来が悪いというわけではないのだが、何となく「お金を出してオリジナル番組を作るのならもう少し工夫したら」という感じなのだ。当時は、出題内容がいまいちだったという印象のある Quiz One が、今となっては個人的には一番よかったような気がする。(ココで動画が見れます。)
最後は AVIVA(アビバ)。パソコン教室をやっている会社だ。今、ホームページを見てみると、右下に 「AVIVA CMギャラリー」 として、CM動画を流している。私がツッコミたいのは、2番目に流れる「トレインチャンネル エクセル実践編」だ。(なんと、最初に流れるのは、「TVCM エクセル実践編」だ。TVCMでもやっていたとは知らなかった・・・)
内容を簡単に紹介すると、
- 2人の若手会社員が、支店別の売上げを集計して Excel で営業報告書を作ろうとしている。
- 1人は Excelの関数やウィザードを使って手早く表やグラフを作って進めているのに対し、もう1人は関数などが使えずモタモタしている。
- 結局、1人が完成した時には、もう1人は半分も終わっていない。
- 「この差はどうして?」
というものだ。
ウ~ン、何かが違う気がする。要は、営業報告で大事なのは、表やグラフ自体ではなく、その分析であったり施策であったり、だと思うのだ。すなわち、最後に、完成した営業報告書を見せる場面があるが、一番下に書いてあるレポートらしきものの内容こそが重要だと思うのだが・・・・。
トレインチャンネルのネタはこれくらいだったのだが、最近もう1つ面白いものを見つけた。自衛隊である。
陸海空の各自衛隊がCMを流し始めたのだ。海・空は、「勇ましさ」や「躍動感」を強調した相変わらずの内容だ。 が、陸上自衛隊は・・・・
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・・・ で、どんな人を集めたいのでしょう?
でも、個人的にはこのお茶目さは好きです。
最後に、トレインチャンネルが始まるはるか昔のことだが、個人的にウケて、今でも記憶に残っている中吊り広告の話。
1つ目は、「セレモアつくば」という葬儀関連の会社の広告で、何の変哲もない普通の文字主体の広告なのだが、
「大野しげひさ」さんという、私のようなおやじ世代には昔なつかしい、男性俳優が少しサエない顔をして大きく写っていたのである。別にこれだけなら「どこかで見た顔だな」としか思わなかったと思うのだが、私が惹かれたのはその顔の下に小さく書いてあった文字である。
イメージキャラクター 大野しげひさ
葬儀会社の「イメージキャラクター」って・・・・ どんなイメージなんだよ。
2つ目は、週刊誌でよくある見出し広告なのだが、ホンジャマカの石塚英彦さんの見出しがでていた。
石塚英彦 ○○○○○○!!
といった感じであった。(雑誌名や見出しの内容は憶えていない。) 私がウケタのは、「石塚英彦」の上に小さく重ねてあった文字である。
ホンジャマカ の ブタ
「ブタ」はないだろ!ってな感じで、一人でニヤリとしてしまったのである。
が、後でよく考えて見ると、確かに「石塚英彦」だけでは誰だかわからないので何かしらの説明が必要なのは理解できるし、「ホンジャマカの太った方」じゃゴロも悪いし冗長感もある・・・・。
確かに、「ブタ」しかない・・・・。
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