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2009年2月の記事

2009年2月28日 (土)

Excelの荒技(あらわざ)

今日は、Excelの荒技についてである。
私は、結構、仕事でExeclを使っているので、Excelについては、関数まわりを中心に相当の使い手である(と思っている。)
その私がお薦めする2つのテクニックを紹介する。
1つ目が「配列数式」、
2つ目が、複数シートでできたブックを1つの文書としてまとめて、割付印刷したり両面印刷する方法である。

これらを選択した観点は2つある。

  • 実用的で役に立つ
  • まだ、あまり人に使われていない

私の職場では、全員Excelは使えると思うのだが、それでも私以外の人が今回紹介する方法を使っているのを見たことがない。

まず1つ目の配列数式であるが、ひとことで言えば、式の中に配列(A1:A3 など連続した複数のセル参照)を使う方法である。こうすれば、「配列の1つ1つに対して式を適用した結果を最後に合計する」など、通常だと中間結果を一旦書き込むセルなどを用意しなければならないような複雑な計算でも、一気に答えを求めることができる。

配列数式の詳しい情報は、「配列数式」でググれば、たくさん出てくる。
最初にでてくる

日経PC21 / エクセル(Excel)「配列数式」講座

に配列数式の書き方や使用例などが相当判りやすく書かれているので、今さら、それ以上の説明をここで書こうとは思わない。
ここでは、とりあえず配列数式を使った例(例自体は小規模なサンプルであるが、使い方は私がよく実務で使っているものから持ってきた)を紹介して便利さをわかってもらい、一人でも多くの人に使おうという気になってもらいたいと思っている。

まず、例で扱うデータである。8名の生徒の国語と算数の点数の表である。

Hairetsu_1

ここでは、後の例で計算式を見やすくするために、性別、クラス、国語、算数の各列を、それぞれの名前で登録している。例えば、「クラス」は「$C$2:$C$9」である。この「名前の登録」は、配列数式とは直接関係ないので、以下の例で「クラス」と書く代わりに「$C$2:$C$9」と書いても何も問題ない。(私自身も通常、名前登録はしていない)

さて、いきなり、使用例を挙げる。

Hairetsu_2_2

見ればわかるように、性別別、クラス別の両教科の平均点を計算している。ここで、ピンク色のセルの数式は

{=AVERAGE(IF((性別=$A16)*(クラス=$B16),国語))}

である。(他のセルは、ピンク色のセルをコピーすればよい。これ以降の例でも同様である。)

ここで、最初と最後の{}は、キーボードで入力するのでなく、

=AVERAGE(IF((性別=$A16)*(クラス=$B16),国語))

と入力した後に、Control + Shift + Enter (3つのキーを同時に押す)ことで自動的に前後に {} が付く。これをしないと、配列数式は正しく動作しないかエラーとなる。(私も配列数式を最初に知ったときに、この特殊な入力方法に驚いた。)

簡単に式を解説すると、IF関数の中は、『性別が$A16(1行目で言えば「男」)、かつ、クラスが$B16(1行目で言えば「梅」)に等しければ、国語 の値』という意味だ。それを、AVERAGE関数で囲んでいるので、全体の意味としては、各行(A~Hまでの8行)に対して『』の中を試し、各行の結果の AVERAGE を計算するという意味になる。すなわち、

AVERAGE(Aの『』の結果, Bの『』の結果, ・・・・)
= AVERAGE(39, ,72, , , , , )
= 55.5
となる。

配列数式でIF文を使用する時の注意として、複数条件の論理積は AND 関数ではなく * 、論理輪は OR 関数ではなく + を用いる。もちろん、IF関数を入れ子にしてもよい。

2番目の使用例である。

Hairetsu_3

クラス別、国語の点数別の人数の表である。ここで点数が 75 の行は、1つ下のレベルの点に1を足した 51 ~ 75 を意味する。-1 の行は、25 の行を 0 ~ 25 の範囲とするために便宜的に置いているもので、実際の場合は非表示行にすればよい。

ピンク色のセルの数式は

{=SUM((クラス=$A24)*(国語>$B23)*(国語<=$B24))}
または
{=SUM(IF((クラス=$A24)*(国語>$B23)*(国語<=$B24),1,0))}

のどちらでもよいが、私は後者の方が好きである。

後者の式を簡単に解説すると、IF関数の中は、『クラスが$A24(1行目で言えば「梅」)、かつ、国語が$B23 より大きく $B24 以下(1行目で言えば -1 より大きく 25以下)であれば 1 そうでなければ 0』という意味だ。それを、SUM関数で囲んでいるので、全体の意味としては、各行(A~Hまでの8行)に対して『』の中を試し、各行の結果の SUM を計算するという意味になる。すなわち、

SUM(Aの『』の結果, Bの『』の結果, ・・・・)
= SUM(0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0)
= 1
となる。

3番目の使用例は、国語と算数の点数別人数のマトリクス表である。

Hairetsu_4

ピンク色のセルの数式は

{=SUM(IF((国語>$B36)*(国語<=$B37)*(算数>B$36)*(算数<=C$36),1,0))}

である。

最後の使用例として、IF関数の実行部に 配列を用いた式 を書いた例を示す。
性別別、クラス別の両教科の平均点のマトリクス表である。

Hairetsu_5

ピンク色のセルの数式は

{=SUM(IF((性別=$A44)*(クラス=B$43),国語+算数))/SUM(IF((性別=$A44)*(クラス=B$43),2))}

である。
このように、SUM 関数や IF関数を組み合わせた式も使える。(この例の問題では、AVERAGE関数を使えばもっと簡単にできるが・・・)
また、使える関数としては、SUM や AVERAGE 以外にも色々あるようだが、私の経験上、SUM が使えれば十分である。

配列数式の説明は以上である。
便利さが少しでも伝わっただろうか。

思いの外、記述量がかさんだので、冒頭に書いた2つ目の「複数シートでできたブックを、1つの文書として、まとめて 割付印刷したり両面印刷する方法」は、また次回ということにする。

では。

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2009年2月26日 (木)

自分本位の乗車マナー

毎日、満員電車で通勤していると、色々な人間、乗車マナーに出くわし、イラッとすることも多い。
まあ、「椅子に浅く腰かけて足を投げ出す」や「ヘッドホンの音漏れがハンパでない」などの明らかな迷惑行為は別として、「マナー」と名の付く類のものは、「誰が決めたの?」的なものも多く、結構、人によって受け取る感覚が違うような気がする。

私が個人的にイラッとくるのは、窓に面して立っているときに、頭のすぐ横にある吊革を後ろの人が強引につかみにきた時だ。ほとんど自分の頭とそいつの手が接触状態にあり、電車が揺れるたびに手が髪の毛に触れる感触があり気が気でない。
そこまでして、吊革を握りたいのか!!って言いたくなる。(言わないけど・・・)

あと、混んだ電車の中で、わざわざスペースを作って本を読んでいるヤツ。それはそれで小迷惑なのだが、自分的にもっと迷惑なのが、電車を降りてから、混んでいる通路や階段で本(だいたいマンガ)を読みながらゆっくり歩くヤツ・・・・。 

お前は二宮尊徳か!! 
そんなに読みたいのなら、電車を降りずに、読み終わるまで山手線で周回してろ!!

少し冷静になって・・・   もう少し微妙だが、個人的に気になるケース。

都心部ではほとんど見ないのであるが、少し郊外になると、電車待ちをする時に、通常2列で列を作るべきところが、時々、ホームにズラッと「1列で」電車待ちの列ができてしまうことがある。ホームの幅はあまりないため、こうなると列の後ろの方が団子状態になってしまう。

 イメージ図
Line11

これは、ほぼ間違いなく、列の2人目のヤツ(図の2番)の仕業だ。そいつが、何故か、ホームの最前列に(横に並んで)立つのを拒否しているのだ。(理由は常人には全く理解不能だ。しかも、そのテのヤツは、だいたい携帯に夢中になっているので周りの状況が見えていない場合が多い。) 
しかし、そんなヤツを注意しようとは思わないし、注意してわかるぐらいだったら最初からちゃんと並んでいるだろう。

では、どうするか? 
そこでカギを握るのは、3番目に並ぶ人だ。その人が、勇気を持って、2番目の後ろではなく、1番目の横に並ぶのだ。コレで全てが解決だ。

 解決のイメージ図
Line22

是非私も、次回、機会があれば実践したいと思う。(と、言ってもなかなかそのチャンスには恵まれないが・・・・・)

列の並び方に関する迷惑行為としては、上記の他に、列の前の人との間に異常に距離をとるヤツがいる。他人から見ると「間に1人、霊でもいるのか?」といったくらいの距離感だ。
コレもまた、列が長くなる原因となり、後ろで窮屈に並ぶ人間にはイラッとくる。この距離感は、わざとやっているのでなければ、天性のものかも知れない。どうも、この「人との距離感・間合い」というのは、育った環境や国民性にも依るようなのだ。

そこで思い出すのが、以前、インドに行って国内線に乗ったときの経験だ。

飛行機が着陸して止まったら、ドアが開く前に全員一斉にドアの方へ殺到し、出口付近が満員電車並みに込み合ったのには驚いた。日本でも身支度したり、1部にはドアに駆け寄る人もいるが、あれほど全員が殺到する光景は初めて見た。
その後、空港で到着手続き(何の手続きか忘れたがインドの人も全員並んでいた)でインドの人に混じって並んだのであるが、インドの人の間合いの短いこと短いこと・・・・
完全に接触するまで間合いを詰めるのがインド流マナーのようだ。

さて最後は、始発での私流の乗車マナー。

私は帰りは東京駅から始発を利用する。従って、基本的には、並んででも座ることにしている。通常ならば、列の3番目までに並べれば楽勝、4番目でもまずOK、5番目は少しヤバイ、と言ったところか。
しかし、4番目でも、いや時には3番目でもヤバイ時がある。それは、到着した電車から降りる人が、たまたま、自分の並んでいるドアに集中した場合だ。
まだ目の前のドアから人が降りているうちに、隣のドアから人が入り始めたのを見ると、自分の列の先頭の人に「早く行けェ~~」と思わず叫びたくなる。

この場合、普段は嫌悪してしまう図々しいオバサンが先頭だったら、この時だけはしめたものである。なぜなら、私が叫ぼうと思う前に、とっくに突進しているからである。

この場合、一番マズイのは(普段は満員電車に乗っていないような)品の良さそうなおばさんが先頭の時である。完全に人が降り終わるまで動かない。それでも、本人は先頭なので、少々遅れても席にあり付ける。
悲惨なのは、その後ろに並んでいる私達だ。乗るべきか、次の電車を待つべきか悩んだ末、駆け足で入ったものの、すんでのところで椅子取り合戦で敗れてしまった時には目の前が真っ白だ・・・・。
敗残兵のようにトボトボと外に出て、また列の後ろに付くしかない・・・・。

これだけは言っておきたい。

始発で列の先頭に並んだからには、その列の隊長という意識を持って、勇ましく突進して欲しい。

言いたいことは、これくらいだが・・・・・

読み返してみると、なんて小さな人間なんだ・・・・ 自分。

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2009年2月22日 (日)

100均の掘り出し物

何を隠そう、私は100均のお店が好きだ。
Wikipediaによると、ダイソーは「1991年に最初の常設店舗を開設した」とのことなので、もう20年近くの歴史になる。誰もがそうだったように、私も最初に見たときには、「100円でこんなものまで買えるのか!」という新鮮な驚きがあった。

その後、店もどんどん大型化して品揃えも増えてくると、
 ・ 普通のお店では何百~何千円するものが100円
という価格面での動機に加え
 ・ ○○の類のものは100均の方が種類やサイズが豊富
という品揃え面での理由で行くことも多くなってきた。(○○としては、プラスチック加工品、各種サイズのビニール袋、文房具・雑貨など)
一方で、人間の慣れというのは怖いもので、ここ数年は、以前のような驚きを感じることはあまりなくなってきて、「普通の安いお店」に近い感覚になってきたように思う。
私も、当然今でも、100均に寄ることは多いが、ここ数年は ダイソーやCanDo のような大手ではなく、弱小のお店で意外な掘り出し物を見つける(と言ってもたまにではあるが)ことが多い。
(と、感覚的に思っていて書き始めたが、後述のように、必ずしも弱小ではなかったみたい・・・)

今日は、それらをいくつか紹介する。

1点目・・・携帯電話の平型変換アダプタ

これは、2007年の初めに、私が Docomo の携帯 P903iTV を手に入れたときのことである。この携帯は、ヘッドホンの端子が平型で、通常のヘッドホンはそのままでは使えなかった。
ビックカメラなどで、平型端子用のヘッドホンや平型変換アダプタ(平型から普通のミニステレオヘッドホンに変換するアダプタ)を売ってはいたがアダプタでも1000円近くしたと思う。私の感覚的には、こんな物にそんなに払う気がしない。当然、ダイソーなどでも探したのだが、見つけることはできなかった。
そんなこんなをしているうちに・・・・・ 見つけました。ふと、立ち寄った、神楽坂の100均で。(東西線神楽坂駅から坂を少し下りたところです。)

Keitaiadapter_2 ← 【参考写真】
   これは、そのお店で買ったものではなく、最近、ダイソーかどこかで買ったもの。

このお店は、どのチェーンにも属していないようで、その後何度か行ったが、時々おもしろいものを見つける。
他に、見つけたのがコレ。

Pocketball_2   Pocketball2_2

電球型蛍光灯(40W)だ。今でも、ホームセンターで買えば最安のものでも300円はするが、2年前はもっと高かった。 
感動して即買いした。

だが、我が家には、40Wの電球を使うところがなかった・・・・

  • 現在、平型変換アダプタは、ダイソーなどでも売っているので、慌てて神楽坂に行かないように。
  • また、電球型蛍光灯もwebで見ると、アクアという100均では60Wのものも定常的に売っていたようだ。ただし、この「ポケットボールQ」については、「不具合で発火する恐れがあり販売中止」ということで回収されているので、多分今は売っていないと思う。


2点目・・・FOMA用USB通信ケーブル

Keitaicable 写真を見て、こんなものどこの100均でも売っているじゃん と思った方はよく見て欲しい。「充電ケーブル」でなく「通信ケーブル」だ。少なくとも、私は、ダイソーやCanDoで「通信ケーブル」は見たことがない。残念ながら「充電」機能はついていない。
これは、国立の meets.国立店 で買った。

今、webで見てわかったのだが、meets.というのは、株式会社ワッツというところがやっていて、それなりに大きなチェーンみたいだ。何と、2007年に、上で書いた アクア(株式会社オースリー)も子会社化したとのことだ。

  • 通信ケーブルの使い方を知らない人のために少し解説。 
    通信ケーブルがあれば、携帯の電話帳・スケジュール・メールなどをPCで編集したり保存できたりとなかなか便利である。PCのソフトも FOMAであれば Docomo のホームページから無料でダウンロード可能だ。 ==> ココです。
  • 実は、私はこの「通信ケーブル」をまだ使っていない。なぜなら、以前、秋葉原の秋月電子で、通信+充電ケーブルを買っていたからだ。(500円くらいだった。) 
    だったら、なぜ買ったんだァ ・・・・ 自分。
    【2009年2月26日訂正】
    買ったのは、秋月電子ではなく千石電商でした。


3点目・・・自転車のパンク修理セット

Repairparts これは CanDo で買ったものだ。面白いことに 「自転車のパンク修理セット」は、100均のお店により、お買い得感が大きく異なる。写真のように、タイヤレバー、接着剤、パッチ、虫ゴムのフルセットで100円なのは、他ではあまりないのでは?

  • 実は、これも未使用である。買って帰った日に、既に妻が自転車屋に持ち込んでいた。
    パンク修理代は \1,000円とのことだ・・・・・

今日の教訓 ・・・ 安くても、使わなくては、意味がない。

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2009年2月21日 (土)

トレインチャンネルと愉快な中吊り広告たち

私は通勤に中央線(東京駅から真西に向かっているJR線です)を使っているが、最近の車両にはドアの上に液晶テレビが2ついている。(トレインチャンネルと言うらしい。)
右側は、今走っている場所、次の駅の案内、ドアの開く側の案内など、
左側は、一般の情報を流している。
一般の情報と言っても、私の感覚的には、7割くらいがテレビと全く同じCM(ただし、音がでないのでせりふの吹出しがついたものもあり)で、他の3割がトレインチャンネルオリジナルの情報番組だ。

その中でも、多分、誰もが認める人気番組が「ダーリンは外国人」だろう。

Darling2
これは、小栗左多里さんの漫画で、トレインチャンネルに現れる以前から私でも名前だけは知っていたので、そこそこ人気があったのだと思う。特に、最近は本屋で平積みされているところを見るので、トレインチャンネルがかなり宣伝効果になっているように思う。
内容は、ほのぼの系で、私のようなおやじが見ても結構おもしろい。(恥かしくてあまり露骨にはできないが、) 内容が入れ替わる月曜日には、画面が気になってちょくちょく横目で見ている。(なにせ音がでないので、少し目を離している隙に始まってしまうのだ。まあ、見逃しても20~30分くらいで繰り返すので、だいたい月曜日に見てしまうのだが・・・。)
周りを見渡してみると、月曜日の「ダーリンは外国人」の時は、他のおやじを含め結構全員見ている。(皆、楽しみにしているのだ・・・。) 
JRさん、頑張って漫画を増やしましょう。

ニュース、天気予報は別として、他に気になりチェックしている番組としては、任天堂提供の「大人の60秒講座」がある。これは、マナーを中心としたクイズ形式の情報番組といったところで、まあ、「見逃せない」感は低いが、それなりに役に立つ。

逆に「イケテない」ものもある。純粋なCMの類であれば、何とも思わないのであるが、少しヒネっていたり、情報番組っぽい作りにしているがために、「イケテなさ」が気になってしまうのだ。

まずは、NAVITIME。携帯電話を中心にナビゲーション(経路情報)サービスを提供している会社なのだが、そこが「ナビタイムの法則」という番組をやっている。そう、気付いた方もいるかも知れないが、「マーフィーの法則」風の作りなのだ。 だが・・・・・、 例えば、このような内容だ。
「受験会場に早めに行って勉強しようと思い、早く家を出たが、道に迷ってぎりぎりになってしまった」・・・・ そのまんまである。 ひねりも何もない。このような「法則」を週代わりで提供しているのだ。(何と、ホームページでも公開していました ==> コチラ

その他には、私的にはサッポロビールさんかな。(私の故郷の町にはサッポロの工場があったこともあり、どちらかというと個人的には好感を持っているのだが。最近特にビール業界の負け組み的な気配が・・・) 
サッポロさんは、トレインチャンネル歴は長く、私が記憶しているだけでも

  • Quiz One  ==>  その名の通りクイズ番組
  • cook★one  ==>  料理のレシピ紹介
  • 繁盛店の逸品  ==>  今やっている番組でお店の名物メニュー紹介

があった。が、どれも決して出来が悪いというわけではないのだが、何となく「お金を出してオリジナル番組を作るのならもう少し工夫したら」という感じなのだ。当時は、出題内容がいまいちだったという印象のある Quiz One が、今となっては個人的には一番よかったような気がする。(ココで動画が見れます。)

最後は AVIVA(アビバ)。パソコン教室をやっている会社だ。今、ホームページを見てみると、右下に 「AVIVA CMギャラリー」 として、CM動画を流している。私がツッコミたいのは、2番目に流れる「トレインチャンネル エクセル実践編」だ。(なんと、最初に流れるのは、「TVCM エクセル実践編」だ。TVCMでもやっていたとは知らなかった・・・)
内容を簡単に紹介すると、

  1. 2人の若手会社員が、支店別の売上げを集計して Excel で営業報告書を作ろうとしている。
  2. 1人は Excelの関数やウィザードを使って手早く表やグラフを作って進めているのに対し、もう1人は関数などが使えずモタモタしている。
  3. 結局、1人が完成した時には、もう1人は半分も終わっていない。
  4. 「この差はどうして?」

というものだ。

Aviva

ウ~ン、何かが違う気がする。要は、営業報告で大事なのは、表やグラフ自体ではなく、その分析であったり施策であったり、だと思うのだ。すなわち、最後に、完成した営業報告書を見せる場面があるが、一番下に書いてあるレポートらしきものの内容こそが重要だと思うのだが・・・・。

トレインチャンネルのネタはこれくらいだったのだが、最近もう1つ面白いものを見つけた。自衛隊である。
陸海空の各自衛隊がCMを流し始めたのだ。海・空は、「勇ましさ」や「躍動感」を強調した相変わらずの内容だ。 が、陸上自衛隊は・・・・ 

 携帯サイトOPEN!
 オリジナルゲーム に 
オリジナルデコメ を GET !

・・・ で、どんな人を集めたいのでしょう? 
でも、個人的にはこのお茶目さは好きです。

最後に、トレインチャンネルが始まるはるか昔のことだが、個人的にウケて、今でも記憶に残っている中吊り広告の話。

1つ目は、「セレモアつくば」という葬儀関連の会社の広告で、何の変哲もない普通の文字主体の広告なのだが、
Oonoshigehisa2_3  「大野しげひさ」さんという、私のようなおやじ世代には昔なつかしい、男性俳優が少しサエない顔をして大きく写っていたのである。別にこれだけなら「どこかで見た顔だな」としか思わなかったと思うのだが、私が惹かれたのはその顔の下に小さく書いてあった文字である。

  イメージキャラクター 大野しげひさ

葬儀会社の「イメージキャラクター」って・・・・   どんなイメージなんだよ。

2つ目は、週刊誌でよくある見出し広告なのだが、ホンジャマカの石塚英彦さんの見出しがでていた。

 石塚英彦 ○○○○○○!!

といった感じであった。(雑誌名や見出しの内容は憶えていない。) 私がウケタのは、「石塚英彦」の上に小さく重ねてあった文字である。

  ホンジャマカ の ブタ

「ブタ」はないだろ!ってな感じで、一人でニヤリとしてしまったのである。
が、後でよく考えて見ると、確かに「石塚英彦」だけでは誰だかわからないので何かしらの説明が必要なのは理解できるし、「ホンジャマカの太った方」じゃゴロも悪いし冗長感もある・・・・。 

確かに、「ブタ」しかない・・・・。

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2009年2月17日 (火)

ソフトキャリーバッグのキャスター修理

我が家で長年使っていたソフトキャリーバッグのキャスターを昨年修理してみた。
あまりよい出来ではないし、うまくできたかの評価はこれからであるが、同じような事でお悩みの貴兄に参考までに載せることにする。

キャリーバッグやスーツケースのキャスターは、荷重や衝撃が一番かかるところなので、破損の可能性は非常に高いような気がする。
以前webで見た時には、メーカー限定の場合を除き(この場合はキャスター部品ごと交換する)、キャスターを修理してくれるお店はほとんどないようだ。
私も、本件で近所のミスターミニッツに声をかけたが、二つ返事で断られた。

と、思っていたら、たまたま今日、修理屋さんのHPを見つけた。

//REPAIR SHOP 修繕屋//

HPの「スーツケース・キャリ-バッグ修理」のページを見ると、写真つきでたくさんの修理事例が紹介されている。
「純正品にこだわる場合はメーカーさんでどうぞ。純正パーツはウチで用意できるものもあるんですが安くないのです。」という、職人魂がみなぎる心強いお店のようだ。
「キャリーバッグやスーツケースのキャスター修理に関するご質問で一番多いのが車輪の交換です。当店では車輪のみの交換もお受けしていますがお問い合わせの際には車輪の径・巾サイズを測ってください。」とのことなので、まずは、問合せが必要のようだ。価格は1個2,000円~4,000円とのことなのでリーズナブルだと思う。

う~ん、このサイトを見てしまったからには、私の修理記録を載せるのは非常に気が引けるのだが、あくまでも参考ということで。

我が家のソフトキャリーバッグは、12年くらい前にアメリカで買ったものだ。1ヶ月くらい出張で渡米していたのだが、お土産を買いすぎて持参したスーツケースに入りきれなくなってしまい、慌てて現地で調達した。買った場所は、Grapevine Mills という大型のショッピングモールだ。
メーカーは買った時には意識しなかったが、後でwebで見てみると Ricardo Beverly Hills というメーカーで、日本では販売してないようだ。(断っておくが、全然高級品ではないし、自慢するほどの代物でもない。)

Carrybag     Ricardo_logo

日本に帰ってから、帰省や旅行に、年数回使っていたので、のべ50回の使用といったところであろうか。他のソフトキャリーは使ったことがないので比較はできないが、結構、中に物が詰め込めて使い勝手がよい。また、なかなか丈夫で、ファスナーのタブが1つ取れた以外は特に不具合はなかったのであるが、ここ数年でキャスターに問題が発生してきた。キャスターは、プラスチックの大型ホイールにゴムが巻かれたものが両端に1つずつ付いているのだが、そのゴム部分が徐々に劣化・剥離してきて、昨年には、両輪ともほとんど取れてなくなってしまった。まあ、ホイールだけでも、使えないことはないのだが、結構振動するし、今度はホイールが割れそうな気がする。最初は、修理してくれるお店を探したが、なさそうなので、ダメもとで自分で何とかしてみることにした。ホームセンターを覘いて考えついた方法は以下の2つである。

  1. 靴の修理用の肉盛り剤でホイールの周りを肉盛る(例えば こんなヤツ です)
  2. ゴムベルトをホイールの周りに貼り付ける

1番目の方法は、強度の点(使用中に剥がれないか)と、均一に塗れるのかという点が不安だったため、2番目の方法を試すことにした。(2番目の方法も、強度の点では大いに心配であったがダメもとということで・・・)

ホームセンターで買ったのは、ゴムベルトと接着剤。
ゴムベルトは幅5cm、厚さ4mmのものである。接着剤はたくさんの種類がある中で、「屋外にも使える。ショックに強い。熱・水に強い」といううたい文句に釣られて、スーパーX2 というものにした。

Belt   Superx2

まずは、ゴムベルトをホイールの幅で短冊状に切り、ホイールの円周の長さで切断した。(最初は、何重かに巻くつもりであったが、意外にも最初に付いていたタイヤの厚みは薄かったようで、2重にするとホイールカバーに当ってしまった。)
後は、ホイールの外周とゴムベルトの内側に接着剤をタップリと付けて接着し、結束バンドで1週間くらい固定して出来上がりだ。接着剤がはみ出して見かけはよくない(汚い)が、とりあえずくっついた。

左が接着直後。結束バンドの跡が見える。 右が1回使用後。

Wheel_pic0    Wheel_pic1

1ヵ月後くらいに実戦(帰省)で試してみた。結果は・・・・・
行きは順調であったが、帰りの途中から片側の車輪のゴムベルトが徐々にホイールから外れてきて、家に帰り着く頃には、完全にホイールから離れてしまった。(正確に言うと、ゴムベルトの輪の形は保ったままで、ホイールから外れてしまった。) もう一方の車輪は大丈夫であった。負け惜しみで言うわけではないが、内心はすぐに外れることを予想していたので、正直、片輪でも持ち堪えたのは意外であった。
この結果で、更にチャレンジ精神が湧いてきた。

今回の失敗の原因は、ゴムベルトの長さが長すぎた(ホイールの円周と同じ長さで遊びがなかった)ではないかと考えている。
要は、左下図のような遊びが少なかったため、使用中にゴムベルトが少しずつ伸びて、輪の長さがホイールの外周より長くなり、右下図のように剥離したのではないか・・・。

Wheel0400    Wheel1400

ということで、早速、ゴムベルトの長さを微妙に短くして、再度貼り付けてみた。結果は・・・・

実は、それから、帰省も旅行も行っていない・・・ 

誰か私を旅行に連れて行って。

【2009年9月6日追記】
今日、久々に、//REPAIR SHOP 修繕屋// さんのHPを見ていたら、偶然にも私と同じキャリーバッグの修理記録が載っていた。
(ココ --> //REPAIR SHOP 修繕屋//:車輪交換
あまり見ないバッグだけにちょっとビックリ
修理結果も結構イイ感じである。私も最後の手段はコレだな

【2009年11月8日追記】
先週、研修に行ったときに キャリーバッグを使用した。近距離だったためそれほどヘビーな使い方ではなかったが、何と無事に何事もなく生還した。
現在のキャスターの状況は以下の通り。

継ぎ目の部分はあまり目立たない(手前側)
Caster0

ゴムの部分は結構荒れた部分もあり。いつまでもつことやら・・・・
Caster1

【2012年12月24日追記】
今更ですが ・・・
当ブログでは、ゴムベルト方式より、koma様 発案の エポキシパテ方式をお勧めしています。
詳しくは、以下のコメント群を参照ください。

【2013年9月23日追記】
記事に載せたキャリーバッグの修理に再挑戦してみた。
興味のある方は、「ソフトキャリーバッグのキャスター修理 ~ たぶん完結編」へ。

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2009年2月15日 (日)

ToClip と Truecrypt

私が毎日お世話になっているフリーソフトを2本紹介する。
表題にもある  ToClip と Truecrypt だ。

ToClip はクリップボード拡張ソフトというジャンルに属する 寺尾 進さん開発のソフトである。クリップボード拡張ソフトは、使い始めたら手放せないソフトなのだが、意外に使っていない(便利さを知らない)人が多い。
一言で言えば、過去にクリップボードに貼り付けた内容の履歴を保存しておき、好きなときに再利用するためのものである。
私が良く使う例として、ある文書A を参考にしながら 文書Bを作成する場合などに、あらかじめ使うと思われる文書A中の単語を先にまとめてクリップボードに貼り付けておけば、文書Bの文章を書くときに、いちいちコピーのために文書Aに戻らなくてもクリップボード履歴から貼り付けることができる。
もっと具体的に言えば、例えば、このブログを見て 「ToClip」と「クリップボード拡張ソフト」という単語を使って新しい文書を起す場合、先にこのブログから「ToClip」と「クリップボード拡張ソフト」を Control-C で連続してコピーしておけば、新しい文書上で、これらの単語を何回でも再利用できる。

作者のホームページ
 http://www5f.biglobe.ne.jp/~t-susumu/index.html
マニュアル(Kisさん作成)のページ
 http://www.lares.dti.ne.jp/~kis/pc/tc/

詳しい使い方や設定はマニュアルを見ていただくとして、インストールしたら、まず、

 画面右下のタスクトレイの ToClipアイコン右クリック
 → メニューから「オプション(O)...」
 → オプションウィンドウで「ポップアップメニュー」タブ
 → 右クリックポップアップ 
でホットキーを指定して欲しい。

Toclip2

そうすると、履歴を貼り付けたいと思った場面で、

 このホットキーを押下
 → クリップボードの履歴画面が現れる

    Toclip
 → 上下キーで文字列を選択、Enterキー押下
 → 選択した文字列が現在のカーソル位置に貼り付けられる
という一連の操作が簡単にできる。ちなみに私の場合は、ホットキーは 「Alt + L」 としている。

vector で 「クリップボード」で探す と、他にもたくさんの同様の機能のソフトが見つかる。多くを試したわけではないが、私が ToClip を使わせてもらっているのは、上記の操作が非常にシンプルに行えることが最大の理由である。(他のソフトでは、テキストだけでなくビットマップなどの履歴も保存・再利用できるものがあるが私には不要である。)
これを使い始めると、もう手放せなくなるほど便利なので、特に文章をそこそこ書く人で、使ったことがない人はぜひ試してほしい。
ToClip には、クリップボード履歴と同様に、あらかじめ登録しておいた固定文字列も任意のタイミングで利用することができる。先ほどの画面サンプルで「登録テキスト(T)」と表示されていた部分がそれで、そこで右矢印キーを押すと、登録しておいた固定文字列のリストが現れる。私はよく使用するログインIDやパスワードを登録している。この機能も非常に便利で手放せないのであるが、最大の問題はこれらの文字列がそのまま(暗号化されずに)ハードディスク上に記録されるので、万が一PCを紛失したり盗難にあった場合を考えると少し不安である。従って、私は暗号化ソフトである TrueCrypt も合わせて利用している。

TrueCrypt は、TrueCrypt Foundation が開発している オープンソースの暗号化ソフトである。暗号化ソフトにも色々あるが、このソフトの特長は、指定ディスク容量を最初に確保して暗号化し、それを仮想ドライブとしてアクセスして利用するので、暗号化/復号化を意識しなくてよい点にある。
例えば、人に見られたくない(暗号化したい)ファイルの格納場所として 100GB必要な場合、まず、ハードディスク上に100GBの容量を確保して初期化する。(OSからは、1つの100GBの単独ファイルとして見える。) 利用時は、この100GBの領域をドライブレターの1つに割り当てることによって、あたかも100GBのディスクがあるように見えるので、そこに自由にファイルを作成したりコピーしたりすることができる。このとき、仮想ドライブには全て暗号化されて格納されるので、ハードディスクを覗いても100GBのランダムなバイト列としか認識できない。すなわち、通常のドライブから仮想ドライブにコピーする時に暗号化処理が、逆に、仮想ドライブから通常のドライブにコピーする時に復号化処理が、裏で自動的に実行されているということである。
ちなみに、上記で「ドライブレターの1つに割り当てる」時に、最初の領域初期化時に設定したパスワードの入力が必要である。
なお、上記のようにハードディスクの一部領域だけでなく、ハードディスク全体の暗号化も可能であり、実際に私も、250GBの外付けディスクを丸ごと暗号化して利用している。(OSが入ったシステムドライブも暗号化できるらしいが、私は怖くて、というかニーズがなくてやっていない。)

TrueCrypt のインストールや設定方法は、

などに詳しいので、そちらを参照して欲しい。
1点だけ補足すると、昔のバージョンでは問題ななかったのであるが、なぜか最近のバージョンでは最初に暗号化領域を確保し初期化(フォーマット)する時に、ファイルシステムをNTFSで行うと以下のような警告がでる。

Truecrypt_error

「強制的にアンマウントしますか?」に yes で応えると・・・・

Truecrypt_error2

上のようなエラーがでて、結局は FAT でしかフォーマットできない。(あまりネットでもこの報告を聞かないので、もしかして私の環境だけかも知れないが・・・)
この場合は、とりあえず FAT で初期化しておき、その後 ドライブにマウントしてから convert コマンドで NTFS に変換する。
以下は、yドライブにマウントした場合の例である。途中で、「このボリュームのマウントを強制的に解除しますか?」と聞かれるので y を入力する。

Truecrypt_error3

最後に、ToClip と Truecrypt を組み合わせて使うときの Tips を紹介する。
ToClip は、クリップボード履歴や登録文字列の情報を、実行ファイル Tc.exe と同じフォルダに格納する。従って、それらを暗号化して格納するには、暗号化した仮想ドライブに ToClip をインストールすればよい。

私の場合、PC起動時から ToClip を使用したいので、以下の2行を書いたスクリプトファイルを スタートアップ フォルダに置いて、PC起動時に自動実行している。(以下の例で、C:\Container.tc は暗号化領域のファイル、y は仮想ドライブ)

  1. "C:\Program Files\TrueCrypt\TrueCrypt.exe" /v C:\Container.tc /q /h n /l y /m rm
  2. start /B /MIN y:\tc\Tc.exe

このようにすると、PC起動時に Truecrypt のパスワード入力画面が表示される。

Truecrypt_login

そこでパスワードを入れるだけで ToClip も起動される。

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2009年2月14日 (土)

外付けハードディスクと Seagate騒動

ビデオテープのデジタル化(その1)(その2)でも紹介したが、動画を扱い始めると途端にディスク容量が欠乏してくる。私が主に使用しているデスクトップPCは当初250GB、その後、外付け250GB、内蔵320GBを追加したが、今後更に動画が増えていくことを考えるとすぐに不足してくるのは目に見えている。

上記の外付けディスクは I・Oデータの250GBの外付けディスク HDH-U250S である。買った時期ははっきり覚えていないが、URLから判断して2004年だと思われる。ビックカメラで確か \14,800 の 20%ポイントであった。購入直後に外殻をはずしてみたところ、中には Maxtor のIDEドライブが入っていた。(型番は失念。) 電源内蔵で邪魔なACアダプタが要らないのは、その後買った外付けディスクにもない最大の利点である。が、冷却ファンもないので、耐久性は正直不安だ。これまでバックアップ用として一時的に電源を入れるだけの使い方ということもあり、触って熱いと感じたことはほとんど記憶になく、現在まで故障はしていない。

この機種の最大の不満点は、ディスク容量はともかくとして、インターフェイスがUSB1.0/2.0 しかない(SATA接続ができない)ことである。現在、このディスクの使い方は、ディスク全体を 暗号化ソフト TrueCrypt で暗号化し、データバックソフト BunBackup で差分バックアップ先として使用しているが、データ転送速度が SATAに比べ劣るだけならまだしも、大量のデータ転送を行うと途中で接続が切れてしまうことがよくある。PC側の問題である可能性もゼロではないが、私的には USB2.0 に対する信頼感は非常に低い。
従って、最近買ったノートPCや外付けディスクの選択では、e-SATA接続ができることを条件とした。

e-SATA接続ができる一体型の外付けディスクもあるにはあるが、

  • 中のハードディスクの型番が不明で、1年を超える長期保証がない
  • デザイン、価格ともいまいち

という問題があるので、私は、ハードディスクケースとハードディスクを別々に購入した。
購入時期は少し離れるが、以下の2セットである。

2008年12月
 ケース: センチュリー HDD検温番(黒) \3,970
 HDD  : Samsung HD103UJ 1.0TB  \8,970

2009年1月
 ケース: ロジテック LHR-DS02SAU2RD(赤) \4,800 
 HDD  : Seagate ST31500341AS 1.5TB \11,970 

すべて通販で、LHR-DS02SAU2RD だけが NTT-X Store 、他の3つは PCデポ から購入した。

左から、HDD検温番、HDH-U250S、LHR-DS02SAU2RD

Sotodukehdd

ケースは、どちらも価格の割りに静かでデザインも悪くないと思っている。まだあまり使い込んではいないが、基本的動作は全く問題ない。どちらも、USB/e-SATA 接続が選べるが、私の場合、当然 e-SATA を使っている。以前、USB で発生していた接続切れも皆無であるし、何よりデータ転送速度も100MB/秒くらいはでるので満足度は高い。
それぞれの個人的な印象/感想を言うと以下の通りだ。

1.HDD検温番

  • ファンが大きく冷却効果がありそう。(あくまでイメージです。)
  • 温度が表示されるので安心感がある。温度はSMART値ではなく、実際にハードディスクに貼り付けられた温度センサーでの測定値である。(だからと言って、精度が良いとも悪いとも言えないが。)
  • 内部の作りがチャチそうで、すぐに故障しやすい雰囲気。(あくまでイメージです。)

2.LHR-DS02SAU2RD

  • 縦/横置きが選べ、横置きの場合は段積みが可能。(2回目でHDD検温番を選ばなかった最大の理由は横置きができることであった。)
  • 高級感があるというネットでの評価であったが、フロントパネルはプラスチックでチープ。

3.Samsung HD103UJ 1.0TB

  • 早いし音も静か。少し低音のうなりがするのがタマにキズ。
  • 耐久性は悪いとの噂があるが、明確な根拠はなく自分で試すしかない。

4.Seagate ST31500341AS 1.5TB

  • いわゆる ファームウェア不良問題で話題になっている一品。私はどうしても、「ビデオテープのデジタル化」作業のために、早く1.5TBが欲しかったので、敢えて買ってみた。ファームウェアのバージョンは SD1A なので一応不具合対策版となっているが・・・。
    今のところ、代替セクタも発生しておらず、いい感じではある。

いずれにせよ、ハードディスクに突然死は付きものなので、私の場合は必ず2つのハードディスクに保存している。ミラーという手もあるが、コントローラの故障も含め、どうも「自動」は信じられない。手動バックアップが確実である。今回もそのために 1TB超を2セット購入した次第だ。

なお、ほとんどの方がご存知とは思うが、今回のようにハードディスクを単体で買うと 「メーカー出荷から」 3年なり5年の保証がつくものがある。これが、今回単体で買った理由の1つである。
メーカー保証の代表格が Seagate であり、以前は5年保証であったが今年の出荷分より3年保証に変わったらしい。ややこしいことに、PCメーカーや周辺機器メーカーに卸したハードディスクは、Seagate製であっても保証がないことが多い。PCパーツ屋でバルクで売っているものにも紛れていることが多いので注意が必要だ。確実なのは Seagate の web で確認することだ。(お店によっては店頭で確認してくれるらしい。)

Seagate_rma12

国と型番とシリアル番号、および不正防止用に表示された2つの単語を入力する。
ちなみに、2つの単語はあまりにも崩しすぎていて超能力者でないと読み取れないものも多いので、判りやすいものが現れるまで、入力欄の右隣にある赤い2つの矢印が輪になっているボタンを押して、遠慮なく「おかわり」しよう。

最後に、右下の「送信」をクリックすると結果が表示される。

Seagate_rma2

上はPCと同時にバルクで買った250GBのハードディスク(内蔵システムディスクとして使用中)の結果。運がよいことに来年夏まで保証が残っていた。

Seagate_rma3

上は今年1月に買った 1.5TB のハードディスクの結果。PC周辺機器メーカーのバッファローが自社製の機器組込み用に仕入れたものらしく、「購入先に連絡」=「保証なし」と表示された。

このwebページによると、メーカー保証しているのは、Seagate 以外には Maxtor と Western Digital だけらしい。

私が 12月と1月に購入した2つのハードディスクは、どちらもCFDというメルコ(バッファロー)系の製造販売会社が箱に入れて売っているもので、CFDが独自の保証を付けている。(私の購入した2つは5年保証)  某巨大掲示板では、CFD保証は嫌われているが私は気にしない。1月の購入時は、Seagate保証か CFD保証か迷ったが、ファームウェア問題が吹き荒れていた時期でもあり、Seagateの先行き不安感からCFDを選択した。ファームウェア問題については、一時は収まりつつあるように見えたが、最近それらを組み込んだメーカー製PCの回収などの問題に移りつつあり予断が許せない。
まあ、私も「完全にシロとは言い切れない」Seagate製品を買った以上、人ごとではないのではあるが・・・・  壊れたら壊れた時に考えるということで。

【2013年1月3日追記】
記事中の「Seagate の web」(保証の確認のページ)のリンクが切れていたので貼りなおした。
2013年1月3日現在、記事中の2台のハードディスクは(バックアップ用途で使用頻度は少ないものの)どちらも健在である。

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2009年2月13日 (金)

互換品を考える

今回は、私が利用している互換品を紹介する。
特に明記していない場合は、記載の価格は 2月13日深夜に調べた amazon の価格である。

【インクジェットプリンタの詰め替えインク】
我が家には2つのインクジェットプリンタがある。
HP psc 1210CANON IP4100 である。

HP psc 1210 は スキャナ機能も持ったオールインワン機で、我が家ではPCと接続しておらず、もっぱら お受験用の問題用紙のモノクロコピー機として使っている。(従って、カラーインクは装着してない。) 黒の顔料インクを搭載しているため、普通用紙にもクッキリ印刷できる。1万円しなかったと思うが、なかなかの働き者である。
が、HPはインクカートリッジとヘッドが一体化しているためか、純正インクカートリッジが高く、顔料黒 hp 56(C6656A) が \2,265、3色1体のカラー hp 57(C6657A) が \3,597 もする。
最初のうちは、純正インクカートリッジを買っていたが、やはり、毎回2000円を超える出費は痛い。それに、本体がカートリッジ込みで1万円しないのに、このカートリッジの値段はどう考えても納得がいかない。(「そういうビジネスモデルです」と言われれば、それまでだが・・・。)
というような不満はずっと抱いていたのだが、互換インクも結構高かったり、品質も何となく怪しい気がして、なかなか手を出せずにいた。が、ビックカメラで、たまたま、大きく「56」と書かれたエレコムの互換インクを見たとき、メーカーの知名度と980円という安さにも釣られてついに買ってしまった。
この1箱で4回まで詰め替えることができるのだが、現在2回まで詰め替えた。
結果は・・・良好である。というか、全く違いがわからない。詰め替え作業も最初は説明書を見ながら30分、慣れれば15分程度で終わる。

左がCANON用、右がHP用

Tumekaeink

これに気を良くして、早速、IP4100の互換インクも買ってしまった。当然、エレコムである。純正カートリッジは、カラーが4色独立の BCI-7eシリーズで 4色セットで amazonで \3,426、顔料黒が BCI-3eBK で同じく \917 である。

買ってみて判ったのであるが、同じエレコムでも、HP用 と CANON用 では インクの注入方法が違うのである、HP用は注射針のようなものをインク容器に装着して、それをカートリッジに差し込み、ネジを廻してピストンを徐々に押してインクを注入するのだが、CANON用は先の細くなった注入キャップをインク容器に装着して、容器の腹を押してインクをカートリッジ内に注入する形式である。どちらもインク容器とは別に、カートリッジを固定する専用の治具が付属しており難しくはないが、CANONの方が手間はかからない。

左がCANON用、右がHP用

Thcip4100set   Thr027_2
IP4100 の方も、各色、1回ずつ交換した程度であるが、これも今のところ全く違いが判らない。(自分が鈍感だという気もするが・・・。)

インク詰め替え時の注意点として、インクが漏れる可能性があるので、万が一のことを考え下に広めに新聞紙を敷いておいた方がよい。(私もHPの2回目の詰め替え時に注射針の先のキャップをはずした瞬間、インクが噴出した経験がある。) 
また、インク残量の警告が出た時点で早めに補充した方が、カートリッジ内のスポンジが乾燥せずインク出口への供給が途切れないので良いようだ。

最後にざっと金額試算をしてみよう。

【ビデオカメラのバッテリー】
私の保有している CANON iVIS HG21 には、付属品として BP-807 というバッテリーが付属しているが、これが公称でも実使用時間50分という、少し心許ない仕様である。私の場合、一度に長く撮ることはめったにないが、いざと言うときの用心として予備バッテリーが欲しいところである。予備の純正バッテリーとしては、BP-819(実使用時間 約1時間45分)があるが \11,000 もするし、チャージャー CG-800 を合わせると \17,450 もする。(チャージャーがないと、ビデオカメラ本体を占有して充電しなければならず、チャージャーは必須と言える。) カメラ量販店で買った人はポイントで買うというのが定番であるが、私の場合、キタムラの通販で買ったのでポイントはない。
そこで、互換バッテリーとしては有名な ロワ(ROWA)のバッテリーを買ってみた。BP-819 相当品+チャージャーで \1,880 なので 約10倍近くの値段差である。

手前がCANON純正BP-807 で 向こう側が ROWA BP-819 相当品
ROWAにはキャップ(一番奥側)が付属していた

Battery

ROWAのバッテリーとチャージャー
以前、ネットで言われていたチャージャー装着時のガタつきは解消されていた

Rowa
もう数回使ってみたが、特に問題なく使える。最初に、2~3回 「満充電-使いきり」を繰り返す慣らし運転が必要であったり、実使用時間が純正より短いという噂はあるものの、値段差を考えると予備としては十分である。(実際は、予備として眠らせておくのは良くないとのことなので、私は純正と交互に使用している。)

問題点も挙げておく。

  1. バッテリー残量がわからない
  2. 電源投入時に毎回「純正バッテリーでない」ことが表示され確認操作が必要
  3. 使用中は液晶やテレビの右上に常に赤いマークが表示される

1番目と2番目は仕方がない気がするが、3番目はCANONさんに何とかして欲しいものである。

以上、私のまだ数少ない経験では、デメリットを理解して利用すれば互換品も悪くないと言う印象である。今回、挙げたインクカートリッジやバッテリーは、互換品が1つの市場を築いているが、2倍以内の価格差ならまだしも 5倍や10倍の差はどうみても、純正品の値付けがおかしいような気がする。携帯電話がそうであったように、いずれ近いうちにビジネスモデルが見直され、受益者に正当に負担させるように変わっていくのではないだろうか。

【2011年6月18日追記】
バッテリーが劣化したため、残量表示に対応した ROWA社バッテリーを再購入した。興味のある方は、
コチラ

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2009年2月11日 (水)

HDMIケーブルとミニHDMI変換アダプタ

我が家には、HDMIを利用できる機器が3つしかない。購入順に挙げると

である。というわけで、たいしたニーズはないのではあるが、HG21を購入後、無性にHDMIなるものを試してみたくなった。HG21には、D端子ケーブルが付属していたので、それでテレビには接続可能なのであるが、やはりHDMIも試してみたい。HG21には、HDMIケーブルは付属していないので、まずHDMIケーブルの購入である。
webで見てみると、これが結構高い。生産数がまだ少ないからだと思うのだが、この程度のケーブルに数千円払う気はしない。秋葉原に行くと、ノーブランドのケーブルが1000円以下で売っていたので、買おうかなと思っていたらありました。激安品が。
ハンファ・ジャパン 楽天市場店で 1.5mが 驚きの 340円である。それにメール便OKである。とりあえず、即買いした。1週間くらいして送られてきたが、普通のHDMIケーブルで何の問題もない。

だが、これでOKとはいかない。なぜなら、HG21のHDMI端子はミニHDMI端子なのである。ミニ端子ケーブルというのが、さらに生産数が少ないためか、半端なく高い。さすがの、ハンファ・ジャパンでも売っていないし、秋葉原でも激安品はなさそうだ。そこで目をつけたのが、HDMI端子をミニ端子に変換するアダプタだ。これならケーブルよりは安いだろうし、実際にwebで1300円程度で売っている。と思っていたところ、秋葉原で980円で発見。

Henkanmeijinpackage   Hdmibmhdag

変換名人というブランドの

■変換プラグ HDMI(メス)→mini HDMI(オス)  型番 HDMIB-MHDAG

というもので、何店かで同じような価格で売っていた。少し怪しいが、とりあえず購入した。

早速、家に帰ってHG21に接続しようとして、衝撃を受けた。なんと、HG21のミニHDMI端子の差込口はカバーをあけた凹部の中にあるのであるが、変換名人のアダプタの幅が広すぎて、凹部のフチと干渉して差し込めないのである。これは、完全に事前調査不足であった。

Hg21_zentai Hg21_hdmi

しばらくはへこんでいたのであるが、どうせミニ端子はHG21しか使い道がないので、壊れてもやむなしという考えで、変換アダプタの干渉する部分を切断することにした。用意したのは金ノコである。(100均で調達) 

Kananoko

思いのほか作業は楽で、10分ほどでアダプタの端の部分を切り落とすことができた(干渉部分はプラスチックだけであった)。以前から持っていたヤスリで表面を滑らかにして完成である。

Hdmi

適当な目分量で切断したのであるが、一発でHG21に接続できた。テレビに接続してみたが問題なく映る。

でも、あまり使う機会はないかな・・・

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2009年2月10日 (火)

スターフライヤー、おまけにヨーロッパの格安航空会社

先日、所用で北九州に行ったのであるが、初めてスターフライヤーなる航空会社を使ってみた。東京と北九州空港の間を飛んでいる航空会社である。(2007年9月から、東京と関西空港の間も飛んでいるらしい。)
これまで、何度か北九州に飛行機で行ったことはあるのだが、何となく、ANAやJALを使っていた。東京と福岡間のスカイマークは知っていたのだが、スターフライヤーは最近まであまり認識がなかった。スカイマークも就航当初は何度か乗ったが、何となく「安かろう悪かろう」的イメージがあり、会社の出張で行くことが多いため(運賃は気にしなくて良いので)最近は遠ざかっていた。

とは言え、大手航空会社の寡占により、高止まりしていた航空運賃に最初に風穴を開けたスカイマークの功績は大きいと思う。

さて、スターフライヤーに乗った感想であるが、なかなか良い。何が良いかと言うと、運賃もそこそこ安いのにもかかわらず、「安かろう悪かろう」ではなく、プラスアルファの付加価値を付けようと頑張っているのである。特に、全席に液晶モニタが付いており、プログラムも(少ない予算の中でタイアップとかを最大限に活かして)かなりのチャンネル数があり飽きずに1時間半を過ごすことができた。JALやANAの国内線でも、時々液晶モニタが付いた機体に乗りあわせることがあり一瞬期待してしまうのであるが、大体は何もやっておらず、「見たければプレミアムシートなり国際線に乗れ」的な高飛車な雰囲気をいつも感じてしまう。
スターフライヤーには液晶モニタ以外にも、以下のウリがある。

  1. 座席が革張りで、前後の座席間隔が広い(HPによると他社より12~15センチ広いらしい)
  2. ドリンクサービスはタリーズコーヒーなど何となくプレミアム感がある。
  3. カップホルダーがついている。
  4. 座席下に電源コンセントが付いており、パソコンなどに利用できる。
  5. ヘッドレストが調整可能。

上記のうち、4と5は実は乗車時には気付かずに、さっきHPを見て気付いた。3は気付いていたのだが、他の航空会社と同様に格納式のテーブルにもカップを差し込む穴があったので、乗っているときにはこのカップホルダーの使い道が判らなかった。少し高い位置にあり、飲み物のカップを置くには少し違和感があった。が、HPを見ると、このカップホルダーには飲み終わったカップを入れろと書いてある。確かに、いつも、飲み終わったカップの置き場に困っている(いつもクシャクシャにしてシートポケットに入れたりしている)のでこれは良いアイデアだ。ということで、HPを見て、さらにスターフライヤーの心配りに感心してしまった。

少し話が変わるが、格安航空会社ということで、以前、乗ったヨーロッパの代表的格安会社についても少し触れておく。(すべて、2003年の話なので、今は変わっているかもしれないことをお断りしておく。)
私が乗ったのは、easyjet(イージージェット)Ryanair(ライアンエアー)で、どちらも当時の2大格安航空会社であった。ロンドンを中心にヨーロッパの主要都市を結んでいるのであるが、とにかく安い。基本はweb予約のみであり、おもしろいことに、運賃は刻々と変わるので、買い時が結構難しいのである。需要を見て値付けしているのであろうが、必ずしも待てば下がるわけでもなく、結構ギャンブル的な感覚が味わえる。ただし、私のような小市民は、買った後もその後の値段の上下が気になって、あまり精神衛生上良くないのであるが・・・。
私が利用した路線の一例を挙げると
ロンドン(Stansted Airport) → ローマ(Ciampino Airport) :  Ryanair \6,000
ヴェネチア(Marco Polo Airport) → ロンドン(Stansted Airport) :  easyjet \10,000

である。当時の記録をみると、ロンドン ⇔ ローマは、\2,000 ~ \20,000 、ヴェネチア ⇔ ロンドン は \3,000 ~ \18,000 のような値付けであり、バラつきはあるものの、総じて日本の国内線と比較すると格安である。当然コスト削減は徹底しており、チケットレスであるし(webで購入した時に表示される購入番号を空港カウンタで伝えるだけである。座席予約はなく早く機内に入った者から好きな座席に座る)、機内のドリンクサービスも有料である。でも、機体は清潔であるし、移動するという目的には何の問題もない。

Ryanair(Ciampino Airport にて)

Ryanair0002

ただし、1点注意がある。既に気付いた人はいるかもしれないが、上記の空港は、ロンドンは Heathrow Airport(ヒースロー)ではないし、ローマも Fiumicino Airport(フィウミチーノ)ではない。実は、格安航空会社は空港使用料の安い都市近郊の空港を使うことが多いのだ。ちなみに、Stansted Airport はロンドン市内(Liverpool Street)から電車で45分、Ciampino Airport はローマ市街から電車で40分くらいであるから、東京-成田よりは近いと言える。
それにしても、日本の場合、チケットレスと言いながら、自動チェックイン機、保安検査入口、ゲート入口でそれぞれ紙を発行する理由は何なのだろうか?1回で十分なような気がするが・・・・。

話は長くなったが、次回北九州に行くときには、またスターフライヤーを使いたいと思う。(次に行く予定はないのだが
今、日本にも、jetstarを始め、格安航空会社が参入し始めているので、今後、彼らの活躍に注目したいと思う。とは言え、日本は、空港使用料が高いからな・・・

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2009年2月 8日 (日)

ビデオテープのデジタル化(その2)

ビデオテープのデジタル化(その1)に引き続き、(その2)である。

Dj100_2  今回は、前回のHI8テープのデジタル化に続き、下の娘が生まれた時(11年前)に買った Panasonic NV-DJ100 で撮った DVテープのデジタル化である。「DVテープなので、既にデジタルじゃん」と思った人もいると思うが、「その通り」。要は、動画ファイル化のことだ。
この DJ100 もこの1~2年調子が悪く、デジタルノイズが目立つようになった。どうもヘッドが磨耗してきたのではないかと推定しているが、今さら大金をかけてヘッドを換える気にならず、昨年末に Canon HG21 を買ってしまった。DJ100 も今なら再生はあまり問題ないようなので、今のうちに、撮りためた DVテープ を動画ファイル化しておきたいと思う。

少し話は変わるが、今、NV-DJ100 について、調べて見ると、
松下、世界最小の3CCD搭載デジタルビデオカメラ 97/8/28 発表 
標準価格: 265,000円
とあるので、昔のビデオの何と高いこと。私の下の娘は同年10月下旬生まれで、生まれる前には手に入れていたので、発売すぐに買ったことになる。確か、愛知あたりの(結構安売り店として一部で有名だった)アイムコムズというwebショップで買ったのであるが、いわゆるインターネット通販はこれが初めてだったように覚えている。現在は普通にインターネット通販を利用しているが、それ以降20万円を超えたものを買った記憶がない。ちなみに、アイムコムズさんは今はやっていないようだ。

さて話を本題の動画ファイル化に戻すことにする、DJ100 にはDV端子が付いており(多分、DV端子のはしりだったような気がする)、私のPCにもDV端子が付いている。従って、後は、DVケーブルで繋ぐだけだ。DVケーブルも以前秋葉原で100円で投売りされたものを買っておいた。

取り込みソフトは Windows ムービーメーカーでも良いようであるが、webで見てみると、Area61 DVビデオキャプチャ や WinDV などが評判がよいようである。DVビデオキャプチャの特徴は 後で内容をチェックし易いサムネイル画像が同時に作成できること、WinDV の特徴は、バッファを持っておりコマ落ち(キャプチャ漏れ)しにくいことにあるようだ。
どちらも少し試してみて、WinDV を使うことにした。決め手は、動画(AVI)ファイルの作成単位のコントロールができることだ。(後述)

以下に簡単に WinDV の使い方を説明する。

WinDV メインウィンドウ

Windv_3

WinDV 設定ウィンドウ

Windv_config_2

使い方は簡単で、

  1. [Caputuring from DV device] タブを選ぶ。(通常、最初から選ばれている)
     
  2. [Config...] ボタンで、設定ウィンドウを表示する。
     
    [Discontinuity treshold(sec)] で「記録(撮影)日時の間隔が何秒開いている場合ファイルを分けるか」を指定する。ここに、600を指定すると、1つのテープにたくさんのシーン(ここでの「シーン」とは連続して撮影した1カットの意味)が記録されていても、その撮影間隔が10分以内であれば、それらは1つのファイルにまとめて格納される。0を設定すると、すべて1ファイルとして作成される。
     
    [2009/2/10追記]
    後で読んでみると少し説明がおかしいのに気付いたので補足説明追加。
    [Discontinuity treshold(sec)] の説明は上記の通りであるので、小さな数字を入れるほど、たくさんのファイルに分かれる。従って、1に設定すると、基本的にシーン単位でファイルが作成される。ただし、0は特別な意味を持ち、すべて1ファイルとして作成される。DVビデオキャプチャ は、この設定はできず、シーン単位でファイルが作成されるようである。
    なお、このように撮影時間でのファイル分割制御ができるのは、元のDV記録に、動画と一緒に撮影日時が記録されているためであるが、実は、これは、作成されたAVIファイルにも引き継がれている。(引き継がれているかどうかは、Area61 DVビデオタイマ を使えば確認できる。)
     
    先ほども書いたが、私が WinDV を使ったのもこの指定ができたからである。ちなみに、私は、18000=5時間 を指定した。こうすれば、ほぼ、撮影したイベント単位(通常は撮影日単位)にファイルが分かれてくれた。
    [Max AVI size(frames)] で、1ファイルに格納する最大のフレーム数、[Every N-th frame] でキャプチャするフレーム間隔を選択することができる。
     
    [2009/2/10追記]
    例えば[Every N-th frame]を2にすると、1フレームおきに間引いて記録されるので、再生時、2倍速になる。
     

    私は [Max AVI size] には充分大きい数字 1000000(基本的にフレーム数ではファイルは分割しない) 、[Max AVI size] には 1 (全フレームを記録)とした。
    [Date/Time] は作成するAVI ファイル名の書式である。私の場合は、「%Y-%m-%d_%H-%M」 とした。こうすると、例えば、2009年2月1日18時32分から撮影した内容は、XXX.21.2009-02-01_18-32.NN.avi という名前でファイルが作られる。
    ここで、XXX は、ファイル前頭詞(後述)、NN は連番である。連番の桁数は、[numering digits] で指定する。連番は普通、例えば2桁の場合は「00」であるが、全く同一日時分のファイルができる場合にのみ、01,02・・・・となる。
     
    設定ウィンドウの設定が終わったら、[OK]でメインウィンドウに戻る。
     
  3. [Capt. file:] の右側の[...]でファイルの保存ダイアログを開き、AVIファイルの格納フォルダと前頭詞を設定する。先の例では、ダイアログの「ファイル名」の欄に「XXX」だけ入力して [保存]ボタンを押せばよい。
     
  4. [Video source:] は私の場合、最初から、「Microsoft DV Camera and VCR」が
    選択されており、それで問題ない。
    [Capture]ボタンの左にチェックを入れておけば、後は、ビデオカメラ側で先頭テープ位置まで巻き戻してから[Capture]ボタンを押せば、自動的にビデオカメラと連動して記録が始まる。ちなみに、[Capture]ボタンの左のチェックをはずせばビデオカメラと連動しないので、それぞれ個別に操作する。テープが終了すれば、どちらも自動的に止まるが、途中で止めたいときは[Cancel]ボタンを押す。
    なお、メインウィンドウの右下隅の「Q0」という表示が、バッファの負荷らしい。これが最大の「Q100」になったら、バッファがあふれコマ落ちがおきるということだが、私の場合、「Q0」 以外は見たことがない。

作業自体は、Hi8の時よりも簡単である。1番うれしいのは、テープが終わったら勝手に止まってくれるので、終わりそうなタイミングで見張っておかなくてよいことである。
また、AVIファイルも分割されて作られるので、再生不良(不安定)箇所があった場合、そのシーン(イベント)の少し前から再度記録して、そのファイルの部分だけ再作成できる。私の場合、そのような場合、大体元のテープがヘタっているか記録自体の問題だったようで、再度記録しても改善しなかった。

まあ、24本中、2本ほど部分的に再生不良のテープがあったが、何とかその程度の劣化に留めて全テープの動画ファイル化が本日完了した。全部、SPモードで60分テープだったので、総ディスク容量は 13GB/時間 × 24時間= 300GB超 となった。

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2009年2月 7日 (土)

エンドー鞄

今日はお薦め品の第一弾ということで、エンドー鞄を取り上げる。エンドー鞄との最初の出会いは、もう10年近く前になると思う。場所は府中の「ダイナミック」ダイクマである。個人的には、ダイクマのバッタ屋臭さが結構気に入っていたので、よく行っていた。(今は残念ながらヤマダ電機に買われ府中の店舗もヤマダに変わってしまった。)当時、PCも入れられ、毎日仕事場に持っていくカバンを探していた。ダイクマにもそれなりにビジネスバッグがあり、大体の価格帯が2000~5000円くらいだったと思う。さすがに、ダイクマだけに安い。(安物しか置いていない。)その中で、私が気に入ったのが、PROGRESS とロゴの入った黒いバッグである。気に入った点は以下のポイントである。

  1. 軽い。生地はナイロンのような感じであり軽くて丈夫そうであった。タグを見ると、「中空糸ナイロン」採用らしい。私は、結構このようなうたい文句に弱いのだ。
  2. ノートPCが収納できた。中にウレタンで覆われているPC収納用スペースがあった
  3. 3wayであった。当時から3wayという言葉があったかどうか知らないが、要は、手で持つ、肩に下げる、背負う、という3通りの持ち方ができるということである。特にビジネスバッグの見かけをしながら、ファスナーを空けるとそこから肩ベルトが現れると言うカッコよさに強く惹かれてしまった。
  4. マチが広がる。ファスナーを空けることによって、カバンの厚みを7cm広げることができる。

1番目と2番目のポイントは買いにいく前から必要と思っていた条件であるが、それに加えて、3,4番目の機能があり、(売価ははっきり覚えていないが、確か6~7000円で他より高くて少し悩んだが、)買ってしまった。

買ってみて10年使った感想 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 良い
とにかく軽くて丈夫なのだ。買った10年前から今まで、平日はほぼ毎日使っており、時々はPCに加え重い資料類をぶち込むこともあり、取っ手の部分に激しく重量負荷が集中しているのだが、全くビクともしない。上記の1番目と2番目のポイント(機能)については文句なしである。3,4番目のポイントについては、あまり使用する機会はない(1年に数回?)のであるが、その時はあれば非常に助かる機能である。良い点ばかりで欠点はあまり思いつかないのであるが、敢えて不満を挙げるとすれば、以下の4点か。

  • それぞれのファスナに革の引き手が付いているのであるが、それが少し安っぽい。
  • カバンを床に置くと倒れやすい。下に、鋲のようなものがなく、荷物を入れると重量バランス的に前側に倒れやすい。
  • 前面のロゴのところに幅10cmくらいの小さなポケットがあり、私は名刺入れを入れているのであるが、そのファスナが勝手に半開きになる。
  • 全体にデザイン性には欠ける。無骨である。

まあ、2番目のものは、軽量とのトレードオフと思えば仕方がない。 2番目以外も普段の使用で困ることはほとんどない。

購入後、製造元などに興味があって、何度かwebで「PROGRESS」で検索したのであるが、どこのカバンか判らなかった記憶がある。が、数年前に判った。エンドー鞄である。何種類かブランドがあるのだが、PROGRESS は、どうも去年くらいに NEOPRO に名称変更されたようである。私が買ったのは、PROGRESS No.1-782、NEOPROで言う No.1-590 に相当する。HPの写真で見る限り何も変わっていないように見えるが、値段は \10,290 から \14,175 に上がっている。よく見ると、

  • PCポケットの裏地にキズの付きにくいブルーのナイレックスを使用
  • エクスパンダブルのファスナーは裏ファスナーを採用する事によりファスナーの外部からの傷つきを防止
  • カバンの底面に鋲がついた
  • メインルームファスナーにはカブセ生地を装備し、ショルダーベルトとの摩擦による傷つきを防止

が進化した点のようだ。

実は、私の10年前に買った PROGRESS もさすがに少しずつ傷んできた。具体的には、

  • 取っ手が革で巻かれているのであるが、それがもうボロボロである
  • マチを閉じているファスナの部分が一部、本体から取れかかっている。

P1010625r P1010620r P1010607r

どちらも普通の使用にはほとんど支障はないのであるが、見かけも少し悪いので、昨年、新しいカバンを買うことを思い立った。webで調べてみると、上記の4つのポイントを満たすカバンもあるようであるが、値段や(私自身の)実績から見て、PROGRESS が最適のようである。でも、残念ながら、今はどこも定価販売のようである。定価販売であれば、エンドー鞄のECサイトでも良いのであるが、もう 値上げされた NEOPRO しか売っていない一方で、他のECサイトでは、旧価格の PROGRESS がまだ売っている。

そうこうしている内に、昨年の9月に新宿のヨドバシで PROGRESS 発見。しかも、セールで10%引きの上に10%ポイント還元だという。即買いしてしまった。前と同じものでも良かったのであるが、それも少し面白くないので、横背負い(カバンの向きが横のままで背負える)の PROGRESS No.1-838 \12,075(定価) にした。NEOPRO では、NO.1-592  \14,175 に相当するようだ。

買ってみると、上で書いた「NEOPRO」の進化点のうち、4番目「メインルームファスナーにはカブセ生地を装備」は既に改良されていた。

実は、いまだに新しいカバンは使っていない。なぜなら、古いカバンでも特に支障はないからである。
どんだけ、貧乏性なのだ、自分・・・・。

【2009年5月2日追記】
最近、NEOPROの「マチの広がる位置」について仕様が変更されたようだ。
エンドー鞄のECサイトのNEOPRO No.
1-5901-592 の商品説明ページを見ればわかるように、(厚み方向で)鞄の中央部が広がるように変更されている。以前は、背面部が広がるようになっていた。これについては、同サイトの掲示板に4月22日付けで店側より以下の書込みがあった。

弊社ブランドNEOPRO ZIPROADシリーズの1-590~1-592の3モデルに付きまして、最近小変更が行われました。以前のモデルではリュックにした時に腰のベルトにマチ広がりファスナーが擦れファスナー上部の糸を傷付けてしまうという問題が多く、NEOPROブランドではファスナーを裏返しに使用し傷付き防止へと改良を致しましたが、今回更に背中との接点を完全に無くすようにマチ広がりファスナーを最背面から中央部分へと改良を加えました。弊社出荷商品は既に中央マチ広がりになっているのですが、まだ以前のモデルの在庫をお持ちの店舗様もあるかとは思いますので、各販売店様で写真の違いが生じていると思われます。

重量バランスは大丈夫か?という気もするが、コロコロと新製品をだして目先を変えるのではなく、息長く従来製品を改良していく姿勢は見上げたものだ。

【2009年5月9日追記】
今日、新宿に行く機会があったのでヨドバシに寄ってエンドー鞄をチェック。
商品は全てNEOPROシリーズに置き替わっていた。マチの位置についても、1-590について一部旧型の最背面のものも残っていたが、1-592については全て中央部に替わっていた。

【2009年5月24日追記】
追記や訂正が多すぎて記事全体がわかりにくくなっていたので、一部の追記・訂正は本文に組み込んだ。

【2009年11月28日追記】
夏くらいから新しいカバン(PROGRESS No.1-838)に切り替えた。以前のものと構造や収納スペースもほとんど同じなので大きな違和感なく愛用している。
が、1つ気になるのは、新しいうちは生地が硬めでゴワゴワ感があるのは仕方がないにしても、記事で書いた4番目の改良点「メインルームファスナーのカブセ生地」と相まって、メインルームにモノが入れにくいのだ。カブセ生地はショルダーベルトとの摩擦による擦り切れ防止が目的なのだが、ショルダーベルトを全く使わない私にとっては、ありがた迷惑な存在だ。
1つ訂正: 元の記事で、2番目の改良点「エクスパンダブルのファスナー」が裏ファスナーになっていたと書いたが、今日、自分の買ったカバンを見直してみると、裏ファスナーではなく普通のファスナーだった ・・・・・・
元の記事もコソッと訂正しておいた。スミマセン。

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2009年2月 6日 (金)

ビデオテープのデジタル化(その1)

今、過去のビデオテープのデジタル化に凝っている。
というよりも昔に撮ったテープの劣化や再生機の故障が
遅まきながら不安になってきた。そこで、早速デジタル化に着手した。

まずは、上の娘が生まれた時(約15年前)に買った SONY CCD-TR2 で撮ったHi8テープ。

CCD-TR2本体とドッキングステーション
昔のビデオは周辺機器も結構しっかりしている(たしか別売だったような・・・)

Ccdtr2

CCD-TR2 は、老体に鞭打ちながら、まだ一応は稼動するものの画質がいまいち。
実は2年前も同じように思いたって、CCD-TR2 から アナログケーブル(赤白のRCAピンとSビデオ)で I・OデータのTVチューナー&ハードウェアMPEG2キャプチャボード GV-MVP/RX2 でデジタル化しようとしたのだが、テープによっては、画面上部にスキュー(画像が斜めにゆがむ)がでたりするので、とりあえず一通りデジタル化したものの、スッキリしないままであった。

GV-MVP/RX2
TVチューナーにアナログビデオキャプチャ機能が付いた優れもの

Gvmvprx2

今回、CCD-TR2 での再生はあきらめて別の手を考えることにした。
今さら、新しいHi8機を買う選択肢はないのでオークションなどを探してみたが、安くすませようとするとノークレーム・ノーリターンのものがほとんどであまりにリスクが高すぎる。
そうこうWebで情報を集める内に、現時点では再生機としては、GV-D200 というビデオウォークマンが良さそうだという結論に至った。

GV-D200
Gvd200

決め手は、現行機なので最新の技術が(多分)投入されていることと、本体内にアナデジ変換回路を持っており、DV出力できること。とは言うものの、買えば5万円近くするし、
新宿などで借りると1泊5000円はする。さすがに1泊で撮りためていたテープをすべてデジタル化するのは辛い。
そうこうしているうちに、Yahoo オークションで1週間レンタル5000円以下でレンタルされているのを発見。(オークションって、こういう使い方も有りなのですね。)実は今までオークションを利用したことなかったので、早速、ID登録し一番安そうな1週間 \3,900 を落札。

使ってみると、(そもそもHi8テープなので)画質の違いはよくわからないが、すくなくとも画像がゆがむことなく安定している。ただ、残念なことに、DVケーブルからパソコンに取り込んで作成したAVIファイルは画像と音が少し(0.2秒くらい?)ずれてしまう。
これは、
a) GV-D200 → アナログケーブル → パソコン(GV-MVP/RX2経由) 
b) GV-D200 → DVケーブル → パソコン(DV端子) 
の2系統でパソコンに入力した画像をディスプレイ上で並べて表示すると良くわかる。
声は同時に聞こえるが、画像は b の方がほんの少し遅れている。(声は a と同期している。すなわち、bでは音声に対し少し遅れて画像が表示される。)

画質は、正直目で見てどちらが良いのかよくわからないくらいだが、ファイルの大きさは、
a は mpeg2 ファイルで1時間当たり 4GB(これはキャプチャのビットレート設定に拠るのだが私は max 12Mbps、平均 8Mbpsを使用 ==> もちろん、このビットレートでDVD化しても自宅の HDD/DVDプレーやで再生可能なのは確認済み)
b は dv-avi ファイルで1時間当たり 13GBなので、感覚的に b の方がよいのではないかという気がする。
デジタル化してしまえば、音づれは後でも修正できると思いながら、念のため、今回は、a,b 両方の方法でデジタル化することにした。(どうせ、同時に両方のデジタル化ができるので、かかる時間は変わらないし・・・)

これで、何とか、我が家の全Hi8テープ 13本/延べ1080分のデジタル化は完了した。
何と、ファイル総容量は 300GB超え。急いで、ハードディスクを追加購入したのは言うまでもない。

次は、下の娘が生まれた時(約11年前)に買った Panasonic NV-DJ100 で撮った DVテープなのだがこの話は次回

【2010年9月20日追記】
気まぐれで、CCD-TR2とGV-MVP/RX2の写真とコメントを追記した。

【2012年2月5日追記】
DVケーブルから取り込んだ avi ファイルを確認したところ、画像に対し音が進んでいることを確認したので、それに合わせて本文の表記を変更した

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2009年2月 5日 (木)

sakuraエディタ

今回はブログの第一回目ということで、私の常用しているフリーソフトを紹介します。

現在の利用頻度で言えば、タブブラウザやクリップボードソフトが「お世話になっている度」は一番なのですが、どうしても最初に紹介したいのは、sakuraエディタです。sakuraエディタ自体は、現在多分、有料/フリーを問わずテキストエディタの中ではベストの1つに挙げられるものなので「何を今さら」と思われる方も多いでしょうが、私がここで取り上げる理由は10年くらい前の最初の出会いに遡ります。

私とsakuraエディタの出会いは、1999年に半年ほど海外で仕事をすることになった時が最初です。(当時の名前をよく覚えていないのですが、確か当時も sakuraエディタだったような気がします。)このとき、急遽、海外行きが決まったので、とりあえずフリーのテキストエディタを雑誌の付録CD-ROMから3つ4つノートPCにコピーして渡航したわけですが、その中で最も使い勝手のよいのが sakuraエディタでした。とは言いながら、検索はあっても置換がないようなものでしたので、もしかして、最新版なら置換機能が実装されたのではと思いWeb上で探してみましたが、sakuraエディタ自体がさっぱり見つかりません。

そこで、やむを得ず作者の「竹パンダ」(これは当時のお名前)さんに最新版の場所を尋ねるべく不躾にメールしたのですが、そこでビックリ、時候の挨拶から始まった丁寧な返信を戴いたのでした。そこには、最新版の場所だけでなく、

  • 既に置換機能が実装されていること
  • ソフト名称を(確か)「テキストエディタ」と改名していること(どうりで私がWebで探しても見つからないわけだ・・・・)

などを非常に丁寧に説明されていました。
この時は、本当に、恐縮というか、感動というか・・・、 今でも強く印象に残っています。

それ以降、このエディタを使わせてもらっているわけですが、特に最初の頃は、一夜でマクロ機能を実装したりとすごい勢いで機能向上していったのを覚えています。その反面、「竹パンダ」さんが日々身を削って対応していることが、傍からみていても感じられるようになり、私も僭越ながら「趣味の範囲を超えない程度で」というメールを送らせていただいたのを覚えています。

とりあえず、現在、このエディタは、sakuraエディタとしてオープンソース化されて有志によって開発が続けられ、現在に至っています。

以上、取り留めのない内容になってしまいましたが、とにかく私が今も sakuraエディタを手放せないのは機能もさることながら「竹パンダ」さんという方が開発されたということで・・・

サクラエディタ一次配布サイト

 
【2009年4月5日追記】
私のお気に入りの サクラエディタの機能について記事をアップしたので、興味のある方は参照ください。 
→ 「
サクラエディタ 再び

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